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研究者586名調査:転職は研究テーマ重視、生成AIが日常化

調査レポート公表

開催日:3月31日

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調査レポート公表
研究者って転職で何を重視してるの?
同額のオファーなら「仕事内容・研究テーマの魅力」を最優先する傾向が強く、調査では25.4%が決め手に挙げ、年齢や年収に関係なく一貫してトップでした。
生成AIって研究現場でどのくらい使われてるの?
業務で生成AIを活用している研究者は72.3%に達し、そのうち41.2%は日常的に使用。文献調査や論文作成補助、データ解析など幅広く定着しています。

研究開発人材の“今”を定量化した背景と調査の手法

株式会社CoA Nexusが公表した「研究開発の未来とキャリア形成に関する実態調査 2026年3月」は、研究開発領域におけるキャリア・働き方・研究環境・市場認識の最新トレンドを把握することを目的に実施されました。プレスリリースは2026年3月31日 11時30分付で配信されています。

本調査は、2026年2月21日から2月28日の期間にインターネット調査で実施され、全国の研究開発人材(研究者・技術者)586名の回答を得ています。分析対象は年齢が60歳未満で、業務内容が「その他」に該当する回答を除外した母集団で集計されています。

研究者586名へのキャリア実態調査を公表 転職の決め手は「研究テーマ」が断トツ1位、7割超が生成AIを業務活用 画像 2

調査の概要と基本数値

調査対象の人数と実施方法、集計条件などはリサーチの信頼性を判断する際の基礎情報になります。本調査は定量的大規模調査として、研究開発の現場で実際に働く人々の声を広く拾い上げています。

以下は調査の主要データの簡潔な整理です。調査期間・対象・方法等はそのまま本調査レポートの要約として参照できます。

調査実施者
株式会社CoA Nexus
調査期間
2026年2月21日〜2月28日(インターネット調査)
回答者数
586名(分析対象は年齢60歳未満かつ業務内容「その他」を除外)
研究者586名へのキャリア実態調査を公表 転職の決め手は「研究テーマ」が断トツ1位、7割超が生成AIを業務活用 画像 3

転職の決め手は「研究テーマ」── 報酬と研究内容の相対的重要度

調査で最も明確に示された点は、研究開発人材が同一の年収オファーであれば「仕事内容・研究テーマの魅力」を最優先に転職先を選ぶという傾向です。具体的には、複数社から同額オファーが届いた際の決め手として25.4%が「仕事内容・研究テーマの魅力」を挙げ、2位の「労働時間・働きやすさ」(12.9%)に対して約2倍の差をつけました。

この傾向は年齢や年収帯の違いに関係なく一貫しており、研究者採用においては単に報酬を提示するだけでなく、魅力的な研究テーマや具体的な研究内容を明示することが非常に重要であることが示唆されています。

研究者586名へのキャリア実態調査を公表 転職の決め手は「研究テーマ」が断トツ1位、7割超が生成AIを業務活用 画像 4

年収分布と高年収層の存在

本調査では年収分布も明らかにされており、ボリュームゾーンは800〜1,200万円で全体の50.3%を占めます。また、1,200万円以上の高年収層が23.3%存在しており、高度専門職としての報酬水準の高さが確認されました。

年収とキャリア選好の関連を踏まえると、採用側は提示する研究テーマのスケール感や資金面の裏付けを明確化することで、より広い人材プールにアピールできる可能性が高まります。

項目 数値
800〜1,200万円 50.3%
1,200万円以上 23.3%
研究者586名へのキャリア実態調査を公表 転職の決め手は「研究テーマ」が断トツ1位、7割超が生成AIを業務活用 画像 5

生成AIは試用段階を脱し「日常ツール」へ── 利用実態と利用領域

生成AIの業務利用は既に広く進んでいます。本調査では業務で生成AIを活用している回答者が72.3%に達し、そのうち41.2%は「日常的に活用」していると回答しました。もはや一過性の実験ではなく、研究現場での標準的なツールとして定着しつつある状況が示されています。

生成AIの活用領域は多岐に渡り、情報収集・文献調査、論文作成補助、データ解析など、研究の各フェーズで効率化と支援をもたらしています。研究現場ではツールの活用スキルも評価要素になり得るため、研究者側・組織側双方でのリテラシー整備が課題となります。

生成AIの具体的な利用用途

調査回答者が示した生成AIの代表的な利用用途は以下の通りです。活用の深まりに伴い、業務プロセスや評価指標の見直しが必要になる場面も想定されます。

  • 情報収集・文献調査の効率化
  • 論文執筆・補助(草稿作成、文献翻訳、要約など)
  • データ解析の補助(前処理、可視化、初期解析の自動化)
  • 実験計画やプロトコル作成の支援

働き方の満足と研究環境の不満というギャップ

調査は働き方の満足度と研究環境の満足度に差があることを示しました。働き方全般に対する満足度は69.1%に達する一方で、研究開発環境の満足度は52.0%にとどまり、実に17ポイントのギャップが生じています。

設備不足を感じる研究者は68.1%に達しており、研究成果に直結するハード面や研究資源の不足が深刻な課題として浮上しました。この差分は、組織が働きやすさを整備しても研究遂行のための資源配分が伴わなければ、研究者の満足度や定着にネガティブな影響を与える可能性があることを示します。

研究者が組織に期待する要素

調査によれば、研究者が組織や機関に注目する理由の約半数は「研究テーマ・技術の先進性」にあります。次いで「人材・研究環境」「資金力・資金調達」が続き、優秀な研究者を惹きつけるには先端テーマ × 人材環境 × 資金力の三要素が必要である点が示されています。

なお、今回の調査で選ばれた具体的な「研究者が選ぶ注目企業・機関」の詳細は、次回以降の別レポートとして発表予定と明記されています。

CoA Atlasの役割と調査レポート・問い合わせ先

本調査を実施したCoA Nexusは、研究開発特化型の次世代AIマッチングプラットフォーム「CoA Atlas」を運営しています。CoA Atlasは転職支援・副業マッチング・産学連携機会の創出など、研究開発人材のキャリアを多面的に支援するプラットフォームです。

プラットフォームの特徴として、約300万人の研究開発人材データベースとAIマッチングを基盤に、研究テーマ重視のマッチングや、現職を維持しつつスキルを活かす副業機会の提供など多様なニーズに対応しています。新規登録は無料で、サービスサイト(https://atlas.coanexus.com/)から手続きが可能です。

会社名
株式会社CoA Nexus
所在地
東京都目黒区中目黒1-1-17 LANTIQUE BY IOQ 301
代表者
野崎光太(代表取締役社長)
設立
2020年9月
事業内容
研究開発人材の採用・キャリア支援、AIマッチングプラットフォームの開発・運営
URL
https://coanexus.com/
問い合わせ(広報)
E-mail:info@coanexus.com

また、調査レポートの全文提供や詳細データの提供、担当者へのインタビュー取材などメディア向けの問い合わせについては、上記の広報窓口に連絡するよう案内されています。調査レポートおよび関連資料はダウンロード可能なプレス素材として用意されています。

この記事の要点まとめ

ここまでに示した調査の主要ポイントをわかりやすく整理するとともに、主要数値を一覧化します。以下の表は本調査で公表された重要な指標をまとめたものです。

項目 内容・数値
調査名 研究開発の未来とキャリア形成に関する実態調査 2026年3月
公表日 2026年3月31日 11時30分(株式会社CoA Nexus発表)
調査期間 2026年2月21日〜2月28日(インターネット調査)
回答者数 586名(分析対象:年齢60歳未満かつ業務内容「その他」を除外)
転職の決め手(同額オファー時) 仕事内容・研究テーマの魅力 25.4%(1位)、研究費・予算の充実度 13.2%(2位)
生成AIの業務利用 利用者72.3%、うち日常的に活用する者41.2%
働き方満足度 69.1%
研究環境満足度 52.0%(働き方満足度との差:17ポイント)
設備不足を感じる割合 68.1%
注目研究テーマ(上位) AI・生成AI 31.8%、データサイエンス・機械学習 18.2%、バイオ・医療・ライフサイエンス 18.2%
年収分布(上位) 800〜1,200万円 50.3%、1,200万円以上 23.3%
CoA Atlas 研究開発特化のAIマッチングプラットフォーム(約300万人のデータベース) https://atlas.coanexus.com/

この表は調査で示された主要な数値と要点を簡潔にまとめたものです。調査レポート全文やデータ詳細、取材希望は株式会社CoA Nexusの広報窓口に問い合わせることで案内を受けられます。