5月4日文学フリマで先行発売『モンゼニウム』短編集
ベストカレンダー編集部
2026年4月3日 14:18
文学フリマ先行発売
開催日:5月4日
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門前典之の短篇群が一冊に――『モンゼニウム 門前典之作品塊』の全容
書泉・芳林堂書店は、作家・門前典之の最新刊『モンゼニウム 門前典之作品塊』をオリジナル文庫として制作し、2026年5月4日(月・祝)より販売を開始することを発表しました。本作は門前典之の25年にわたる作家活動から厳選された短編の全五作を収録し、書き下ろしの新作「デッドボルト(閂)」を含む完全版的短編集です。短編がこれまでに4作しか発表されてこなかったという稀有な状況を踏まえ、既存の読者にも初心者にも手に取りやすい単行本としてまとめられています。
門前典之は2001年、『建築屍材』で鮎川哲也賞を受賞して作家デビュー。代表作には『屍の命題』『浮遊封館』(原書房)、『友が消えた夏 終わらない探偵物語』(光文社文庫)などがあり、作家であり一級建築士としての専門知識を作品世界に反映させることで知られます。本書はその専門性と奇想に満ちた作風を短篇という形で濃縮したもので、門前作品のエッセンスを一冊で体感できる構成になっています。
収録作品と作品概要
本書は全五作を収録しており、そのうち一編は書き下ろしです。収録作品は、門前典之がこれまで紡いできた物語的要素と、建築的ディテールや独特の仕掛けが融合した短篇群です。中でも書き下ろしの「デッドボルト(閂)」は、城ミステリの要素を持つ本格的な傑作として位置づけられています。
冒頭の短篇では、二宮征治という人物が密室に監禁された男の監視を命じられ、自らも小屋に閉じ込められるという設定が描かれます。監視している側と監視されている側の立場が逆転するような緊張感、閉ざされた空間での心理戦、そして建築的な細部が物語の鍵となる展開が特徴です。
- 収録数:全5作(書き下ろし「デッドボルト」含む)
- ジャンル:短編集(ミステリ、城ミステリ的要素、奇想)
- 作家の経歴ハイライト:2001年 鮎川哲也賞受賞(『建築屍材』)、一級建築士としての背景
発売日・先行販売と予約方法、流通スケジュール
本作は2026年5月4日(月・祝)に文学フリマ東京42会場で先行販売が行われます。会場販売後、書泉・芳林堂書店の各店舗および書泉オンラインでは2026年5月5日(火・祝)から順次販売を開始します。なお、書泉オンラインでの予約受付は2026年4月3日(金)より開始されます。
予約については、遠方などでイベントや店舗での購入が難しい読者のために通販を利用できるよう準備されています。予約締切日は2026年5月4日(月)で、商品のお届けは2026年5月上旬頃の出荷が予定されています。
文学フリマ東京42での先行販売・イベント参加
先行販売は2026年5月4日(月・祝)開催の文学フリマ東京42会場(東京ビッグサイト南3・4ホール)で実施されます。書泉・芳林堂書店のブースは「ね-41・42」〈芳林堂書店高田馬場店〉スペースとして出展されます。同会場では門前典之氏の参加が予定され、来場者との交流やサイン対応が行われる見込みです。
当日の対応については混雑時に整理券配布を行う場合がある旨が明記されています。会場での購入を希望される場合は、当日の運営に従ってください。
予約・購入に関するURLと重要日程
予約・購入に関する主要情報は以下の通りです。いずれも公式の案内ページが設けられています。
- 予約開始日
- 2026年4月3日(金)
- 予約締切日
- 2026年5月4日(月)
- 先行発売(会場)
- 2026年5月4日(月・祝) 文学フリマ東京42(東京ビッグサイト南3・4ホール)
- 一般販売開始(店舗/オンライン)
- 2026年5月5日(火・祝) 書泉・芳林堂書店 各店舗/書泉オンライン
- 出荷予定
- 2026年5月上旬頃
予約ページ/商品ページURL:
企画の背景と制作体制、関係者のコメント
今回の刊行は、書泉・芳林堂書店が2024年12月以降に文学フリマ東京で展開してきたオリジナル書籍の同人誌出版活動の一環として位置づけられます。これまでに発表された作品には飛鳥部勝則『フィフス』『フィフス2 密室愛』、篠たまき『観音異聞』、二階堂黎人『永遠への冒険』の4作があり、本施策はその流れに連なるものです。
門前典之との関係では、過去に復刊施策を2度行い、品切れ著作の再流通を実現してきました。今回の短編集制作は、現状でアクセスしにくい短編をより入手しやすくするために、書店側が主体となって企画を起案・制作したものです。カバーイラストは岡添健介が担当し、門前作品の世界観を可視化するアートワークが付随します。
門前典之(著者)コメント
門前典之は、本書について「私がこの15年間に発表した短編5作(書き下ろし新作『デッドボルト』含む)からなる作品塊です」と述べています。短編集には女子小学生探偵やサブキャラ川崎警部が主役となる話、捕り物帳風の作品、また“一見まとまりのないように見えるが未知なるエレメント『モンゼニウム』に引き寄せられた作品群”という構成意図が語られています。
作者コメントは、短編集が一定の統一概念に基づく「作品塊」として読者に提示されることを示しています。門前作品の特徴である読者を欺く仕掛けや、奇想の要素が短篇を通じて確認できることが示唆されています。
岡添健介(装画担当)コメント
装画を担当した岡添健介は、本書の装画制作にあたり「ミステリーとしての不穏さや先の見通せない謎、そして建築との関わりをほのかに匂わせることで本書の魅力を描き出すことを意識した」と述べています。装画は読者の目を引くだけでなく、読後に作品世界をより深く味わうための手がかりとなることを狙いとしています。
また、未読の読者に対してまず関心を引くこと、読後には作品と装画の関係性に改めて目を向けてもらうことを目標に制作が行われたと説明されています。
芳林堂書店高田馬場店 山本さん(企画起案者)コメント
企画起案者の山本さんは、短編の一つ「神々の大罪」に言及し、門前作品の一風変わった作風とサービス精神に触れています。同氏は作品数が少ない現在の状況を踏まえ、「気軽に手に取れるように一冊にまとめた」と企画意図を説明しています。
山本さんのコメントは、書店側が読者の利便性と作品の継続的な流通を重視して企画したことを示すものであり、復刊や再流通の取り組みと合わせた活動の一貫性が強調されています。
商品仕様、価格、関連企画の実績と会社概要
本書の基本的な商品仕様は以下の通りです。判型はA6判、ページ数は268ページ、価格は1,500円(税込/本体価格1,364円+消費税126円)です。なお、書影は現在作成中であり、実際の仕様とは異なる場合がある旨が案内されています。
加えて、本企画は書泉の「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」といった復刊・再流通企画の流れに乗るものであり、これまで第1シーズン・第2シーズンを通じて多くの復刊を達成してきた実績があります。第1シーズン(2023年8月~2024年8月)では25作品を復刊し総計で2万冊以上を販売、第2シーズン(2024年11月~2025年10月/2024年12月~2026年1月)でも合計で1万5千冊以上を販売したと記載されています。
商品情報(要点)
書名:『モンゼニウム 門前典之作品塊’
著者:門前典之
- 判型:A6判
- ページ数:268頁
- 販売価格:1,500円(税込・本体1,364円+消費税126円)
- 発売日:2026年5月4日(先行発売)、一般販売は2026年5月5日から
- 書影:作成中のため実際の仕様とは異なる場合あり
書泉・芳林堂書店の企画実績と会社情報
書泉は「書泉」「芳林堂書店」の二つの屋号で複数のジャンルにわたる書籍や雑貨を取り扱い、著者関連イベントも多数実施している書店チェーンです。「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」企画により過去2年間で多数の復刊を実現し、合計で数万冊の販売実績を持っています。
株式会社書泉の公式サイト:https://www.shosen.co.jp/
掲載記事リンクと要点整理
本件に関連する過去の掲載記事や企画紹介は複数のリンクで案内されています。これらは書泉・芳林堂書店が進める復刊や同人出版の取り組みと関連する事例を示すもので、今回の刊行がその一環であることを裏付けます。
掲載記事の主要リンクは以下の通りです。
- 飛鳥部勝則『フィフス2 密室愛』の同人誌出版に関する告知(PRTIMES)
- 復刊企画『Re文庫』開始と第1弾『Aクラス麻雀』復刊告知(PRTIMES)
- うえお久光『紫色のクオリア』復刊告知(PRTIMES)
- 復刊企画の実績報告(2年で40作品を復刊)
参考として、書泉の関連ページや企画案内も参照可能です:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | 『モンゼニウム 門前典之作品塊』 |
| 著者 | 門前典之(鮎川哲也賞受賞作家、一級建築士) |
| 収録 | 短編全5作(書き下ろし「デッドボルト」含む) |
| 判型 / ページ | A6判 / 268頁 |
| 価格 | 1,500円(税込) |
| 先行発売 | 2026年5月4日(文学フリマ東京42 会場:東京ビッグサイト南3・4ホール) |
| 一般販売開始 | 2026年5月5日(書泉・芳林堂書店各店、書泉オンライン) |
| 予約開始 | 2026年4月3日(書泉オンライン) |
| 予約締切 | 2026年5月4日 |
| 出荷予定 | 2026年5月上旬頃 |
| 装画 | 岡添健介(カバーイラスト) |
| 流通・企画 | 書泉・芳林堂書店(オリジナル文庫、同人誌形式での制作) |
以上の内容を踏まえ、本稿では『モンゼニウム 門前典之作品塊』の収録内容、制作背景、発売/予約スケジュール、関係者コメント、ならびに企画を推進する書泉・芳林堂書店の取り組み実績を整理しました。書影は作成中で実際の仕様と異なる可能性がある点、会場でのサイン対応は混雑時に整理券対応となる点など、購入や来場を検討する際に留意すべき事項も本文中で明記しています。