ベストカレンダーのロゴ ベストカレンダー

4月21日開幕 国立科学博物館日本館南翼が一部刷新

日本館南翼一部リニューアル

開催日:4月21日

📅 カレンダーに追加:GoogleiPhone/Outlook

日本館南翼一部リニューアル
いつから見に行けるの?
2026年4月21日(火)から日本館1階南翼の一部がリニューアルオープンします。常設展示の一部なので開館時間内(9:00〜17:00)に入館料のみで見学できます。
万年時計って見られるの?撮影はできるの?
万年時計は導入部に移設され、盤面の動きを映像で補完して展示されます。重要文化財のためケース越しの観覧や撮影制限がある場合があるので、現地の掲示や係員の案内を確認してください。

日本館1階南翼「自然をみる技」の一部リニューアルオープンについて

【国立科学博物館】日本館1階南翼展示室(一部)のリニューアルオープンについてのお知らせ 画像 2

リニューアルの実施と公開日

独立行政法人国立科学博物館(館長:真鍋 真)は、令和8(2026)年4月21日(火)に日本館1階南翼展示室の一部をリニューアルオープンします。本件は文化庁発表のプレスリリース(発表日時:2026年4月13日 14時00分)に基づく案内です。

今回の改修は、日本館1階南翼「自然をみる技」の一部に対する展示改修工事として、昨年12月より閉鎖して進められてきたものです。約20年ぶりの大規模な展示改修にあたり、展示の充実と再構成が図られました。

【国立科学博物館】日本館1階南翼展示室(一部)のリニューアルオープンについてのお知らせ 画像 3

日本館の歴史的背景と位置づけ

日本館は、当館の前身である東京科学博物館の本館として昭和6(1931)年に竣工し、平成19(2007)年に復元修復工事を経て現在の日本館としてオープンしました。翌平成20(2008)年には国の重要文化財に指定されています。

日本館では「日本列島の自然と私たち」をテーマに、1階から3階まで多数の標本資料を展示しており、今回のリニューアルはこの連続する展示群の一部を更新するものです。日本の自然や技術に関する展示の流れの中で、1階南翼は知識と技術の道具・装置に焦点を当てる重要な役割を担っています。

【国立科学博物館】日本館1階南翼展示室(一部)のリニューアルオープンについてのお知らせ 画像 4

再構成された展示の内容と新規収蔵・展示物

展示の構成と各コーナーの狙い

改修後の展示は、来場者が日本における科学技術の歩みを段階的に理解できるように、コーナー分けして再構成されています。新しい構成は次のコーナーで構成されます:

  • 日本の近代科学技術の幕開け 万年時計
  • 天を知る
  • 天地を読む
  • 地を観る
  • 気を記す
  • 時を刻む
  • 金属を生み出す
  • はかる

これらは、日本の四季や多様な自然に対する日本人の知的関心が自然科学へとつながる過程と、そこから生み出された道具・装置の独創性を示すことを目的としています。

各コーナーでは、展示物の成り立ちや使用目的、技術的な特徴をわかりやすく提示するために、図版や解説パネル、映像などを併用して解説が行われます。特に、技術の発展過程や利用の背景を示すための比較展示や年代順の配列が意識されています。

追加された機器類と展示手法の充実

今回の改修では、近代の気象観測や測量に用いた機器が新たに追加されました。これにより、日本人が行ってきた観測活動や測量技術の発展を具体的に示す展示が強化されています。加えて、展示解説を補完するための映像資料を導入し、複雑な機構や運用法が視覚的に理解できる工夫がなされています。

展示手法としては、来場者の理解を助けるために実物展示と映像補足を組み合わせた提示がなされます。特に機械的構成や時刻・暦に関する複雑な関係を示すために、動作模型や動画による分かりやすい説明が配置されています。

万年時計の移設とその解説

万年時計の歴史的・文化的価値

本展示の中核として特に注目されるのが、地球館2階展示室から本展示室の導入部分に移設される万年時計です。万年時計は江戸期の和時計技術の最高峰とされ、田中久重が制作した傑作で、平成18(2006)年に国の重要文化財に指定されています(寄託:株式会社東芝)。

田中久重は江戸時代から明治時代に活躍したからくり師、発明家、起業家であり、万年時計はその技術の総体を結集した作品として知られています。展示移設に際しては、時計の機構と歴史的背景の両面から来場者に伝えることが重視されています。

展示での見せ方と映像補完

万年時計の盤面は、二十四節気や月齢等と連動する複雑な表示を有しており、その機能を来場者に分かりやすく伝えるために映像を用いて補完表示が行われます。映像は盤面の動きと暦・天文要素の連動を示し、視覚的にその仕組みを理解できる構成です。

移設後は万年時計を導入部に配置することで、展示全体の導入としての役割も担わせ、来場者が以降の展示で示される測定・観測技術や時刻・暦に関する展示へ自然に入って行ける動線設計が施されています。

来館案内と観覧上の注意事項

開館時間・休館日・入館料

本展示室は常設展示の一部であり、常設展示入館料のみで観覧が可能です。以下が主な利用情報です。

  • 開館時間:9時~17時(入館は閉館時刻の30分前まで)
  • 休館日:月曜日(ただし月曜日が祝日の場合は火曜日が休館)
  • 入館料:一般・大学生 630円(団体510円)、高校生以下および65歳以上は無料。団体は20名以上。

なお、館の入館方法や詳細な来館案内については国立科学博物館の公式サイト(https://www.kahaku.go.jp/)で確認するよう案内されています。

本展示室については、常設展示入館料のみでご覧いただけますが、展示室の混雑状況や特別な入場制限が設定される場合は、公式サイトにて事前に案内されますので来館前の確認が推奨されます。

アクセス上の配慮と利用者への案内

展示改修に伴う展示物の移設や配置変更により、館内の導線が一部変更されています。来館者は案内表示に従って移動することが求められます。展示ケースや映像設備に近づきすぎないなどの一般的な観覧マナーも徹底されます。

また、万年時計など重要文化財に関しては保全上の配慮から、ケース越しの観覧や撮影制限が行われる場合があります。展示フロアでの具体的な注意事項は、展示室内の掲示や係員の案内に従ってください。

展示監修者・協力者と学術的支援体制

主要監修者の紹介

本展示の監修は、産業技術史資料情報センター長の前島 正裕(まえじま まさひろ)が務めます。前島は科学技術史を専門とし、特に電力技術史および情報通信技術史を主な研究分野としています。電力や情報通信技術の発展過程を、人と社会との関係を重視して調査しています。

理学研究部 理化学グループ長の室谷 智子(むろたに さとこ)も本展示の監修に関わっています。室谷は地震学を専門とし、地震波形や津波波形を用いた大地震の断層パラメータやすべり分布の解析を行うほか、明治から昭和初期にかけての地震資料の由来に関する調査研究も行っています。

監修協力者の一覧と役割

監修協力者として以下の研究者・関係者が関与しています。展示の史料評価や解説の整合、技術史的な検討に学術的裏付けを与える役割を果たしています。

原川 紘季(はらかわ ひろき)
理学研究部 理化学グループ 研究員。理化学的観点からの資料評価や解説作成に関与。
沓名 貴彦(くつな たかひこ)
産業技術史資料情報センター 科学技術史グループ長。産業技術史の視点から資料史料の検討を担当。
佐々木 勝浩(ささき かつひろ)
国立科学博物館 名誉館員・名誉研究員。館の所蔵資料と展示構成の連携に関する助言を提供。
洞口 俊博(ほらぐち としひろ)
国立科学博物館 名誉研究員。展示資料の史料学的な検討や解説作成に協力。

これらの監修者・協力者による学術的な審査と協議を経て、展示内容の正確性と教育的価値が担保されています。

本文で伝えた主要情報の整理

以下の表は、本記事で取り上げたリニューアルオープンに関する主要項目を整理したものです。来館前の確認や報道・取材の際の参照として利用できます。

項目 内容
発表者 独立行政法人国立科学博物館(館長:真鍋 真)
プレス発表日時 2026年4月13日 14時00分(文化庁発表)
リニューアルオープン日 令和8(2026)年4月21日(火)
対象展示室 日本館1階南翼展示室(「自然をみる技」の一部)
実施内容 展示改修、近代の気象観測・測量機器の追加、展示再構成
展示構成(コーナー) 日本の近代科学技術の幕開け 万年時計/天を知る/天地を読む/地を観る/気を記す/時を刻む/金属を生み出す/はかる
万年時計 地球館2階から移設。江戸期の和時計技術の最高峰、田中久重作。平成18(2006)年に国の重要文化財に指定(寄託:株式会社東芝)。映像で盤面の二十四節気・月齢の連動を補完。
開館時間 9時~17時(入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は火曜日)
入館料 一般・大学生 630円(団体510円)、高校生以下および65歳以上 無料(団体は20名以上)。常設展示入館料のみで観覧可。
監修者 前島 正裕(産業技術史資料情報センター長)、室谷 智子(理学研究部 理化学グループ長)ほか監修協力者は原川紘季、沓名貴彦、佐々木勝浩、洞口俊博
関連URL https://www.kahaku.go.jp/

今回のリニューアルでは、展示物の追加や展示構成の再編を通じて、日本の自然や技術に対する理解を深めることが意図されています。来館前には公式サイトでの最新情報の確認を推奨します。