4月28日開催|溶射技能競技大会2026の見どころ
ベストカレンダー編集部
2026年4月22日 16:33
溶射技能競技大会2026
開催期間:4月28日〜4月29日
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溶射という技術──日常と産業を支えるコーティングの要点
溶射は、材料表面に金属やセラミックスなどを噴射して付着させる表面改質技術であり、耐食性や耐摩耗性、耐熱性の付与など多様な目的で用いられます。橋や鉄塔の防錆対策、工場設備の摩耗しやすい部位の補強、ジェットエンジンや発電用タービンの耐熱・耐食対策など、公共インフラや産業設備の長寿命化に直接結びつく技術です。
特に溶射は、部分的に必要な機能を与えることで材料の延命や保守性向上に寄与する点が特徴です。粉体やワイヤーを熱源で溶融・加速し被覆するプロセスには多くのノウハウが求められ、技能者の熟練度が仕上がりに直結します。
溶射の代表的な用途と具体例
溶射が実際に用いられる場面は多岐にわたります。用途ごとの代表例を挙げると、耐食・防錆コーティングでは橋梁や鉄塔、海洋構造物。耐摩耗・肉盛りでは産業機械の摺動部やコンベア部品。耐熱用途ではガスタービンやボイラーチューブなどが典型です。
- 防食(耐食): 橋梁や鉄塔の腐食対策、海洋構造物の塩害対策。
- 肉盛(補修・補強): 摩耗部分の補修、寸法回復、耐久性向上。
- 耐熱・耐食: タービンブレードや燃焼部周辺の高温環境対策。
このように溶射は「見えない職人技」として機能しており、現場での適切な材料選定と施工管理が長期的な性能に影響します。
溶射の日と大会創設の背景──記念日と世界初の挑戦
「溶射の日」は日本溶射工業会が制定し、日本記念日協会に2021年4月9日に認定された記念日です。4月28日は溶射の起源に由来し、スイスの発明家マックス・ウルリッヒ・ショープ博士が1909年4月28日に金属溶射プロセスの基本特許をドイツで登録したことに基づきます。
この由来を踏まえ、日本溶射工業会は「溶射の日」に合わせて溶射技術の社会的認知を高め、技能者の地位向上と技能継承を図る場として世界初の「溶射技能競技大会」を開催することとしました。大会は溶射技術の特性上、公の場で披露される機会が少ない技能者にスポットを当て、その技量を可視化する目的もあります。
開催に至った課題意識
溶射技能士は国家資格取得後に技量を競う場や技能を広く公開する機会が限られてきました。競技大会の開催は、そうした現状への対応として位置づけられます。技能者のモチベーション向上、業界全体の活性化、そして溶射技術のさらなる発展を狙った取り組みです。
大会は溶射技術を周知するだけでなく、若手とベテランが互いに学び合う機会としても期待されており、産業界や行政からの後援・協力を得て実施されます。
大会の構成・スケジュール・会場詳細
名称は溶射技能競技大会2026で、主催は日本溶射工業会、後援には厚生労働省、(一社)日本溶射学会、防食溶射協同組合、(一社)日本防錆技術協会が名を連ねます。大会は滋賀県湖南市のシンコーメタリコン本社および第4工場で実施されます。
プレスリリースの日付は2026年4月22日 13時35分、主催・関係者の拠点として株式会社シンコーメタリコンが会場を提供します。会場住所は滋賀県湖南市吉永405番地です。
詳細スケジュール(2026年4月28日〜29日)
大会は4月28日から29日にかけて行われ、競技・選手交流・表彰式などが組まれています。両部門の金賞受賞者には厚生労働大臣賞が授与されます。
| 日付 | 時間 | 内容 |
|---|---|---|
| 4月28日(火) | 14:00〜 | 開会式 |
| 4月28日(火) | 15:30〜 | 予選 競技開始 |
| 4月28日(火) | 18:30〜 | 選手交流会 |
| 4月29日(水) | 9:30〜 | 予選通過発表 |
| 4月29日(水) | 10:00〜 | 準決勝 競技開始 |
| 4月29日(水) | 13:00〜 | 準決勝通過発表 |
| 4月29日(水) | 13:30〜 | 決勝 競技開始 |
| 4月29日(水) | 15:30〜 | 表彰式・閉会式 |
当日は協賛企業による展示会も併設され、溶射関連の機器・材料・周辺技術に触れる機会が提供されます。競技の様子や選手インタビュー、技術撮影は取材可能となっています。
出場選手、競技区分と大会の意義
本大会には防食部門22名、肉盛部門13名、合計35名の溶射技能士が出場します。出場資格は国家資格の単一等級防食または肉盛り溶射技能士の資格取得者に限定されます。
出場選手は溶射歴42年の黄綬褒章受章者を含むベテランから、溶射を始めて3年の新人まで幅広い層が集結します。選手たちのコメントには「若い者でもできることを示したい」「これまでの努力をすべて出し切る」「先人の教えを活かして初代チャンピオンを狙う」といった意気込みが記されています。
競技の構成と評価
競技では予選・準決勝・決勝と段階を踏んで技量が評価されます。評価は施工の正確さ、付着品質、仕上がりの均一性、時間管理など複合的な項目で行われ、最高位の受賞者には厚生労働大臣賞が贈られます。
- 出場資格
- 国家資格の単一等級防食または肉盛り溶射技能士の資格取得者
- 出場者数
- 防食部門22名、肉盛部門13名、計35名
- 賞
- 各部門の金賞には厚生労働大臣賞を授与
溶射技能士が競技という場で技を見せることは、職人技の価値を社会に可視化するとともに、若い世代への技能継承、業界の質的向上につながることが期待されます。
取材案内・問い合わせ先と大会の要点整理
本大会では競技の様子や出場選手へのインタビュー、溶射技術の撮影が可能とされています。普段は見られない施工現場や職人技の撮影・取材が許可されているため、報道関係者向けの機会が設けられます。
取材や問い合わせに関しては、下記の窓口が指定されています。会場の所在地・連絡先や担当者名は広報や取材調整に必要な情報として提供されています。
- 問い合わせ先: 株式会社シンコーメタリコン 総務経理部 石井和美
- TEL: 070-2440-3794
- メール: koho.shinco@shinco-metalicon.co.jp
- 所在地: 滋賀県湖南市吉永405番地
また、プレスリリース内で使用されている画像ファイルのダウンロード素材も用意されている旨が示されています。展示会や協賛企業の出展情報も当日会場にて確認できます。
大会の主催・後援
大会の主催は日本溶射工業会、会場協力は株式会社シンコーメタリコンが担当します。後援機関として、厚生労働省、(一社)日本溶射学会、防食溶射協同組合、(一社)日本防錆技術協会が名を連ね、行政・学会・業界団体の支援のもとで開催されます。
これらの後援は大会の公正性と技術的な信頼性を高める要素となります。協賛企業による展示会は技術の最新動向や関連製品を紹介する場として設けられます。
本記事の要点一覧(大会情報の整理)
以下に本大会の主要情報を表形式で整理します。日程・会場・参加資格・出場者数・問い合わせ先など、本リリースで提示された全項目を網羅しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレスリリース発信 | 株式会社シンコーメタリコン 2026年4月22日 13時35分 |
| 大会名称 | 溶射技能競技大会2026(世界初) |
| 主催 | 日本溶射工業会 |
| 後援 | 厚生労働省、(一社)日本溶射学会、防食溶射協同組合、(一社)日本防錆技術協会 |
| 開催日 | 2026年4月28日(火、溶射の日)~4月29日(水) |
| 会場 | シンコーメタリコン 本社および第4工場(滋賀県湖南市吉永405番地) |
| 参加資格 | 国家資格の単一等級防食または肉盛り溶射技能士の資格取得者 |
| 出場者数 | 計35名(防食部門22名、肉盛部門13名) |
| スケジュール抜粋 | 4/28 14:00 開会式、15:30 予選開始、4/29 10:00 準決勝、13:30 決勝、15:30 表彰式・閉会式 |
| 賞 | 両部門の金賞受賞者に厚生労働大臣賞を授与 |
| 取材 | 競技の撮影および選手インタビュー可能(事前調整推奨) |
| 問い合わせ先 | 株式会社シンコーメタリコン 総務経理部 石井和美 / TEL: 070-2440-3794 / Email: koho.shinco@shinco-metalicon.co.jp |
| その他 | 協賛企業による展示会あり。プレス用素材(画像)のダウンロード提供あり。 |
この記事は、日本溶射工業会が発表したプレスリリースの内容に基づき、開催概要・技術解説・出場者情報・取材案内などを整理して伝えています。溶射という専門技能の公的な舞台化は、技能者の可視化と業界の認知向上に寄与する取り組みとして位置づけられます。