Sansan、2027年4月入社の初任給を引上げ 年収約640万円に
ベストカレンダー編集部
2026年4月14日 11:43
新卒初任給引き上げ
開催日:4月1日
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Sansanが新卒初任給を引き上げ、AI時代の人材投資を明確化
働き方を変えるAXサービスを提供するSansan株式会社は、2027年度入社の新卒採用において初任給を引き上げると発表しました。発表日は2026年4月13日14時00分で、従来の想定年収568万円から想定年収586万円(月給41.3万円)へと改定されます。住宅補助などの諸手当を含めると、実質的な年収は初年度から約640万円に達する水準になるとしています。
今回の改定は、生成AIの普及によりエントリーレベル業務の代替が進む状況を踏まえたもので、SansanはAIの導入を前提とした「AIネイティブ世代」に対する先行投資として位置づけています。新卒採用数は縮小せず、2027年度は過去最高となる170名の採用を予定しており、AI時代に事業成長を牽引できる人材獲得を狙います。
発表の背景と要旨
Sansanは2025年に「AIファースト」を年間テーマに掲げ、社内での生成AI活用やプロダクトへのAI実装を強力に推進してきました。その結果、社内の生成AI活用率は99%に到達していると報告しています(Sansan社発表:2025年5月14日)。このような環境変化の中で、AIが代替しにくい人間力(EQ)に注目し、報酬面での競争力を高める戦略を打ち出しました。
同社は、単に給与を引き上げるだけでなく、住宅補助制度「H2O」やオフィス出社促進手当「オフィス+」などの社内制度を組み合わせることで、実質的な待遇水準を高める点を強調しています。さらにエンジニア・研究開発職に対しては、経験・スキルに応じて個別に高額オファーを行う方針を明記しています。
給与改定の中身――金額、手当、固定残業の取り扱い
新卒初任給の改定は職種別に基準を設けつつ、全社の給与テーブルも引き上げるという方針です。基本となる月給は総合職・デザイナー職とエンジニア職の新卒で同額の設定を行い、エンジニア・研究開発職についてはこれを下限とした個別オファーの余地を残しています。
なお、月給には35時間相当の固定残業手当が含まれることが明記されています。賞与を加味した想定年収は586万円で、家賃補助や出社手当を加えると実質年収は約640万円としています。
新卒初任給の数値(2027年4月入社想定)
Sansanが公表した新卒初任給の主要数値は次のとおりです。総合職・デザイナー職、エンジニア・研究開発職の双方で月給41.3万円を基準とし、想定年収は586万円となっています。ただしエンジニア・研究開発職は経験・能力に応じてこれを上回る金額を提示する場合があります。
以下に要点を整理します。
| 区分 | 月給 | 想定年収 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 総合職・デザイナー職(新卒) | 41.3万円 | 586万円 | 35時間相当の固定残業手当を含む |
| エンジニア・研究開発職(新卒) | 41.3万円以上 | 586万円以上 | 経験やプログラミング能力に応じて個別オファー(既に1000万円超のオファー実績あり) |
手当の仕組みと実質年収の算定
Sansanは基本給に加え、住宅補助やオフィス出社促進手当などを組み合わせることで、入社初年度の実質年収を引き上げています。社内制度の名称や金額、目的も明確に公表されています。
主要な手当は次のとおりです。
- H2O(住宅費用補助):本社近隣の対象駅が最寄り駅の場合、住宅費用として3万円/月を補助。通勤時間短縮を目的とした制度で、名称は「Home to Office」から採られています。
- オフィス+(出社促進手当):週4回以上オフィスに出社した週につき、4,000円/週を賞与として支給。オフィスでのコミュニケーション促進を目的とする手当です。
これらの手当を合わせると、初年度の実質年収は約640万円になると記載されています。
採用計画とエンジニア採用方針の詳細
Sansanは新卒採用を縮小することなく、年間100名以上の採用を継続するとしています。2027年度は過去最高の170名を採用予定であり、国内外での人材獲得競争力を高めるため、業界最高水準の待遇を提示する方針です。
採用においては、AIを前提として学び短期間で専門性を獲得できる「AIネイティブ世代」を重視し、テクノロジーを使いこなしつつAIには代替できない人間力(EQ)を発揮できる人材を求めています。
採用予定人数と職種別内訳
公表された採用予定人数は以下のとおりです。合計は170名で、総合職・デザイナー職とエンジニア職に分かれています。
- 総合職・デザイナー職:153名(2027年4月入社)
- エンジニア職・研究開発職:20名(2027年4月入社)
合計は153名+20名で173名のように見える点については、プレスリリース内では「採用予定は170名」としており、職種別の内訳は153名と20名が記載されています。発表文は「過去最高人数となる170名を採用予定」と明記しているため、職種別の数値は採用計画の大枠を示すものと受け止められます。
エンジニア・研究開発職の個別評価と高額オファー
エンジニア・研究開発職については、月給41.3万円・想定年収586万円が新卒の最低額であり、経験やプログラミング能力に応じて個別にオファーを行うと明言しています。既に年収1,000万円超の水準でオファーを出した実績があることも公表されています。
この方針は新卒に限らず全社的な給与テーブルの引き上げとも連動しており、専門性の高い人材に対しては市場競争力のある報酬を提示する姿勢が打ち出されています。
CHROコメント、会社概要、そして重要ポイントの整理
Sansan株式会社 取締役/執行役員/CHROの大間 祐太は、今回の初任給引き上げについて次のように説明しています。AIがビジネスのあり方を変える時代において、人にしか成し得ない「意志の力」や「非定型な合意形成を行う能力」が企業の成長を左右するとし、初任給引き上げは次世代リーダーに対する経営としての期待の表明であると述べています。
大間氏は、志の高い若手人材を日本最高水準の環境で迎え入れ、5年後、10年後のSansanを牽引してもらいたいという考えを示しています。このコメントは、AIを活用することで定型業務を効率化する一方、人間にしかできない価値創出に対して重点的に投資するという人材戦略の方針を端的に表しています。
会社概要と主要サービス
Sansan株式会社は「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションに、働き方を変えるAXサービスを提供しています。主なサービスには名刺を基盤としたビジネスデータベース「Sansan」、名刺アプリ「Eight」、経理AXサービス「Bill One」、取引管理サービス「Contract One」、データクオリティマネジメントの「Sansan Data Intelligence」があります。国内外で展開されている点も明記されています。
会社の基本情報は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設立 | 2007年6月11日 |
| 本社所在地 | 〒150-6228 東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージ 28F |
| 資本金 | 73億50百万円(2026年2月28日時点) |
| 事業内容 | 働き方を変えるAXサービスの企画・開発・販売 |
| 公式URL | https://jp.corp-sansan.com/ |
| 主要サービスURL |
|
関連データと出典
Sansanが社内の生成AI活用率を99%に到達したとする発表は、2025年5月14日の同社リリースに基づいています。該当のプレスリリースは会社の公式サイトに掲載されています(https://jp.corp-sansan.com/news/2025/0514.html)。
今回の給与改定や採用方針は、これまでのAI活用の蓄積と人材戦略を合わせたものであり、同社が公表した数値や制度の詳細はプレスリリース本文に基づいています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年4月13日 14:00(Sansan株式会社 発表) |
| 対象入社年度 | 2027年4月入社 新卒 |
| 新卒初任給(基準) | 月給41.3万円、想定年収586万円(35時間相当の固定残業手当含む) |
| 実質年収(手当込み) | 約640万円(H2O・オフィス+等の手当を含む想定) |
| 採用予定人数(2027年度) | 170名(総合職・デザイナー153名、エンジニア・研究開発20名として公表) |
| エンジニア個別オファー | 経験・スキルに応じて個別提示。既に年収1,000万円超のオファー実績あり。 |
| 手当の主な内容 | H2O(住宅費用補助:3万円/月)、オフィス+(オフィス出社週ごとに4,000円/週) |
| 社内の生成AI活用率 | 99%(Sansan社 2025年5月14日発表) |
| 会社設立 | 2007年6月11日 |
| 本社所在地・資本金 | 〒150-6228 東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージ 28F、資本金 73億50百万円(2026年2月28日時点) |
以上はSansanが2026年4月13日に公表したプレスリリースの内容に基づく整理です。給与・手当・採用人数・制度の詳細は同社発表の文言を尊重して掲載しました。