7/4開幕、渋谷ヒカリエで女性写真家30人展
ベストカレンダー編集部
2026年4月2日 16:58
まなざしの奇跡展
開催期間:7月4日〜8月26日
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渋谷の拠点が描く再出発 ― 休館期間を機に掲げた「Bunkamura Challenge」
1989年の開館以来、複合文化施設として音楽、演劇、美術、映画など多彩な文化・芸術を発信してきたBunkamura(東京・渋谷)は、オーチャードホールを除き現在休館しています。この休館を単なる停止ではなく、自由な発想で新たな挑戦を行う機会と位置づけ、従来の取り組みを継続しつつ活動の場を拡張する方針を打ち出しました。
その名称は「Bunkamura Challenge」。感動を通じて豊かな明日につながる物語を紡ぐことを目指し、ジャンルを横断する企画を全国外部ホールや渋谷の新たな会場で展開します。詳細は公式サイトでも案内されています(https://www.bunkamura.co.jp/sp/bunkamurachallenge/)。
休館中も、Bunkamuraが大切にしてきた「人の心を動かす文化・芸術の創造と発信」は継続され、外部連携や既存企画の外部展開、移転した施設での活動などを通じて、変化する環境に対応しながら多彩なプログラムを届ける計画です。
以下では、2026年度上半期に予定されている音楽・舞踊、演劇、美術、映画、教育・育成プログラムなどの具体的なラインナップを網羅的に紹介します。
名アーティストと新作が揃う音楽・舞踊、演劇の主要企画
音楽・舞踊:ピアノデュオからオーケストラ、ダンス新作まで
2026年はオーチャードホール休館に向けた“カウントダウン”の年であり、外部ホールでの展開とオーチャードホールでの最終開催などを組み合わせたプログラムが組まれています。ピアノ・デュオ、オーケストラ定期、映画音楽プログラム、そして世界的振付家の新作ダンスなど、多様な公演が予定されています。
音楽・舞踊の主な公演は以下の通りです。出演者名や会場、開催日を具体的に示します。
- ルーカス&アルトゥール・ユッセン ピアノ・デュオ・リサイタル
公演日:2026/4/7(火)、8(水)
会場:浜離宮朝日ホール
出演:ルーカス・ユッセン、アルトゥール・ユッセン
備考:ベルリン・フィルへのデビューを果たした兄弟デュオの演奏を浜離宮で披露します。 - N響オーチャード定期 2025/2026 東横シリーズ 渋谷⇔横浜 <魅惑の映画音楽> 第136回
公演日:2026/4/19(日)
会場:横浜みなとみらいホール 大ホール
出演:ファビオ・ルイージ(指揮)、松本健司(クラリネット)
備考:首席指揮者・ファビオ・ルイージが横浜に登場。映画音楽の魅力を打ち出します。 - N響オーチャード定期 2025/2026 東横シリーズ 渋谷⇔横浜 <魅惑の映画音楽> 第137回(オーチャードホールでの節目の開催)
公演日:2026/6/28(日)
会場:Bunkamuraオーチャードホール
出演:原田慶太楼(指揮)
備考:J.ウィリアムズ直伝の指揮者が『スター・ウォーズ』『E.T.』等をN響と共に演奏。オーチャードホールでの最後の開催となる節目の回です。 - マルコス浄瑠璃『金閣寺』
公演日:2026/8/29(土)~9/6(日)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
備考:世界的に注目される振付家マルコス・モラウによるダンス新作。浄瑠璃とダンスが融合するワールド・クラスの話題作です。 - 務川慧悟×久末航 Pianos’ Conversation 2026
公演日:2026/9/6(日)
会場:Bunkamuraオーチャードホール
出演:務川慧悟、久末航
備考:一期一会のデュオを聴き比べる醍醐味があります。
音楽・舞踊のラインナップ詳細は公式の公演ページで確認できます:https://www.bunkamura.co.jp/pickup/performance.html
上記以外にも、Bunkamura Produce企画として外部ホールで展開される公演や定番企画の開催が計画されており、春から夏にかけて多彩な音楽・舞踊企画が並びます。
演劇:振り幅の大きな三ジャンルと育成プログラム(CAS)
2026年度上半期の演劇ラインナップは、歌舞伎的スペクタクル、ファミリー向けの国際舞台、そしてダンス要素を強く打ち出す新作と、幅広い表現を網羅します。いずれもシアターコクーンのこれまでの取り組みとつながる要素を含みます。
主要な演劇公演と詳細は以下の通りです。
- 歌舞伎町大歌舞伎 三代猿之助四十八撰の内『獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)』
公演日:2026/5/3(日・祝)~26(火)
会場:THEATER MILANO-Za(東急歌舞伎町タワー6F)
出演:市川中車、市川團子、市川笑也、市川笑三郎、市川寿猿、市川青虎
「こえかぶ」出演(日替り・出演日順):置鮎龍太郎、福山潤、細谷佳正、小林裕介、内田直哉、櫻井孝宏、石谷春貴、蒼井翔太、野島健児、山口勝平、速水奨、内田夕夜、東地宏樹、関智一、岡本信彦、森久保祥太郎、吉野裕行
備考:澤瀉屋との初タッグ、市川中車・團子親子の出演、THEATER MILANO-Zaでの宙乗りという大スペクタクルが見どころです。 - DISCOVER WORLD THEATRE vol.16『ウェンディ&ピーターパン』
公演日:2026/6/12(金)~7/5(日)
会場:THEATER MILANO-Za(東急歌舞伎町タワー6F)
演出:ジョナサン・マンビィ(演出)
備考:美術、映像、音楽、フライング、ダンス、アクションを融合した幻想的な舞台。シリーズ10年目の上演で新キャストを迎えます。 - 『海辺の独裁者』
公演日:2026/6/27(土)、28(日)
会場:Bunkamuraシアターコクーン
スタッフ:原作・監修:松尾スズキ、演出・振付:康本雅子
出演:松尾スズキ、康本雅子、宮崎吐夢、他
備考:松尾スズキが初めて挑むダンス公演。康本雅子とのユニット“スーパーマツヤス”による舞台表現が見どころです。
また、演劇の育成面としての取り組みも継続します。コクーン アクターズ スタジオ(CAS)は、2024年4月に開講した演劇人のための学び場で、2026年4月に第3期が始動しました。学長・松尾スズキをはじめ常任講師に杉原邦生、オクイシュージ、ノゾエ征爾、藤間貴雅、振付稼業air:man、蔵田みどり、そして第3期からは堀越涼(あやめ十八番)が加わります。
CASでは演技、日本舞踊、ダンス、歌などの実践的レッスンを行い、12月には松尾スズキがCASのために書き下ろした『アンサンブルデイズ―彼らにも名前はある―』を堀越の演出で上演する予定です。詳細は公式ページで確認できます:https://www.bunkamura.co.jp/sp/cas/
美術と映画:展覧会の拡大と多様な上映企画
ザ・ミュージアムと展覧会「まなざしの奇跡」
ザ・ミュージアムは現展示室での活動から拡大移転という新たなステージへの準備を進めています。2026年夏の目玉企画として、『まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険』を開催。総勢30名の女性写真家による多様なアプローチの作品が一堂に会する、過去に例を見ない規模の展覧会です。
本展では「写真」の枠組みを超えた表現や独自の視点での作品が集まり、揺るぎない信念を持って表現を追求する作家たちの仕事を紹介します。展覧会は渋谷の商業空間と接続する場所で開催され、来訪者と作品の間で新たな対話が生まれる設計です。
展覧会の概要:
- 会期:2026/7/4(土)~8/26(水)(会期中無休)
- 会場:ヒカリエホール(渋谷ヒカリエ9F)
- 展覧会ページ:https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/26_kiseki.html
Bunkamura Gallery 8/(渋谷ヒカリエ8F)の企画群
Bunkamura Galleryは渋谷ヒカリエ8Fに移転し、「Bunkamura Gallery 8/(はち)」として活動を継続。2026年度上半期も多彩な展示が予定されています。ヒカリエ内での連動企画が複数構成され、展覧会同士の関連性を持たせた展示構成が特徴です。
ギャラリーの開催ラインナップは以下の通りです。各会期とタイトルを正確に記載します。
- 「Deathフェス2026」連携企画 祈りの輪郭:2026/4/11(土)~26(日)
- 新作木版出版記念 永井 博 展:2026/5/1(金)~17(日)
- 吉岡耕二展 色彩の旅:2026/5/22(金)~31(日)
- Bunkamura Gallery Selection 2026(前期):2026/6/5(金)~14(日)
- Bunkamura Gallery Selection 2026(後期):2026/6/18(木)~28(日)
- 『まなざしの奇跡』連動企画 STILL/LIFE 静寂の余韻に:2026/7/4(土)~20(月・祝)
- 富田菜摘展 個展:2026/7/25(土)~8/9(日)
会場住所:Bunkamura Gallery 8/(東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8F)。ギャラリー詳細は公式ページ:https://www.bunkamura.co.jp/topics/gallery/10727.html
映画:賞レース作品と新作上映、旧作の4K/35mm上映も継続
Bunkamuraル・シネマは渋谷東映プラザに移転し、「Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下」として運営を続けます。2026年は、国際映画祭で高い評価を受けた作品や、国内外の注目作が続々と上映されます。旧作の4K/35mm上映にも引き続き注力し、いま観るべき映画を選定して紹介します。
主な上映スケジュールと作品は以下の通りです。上映開始日は正確に記載しています。
- 『罪人たち』:2026/4/3(金)より
- 『これって生きてる?』:2026/4/17(金)より
- 『サムライ 4Kレストア』:2026/4/24(金)より
- 『ドランクヌードル』:2026/5/1(金)より
- 【花様年華 25周年特別版】『花様年華 4K』『花様年華2001』:2026/5/1(金)より
- 『シンプル・アクシデント/偶然』(ジャファル・パナヒ監督):2026/5/8(金)より
- 映画監督 篠田正浩 レトロスペクティブ:2026/5/29(金)~6/11(木)限定上映
- 『シラート』:2026/6/5(金)より
- 濱口竜介監督『急に具合が悪くなる』:2026/6/19(金)より
- 『ヒンド・ラジャブの声』:2026/9/4(金)より
施設所在地:Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下(東京都渋谷区渋谷1-24-12 渋谷東映プラザ 7F&9F、1F:チケットカウンター)。映画関連の詳細は公式ページ:https://www.bunkamura.co.jp/cinema_miyashita/
あわせて、ル・シネマ各階ロビーには小さなスタンドカフェとして『ドゥ マゴ パリ プチカフェ』が営業。タルトタタンやオリジナルブレンドコーヒーなど、映画体験に寄り添うメニューを提供します(https://www.bunkamura.co.jp/magots/)。
育成・地域連携プログラムと参考資料
若手育成『Discover Future Stars』と地域連携『Bunkamuraオープンヴィレッジ』
Bunkamuraはオフィシャルサプライヤーの支援を受け、若い才能を発掘・育成する継続的プログラム「Discover Future Stars」を展開しています。この取り組みは、文化・芸術を通じて多様な背景を持つ人々が自分の可能性を発見する機会を提供し、次世代の文化芸術の担い手を育むことを目的としています。
プログラムの詳細や応募・参加の案内は公式ページで公開されています:https://www.bunkamura.co.jp/sp/dfs/
また、地域や場所を横断して文化・芸術の裾野を広げる情報発信・アウトリーチ活動として、「Bunkamuraオープンヴィレッジ」を展開中です。渋谷エリアでの日本美術や日本文化をテーマにした企画「渋アート」や、日本各地の文化をマンガデザインで紹介する「マンガデザインで文化ツーリズム」などを通じ、学びや体験の機会を地域に提供します。詳細は公式ページ:https://www.bunkamura.co.jp/sp/openvillage/
参考資料と関連リリース
今回の発表に関連する過去のリリースは、ザ・ミュージアム移転に関するニュースリリース(2025/03/12)およびオーチャードホールの休館とBunkamuraの活動継続に関するニュースリリース(2025/12/10)が参照可能です。
- ザ・ミュージアムの移転に関するニュースリリース(2025/03/12):https://www.bunkamura.co.jp/company/information/images/img_9553/20250312.pdf
- オーチャードホールの休館とBunkamuraの活動継続に関するニュースリリース(2025/12/10):https://www.bunkamura.co.jp/company/information/images/img_10507/co_20251210-Bunkamura.pdf
この記事の要点まとめ
以下の表に、本記事で触れた主要な企画・日程・会場・出演者・関連情報を整理しました。表で示したとおり、Bunkamuraは休館期間を活かしながら外部会場や移転先で多岐にわたる企画を連続的に展開します。
| 分野 | 企画名/作品 | 会期/公演日 | 会場 | 主な出演・スタッフ |
|---|---|---|---|---|
| 音楽 | ルーカス&アルトゥール・ユッセン ピアノ・デュオ・リサイタル | 2026/4/7、4/8 | 浜離宮朝日ホール | ルーカス・ユッセン、アルトゥール・ユッセン |
| 音楽 | N響オーチャード定期 第136回(東横シリーズ) | 2026/4/19 | 横浜みなとみらいホール 大ホール | ファビオ・ルイージ(指揮)、松本健司(クラリネット) |
| 音楽 | N響オーチャード定期 第137回(節目) | 2026/6/28 | Bunkamuraオーチャードホール | 原田慶太楼(指揮) |
| 舞踊 | マルコス浄瑠璃『金閣寺』 | 2026/8/29~9/6 | 東京芸術劇場 プレイハウス | 振付:マルコス・モラウ |
| 音楽 | 務川慧悟×久末航 Pianos’ Conversation 2026 | 2026/9/6 | Bunkamuraオーチャードホール | 務川慧悟、久末航 |
| 演劇 | 歌舞伎町大歌舞伎『獨道中五十三驛』 | 2026/5/3~5/26 | THEATER MILANO-Za | 市川中車、市川團子 他/こえかぶゲスト多数 |
| 演劇 | 『ウェンディ&ピーターパン』(DISCOVER WORLD THEATRE vol.16) | 2026/6/12~7/5 | THEATER MILANO-Za | 演出:ジョナサン・マンビィ |
| 演劇 | 『海辺の独裁者』 | 2026/6/27、6/28 | Bunkamuraシアターコクーン | 原作・監修:松尾スズキ/演出・振付:康本雅子 |
| 展覧会 | まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険 | 2026/7/4~8/26 | ヒカリエホール(渋谷ヒカリエ9F) | 出展:総勢30名の女性写真家 |
| ギャラリー | Bunkamura Gallery 8/ 上半期ラインナップ各展 | 2026/4~8月 各会期に準拠 | 渋谷ヒカリエ8F | 永井博展、吉岡耕二展、富田菜摘展 他 |
| 映画 | 各種上映(例:『シンプル・アクシデント/偶然』『シラート』『急に具合が悪くなる』等) | 2026/4~9月 各作品の公開日参照 | Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下(渋谷東映プラザ) | 国内外の注目作、旧作4K/35mm上映も継続 |
| 育成・地域連携 | Discover Future Stars / Bunkamuraオープンヴィレッジ | 通年(詳細は公式ページ参照) | 渋谷エリアほか | 若手育成、地域向けプログラム |
上の表はこの記事で紹介した企画の要点を整理したものです。各企画の詳細、チケット情報、最新の公演スケジュールや会場案内はBunkamuraの公式サイトにて随時更新されます(関連リンクは本文中に記載)。
今回発表されたラインナップは、休館期間の制約を背景にしつつも、外部連携や移転先での活動、育成プログラムの継続によって、Bunkamuraがこれまで培ってきた文化発信の軸を維持しつつ拡張していく内容となっています。今後の具体的なスケジュールや参加方法は公式情報を参照してください。