ガンマ波搭載の限定イヤホン「kikippa HERALBONY」
ベストカレンダー編集部
2026年4月3日 12:48
kikippaイヤホン HERALBONY発売
開催日:4月3日
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テクノロジーと表現が出会った経緯 ― 「私という多重色。」というコンセプト
2026年4月3日、株式会社ヘラルボニーとピクシーダストテクノロジーズ株式会社(以下 PxDT)が連携し、塩野義製薬と共同開発した技術を搭載するオープンイヤー型イヤホンの限定モデル「kikippa イヤホン HERALBONY モデル」が発表され、同日よりPxDT公式オンラインストアにて販売が開始されます。本モデルは、3種のアートを起用した各1,000個、合計3,000個の限定生産です。
両社の協働は、テクノロジーによる身体や感覚への介入と、障害を起点に文化や社会のあり方を問い直してきたアート活動とが重なり合った結果として提示されました。コンセプトは「私という多重色。」。日々の様々な時間の重なりを一人ひとりの色として捉え、ひとつの色に決めない表現を続けてきたHERALBONYの3名の契約作家のアートをまとったイヤホンを通して、新しいオーディオ体験を提供することが狙いです。
共創の背景と目的
PxDTは塩野義製薬と共同で開発した「ガンマ波サウンド™」を始めとする波動制御技術を用い、生活や社会に寄り添うプロダクト開発を進めてきました。一方のヘラルボニーは、障害のある作家の作品を支援・流通させることでイメージの変容と持続可能なビジネスモデルを志向してきました。
今回のコラボレーションは、日常のなかで「自分に向き合うスイッチ」を提供することを目指しています。テクノロジー側が生み出す感覚の介入と、アートが提示する多様な「私」のあり方が組み合わさることで、聴覚体験と内面の時間をつなぐ新たな選択肢を提示する構成です。特設サイトはhttps://kikippa-meets-heralbony.com/に開設されています。
製品の技術と仕様 ― ガンマ波サウンド™の意図とイヤホンの基本機能
本モデルに搭載されるのは、ピクシーダストテクノロジーズと塩野義製薬が共同で開発した「ガンマ波サウンド™」と称する音響処理技術です。プレスリリースではこの技術を「入力される音声に含まれる部分信号に40Hzの振幅変調を行って音声を加工する技術(特許取得済み)」と定義しています(※1)。
ガンマ波(40Hz前後)は記憶や集中力と関係すると報告されており※2、kikippaイヤホンはこの周期で音声を変調することで、日常の中で脳への刺激を手軽に行えるように設計されています。ガンマ波サウンドモードはオン/オフ切替が可能で、オフにすれば通常のイヤホンとして使用できます。
主要な仕様と特徴
製品はオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンで、耳をふさがないため環境音や会話を取り込みながら「ながら聴き」が可能です。通勤や家事、運動など日常の様々な場面で使える設計になっています。
オーディオの物理仕様としては、専用設計の大口径16mmドライバーを搭載し、異素材を組み合わせたハイブリッド構造のダイヤフラムにより、低域の量感から高域の伸びまでを再現することがうたわれています。装着安定性のための独自機構「フレックスイヤーサポート」や、置くだけで簡単に充電できる充電スタンドを採用しています。
- 形式:オープンイヤー ワイヤレスイヤホン
- ドライバー:16mm 大口径(専用設計、ハイブリッドダイヤフラム)
- 装着機構:フレックスイヤーサポート(装着安定化)
- 充電方式:置くだけ充電(充電スタンド付属)
- ガンマ波サウンド™:40Hz前後の振幅変調を用いる特許取得済み技術(オン/オフ切替可)
販売情報、限定仕様、アートについて
製品名はkikippaイヤホン HERALBONY モデル。希望小売価格は34,900円(税込)。充電スタンドとケーブルがセットになっています。販売開始日は2026年4月3日(金)、販売はPxDT公式オンラインストア(https://pxdt-store.com/ または https://pxdt-store.com/ にて案内)から行われます。製品のお届けは2026年4月下旬を予定しています。
生産は限定で、3種のアート各1,000個、合計3,000個の限定生産です。2026年4月中に購入した先着購入者には、HERALBONYデザインの限定ネオプレン製ポーチ(一般発売時想定価格:5,500円税込)を特典として提供します。ポーチはイヤホン本体とは別送で5月中に配送予定です。なお、この早期購入特典はPxDT公式オンラインストア経由の注文のみが対象で、Amazon販売チャネルは対象外です。注文したイヤホンと同じアート作品のポーチが届きます。
起用されたアートと作家の紹介
本モデルに採用されたアートは以下の3点です。各作品と作家の活動背景が製品のコンセプトと結び付きます。
- 作品名:≪イクツモノスタートチテン≫
- 作家:fuco:(佐賀県)。学校に行けない時期に母から渡された紙とペンで丸(マル)を描き始め、創作を継続。近年はマル、サンカク、シカクなど複数モチーフを大きなキャンバスに描き続けています。表現に伴う言葉は限られますが、繰り返しの言葉とともに作品が生まれることがあります。
- 作品名:≪夜景≫
- 作家:伊賀敢男留(Kaoru Iga)(東京都)。2015年の出展を契機に本格的に制作を開始し、絵の具やパステル、色鉛筆を用いた平面作品やコラージュ、立体作品を制作。音楽や旅行を好み、20年以上チェロを習う。会話が苦手な一方で他者との関わりには積極的で、2023年にはHERALBONYキービジュアルのモデルも務めました。
- 作品名:≪迷路≫
- 作家:高田祐(Yu Takada)(茨城県・自然生クラブ)。太鼓、絵画、ダンスと多面的に表現を行い、主にディズニーランドや迷路をモチーフに作品を制作。線をつなぐことで生まれる多重構造の迷路は観る者を引き込みます。穏やかな時間を好み、お気に入りの本を並べて楽しむ一面もあります。
音楽プロジェクト「ROUTINE RECORDS」との連動、制作スタッフ
今回のコラボレーションはHERALBONYが展開する音楽プロジェクト「ROUTINE RECORDS」と連動しています。ROUTINE RECORDSは主に知的に障害のある人が日常で繰り返す行動に着目し、その“音”を素材として音楽へと昇華する取り組みです。日常のリズムを丁寧に聴き取り、音楽として社会へ届けることを目的としています。
本プロジェクトでは3名の起用作家が日常で繰り返す常同行動や演奏音を素材とし、音楽家のharuka nakamura氏がオリジナル楽曲を制作しました。楽曲タイトルは「A Walk in Dialogue / haruka nakamura meets ROUTINE RECORDS by HERALBONY – PROJECT 2026」。制作には音楽プロダクションや複数のスタッフが参加しています。
楽曲と制作参加者の詳細
楽曲のプロダクションはKyoko Yamaguchi(one cushion ,inc)が担当し、作家側の音(ピアノ、チェロ、太鼓、歌など)がharuka nakamura氏のピアノや即興演奏と対話する形で編まれています。haruka nakamura氏は、制作にあたりドキュメンタリー映像を通じて作家たちの日常と演奏の姿を観察し、それらを元にピアノの即興演奏を基軸に楽曲を構成した旨のコメントを寄せています。
制作スタッフ(主な担当)は以下の通りです。
- Music by: haruka nakamura
- Music Production: Kyoko Yamaguchi (one cushion ,inc)
- Artists: fuco:, kaoru iga, yu takada
- Business Producer: 亀山紘治
- Creative Director/Planner: 阿部麗実
- Project Director: 鈴木萌菜
- Copywriter: 竹田芳幸
- Photographer/Graphic Designer: 寺内暁
- 映像制作: C3Film
- Photographer: 尾崎芳弘(DARUMA)
- ジャケットデザイナー: MIKATA 加藤雅尚
haruka nakamura氏はコメントで、作家たちが楽器を演奏する際の表情と日常の音が自然に混ざり合ったこと、そして制作過程での即興的な対話を通じて「日常の散歩道を共に歩くような」作品を目指したことを述べています。
著作表記とクレジットの注意
プレスリリースでは、アートデータを使用する際には作品タイトルと作家名の明記を必須としており、掲載されている画像データはいずれも著作権者の作品である旨が明記されています。
また、ガンマ波サウンド™、kikippa及び関連するロゴはピクシーダストテクノロジーズ株式会社の商標または登録商標であること、掲載の会社名・ロゴ等は各社の商号・登録商標・商標である旨の注意書きが添えられています。
関係各社の役割と企業情報、最後に要点の整理
本コラボレーションに関わる主な組織は以下の通りです。ピクシーダストテクノロジーズは波動制御技術やコンピューティングを掛け合わせる研究開発を基軸に、ヘルスケア&ダイバーシティ領域やワークスペース等への応用を目指す企業です。ヘラルボニーは障害のある作家の作品管理やIPライセンス、ブランド運営を行うクリエイティブカンパニーです。
以下にプレスリリースで示された企業情報の要点を整理します。両社の連携はテクノロジーによる感覚介入とアートの社会実装が交差する事例として位置づけられます。
- ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
- 所在地:東京都中央区八重洲二丁目2番1号。代表者:落合 陽一、村上 泰一郎。コーポレートサイト:https://pixiedusttech.com/。オンラインストア:https://pxdt-store.com/。
- 株式会社ヘラルボニー / HERALBONY Co.,Ltd.
- 本社所在地:〒020-0026 岩手県盛岡市開運橋通2-38、東京拠点:〒104-0061 東京都中央区銀座2丁目5−16 銀冨ビル3F受付。代表者:松田 崇弥、松田 文登。コーポレートサイト:https://www.heralbony.jp。オンラインストア:https://store.heralbony.jp/。
以下の表は本記事で取り上げた主要項目を整理したものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | kikippaイヤホン HERALBONY モデル |
| 発売日 | 2026年4月3日(金)販売開始(発送は2026年4月下旬予定) |
| 価格 | 34,900円(税込、充電スタンド・ケーブルセット) |
| 生産数 | 限定3,000個(各アート1,000個×3) |
| 先行購入特典 | 4月中の購入でHERALBONYアートのネオプレン製限定ポーチ(別送、5月中のお届け予定)。PxDT公式オンラインストア注文のみ対象(Amazonは対象外)。 |
| 搭載技術 | ガンマ波サウンド™(入力音声の一部を40Hzで振幅変調、特許取得済)。モードはオン/オフ切替可。 |
| 主な技術仕様 | オープンイヤー、16mm大口径ドライバー、ハイブリッドダイヤフラム、フレックスイヤーサポート、置くだけ充電 |
| 起用アート/作家 | ≪イクツモノスタートチテン≫(fuco:)、≪夜景≫(伊賀敢男留 / Kaoru Iga)、≪迷路≫(高田祐 / Yu Takada) |
| 音楽プロジェクト | ROUTINE RECORDS連動、楽曲「A Walk in Dialogue」Music by haruka nakamura、Music Production / Kyoko Yamaguchi |
| 関係企業 | ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(開発・販売)、株式会社ヘラルボニー(アート提供) |
| 注意事項 | ガンマ波サウンド™、kikippa等はPxDTの商標または登録商標。アート画像使用時は作品タイトルと作家名の表記が必要。 |
本件はテクノロジーによる知覚介入と、障害のある作家が生み出す表現を製品化・流通させる試みを同時に提示しています。商品仕様、販売方法、特典、関係者や制作スタッフ、著作表記など、プレスリリースに記載された情報を上記に漏れなく整理しました。