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VisaのAgentic Ready始動、日本でAI決済検証

Agentic Ready始動

開催日:4月30日

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Agentic Ready始動
「Visa Agentic Ready」って何ができるの?
イシュア向けの検証プログラムで、AIエージェントが消費者に代わって決済を開始・完了する流れを管理された本番相当環境でテストし、認証・トークン・リスク管理などの対応力を高める仕組みです。
日本のカード会社はどう関わるの?
SBペイメントやクレディセゾン、三井住友カード、三菱UFJニコス、楽天カードの5社が参加。管理されたテスト環境でエージェント主導決済の動作検証やリスク評価を行い、本番導入への準備を進めます。

Visaが描く「エージェンティック・コマース」への備えと今回の発表

ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社は、2026年4月30日09時30分に、グローバルで展開する新プログラム「Visa Agentic Ready」を日本を含むアジア太平洋地域で開始すると発表しました。本発表は、エージェント(AIエージェント)主導による取引が増加することを前提に、ペイメント・エコシステム全体の準備と安全性確保を目的に設計された取り組みを明確に示すものです。

発表主体はビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:シータン・キトニー)。同社は、今回のプログラムがイシュア(カード発行会社)を中心に、管理された本番相当の環境での検証を通じて、エージェント主導の取引に対する理解と対応力の向上を目指すと説明しています。

発表日時
2026年4月30日 09時30分
発表者
ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社 代表取締役社長 シータン・キトニー

第一フェーズの狙いと技術基盤:イシュアの準備を中心に

「Visa Agentic Ready」の第一フェーズは、主にイシュアの準備に焦点を当てています。管理された本番相当のテスト環境を用いて、エージェント主導の取引をテスト、検証、理解するための体系的なプロセスを提供します。これにより、イシュアはAIエージェントが消費者に代わって取引を開始・完了する流れを実体験し、実運用へと展開する前に自社の対応状況を検証できます。

Visaは本プログラムを通じて、Visaネットワークを支える「信頼性」「管理性」「保護」が維持されることを強調しています。プログラムは、イシュアが自信を持ってエージェンティック・コマースへ対応できる状態に至ることを目標としており、安全性と柔軟性を兼ね備えた検証プロセスが組み込まれています。

主要な技術要素と検証対象

本プログラムはVisaの基盤機能を活用して構築されています。具体的にはトークン、アイデンティティ、リスク管理、コントロールといった機能を組み合わせ、エージェント主導の決済がどのように実現可能かを検証します。こうした要素は、AI主導型コマース体験を大規模に展開するための信頼性を担保することを目的としています。

この基盤は、Visaの戦略的フレームワークであるVisa Intelligent Commerceに基づいており、認証情報やネットワーク機能が消費者の意図や状況、管理条件に応じて決済を安全かつ柔軟に処理することを可能にします。

テストの流れと期待される効果

第一フェーズでは、イシュアは管理されたテスト環境でエージェントが行う取引の開始から完了までを通じて体験します。これにより、実世界でのエージェント主導決済の動作確認、リスクシナリオの検証、コントロール機能の有効性評価が可能になります。

テストを通じて得られる知見は、イシュアが本番導入を検討する際の判断材料となり、ペイメント・エコシステム全体の準備度向上につながることが期待されます。また、この段階的な検証は、実運用に移行する際のリスク軽減にも寄与します。

アジア太平洋での展開と参加パートナーの詳細

Visaはアジア太平洋地域の10地域から50社を超えるパートナーが今回のAgentic Readyプログラムに参加すると発表しました。参加地域はオーストラリア、香港、日本、韓国、マレーシア、ニュージーランド、シンガポール、台湾、タイ、ベトナムであり、各地域での検証を通じて大規模実装の前提条件を整備します。

日本において本プログラムへの参加を表明しているイシュアは、発表のとおり以下の5社です。表記は五十音順です。

  • SBペイメントサービス株式会社
  • 株式会社クレディセゾン
  • 三井住友カード株式会社
  • 三菱UFJニコス株式会社
  • 楽天カード株式会社

これらの参加企業は、管理された本番相当のテスト環境での検証を通じ、エージェント主導決済の実環境での機能性や安全性を確認し、対応準備を進めることになります。

Visaの役割、連携範囲、そして企業としての位置づけ

Visaは本プログラムを通じて、AIプラットフォーマー、開発者、加盟店、エコシステムパートナーなどとの連携を重視しています。こうした広範な協力体制のもと、信頼性の高いエージェント主導決済を大規模に実現することを目指します。

発表資料では、Visaが「信頼された認証情報とネットワーク機能」によって、消費者の意図や状況、管理条件に応じた安全かつ柔軟な決済を可能にすることが明記されています。Visa自身のミッションも明示され、電子決済の世界的リーダーとして200以上の国と地域をつなぐネットワーク運営と、包括的な経済への貢献を掲げています。

プログラム名
Visa Agentic Ready
目的
エージェンティック・コマース時代におけるペイメント・エコシステムの準備支援と検証
基盤
Visa Intelligent Commerce(トークン、アイデンティティ、リスク管理、コントロール等)
初期展開地域
オーストラリア、香港、日本、韓国、マレーシア、ニュージーランド、シンガポール、台湾、タイ、ベトナム

ビザ・ワールドワイド・ジャパンのシータン・キトニー代表取締役社長は次のように述べています:「コマースの自動化が進む中、エージェント主導による決済を責任あるかたちで支えられる体制をエコシステム全体として整えていくことが重要です。Visa Agentic Readyを通じて、Visaは日本のイシュアが、安全かつ体系的な環境のもと、次のコマースの時代に向けた対応準備を着実に推進していけるよう支援してまいります。」

関連情報と問い合わせ先

Visaの詳細や本プログラムに関する追加情報は、公式サイトで案内されています。英語サイトはhttps://www.visa.com/、日本語サイトはhttps://www.visa.co.jp/です。これらのサイトでは、Visaのミッションやネットワーク、サービスに関するより広範な説明が提供されています。

本プログラムは、イシュアがエージェント主導の取引を安全かつ確実に支援できる体制を整えるための取り組みであり、アジア太平洋地域における段階的な検証を経て実運用への移行を目指します。

要点の整理

以下の表は、本記事で取り上げた「Visa Agentic Ready」に関する主要な項目を整理したものです。発表日、発表者、プログラムの目的、第一フェーズの内容、参加地域・参加企業など、記事中で説明した事項を一つにまとめています。

項目 内容
発表日 2026年4月30日 09時30分
発表者 ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(代表取締役社長 シータン・キトニー)
プログラム名 Visa Agentic Ready
目的 エージェンティック・コマース時代におけるペイメント・エコシステムの準備支援および検証
第一フェーズの焦点 イシュアの準備(管理された本番相当のテスト環境でのテスト・検証)
主要機能 トークン、アイデンティティ、リスク管理、コントロール(Visa Intelligent Commerce基盤)
参加地域(展開開始) オーストラリア、香港、日本、韓国、マレーシア、ニュージーランド、シンガポール、台湾、タイ、ベトナム
日本の参加イシュア(五十音順) SBペイメントサービス株式会社 / 株式会社クレディセゾン / 三井住友カード株式会社 / 三菱UFJニコス株式会社 / 楽天カード株式会社
関連リンク https://www.visa.co.jp/(日本語)、https://www.visa.com/(英語)

今回の発表は、エージェンティック・コマースという新たな潮流に対して、決済ネットワーク事業者がどのように準備と検証を進めるかを示すものであり、特にイシュア側での実務的な検証プロセスが重視されています。アジア太平洋地域での段階的な展開を通じて、実運用に向けた要件と対応方針がより明確になることが見込まれます。