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MAPIとSegmed提携、海外医療画像データへ接続

MAPIとSegmedの提携

開催日:4月24日

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MAPIとSegmedの提携
今回の提携って何が変わるの?
Segmedの数百万件規模の匿名化医療画像データにMAPI経由でアクセス可能になり、規制対応やライセンス、品質管理の支援で医療AI開発や海外展開が加速する。
日本の企業はどうやってSegmedのデータにアクセスできるの?
基本はMAPIが窓口となり、データ選定やライセンス契約、匿名化や規制対応の助言を受けて、Openda上の適切なデータセットへアクセスする流れになる。

グローバル医療データへの扉を開くMAPIとSegmedの提携

医療AI推進機構(MAPI)と米国Segmed社は、2026年4月24日に戦略的パートナーシップを締結しました。本提携は、MAPIを通じて日本国内の企業・研究機関から海外の医療画像データへのアクセスを円滑にすることを目的としています。両社の連携により、国内の医療AI開発の加速と、医療AI企業の海外展開支援が見込まれます。

本リリースは、MAPI(本社:東京都中央区、機構長:島原佑基、代表取締役:川邊翔)と、医療研究およびAI開発向けに医療データを提供するSegmed(本社:パロアルト、CEO:David Gascoigne)による包括的な協業内容を具体的に示しています。提携は、単なるデータ提供の枠を超えて、規制対応やデータ利活用に関する支援体制を含みます。

発表日時と背景の要約

発表日時は2026年4月24日 09時01分です。本発表では、MAPIが持つ医療データの匿名加工・管理のノウハウと、Segmedが保有する大規模医療画像データプラットフォーム「Openda」を組み合わせることで、国内外を結ぶデータ流通の基盤を整備する狙いが示されています。

背景として、MAPIは国内医療機関とデータ利用者の橋渡しを行う存在であり、倫理審査委員会の設置などガバナンス強化にも取り組んでいます。一方Segmedは2,800以上の医療機関から得られた高品質な匿名化済み画像データを保有しています。本提携はこうした両者の強みを補完する関係です。

提携の具体的な内容と提供される支援

本パートナーシップにより、MAPIはSegmedが保有する数百万件以上の個人識別情報が除去された医療画像データへのアクセスを国内顧客に提供します。MAPIが窓口となることで、海外データ取得に伴う手続きや工数を大幅に軽減します。

具体的には、以下の支援が明記されています。MAPIはデータ提供に関連する規制対応データライセンス、およびデータ処理業務を支援することで、研究開発のタイムライン短縮と成果の品質向上を目指します。

データアクセス
Segmedが収集・整理したOpendaプラットフォーム上の数百万件規模の医療画像データに、国内顧客がアクセス可能となる。
規制・ライセンス支援
医療データの匿名化基準や各国の薬事関連規制に関する助言、データライセンス契約の取りまとめをMAPIが行う。
データ処理と品質管理
MAPIはデータの品質管理、データセット選定、整理のサポートを提供し、AIアルゴリズム検証に適したデータ提供を支援する。
  • Segmedのプラットフォーム「Openda」は2,800以上の医療機関から収集したデータを保持している。
  • MAPIは医療AI専門家によるデータセット選定サポートを提供する。
  • 個人識別情報が除去されたデータは、規制要件に準拠した品質で提供される。

どのような利用者に向くか

この提携は、医療AIを開発するベンチャーや製薬・医療機器メーカー、研究機関など、海外データを利用してアルゴリズムの検証や最適化を行う組織に適しています。特に、海外市場における製品登録や臨床的検証を進める際、現地データによる検証は重要な工程となるため、その過程でのデータ選定や規制対応に関する支援が価値を持ちます。

MAPIはこれらのプロセスを助言し、適切なデータの提供を通じて海外展開を視野に入れた研究開発を支援します。Segmed側は、日本市場へのデータ提供の開放と、逆に日本の高品質な医療データをグローバルに供給するための基盤構築を目指しています。

導入の経緯と第一弾データ取得の詳細

本取り組みの第一弾として、MAPIは自社の匿名加工技術の開発・検証を目的にSegmedを通じて海外の医療画像データを取得しました。取得したデータについては、品質管理から納品までの一連のプロセスを円滑に完了しており、今後の本格的なデータ提供の自社基盤が整ったと報告されています。

この初期取得は実務上の検証を兼ねており、MAPIが提供する匿名加工やデータ管理のワークフローが実運用で通用するかを確認するための重要なステップです。成功裏に完了したことで、国内顧客に対して安定したデータ提供ルートを提示できる体制が整ったとされています。

取得目的 取得内容 完了状況
匿名加工技術の開発・検証 Segmed経由での海外医療画像データ(個人識別情報除去済み) 品質管理から納品まで完了。自社基盤の整備を確認。

ガバナンスと倫理審査に関する取り組み

MAPIは医療データ利活用におけるガバナンス体制整備の一環として、医療AI・データに特化した倫理審査委員会を設置しています(設置に関する公表は2025年11月14日)。この体制は、データの匿名化や利用目的の適正化、研究倫理の遵守といった要求に応えるための基盤となります。

本提携では、倫理的観点や法規制への対応が重要視されており、MAPIはこれらの観点に基づいたサポートを提供する旨が明記されています。倫理審査と規制対応の両面から安全・適正なデータ流通を目指す点が特徴です。

両社代表のコメントと企業情報

提携に関する両社代表のメッセージも公表されています。SegmedのCEO David Gascoigne氏は、国境を越えたデータアクセスが医療AIの発展に不可欠であるとの見解を示し、本提携が双方向のデータ流通を実現する基盤になることを述べています。

MAPI側の機構長・島原佑基氏は、Segmedとのパートナーシップによりグローバル医療データの利活用を促進し、日本の医療AI開発企業の海外展開を支援する意向を表明しています。下表に両社の代表的なコメント文の要点を整理します。

David Gascoigne(Segmed CEO)
データアクセスにおける国境の壁を取り除くことの重要性を指摘し、Segmedのプラットフォームを通じて日本市場にデータを開放すること、さらに日本の医療データをグローバルに供給する基盤を構築する意向を示した。
島原佑基(MAPI 機構長)
Segmedとの提携を歓迎し、グローバルな医療データ利活用を推進するとともに、日本の医療AI企業の海外展開をサポートしていく考えを示した。

併せて、MAPIの基本情報も公表されています。会社名、代表者、所在地、設立日、事業内容、URLやSNSアカウントが明記されており、透明性の高い情報提供が行われています。

項目 内容
会社名 医療AI推進機構株式会社(Medical AI Promotion Institute)
代表者 島原 佑基、川邊 翔
本社 東京都中央区日本橋大伝馬町12−9 ライフサイエンスビル9 4階
設立 2023年11月8日
事業内容 医療データの加工・販売を行う「次世代医療データベース事業」の開発・運営
URL https://mapi-jp.org
Facebook https://www.facebook.com/iryoaisuishinkiko
X(旧Twitter) https://twitter.com/iryoai_mapi

この記事の要点整理

以下の表に、本リリースで伝えられた主要な情報を整理しました。表は提携の目的、提供される支援内容、初期のデータ取得状況、そして関与する主要人物や組織情報を網羅しています。

項目 内容
発表日 2026年4月24日 09時01分
提携主体 医療AI推進機構株式会社(MAPI)と米Segmed社
提携の目的 日本国内から海外の医療画像データへのアクセス拡大と、その利活用支援。日本企業の海外展開支援。
Segmedの資産 Opendaプラットフォームにより2,800以上の医療機関からのデータ、数百万件規模の匿名化済み医療画像データ
MAPIの提供支援 規制対応、データライセンス、データ処理・品質管理、データセット選定のサポート
初期取得 匿名加工技術の開発・検証目的でSegmed経由の海外医療画像データを取得。品質管理から納品まで完了。
倫理・ガバナンス MAPIは医療AI・データに特化した倫理審査委員会を設置(2025年11月14日公表)。規制・倫理面のサポートを提供。
代表者コメント Segmed CEO David Gascoigne、MAPI 機構長 島原佑基の双方が、国境を越えたデータ流通の重要性を指摘。
関連リンク https://mapi-jp.org/(MAPI)

以上が今回の提携に関する主要事項の整理です。提携は技術的・倫理的な配慮を前提に、データ利活用の実務を支援する具体的な仕組みを提示しており、日本の医療AI研究・開発を国際的な舞台で推進するための重要な一歩として位置付けられます。