Tangem Payが日本上陸 セルフカストディで暗号決済
ベストカレンダー編集部
2026年4月5日 07:59
Tangem Pay提供開始
開催日:4月4日
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Tangemが日本で提供開始した「Tangem Pay」──セルフカストディを維持したまま日常決済へ
発表元:株式会社FORTUNE(日本総代理店) 発表日時:2026年4月4日 20時21分
セルフカストディ型暗号資産ウォレットを提供するスイス企業Tangemは、日本市場で新サービス「Tangem Pay」の提供を開始しました。本サービスは、ユーザーが資産の完全な管理権(セルフカストディ)を保持したまま、日常の支払いに暗号資産を直接活用できることを目的に設計されています。
背景と従来の課題
暗号資産の普及に伴い、保有から実際の支払い利用へと移行するニーズが高まっています。しかし従来、多くの暗号資産決済手段では次のようなプロセスが必要で、利用の障壁になっていました。
主な問題点としては、資産をカストディ型サービスに移動する必要があること、事前に法定通貨へ変換する必要があること、第三者インフラへの依存が発生することが挙げられます。これらは手間とリスクを伴い、セルフカストディを望むユーザーにとって大きな障害でした。
仕組みの詳細:オンチェーンの資産管理とバーチャルVisaの連携
Tangem Payは、オンチェーンでの資産保有とグローバル決済機能を組み合わせ、Tangem Walletアプリに直接統合されたサービスです。ユーザーはPolygonネットワーク上のUSDCを用いて支払い用アカウントに資金をチャージし、バーチャルVisaカードを発行して世界中で支払いが可能になります。
このバーチャルVisaカードはApple PayやGoogle Payに追加可能であり、オンラインおよび店舗のVisa加盟店で使用できます。支払い時にはアプリ内でリアルタイムに通貨変換が行われ、ユーザーの資産は必要に応じて支払い用残高へと移動します。
資産の流れとアーキテクチャ
Tangem Payの設計上の基本方針は、あらゆる段階でユーザーの資産所有権を保持することです。多くの暗号資産カードがカストディ型ストレージやホットウォレットに依存するのに対し、Tangem Payではユーザーの主要資産はセルフカストディ環境に保持されます。
資金が移動するのは、ユーザーが支払い用残高にチャージする場合のみで、それ以外の資産はTangem Wallet内に安全に保管されます。ウォレットと決済アカウントを分離することで、セキュリティやプライバシーを損なわずに規制された金融インフラへアクセスする仕組みです。
- 対応ネットワーク
- Polygon上のUSDCを利用。
- 支払い手段
- バーチャルVisaカード(Apple Pay / Google Payに追加可)。
- 資金の移動
- ユーザーが支払い用残高にチャージする場合のみオンチェーンで移動。
ユーザー体験(UX)と手続きの流れ
ユーザー体験はシンプルかつ効率的に設計されています。支払いアカウントに対する一度限りの本人確認(KYC)を完了すれば、アプリ内で即座にバーチャルVisaカードを発行できます。資金のチャージはアプリ内のスワップ機能で行えるため、外部取引所を利用する必要がありません。
チャージ後は即座に支払いが可能で、決済時にはリアルタイムで通貨変換が適用されます。これにより、購入のたびに手続きや変換を繰り返す手間を省きつつ、オンチェーンでの所有権を維持します。
手続きのステップ
- Tangem Walletアプリをセットアップする。
- アプリ内でTangem Payを有効化する。
- 支払いアカウントの本人確認(KYC)を一度だけ完了する。
- アプリ内スワップ機能でPolygon上の資産をUSDCに変換して支払いアカウントへチャージする。
- バーチャルVisaカードを発行し、Apple PayやGoogle Payへ追加して決済を行う。
この一連の流れにより、ユーザーは数分以内に暗号資産による日常的な支払いを開始できます。アプリ内での操作により外部サービスへの遷移が最小限に抑えられています。
料金体系、セキュリティ、パートナー支援
Tangem Payは透明性の高い料金体系を採用しています。月額費用やカード発行手数料、Tangemによる潜在的な取引手数料は一切ありません。USDCからUSDへの変換は1:1で行われ、必要に応じて通常のネットワーク手数料および為替手数料が適用されるのみです。
この仕組みにより、従来の暗号資産カードで見られた複雑な手数料構造を排除しています。主要資産がセルフカストディに保持される点はセキュリティ面で重要であり、ウォレットと決済アカウントの分離はプライバシー保護にも寄与します。
手数料の内訳(明確化のための表現)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額費用 | 不要 |
| カード発行手数料 | 不要(バーチャルカード) |
| Tangemによる追加手数料 | なし |
| USDC→USDの換算 | 1:1で換算。ただし通常のネットワーク手数料および為替手数料が別途適用される場合あり |
セキュリティとプロダクトの背景
Tangemは2017年に設立されたスイス企業で、セルフカストディをシンプルにすることを使命としています。同社のハードウェアウォレットはアプリと連携し、デジタル資産の保管・管理を安全かつ簡単に行えるよう設計されています。
Tangemはハードウェアウォレット技術を通じてセルフカストディ普及を目指しており、複雑さを排除しつつ高いセキュリティ基準を維持しています。加えて、リング型ハードウェアウォレットなど日常生活に溶け込む新たなセキュリティ体験の開発にも取り組んでいます。
日本市場での支援体制
Tangemの日本展開は、SBIホールディングスの支援を受けています。SBIは日本有数の金融機関であり、デジタル資産分野での積極的な活動で知られています。今回の戦略的支援は、安全でユーザー主導の暗号資産ソリューションに対する需要の高まりを示すものであり、Tangemの日本におけるプレゼンス強化につながります。
日本総代理店は株式会社FORTUNEであり、販売およびサポートは同社を通じて提供されます。
利用可能シーンと提供情報・イベント出展
Tangem PayはVisaのグローバルネットワークを活用し、さまざまな生活シーンでの利用を想定しています。利用対象はECサイト、サブスクリプション、旅行・交通、小売(自動販売機や宅配便サービス等を含む)と幅広く、暗号資産を“保有するもの”から“日常で使うもの”へと変換する手段を提供します。
具体的な利用例としてはAmazonなどのECサイト、Netflixや電話料金などのサブスクリプション、電車や飛行機のチケット購入、各種小売サービスでの決済などが挙げられます。バーチャルVisaカードはオンライン・オフラインの両方で利用可能です。
提供方法と入手先
Tangem Payは現在、Tangem Walletアプリ内で利用できます。ユーザーはウォレットをセットアップ後、サービスを有効化し、バーチャルVisaカードの発行申請および本人確認を完了することで、数分以内に決済を開始できます。
日本での販売およびサポート窓口は株式会社FORTUNEで、販売サイトはhttps://tangem-wallet.net/です。メーカー情報はhttps://tangem.com/ja/ にて確認できます。
イベント出展と素材ダウンロード
Tangemは2026年4月7日〜8日に開催されるTEAM SUMMIT 2026にウォレットスポンサーとして出展します。展示に関する詳細は主催側や公式情報で確認する必要がありますが、Tangem製品やTangem Payのデモ・説明が行われます。
また、プレスリリース内で使用されている画像ファイルはダウンロード可能とされており、関連するプレス素材の提供がある旨が案内されています。関連リンクや販売サイトから素材ダウンロードの手順を確認できます。
要点まとめ表
以下に、本記事で取り上げたTangem Payの主要なポイントを表形式で整理します。サービス内容、手数料、対応ネットワーク、提供元、関連イベントなどの情報を一覧にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | Tangem Pay |
| 発表日 | 2026年4月4日 20時21分(株式会社FORTUNEによるプレスリリース) |
| 提供元(日本) | 日本総代理店:株式会社FORTUNE(販売サイト:https://tangem-wallet.net/) |
| メーカー | Tangem(スイス、2017年設立、公式:https://tangem.com/ja/) |
| 対応資産 / ネットワーク | Polygonネットワーク上のUSDCを利用 |
| 支払い方法 | バーチャルVisaカード(Apple Pay / Google Payに追加可能) |
| 手数料 | 月額費用・カード発行手数料・Tangemによる追加手数料:なし。USDC→USDは1:1、ネットワーク手数料・為替手数料は別途適用の場合あり。 |
| KYC | 支払いアカウントに対して一度限りの本人確認が必要 |
| 資産管理 | 主要資産はセルフカストディで保持。支払い用残高にチャージした分のみ移動。 |
| 支援・パートナー | SBIホールディングスの支援を受けた日本展開 |
| イベント出展 | TEAM SUMMIT 2026(2026年4月7日〜8日)にウォレットスポンサーとして出展予定 |
| プレス素材 | プレスリリースで使用された画像等のダウンロードが可能(販売サイト・関連リンク参照) |
Tangem Payは、セルフカストディを維持しつつ支払いインフラへ接続することで、暗号資産の「保有」から「利用」への橋渡しを目指すサービスです。アプリ内でのスワップ、バーチャルVisaの即時発行、明瞭な手数料構造などにより、暗号資産を日常的に使うための機能をまとめて提供しています。