キヤスク、既存服で導入可の「お直し連携」開始 ハルウララ導入
ベストカレンダー編集部
2026年4月2日 11:53
インクルーシブお直し連携
開催日:4月2日
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既存ラインのままで届ける「インクルーシブお直し連携」──開発不要で選択肢を拡げる仕組み
2026年4月2日午前に、株式会社キヤスク(千葉県習志野市、代表取締役社長:前田哲平)は、アパレルブランド向けのお直し提携サービス「インクルーシブお直し連携」を正式に開始したと発表しました。プレスリリース発表日時は2026年4月2日 09時10分です。本モデルの特徴は、ブランドが新たに専用商品を開発することなく、既存の商品構成のままで、購入後にキヤスクでのお直しを公式案内できる点にあります。
提供の背景には、障害や病気、加齢などに伴う着脱の困難さにより「着たい服」を諦める消費者が存在する現状があります。キヤスクはこの状況に対して、購入後のアフターケアとしてお直しを制度化する形でブランドと連携する新たなモデルを提示しました。
モデルの要点
この連携モデルは、アパレルブランドにとって以下のような利点を明確に示します。
- 既存の商品構成を変えずに導入できる。
- 新たな在庫リスクを負わずにインクルーシブ対応を開始できる。
- 特別企画ではなく、本業の延長線上で運用しやすい。
上記により、これまで「着られないかもしれない」「着脱が難しいかもしれない」といった理由で購入をためらっていた顧客にも、購入後の選択肢を提示することが可能になります。
Haruulala organic が第一号導入──ベビー・子ども服ブランドの具体的対応
本取り組みの連携ブランド第一号として、Sunday Morning Factory株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役:中村将人)が展開する「Haruulala organic(ハルウララ オーガニック)」が導入しました。Haruulala organicはオーガニックコットンを用いたベビー服・子ども服および出産祝いギフトを提供するブランドです。
今回の提携により、Haruulala organicの商品を購入する顧客は、障害や病気などで服の着脱に不自由がある場合でも、購入後にキヤスクでお直しを行えることを前提に商品を選びやすくなります。ブランドは個別のお直し相談を自社で抱え込む必要がなく、案内後はキヤスクが受付、相談対応、細部確認、実作業までを一貫して担います。
Haruulala organic 側の仕組みと料金
Haruulala organic経由でキヤスクのお直しを利用する場合、サービスの流れは通常のキヤスク対応と同様です。ただし料金はHaruulala organicが定める特別料金が適用されます。通常料金との差額については、Haruulala organicとキヤスクがそれぞれ負担することで、利用しやすい形に調整されています。
Haruulala organicの導入により、同ブランドは専用商品を開発することなく、従来は届け切れていなかった顧客層にも自社製品を提案できるようになります。ブランド側には在庫リスクの増加がなく、既存の商品ラインナップのまま提案幅を広げることが可能です。
- Haruulala organic 公式連携ページ
- https://haruulala.life/kiyasuku/
- Haruulala organic 公式サイト
- https://haruulala.life/
- 運営会社
- Sunday Morning Factory株式会社(設立:2017年3月、代表取締役社長:中村将人、本社:福岡県福岡市東区多の津4-14-1)
キヤスクがこれまで蓄積してきた知見と実績
キヤスクは2022年3月のサービス開始以来、障害や病気のある方々に対して既製服を個々の身体の状態に合わせてお直しするサービスを提供してきました。プレスリリースによれば、これまでにお直しを行ってきた服の点数は累計1,800点以上にのぼります。
取り扱ってきたアイテムは、Tシャツ、ブラウス、アウター、ジャケット、インナー、パンツ、スカート、スポーツウェア、学生服、ユニフォーム、着物など多岐にわたり、価格帯も手頃なブランドから高価格帯のブランドまで幅広く対応してきました。
具体的なお直し例
- 前開き・肩開き・横開き・後開きへの変更
- ボタン留めの面ファスナー化
- スラックスのウエストのゴム化
- ズボンの前ファスナー開口部の拡張
- ジーンズのお尻部分を柔らかい素材に変更
利用者からは「着られるかどうかを心配せずに服を選べるようになった」「病気になる前に着ていた服をまた着られるようになった」「みんなと同じ制服を着られるようになった」といった声が寄せられており、リピート率は75%超と報告されています。
連携の広がりとブランド向けの実装ポイント
キヤスクは今回のモデルを通じて、同様の提携をより多くのブランドへ広げることを目指すとしています。プレスリリースでは、アパレル業界全体が「より多くの人に届けたい」という姿勢を単なる標語で終わらせず、実際に届けられているかを問い直すことの重要性が述べられています。
ブランドがこの仕組みを採用する際のポイントは、既存の商品や販売リソースを活かしつつ、購入後のアフターサービスとしてお直しの選択肢を公式に設けることです。これにより、新たな生産や在庫対応の負担を最小化しながら、アクセシビリティを高めることができます。
ブランド側の主なメリット
- 既存ラインを維持しながら提案の幅を拡大できる。
- 新商品企画や追加在庫の負担を避けられる。
- 購入後の具体的な選択肢を提示することで顧客の不安を低減できる。
モデルの拡張によって、既存の服づくりの枠組みで取り残されがちだった人々にも「着たい服」を手に入れる選択肢が増えると期待されています。
関係者のコメント
- Sunday Morning Factory株式会社 代表取締役 中村将人 氏
- 「着たい服を着ることが叶わない方がいることに気づかされた。私たちの服を着たいと思ってくれた子どもたちにその気持ちを諦めてほしくないという思いから、キヤスクさんと連携することにした」と語っています。
- キヤスク 代表 前田哲平
- 「Haruulala organicさんが第一号として参加してくださったことに感謝している。誰に届けられていて誰にまだ届けきれていないのかを問い直し行動する姿勢が重要だ」と述べています。
要点の整理と問い合わせ先
以下の表に本リリースで示された主要事項を整理します。表はサービス名、発表日時、第一号導入ブランド、想定対象規模、累計実績、料金条件、問い合わせ先などを含みます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年4月2日 09時10分 |
| サービス名 | アパレルブランド向け「インクルーシブお直し連携」(キヤスクによるお直し提携サービス) |
| 第一号導入ブランド | Haruulala organic(運営:Sunday Morning Factory株式会社) |
| 想定される対象規模(国内推計) | 少なくとも約770万人(厚生労働省等の公的データをもとにキヤスクが算出) |
| 累計お直し件数 | 累計1,800点以上 |
| 利用の流れ | ブランドが購入後のお直し先としてキヤスクを案内 → キヤスクが受付・相談・お直し実施 |
| 料金 | Haruulala organic特別料金を適用。通常料金との差額はHaruulala organicとキヤスクで負担 |
| キヤスク 公式 | https://kiyasuku.com/ |
| 連携問合せ | https://forms.gle/gcuFASnWGesBVHYi8 |
| キヤスク 会社概要(抜粋) | 株式会社キヤスク(旧:株式会社コワードローブ)、代表:前田哲平、所在地:千葉県習志野市津田沼1-3-11 昭和第三ビル6階。事業:お直しサービス運営、クラウド基盤開発、ブランド支援など |
今回の発表は、アパレルブランドが既存の商品ラインナップを維持したまま、購入後のお直しという選択肢を案内することでアクセシビリティを高める新たな実装例を示しています。キヤスクはこのモデルを複数ブランドへと展開し、既存の服づくりで取り残されがちだった人たちにも「着たい服」を選べる機会を増やすことを目指すと明記しています。関連リンクや問い合わせ先は表中のURLをご参照ください。