4/22開幕 マンガローグ『火の鳥』が体験化
ベストカレンダー編集部
2026年4月9日 09:17
マンガローグ:火の鳥
開催期間:4月22日〜5月16日
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MoN Takanawaで始まる新たな体験型マンガライブ
株式会社キョードーメディアスが発表したプレスリリースによると、文化の実験的ミュージアム「MoN Takanawa: The Museum of Narratives(モン タカナワ)」が2026年4月6日にJP高輪ゲートウェイ駅直結のTAKANAWA GATEWAY CITY内に開館した。開館記念特別公演として、シアター空間『Box1000』で上演される体験型ライブパフォーマンス『MANGALOGUE(マンガローグ):火の鳥』の記者発表会が開催され、冒頭の実演や制作陣の説明、制作の舞台裏が公開された。
『マンガローグ』は、本来一人で読むマンガを巨大スクリーンに映し出し、豪華キャストによる声の演技、音楽、照明などと一体化させて、大勢の観客と共に「読む」行為を共有する新しいライブ体験である。映画や演劇とは異なる「マンガ文化」の別の楽しみ方を提示することを目的としており、デジタル技術と演劇的演出を掛け合わせたイマーシブな上演である。
なお、発表資料には発表日時として『2026年4月8日 19時00分』が記載されているほか、開館日は2026年4月6日であることが明記されている。会場はTAKANAWA GATEWAY CITY内のBox1000で、初演の期間は2026年4月22日から5月16日までとなる。
記者発表会で示された実演と制作意図
記者発表会では冒頭シーンが実演形式で公開され、マンガのコマがスクリーンに映し出される中でガイド役のMANGALOGUER(マンガローガー)が読み進める様子が披露された。今回の会では元乃木坂46の新内眞衣が登場し、鉄腕アームと名付けられたロボットアームと会話を交えつつト書きを読み上げるパフォーマンスを行った。
実演ではページをめくる役割を担う「高橋さん」という男性も舞台に入り、マンガローガーや鉄腕アームと連携して独特の演出を形作った。新内はロボットとの共演が初めてだったことを語り、リハーサル中のやり取りや本番での調整の様子が紹介された。
実演の詳細と公開素材
記者発表会で公開されたのはマンガの冒頭シーンで、YouTubeでの映像公開も案内された。公開された映像は制作側がどのようにマンガ原稿を巨大スクリーンに再構成し、音声や動きと同期させるかを示している。
公開映像のURLは次の通りである:
https://youtu.be/DL1hkuPNN-I
制作チームの発言と制作方針
登壇した制作陣は企画統括プロデューサーの内田まほろ、クリエイティブディレクターの朴正義、演出の鈴木思案である。内田はMoN Takanawaの館名について「『門』と『問』を掛け合わせている」と説明し、『未来を人類がどのように生きていくか』という問いを投げかける意図で手塚治虫の『火の鳥 未来編』をこけら落とし作品に選んだと語った。
朴はデジタルテクノロジーの利用について「思考停止させるのではなく、より想像力を刺激すること」を目指していると述べ、鈴木はマンガ原画をあえて採用しつつ、豪華声優キャストやマンガローガー、ロボットアームの存在、モノクロ原画への着彩、アニメーター協力による動きの導入などで壮大なプロジェクトを構築していると説明した。制作過程ではロボットアームの動きやLED表示に映る色味など、細部にわたる協議と調整が行われたことも明かされた。
公演概要、キャスト、チケット情報
『MANGALOGUE(マンガローグ):火の鳥』は、手塚治虫の名作『火の鳥 未来編』を原作に、2026年4月22日から5月16日までBox1000で上演される。主催はMoN Takanawa: The Museum of NarrativesとTBS、企画制作はMoN Takanawa、TBS、Bascule Inc.、制作協力は手塚プロダクションである。原作表記については注記があり、手塚治虫/手塚プロダクションの「塚」は旧字が正しい表記であるとされている。
出演は声優キャストとステージキャストに分かれ、両者が連動する形で上演を構成する。以下に出演者の一覧を示す。
- VOICE CAST(声のキャスト)
- 鉄腕アーム:山寺宏一
- 火の鳥:夏木マリ
- マサト:梶裕貴
- ロック:本郷奏多
- 猿田博士:古田新太
- タマミ:あの
- ハレルヤ/ダニューバー:Yumi AraI(AIユーミン)
- STAGE CAST(ステージキャスト) — MANGALOGUER(マンガローガー)
- 又吉直樹
- 寺脇康文
- 花總まり
- 古川雄大
- 小森隼(GENERATIONS)
- 新内眞衣(元 乃木坂46)
- 千葉一磨(舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』セドリック・ディゴリー役)
上演スケジュールは2026年4月22日(水)〜5月16日(土)で、会場はBox1000である。料金は開催日程や出演者により異なるが、基本の料金区分は次の通りである。
| 料金区分 | 税込価格 |
|---|---|
| 一般(★) | 4,500円 |
| 一般(●) | 5,500円 |
| U25 | 4,500円 |
| 小学生以下 | 3,000円 |
注意事項として、料金はすべて税込価格であること、開催日程や出演者により料金が異なる場合があること、及び4歳未満のお子さまは入場不可であることが明記されている。チケットは各種プレイガイドで販売される。
主な販売窓口のURLは以下の通りである。
作品背景と技術的構成の特徴
『火の鳥 未来編』は手塚治虫が1967年に発表した『火の鳥』シリーズの一編で、シリーズ全体の中でも最も未来側に位置するエピソード群の一つである。西暦3404年以降を舞台に、地球環境の荒廃や人類社会の変化、人工生命に関する要素が描かれており、AIやクローン技術を想起させる描写を含む。こうしたテーマ性が、今回のデジタル技術を用いた上演において重要なモチーフとなっている。
制作チームは原画のモノクロ感を残しながら、選択的に着彩を行い、さらに時にアニメーターによる動きを加えることで「マンガ原稿の立体化」を試みている。正面スクリーンに加え両サイドにもスクリーンを配置し、会場全体を没入空間に変換する構成が採られている。
- 原画と着彩
あえて原画を基調にしつつ、LED表示やスクリーン特性に合わせて色付けを行う。色味はLED上での見え方を考慮して調整されている。
- ロボットアームの活用
『鉄腕アーム』と名付けられたロボットアームを舞台に導入し、マンガの視線やページめくりの役割を物理的に表現。ロボットの動きは複数の立場の意見を集約し、妥協なく微調整された。
- 音声とAIの導入
松任谷由実の声を再生する技術により作られたAIユーミン『Yumi AraI』が大型コンピュータ役の声優を務めるなど、AI技術を演出要素として取り入れている。
- キャストの同期とライブ演出
豪華声優陣とステージ俳優のライブパフォーマンスを同期させることで、マンガを一行為として観客と共有する構成になっている。
制作はまだ試行錯誤の過程にあり、本番に向けて更なる調整と進化が続く旨が制作陣から説明された。記者発表会ではメイキング映像も公開され、LEDや原画色味、ロボット調整など制作過程の具体的な苦労が紹介された。
要点の整理
以下の表は、本記事で取り上げた『MANGALOGUE:火の鳥』公演に関する主要項目を整理したものである。公演の基本情報、キャスト、料金、チケット窓口、注意事項を一目で確認できるようにまとめている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公演タイトル | MANGALOGUE(マンガローグ):火の鳥 |
| 原作 | 手塚治虫『火の鳥 未来編』(※手塚治虫/手塚プロダクションの「塚」は旧字が正しい表記) |
| 上演期間 | 2026年4月22日(水)〜5月16日(土) |
| 会場 | Box1000(MoN Takanawa内、TAKANAWA GATEWAY CITY) |
| 主催 / 企画制作 / 制作協力 | 主催:MoN Takanawa: The Museum of Narratives、TBS / 企画制作:MoN Takanawa、TBS、Bascule Inc. / 制作協力:手塚プロダクション |
| 主なVOICE CAST | 山寺宏一、夏木マリ、梶裕貴、本郷奏多、古田新太、あの、Yumi AraI |
| 主なSTAGE CAST(MANGALOGUER) | 又吉直樹、寺脇康文、花總まり、古川雄大、小森隼、新内眞衣、千葉一磨 |
| 料金 | 一般:4,500円・5,500円/U25:4,500円/小学生以下:3,000円(全て税込) |
| 販売窓口(代表) | TBSチケット、チケットぴあ、ローソンチケット、MoN Takanawa公式プレイガイド(Fever)、MoN Takanawaチケット、イープラス、アソビュー! |
| 注意事項 | 4歳未満の入場不可。料金は開催日程・出演者により異なる場合あり。 |
| 関連リンク | MoN Takanawa公式ページ / 特設サイト / 公開映像:YouTube |
以上が記者発表会で明らかになった『MANGALOGUE:火の鳥』の公演内容、制作の意図、技術的な特徴、出演者およびチケット情報の整理である。プレス資料にあるすべての情報を反映してまとめた。