日本初上陸、FAカップ公式トロフィーツアーの全貌
ベストカレンダー編集部
2026年4月14日 15:57
エミレーツFAカップ東京
開催期間:3月27日〜4月5日
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世界最古のトロフィーが日本を巡った「エミレーツFAカップ:東京テイクオーバー」の全貌
イングランドサッカー協会(The Football Association、以下FA)が主催する、1871年創設の国内カップ戦で世界最長の歴史を誇るエミレーツFAカップのオフィシャルトロフィーツアー「エミレーツFAカップ:東京テイクオーバー」が、2026年3月27日(金)から4月5日(日)まで日本国内で実施されました。本ツアーはFAカップとして日本初のオフィシャルトロフィーツアーであり、トロフィーは東京・大阪・静岡の各地を巡回しました。
期間中の展示やイベントを通じて、トロフィーそのものの重みや歴史的価値、そしてFAカップが持つ「ジャイアントキリング」的な魅力を国内のサッカーファンだけでなく、野球や相撲といった他競技ファンへも発信する多彩な取り組みが展開されました。トロフィーツアー終了後、トロフィーは決勝の舞台である「ウェンブリー・スタジアム connected by EE」へと帰還し、2026年5月16日(土)(イギリス時間)に決勝戦が行われます。
ツアー実施期間と最終行程
本ツアーは2026年3月27日〜4月5日の10日間で実施され、最終日である4月5日にはトロフィーがイングランドへと出発しました。旅程の各日には展示、トークセッション、クリニック、体験アクティビティ等が組まれ、多様な層へ向けたプログラムが実行されました。
トロフィーはツアー終了後にイングランドへ戻り、決勝は同年5月16日にウェンブリー・スタジアムで開催されます。決勝の模様はU-NEXTにて独占配信される予定です。
国内各地で行われた主要イベントと来場者との交流
日本各地で実施されたイベントは競技や文化の垣根を越える内容が特徴的でした。野球・相撲・サッカーの現場でトロフィー展示や交流が行われ、幅広い層にFAカップの歴史と価値が伝えられました。
以下に、本ツアーで実施された主要イベントの詳細を具体的に整理します。各項目は開催場所、実施内容、参加者や発言を記載しています。
読売ジャイアンツによる東京ドーム展示とユニフォーム交換
日本最古のプロ野球球団である読売ジャイアンツとのコラボレーションにより、東京ドームで1日限定のFAカップ特別展示が実施されました。会場ではトロフィーの展示に加え、読売ジャイアンツの岸田行倫主将とトロフィーツアー担当のダニエルによるユニフォーム交換が行われました。
岸田主将はクリスタルパレスに所属する鎌田大地選手のユニフォームを受け取り、同世代である鎌田選手と比較して「本当に光栄です。鎌田選手とは同い年なので、負けないように頑張りたい」と述べました。会場には多くの野球ファンが訪れ、トロフィーを囲んだフォトスポットで記念撮影が行われました。
相撲とのコラボレーション:安治川部屋での対談と稽古体験
大阪では大相撲の新大関・安青錦関(ウクライナ出身)との特別対談を、安治川部屋 松原宿舎にて実施しました。安青錦関は公私ともにサッカーファンとして知られており、FAカップと相撲の共通点について「相撲でも一番大きい人が勝つわけではなく、一番強い人がずっと勝つわけでもありません。そこが面白いところであり、FAカップとも似ていると思います」と語りました。
トロフィーツアー担当のダニエルは実際に稽古に挑戦し、両競技の魅力を互いに紹介する場となりました。さらにサプライズとして、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCで活躍する三笘薫選手からの応援メッセージとサイン入りユニフォームが安青錦関に贈られ、関は「とても驚きました。感動しています」と反応しました。
MUFGスタジアム(国立競技場)での三トロフィー同時展示と特別トーク
ツアーの中盤では、国立競技場(MUFGスタジアム)にて一般公開が2日間行われ、公益財団法人日本サッカー協会の協力により「天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会(天皇杯)」「FAシルバーカップ(2代目)」「エミレーツFAカップ」の三つのトロフィーが同時に展示されました。これは日本で初めて実現した陳列です。
この展示に合わせて、ツアーアンバサダーの稲本潤一氏とスペシャルゲストの李忠成氏がFAカップ担当のオリビア(Olivia Buzagalo)とトークセッションを行い、トロフィーそれぞれが持つ歴史的背景や両国のサッカー文化のつながりについて解説しました。稲本氏はFAカップについて自身の体験を交えてその重みを語り、李氏もイギリスでの試合体験からFAカップの規模と熱狂を紹介しました。
静岡での地域交流、キッズクリニック、スペシャルイベントの詳細
ツアー終盤には静岡にトロフィーが到着し、地域の歴史や文化と結びついた行事が行われました。また、東京では子どもを対象としたクリニックや、現地イギリスでの大型カードの観戦パーティーが行われ、参加者の満足度を高めるプログラムが実施されました。
以降、静岡での神事や東京のキッズイベント、最終夜のウォッチパーティーに関する具体的な内容を列挙します。
小芝八幡宮での成功祈願と静岡市長との交換行事
静岡到着時には、静岡市のサッカー文化の深さを象徴する場所として知られる小芝八幡宮にて、静岡市長・難波喬司氏の立ち会いのもと、大会の成功祈願が執り行われました。難波市長は静岡がサッカー王国として築いてきた歴史を紹介し、ツアーの開催を歓迎しました。
静岡は日本茶の名産地であることにちなみ、トロフィーツアー担当へ日本茶を贈呈し、礼として市長へ紅茶が手渡される文化交流の場面も実施されました。清水東高校の部員ら地域のサッカークラブや少年たちも訪れ、トロフィーに触れ記念撮影を行う姿が見られました。
世田谷区でのキッズクリニックとミニトーナメント(4月4日)
ツアー最終日前日となる4月4日(土)、東京・世田谷区で小学生を対象としたサッカークリニック「エミレーツFAカップ キッズクリニック in Tokyo」が開催されました。アンバサダーの稲本潤一氏、スペシャルゲストの李忠成氏、そしてトロフィーツアー担当で元選手のダニエルが指導にあたり、基礎トレーニングや個別のアドバイスが行われました。
クリニック内ではキッズ向けのゲーム「エミレーツ ミニFAカップトーナメント」を実施し、稲本氏、李氏、ダニエルがそれぞれMVPを選出してユニフォーム贈呈と記念撮影を行いました。質疑応答では稲本氏が「5年生、6年生は技術的にも大きく伸びる時期なので、しっかりと技術練習に取り組むことが大切」と助言し、李氏は「毎日1対1を繰り返した」と個人技向上の重要性を述べました。
東京でのウォッチパーティー:準々決勝のライブ観戦と体験型コンテンツ
同日夜には、イギリス現地で行われた準々決勝(マンチェスター・シティ対リヴァプール)の観戦パーティーが招待制で開催され、会場には100名超のサッカーファンや関係者が集まりました。会場内ではFAカップの歴史紹介展示、人気サッカー漫画『ブルーロック』との公式SNSコンテンツによるフォトスポット、サッカーボールペインティング、EA SPORTS提供の体験コンテンツなどが設置されました。
このイベントには稲本氏、李氏に加え、元サッカー日本女子代表の岩渕真奈氏も参加し、「エミレーツFAカップ トリビアゲーム」などの企画で会場を盛り上げ、来場者と共にイングランドでのプレー経験などを振り返る場が設けられました。
関係者コメント、コラボレーション、配信情報
トロフィーツアー担当のオリビア・ブザグロ(Olivia Buzagalo)は、本ツアーについて次のようにコメントしています。”『エミレーツFAカップ:東京テイクオーバー』トロフィーツアーを実現できたことを、心から嬉しく思っています。本ツアーに参加し、歴史あるトロフィーと共に忘れられない瞬間を共有し、日本で多くの素晴らしい人々に出会えたことは、私にとって貴重な経験でした。このトロフィーツアーは、間違いなくこれまでの私のキャリアにおけるハイライトの一つです。”
また、ツアーではアンバサダーとして元サッカー日本代表の稲本潤一氏、スペシャルゲストとして李忠成氏、イベント参加者として岩渕真奈氏、トロフィーツアー担当のダニエルらが登場しました。さらに大人気漫画『ブルーロック』(原作:金城宗幸、漫画:ノ村優介)との公式SNSコンテンツによるスペシャルコラボレーションも行われ、サッカー漫画ファンや若年層からの注目も集めました。
FAカップの公式情報・SNSは以下の通りです:
- 公式サイト
- https://www.thefa.com
- https://www.instagram.com/emiratesfacup
- X(旧Twitter)
- https://x.com/EmiratesFACup
- YouTube
- https://www.youtube.com/c/thefacup
- https://www.facebook.com/EmiratesFACup
- TikTok
- https://www.tiktok.com/@emiratesfacup
本シーズンの決勝は2026年5月16日(土)にウェンブリー・スタジアム connected by EEにて開催され、U-NEXTでの独占配信が予定されています。
関係者による主な発言(要旨)
主要な発言は以下の通りです。稲本潤一氏は、FAカップの日本来訪に対して自身のアーセナル時代の体験を交えてトロフィーの重みを述べ、FAシルバーカップについては日本サッカー協会設立のきっかけになった歴史性を強調しました。李忠成氏は、FAカップでの観客の熱気や格上への挑戦としてのジャイアントキリングの魅力を紹介しました。
安青錦関は相撲とFAカップの類似点を示し、三笘薫選手からの応援メッセージとサイン入りユニフォームに感動した旨を語りました。読売ジャイアンツの岸田主将は鎌田大地選手のユニフォーム受領について光栄であると述べました。
ツアーの要点を整理したまとめ表
以下の表に本記事で紹介したツアーの主要情報、開催日時、会場、関係者などを整理しました。各項目を参照いただければ、本ツアーの内容を簡潔に確認できます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ツアー名称 | エミレーツFAカップ:東京テイクオーバー(オフィシャルトロフィーツアー) |
| 実施期間 | 2026年3月27日(金)〜2026年4月5日(日) |
| 主催 | The Football Association(イングランドサッカー協会) |
| 巡回都市・主な会場 | 東京(東京ドーム、国立競技場、世田谷区イベント会場等)、大阪(安治川部屋 松原宿舎)、静岡(小芝八幡宮 他) |
| 参加者・主要ゲスト | 稲本潤一(アンバサダー)、李忠成(スペシャルゲスト)、岩渕真奈、Olivia Buzagalo(トロフィーツアー担当)、ダニエル(トロフィーツアー担当)ほか |
| 特別コラボ | 読売ジャイアンツ(ユニフォーム交換・展示)、大相撲(安青錦関との対談・稽古体験)、『ブルーロック』公式SNSコンテンツコラボ、EA SPORTS体験コンテンツ等 |
| 国立競技場展示 | 天皇杯、FAシルバーカップ(2代目)、エミレーツFAカップの三トロフィー同時展示(2日間、一般公開) |
| 静岡での行事 | 小芝八幡宮にて静岡市長・難波喬司氏立ち会いの成功祈願、茶と紅茶の贈呈交換、地域のサッカー少年との交流 |
| キッズクリニック | 2026年4月4日(世田谷区) 小学生対象の技術指導、ミニトーナメント、MVP選出、質疑応答(稲本氏・李氏) |
| ウォッチパーティー | 2026年4月4日 夜(都内招待制):準々決勝 マンチェスター・シティ vs リヴァプールの観戦、展示・体験型コンテンツ |
| トロフィー帰還と決勝 | トロフィーは2026年4月5日にウェンブリー・スタジアムへ帰還。決勝は2026年5月16日(土)に同スタジアムにて開催(U-NEXT独占配信予定) |
| 公式情報 | 公式サイト:https://www.thefa.com / SNS:Instagram、X、YouTube、Facebook、TikTok(各リンクあり) |
本ツアーはFAカップの長い歴史と、日本の多様なスポーツ文化との接点を作る機会となりました。国内各地で行われた展示や交流プログラムは、トロフィーの歴史的意義や大会の競技的魅力を改めて伝える内容で構成され、ツアー終了後はトロフィーがウェンブリーへ戻り、5月16日の決勝へとつながります。上表は主要事項の要点を整理したもので、本記事本文とあわせて今回のトロフィーツアーの全体像を把握できる構成としました。