5月9日配信開始『ロードス島戦記』webtoon始動
ベストカレンダー編集部
2026年4月30日 13:27
韓国語版配信開始
開催日:5月9日
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STUDIO WHITE発足――日本と韓国の制作力が結集したwebtoonスタジオ
2026年4月30日10時、LINE Digital Frontier株式会社は、韓国のREDICE STUDIO inc.、株式会社KADOKAWAと共同でwebtoon制作スタジオSTUDIO WHITE(スタジオホワイト)を設立したことを発表しました。本発表は、既存IPの新たな表現領域として縦スクロール型デジタルコミックであるウェブトゥーンの制作体制を整備し、国内外の読者へ高品質な作品を届けることを目的としています。
日本のwebtoon市場は、2022年時点で電子コミック市場のおよそ10%、推定約500億円に達しているとされ(※1)、近年では国産webtoonの増加やアニメ化・映画化などメディアミックスにつながる動きが活発化しています。こうした潮流を背景に、原作制作力を持つKADOKAWAと、webtoon制作で実績のあるREDICE、そして配信プラットフォームと編集制作力を担うLINE Digital Frontierが連携することで、IPの価値を最大化する取り組みを進めます。
設立の基本情報と参加企業の役割
STUDIO WHITEは法的には有限責任事業組合として設立され、組合員はLINE Digital Frontier株式会社、RED ICE inc.、株式会社KADOKAWAです。所在地は日本・東京、設立日は2024年1月17日と明記されています。各社の強みを結集することで、企画から制作、グローバル配信まで一気通貫で行う体制を整備します。
具体的には、KADOKAWAが原作の監修・提供を行い、REDICE STUDIOが縦スクロール表現やカラー描写を含む制作実務を担い、LINE Digital Frontierは国内外の配信およびプラットフォーム運営での展開を担当します。これら役割は、リリース全文にある各社コメントからも一貫した方針として示されています。
- 名称:STUDIO WHITE 有限責任事業組合
- 組合員:LINE Digital Frontier株式会社、RED ICE inc.、株式会社KADOKAWA
- 所在地:日本・東京
- 設立日:2024年1月17日
第1弾は『ロードス島戦記』スピンオフ――制作方針と配信スケジュール
STUDIO WHITEの第1弾作品は、作家・水野良氏によるライトノベルの金字塔『ロードス島戦記』のスピンオフwebtoonです。原作はエルフや冒険、魔法といった要素を確立し、日本のファンタジー史において重要な位置を占める作品であり、今回のwebtoon化では原作者の新たなアイデアを踏まえつつ、縦スクロール表現ならではのダイナミックな演出で戦闘描写を重視した制作が行われます。
制作にあたっては数年にわたり原作者や関係各社で協議を重ね、原作イメージを最大限尊重する方針のもとに企画・制作が進められました。水野良氏は本作が“これまで語られることのなかった『知られざる戦争』”を舞台にしていることを明かし、原案提供後は制作チームにキャラクターやストーリー構築を託しているとコメントしています。
配信日程と対応言語・プラットフォーム
配信スケジュールは以下の通りです。まず、韓国語版がNAVER WEBTOONで2026年5月9日(土)に配信開始されます。日本語版は2026年下半期に「LINEマンガ」と「ebookjapan」にて配信予定とされています。
加えて、英語、フランス語、中国語(繁体字)、タイ語、インドネシア語での配信が決定しており、親会社であるWEBTOON Entertainment inc.がグローバルに展開するWEBTOONプラットフォームを通じて世界150か国以上のユーザーに届けられる計画です。国内向けにはLINEマンガがプラットフォーム上での主要配信先となり、同サービスは累計ダウンロード数で国内マンガアプリ1位(※2)を誇ります。
- 韓国語版(NAVER WEBTOON):2026年5月9日開始
- 日本語版(LINEマンガ、ebookjapan):2026年下半期予定
- 対応言語:英語、フランス語、繁体字中国語、タイ語、インドネシア語
制作陣と今後予定されているIP展開
制作は、カラー表現や大迫力のアクション描写に定評のあるREDICE STUDIOと、原作監修を行うKADOKAWA、配信ネットワークを有するLINE Digital Frontierが連携して進められます。REDICEはこれまで『全知的な読者の視点から』『俺だけレベルアップな件』『盗掘王』などを手掛けており、縦スクロール型コンテンツにおける表現力とノウハウが本プロジェクトに投入されます。
STUDIO WHITEでは第1弾の『ロードス島戦記』に続き、さらに複数の大作IPのwebtoon化を予定している点も明らかにされています。予定作品には『ソードアート・オンライン』(著者:川原 礫、イラスト:abec)、『スレイヤーズ』(著:神坂一、イラスト:あらいずみるい)のスピンオフwebtoon、ならびに『ゼロの使い魔』(著者:ヤマグチノボル、イラスト:兎塚エイジ)を原作としたwebtoon化が含まれ、順次リリースされる見込みです。
- REDICE STUDIOについて
- 韓国拠点のウェブトゥーン制作スタジオ。代表作に『俺だけレベルアップな件』『盗掘王』『全知的な読者の時点から』など。
- KADOKAWAについて
- 出版、映像、ゲームなどを手掛ける総合エンターテインメント企業。世界から才能を発掘しIPを創出する戦略を推進。
- LINE Digital Frontierについて
- 「LINEマンガ」「ebookjapan」「bookfan」を運営するデジタルコンテンツ事業者。マンガの配信・サービス提供を基盤とする。
関係者コメントの要旨
水野良氏は、30年以上の時間を経て『ロードス島戦記』が新たな展開としてwebtoon化されることに感慨を示し、原案を提供した上で制作チームにキャラクターやストーリー構築を託したと述べています。縦スクロールならではの演出で描かれる戦闘表現への期待も記しています。
LINE Digital Frontierの代表取締役CBO・金信培氏は、KADOKAWAの完全監修とREDICEの制作力を結集し、レジェンド作品のイメージを尊重しつつwebtoonに最適化した表現を目指すとコメント。REDICE代表・張貞淑氏は、原作から得たインスピレーションを基に新たな独創的作品を生み出す姿勢を明かしています。KADOKAWAの取締役執行役員CO・山下直久氏も本プロジェクトへの期待と今後の展開について言及しています。
配信・事業概要の整理と要点まとめ
ここまでに述べた内容を、重要項目ごとに整理します。STUDIO WHITEは既存IPの価値を尊重しつつ、縦スクロール特性を活かした表現でグローバル展開を目指すスタジオとして設立されました。第1弾は『ロードス島戦記』スピンオフで、韓国語版が2026年5月9日に配信開始、下半期に日本語版を国内主要プラットフォームで配信予定です。
また、今後は『ソードアート・オンライン』『スレイヤーズ』『ゼロの使い魔』といった大手ライトノベル原作のwebtoon化も順次予定されており、制作・配信・メディアミックスを視野に入れた中長期的なIP展開が示されています。以下の表は本発表で明らかになった主要情報をまとめたものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年4月30日 10:00 |
| 設立組織 | STUDIO WHITE 有限責任事業組合(組合員:LINE Digital Frontier、REDICE、KADOKAWA) |
| 設立日 | 2024年1月17日 |
| 所在地 | 日本・東京 |
| 第1弾作品 | 『ロードス島戦記』のスピンオフwebtoon(原案:水野良、原作監修:KADOKAWA、制作:REDICE) |
| 韓国語版配信 | NAVER WEBTOONにて2026年5月9日(土)配信開始 |
| 日本語版配信 | 2026年下半期予定(LINEマンガ、ebookjapan) |
| 対応予定言語 | 英語、フランス語、繁体字中国語、タイ語、インドネシア語(グローバル展開:WEBTOONプラットフォームを通じ150か国以上) |
| 今後の予定IP | 『ソードアート・オンライン』(スピンオフ)、『スレイヤーズ』(スピンオフ)、『ゼロの使い魔』のwebtoon化予定 |
| 参考資料 | 電子書籍ビジネス調査報告書2023(インプレス総合研究所)/国内マンガアプリ累計ダウンロード数(Sensor Tower) |
| 関連URL | LINEマンガ: https://manga.line.me/ / REDICE: http://www.red-ice.me/ / KADOKAWA: https://group.kadokawa.co.jp/ / LDF: https://ldfcorp.com/ja |
本記事ではプレスリリースの全文に基づき、STUDIO WHITEの設立背景、第一弾作品の制作・配信計画、関係各社の役割分担と今後のIP展開について整理しました。市場データ(※1、※2)や関係者コメントは発表資料を参照しています。