総務省連携の学習ゲーム『リテプロ』公開 偽情報や詐欺を体験
ベストカレンダー編集部
2026年4月13日 12:10
リテプロ教材公開
開催日:4月13日
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デジタル空間の危険を“体験”で学ぶ学習プログラムが公開されました
株式会社Classroom Adventureは、総務省と連携して、ICTリテラシー向上を目的としたゲーム型教育プログラム「リテプロ」を公開しました。発表は2026年4月13日9時10分のリリースに基づくもので、誰でも体験可能な教材として公開されています。
本プログラムは、インターネットやSNSを取り巻くリスクを単なる知識として学ぶのではなく、物語や状況設定のなかで利用者自身が実際に考え、判断し、行動する力を育むことを目的としています。公開された教材群は幅広い年齢層での利用を想定して設計されています。
主要3教材の構成と狙い:偽・誤情報/SNS型投資・ロマンス詐欺/セクストーション
今回公開された教材は「偽・誤情報」「SNS型投資・ロマンス詐欺」「セクストーション」の3テーマです。いずれもデジタル社会で誰もが接触し得る具体的な課題に焦点を当て、短い注意文や断片的な画像に触れたときにどのように立ち止まり、検証し、行動するかを学ぶ構成になっています。
各教材は物語形式や状況設定を用い、利用者に「その場で何を感じるか」「どこで違和感を持てるか」「どう行動すべきか」を自分ごととして体験させる設計です。以下に各教材の題名と要点を具体的に示します。
偽・誤情報:「倉土町に関する〇〇」
教材「倉土町に関する〇〇」では、もっともらしく見える情報や感情を強く動かす情報に接したときに、どのように立ち止まり、確認し、判断するかを学びます。インターネット上では断片的な画像や短い投稿、強い言い切り表現などによって情報が真偽確認されないまま拡散することが問題となります。
本教材は、出どころや背景を確認する姿勢を育てることを狙いとしており、具体的には情報の信頼性を検証する手順や、一次情報と二次情報の違いに気づく訓練を行います。利用者は場面ごとに判断選択を行い、なぜその判断が重要かを振り返る仕組みになっています。
SNS型投資・ロマンス詐欺:「なりすましの恋に潜む罠」
「なりすましの恋に潜む罠」は、SNSやメッセージアプリ上での接触がどのように信頼形成につながり、最終的に投資話や送金要求へと発展するのかを学ぶ教材です。顔の見えにくいオンラインで時間をかけて信用を築き、送金や投資を促す手口が近年増加しています。
教材は、被害に至るまでの心理的プロセスや違和感を覚えるポイント、距離を取るための冷静な視点を身につける設計です。利用者は会話のやり取りや相手の振る舞いを観察しながら、危険信号の見極めを実践します。
セクストーション:”Jane -ジェーン”
「Jane -ジェーン」では、性的画像やプライベートなやり取りが脅しや搾取に利用されるリスクを扱います。オンライン上で信頼して送った画像やメッセージが脅迫の材料として悪用されるケースは深刻な社会問題です。
本教材は、被害の入り口となるやり取りや断りづらさ、相談しづらさといった実際の難しさに目を向け、危険な兆候への気づきと被害を一人で抱え込まないための視点を伝える内容となっています。利用者は具体的な選択肢を通じて、相談先や被害対応の基本を学びます。
情報接触の構造を理解するシミュレーション教材と講師用ガイドライン
リテプロ公開では、SNS等の特徴を理解するためのシミュレーション教材として「アテンション・エコノミー」「フィルターバブル」「エコーチェンバー」に関する教材も公表されました。これらは、なぜ特定の情報に注目が集まりやすいのか、なぜ似た価値観に囲まれやすくなるのかを理解することを目的としています。
また、講座や授業での活用を想定した講師用ガイドラインも公開されており、教育現場での利用を支援する設計がなされています。下表に各シミュレーション教材の概要をまとめます。
| 教材名 | 学べる内容 | 狙い |
|---|---|---|
| アテンション・エコノミー | 注目の競争、刺激的表現の増加、滞在時間重視の設計 | なぜ特定の投稿に目が引かれるのかを理解する |
| フィルターバブル | 利用者ごとに最適化された情報環境の偏り | 自分に合った情報ばかりが表示される仕組みを知る |
| エコーチェンバー | 同じ考えが強化される現象 | 意見の偏りが起きる背景を理解する |
これらの教材は、総務省の「上手にネットと付き合おう!安心・安全なインターネット利用ガイド」で公開されています。体験リンクは次の通りです。
体験リンク: https://ictliteracy-game.soumu.go.jp/
Classroom Adventureのこれまでと公開資料の補足情報
Classroom Adventureは慶應義塾大学の現役学生が立ち上げたEdtechスタートアップです。これまでに誤情報・偽情報をテーマにした情報リテラシープログラム「レイのブログ」は世界10カ国で50,000人以上が体験しており、闇バイトの危険を疑似体験する「レイの失踪」は東京都、兵庫県、鳥取県などの自治体と連携して全国の教育機関に導入されています。
また、2024年からファクトチェック世界大会「Youth Verification Challenge」を米Google社より引き継ぎ主催しており、ゲーミフィケーションを活用した学習設計を展開しています。受賞歴としては、2024年に朝日新聞社大学SDGs Action! Awards グランプリ、東京都主催のTokyo Startup Gateway 2024で最優秀賞を受賞しています。さらに、2025年よりUNESCO Media & Information Literacy Allianceにも参加しています。
今回のリリースに付随する情報として、プレスリリース内で使用されている画像ファイルのダウンロードが可能であること、製品・サービス区分が「商品サービス」であること、カテゴリが「コンシューマーゲーム」「ネットサービス」であることが明記されています。また関連キーワードには「ゲーム」「偽情報」「詐欺」「ロマンス詐欺」「セクストーション」「総務省」「情報リテラシー」「ゲーミフィケーション」「教材」「Edtech」が含まれます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日時 | 2026年4月13日 09時10分 |
| 発表元 | 株式会社Classroom Adventure(総務省と共同) |
| 公開教材(主題) | 偽・誤情報(倉土町に関する〇〇)、SNS型投資・ロマンス詐欺(なりすましの恋に潜む罠)、セクストーション(Jane -ジェーン) |
| 追加教材 | アテンション・エコノミー、フィルターバブル、エコーチェンバー、講師用ガイドライン |
| 公開場所 | 総務省「上手にネットと付き合おう!安心・安全なインターネット利用ガイド」および体験リンク: https://ictliteracy-game.soumu.go.jp/ |
| 会社概要(要旨) | 慶應義塾大学の現役学生が設立。過去の実績に「レイのブログ」(50,000人以上、10カ国)、自治体連携教材等。2024年以降の大会主催や受賞歴あり。 |
| カテゴリ・タイプ | 商品サービス / コンシューマーゲーム・ネットサービス |
| 関連キーワード | ゲーム、偽情報、詐欺、ロマンス詐欺、セクストーション、総務省、情報リテラシー、ゲーミフィケーション、教材、Edtech |
| ダウンロード | プレスリリース素材(画像ファイルなど)ダウンロード可 |
以上がリリースの内容を整理した要点です。発表文は、インターネット上で起きる多様なリスクを体験を通じて学習させる教材の公開と、その教材群の構成、総務省による公開場所およびClassroom Adventureのこれまでの活動実績と受賞歴、関連資料の提供について記載しています。体験は公開サイトにて実施できます。