デンマークPoCで『ころやわ®』の有効性を検証、欧州展開に手応え
ベストカレンダー編集部
2026年4月3日 11:52
デンマークPoC検証
開催期間:1月1日〜3月31日
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デンマークVesthimmerlandで実施されたユーザー参加型PoCの全体像
株式会社Magic Shieldsは、2026年1月から3月にかけてデンマークで行われたユーザー参加型PoC(概念実証)において、衝撃吸収フロア&マット『ころやわ®』の受容性と実装可能性を検証しました。本リリースは2026年4月3日09時00分付で発表されており、同社(本社:静岡県浜松市、代表取締役CEO:下村明司)が主体となって取り組んだ検証の報告です。
本PoCは、日本側の株式会社ウィルグループとデンマークのPublic Intelligenceと連携し、欧州進出を見据えた実装可能性の確認を目的としてVesthimmerland Living Labで実施されました。Living Labは生活環境を再現した場として、市民・専門職・行政・企業が共創する評価環境を提供します。
実施概要と検証手法
以下は本PoCの主要な実施概要と検証手法の整理です。複数回のシミュレーションを通じて、製品の有効性・安全性・受容性・運用面などを多面的に評価しました。
検証は観察、インタビュー、ワークショップを組み合わせ、実際の生活動線に近い形での設置と利用を通じて行われました。専門職や市民の生の意見を得ることで、現場導入時に想定される課題の抽出も行われました。
- 検証製品
- 衝撃吸収フロア&マット『ころやわ®』
- 実施期間
- 2026年1月〜3月
- 実施場所
- Vesthimmerland Living Lab(デンマーク)
- 参加者構成
- 理学療法士、看護師、介護職、IT・セキュリティ担当者、Vesthimmerlandの高齢者、社会福祉系の学生など多様なステークホルダー合計35名
- テスト方法
- 4回のシミュレーションを実施。観察、インタビュー、ワークショップを通じた定性的評価
- 評価観点
- 製品特性・使用感、衛生管理・清掃性、耐久性・安全性、市民受容性、商流・価格設定、実装条件(動線・連携)
- 参考資料
- 開始時リリース: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000076.000078980.html
参加者からの評価と現地で得られた具体的な声
PoCの結果、『ころやわ®』は転倒時の骨折リスク低減に資する有効なソリューションとして高い評価を受けました。特に既存のマット類で指摘されがちだった段差の問題、設置の煩雑さ、外観といった点を床と一体化する設計で解決していることが評価につながりました。
評価は専門職(理学療法士、福祉技術コンサルタント等)と市民の双方から寄せられており、夜間の離床や段差移行が難しい利用者に対する利便性、衛生面や品質感に対する信頼性が指摘されました。
- 「この床は転倒による傷害を大きく減らせる、とても良いアイデアだと思います。」― 理学療法士
- 「センサー付きの床は、品質が劣り不衛生と感じられがちな他の製品の代替になり得ます。」― 福祉技術コンサルタント
- 「マットを置きたがらない、または床の段差移行が難しい市民にとって良い選択です。」― 理学療法士
- 「床とマットを組み合わせ、個々の住環境に柔軟に適応できる点が良い。」― 市民評価参加者
- 「床一体型の衝撃緩和は、夜間離床時の骨折リスク低減につながる可能性が高い。」― 理学療法士
設置の様子と生活空間での受容性
Living Lab内に再現された生活空間に『ころやわ®』を設置し、床の見た目や段差の有無、歩行時の安定性などを参加者が評価しました。床と一体化する設計は、見た目の違和感を低減し、介護現場や高齢者住宅での受容性を高める要因とされました。
センサー連携の有無や清掃性については専門職から具体的な課題提起があり、評価項目として詳細に検討されました。これらの意見は、導入時の運用手順や保守設計に反映されることが想定されます。
PoCで明確になった課題と対応方針
高評価を得た一方で、実運用を見据えた課題も浮かび上がりました。主な課題は衛生管理、耐久性(長期使用時の性能保持)、浴室・洗面所など水まわり環境への対応、センサー連携やIT側のセキュリティ要件などです。
これらの課題は、現場導入前に技術的・運用的な検討が必要であり、Magic Shieldsは今後のエビデンス構築やパイロット導入で順次対応を進める意向です。以下に課題と想定される対応を整理します。
- 衛生管理・清掃性: 使用材料や表面処理、清掃手順の最適化。
- 耐久性: 長期負荷試験や実運用に近い条件での耐久評価の実施。
- 水まわり対応: 浴室・洗面所での素材選定と防水設計、排水・乾燥を含めた検証。
- センサー連携・IT要件: センサー精度の向上、データの取り扱いおよびセキュリティ対策の整備。
- 商流・価格設定: 欧州市場での流通チャネルと価格戦略の具体化。
| 課題 | 具体的な対応案 |
|---|---|
| 衛生管理・清掃性 | 抗菌表面処理、清掃手順マニュアルの作成、薬剤耐性試験 |
| 耐久性 | 長期実使用シミュレーション、耐摩耗試験の強化 |
| 水まわり環境 | 防水化設計、排水対策、乾燥・カビ対策の検証 |
| センサー連携 | 通信プロトコルの標準化、データ暗号化、プライバシー保護方針の整備 |
| 商流・価格 | 現地流通パートナーの選定、価格設定モデルの検討 |
欧州展開に向けた整理と企業情報
本PoCによって『ころやわ®』はデンマークの厳格な評価環境のもとでも有効性・受容性を確認されました。Magic Shieldsはデンマークでのパイロット導入、エビデンス構築を進め、それを起点に北欧諸国およびEU各国への展開を図る方針です。
以下に、製品および企業の主要情報をまとめます。欧州展開の信頼性を高めるために必要な実績や連絡先も併記します。
『ころやわ®』の実績と目的
『ころやわ®』は高齢者の転倒による大腿骨骨折などの怪我リスク低減を目的に開発された特殊構造の衝撃吸収フロア&マットです。病院や特別養護老人ホーム、有料老人ホーム等の介護施設を中心に既に1,000以上の施設に導入されています。
法人向け販売枚数実績では、緩衝マット・クッションカテゴリにおける2025年の年間販売数シェアで78%を達成し、カテゴリ1位となっています(対象:2025年1月~12月、大手卸販売X社カタログ販売実績より)。また、500床以上の病院408施設のうち118施設が導入済で、同規模病院の28%が導入しているというデータも公表されています(自社調べ2025年7月16日時点)。
- 会社名
- 株式会社Magic Shields(マジックシールズ)
- 所在地
- 静岡県浜松市中央区鍛冶町100-1 ザザシティ浜松中央館 B1F・FUSE
- 代表者
- 代表取締役 下村 明司
- 設立
- 2019年11月
- 公式サイト
- https://www.magicshields.co.jp
- 『ころやわ®』特設サイト
- https://www.magicshields.co.jp/diy/ または https://www.magicshields.co.jp/coroyawa
- 問い合わせ
- メール: contact@magicshields.co.jp / 電話: 050-1742-4700(平日10:00〜17:00) / 問い合わせフォーム: https://www.magicshields.co.jp/contact/
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施主体 | 株式会社Magic Shields(協力:株式会社ウィルグループ、Public Intelligence) |
| 実施期間 | 2026年1月〜3月 |
| 実施場所 | Vesthimmerland Living Lab(デンマーク) |
| 参加者 | 専門職・IT担当・市民・学生等 35名 |
| 検証対象 | 衝撃吸収フロア&マット『ころやわ®』 |
| 主要評価項目 | 製品特性・使用感、衛生管理、耐久性、安全性、市民受容性、商流・価格、実装条件 |
| 主要成果 | 床と一体化する設計が高評価。転倒による骨折リスク低減の有効性が支持される |
| 現時点の課題 | 衛生管理、耐久性、水回り対応、センサー連携、商流・価格設定 |
| 次のステップ | デンマークでのパイロット導入・エビデンス構築、北欧・EU各国への展開準備 |
| 導入実績 | 1,000以上の導入施設、2025年カテゴリシェア78%、500床以上病院の導入率28%(118/408) |
本PoCは、福祉先進国の厳しい評価基準のもとで日本製介護ソリューションの有効性と受容性を確認した点に意義があります。得られた評価と課題は、実運用に向けた具体的な改善項目として整理されており、パイロット導入とエビデンス蓄積を通じて欧州市場での実装可能性をさらに高めることが期待されます。
お問い合わせや追加情報の閲覧は、公式サイトおよび問い合わせ窓口をご参照ください(公式サイト: https://www.magicshields.co.jp、特設サイト: https://www.magicshields.co.jp/diy/、問い合わせ先: contact@magicshields.co.jp、電話: 050-1742-4700)。