5月13日開幕、クマ対策の新ゾーンが東京で初公開
ベストカレンダー編集部
2026年4月30日 16:50
野生動物リスク対策ゾーン
開催期間:5月13日〜5月15日
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増えるクマ被害に対応する新設ゾーン:狙いと背景
RX Japan合同会社が企画運営する「自治体・公共 Week 2026」内の「第5回 地域防災 EXPO」にて、2026年5月13日(水)から15日(金)に東京ビッグサイト(西1~2ホール)で開催されるイベントに、新たに「野生動物リスク対策ゾーン」が設けられます。本ゾーンは、クマをはじめとする野生動物による被害が全国で多発する状況を踏まえ、自治体や関係機関に向けた対策機器・サービスを一堂に紹介するために設置されます。
背景には、環境省が2024年4月にクマを指定管理鳥獣に追加したことや、2026年の冬眠明けに伴う出没情報の相次ぎがあります。東北各県(青森、秋田、宮城)では前年度の被害と早期の出没を受け、4月に「クマ出没注意報・警報」を発令するなど厳戒態勢が取られている点が指摘されています。里山のみならず生活圏での被害リスクが深刻化しており、自治体にとってクマ対策が喫緊の課題となっています。
- 参照(*1)
- 環境省「クマに関する各種情報・取組」
- 参照(*2)
- 青森県「ツキノワグマ出没警報を発表(令和8年4月21日更新)」、秋田県「ツキノワグマ出没注意報を出没警報に切り替え(令和8年4月14日更新)」、宮城県「県内全域に「クマ出没警報」を発令(令和8年4月19日発令)」
展示の核となる技術と実用性:AI検知からフィジカル対策まで
新設ゾーンでは、従来の罠や巡回に偏った手法に加え、AIによる自動検知、EPA認証の撃退スプレー、クラウドによる監視管理、侵入防止柵など、複合的かつ多層的にリスクを低減する製品・サービスが集まります。これにより、遭遇の予防、遭遇時の対処、監視業務の効率化という複数レイヤーでの対策が可能になります。
各製品は自治体、現場作業者、管理者のニーズに沿い、実証データや耐久性評価などに基づく設計がなされています。検知距離や識別精度、通信機能の有無など、導入判断に用いるべき具体的な数値情報が示されている点も重要です。
AIによる自動検知システム「ベアラート」
出展製品の一つである「ベアラート」は、株式会社 防除研究所による2026年3月31日発売の製品です。世界最高峰クラスのAIモデルを採用し、数万パターンの学習データに基づいてクマを認識、競合他社の認識率(約90%)を上回る99%の識別精度を掲げています。
検知距離は昼間最大110m、夜間最大80mで、他社平均の約50mと比べて広範囲をカバーします。例えば、100mを約6秒で走るクマの接近に対して、作業者が避難するための時間を確保することを想定した設計です。常設型として遭遇そのものを防ぐ役割が位置づけられています。
携帯型撃退器「IKAZUCHI」
同じく株式会社 防除研究所の出展で、IKAZUCHIは音と光を用いてクマを撃退する携帯型の熊撃退器です。現場で積み上げられてきたノウハウを集約した「防研TECH」に基づく独自技術で開発されています。
ベアラートが常設で遭遇を防ぐ中で、IKAZUCHIは遭遇時の「最後の防衛」を担う製品として位置づけられており、両者を組み合わせることで多層的な安全網を構築することが期待されています。
EPA認証の強力熊撃退スプレー「UDAP」
Fujikon corporation 株式会社が出展する「UDAP熊撃退スプレー」は、米国UDAP社製でEPA(アメリカ合衆国環境保護庁)認証を受けた製品です。ツキノワグマだけでなく大型のヒグマにも効果が期待できることが示されています。
本製品の最大の特徴は独自のジェット噴射による即時大量放出です。遭遇時の最初の1〜2秒で大量の成分を放出し、瞬時に厚い「ペッパーの霧の壁」を形成して広範囲をカバーし、クマの突進を阻止する仕組みです。
監視業務を効率化するクラウドシステム
ファームエイジ 株式会社が出展する「野生動物管理クラウドシステム」は、4G通信機能付きセンサーカメラを用いて撮影された画像を自動的にクラウドへ送信します。遠隔地からリアルタイムで確認・管理が可能となり、捕獲檻の監視用途において特に有効です。
このシステムにより現地見回りの回数削減、監視にかかる時間および人件費の低減が図れます。遠隔監視により迅速な対応やリスクの可視化が可能になります。
クマ侵入防止柵「E-environment」
株式会社 ネクスコ東日本エンジニアリングが出展する侵入防止柵「E-environment」は、柵高2.5mと上部の平滑板により手がかりを排し、視界を遮ることで心理的障壁を形成するハイブリッド仕様です。実証実験においてクマが侵入防止柵を登れないことが確認されています。
また、破壊や荷重に対する耐久性も実証されており、侵入防止性能と構造の信頼性が裏付けられています。シカの跳躍侵入抑止にも効果があり、複合的な獣害防止対策として有用です。
展示会の詳細、同時開催と取材案内
「野生動物リスク対策ゾーン」は、クマ、サル、イノシシ、シカなどの獣害対策に資する専門エリアとして企画されています。開催期間は2026年5月13日(水)から15日(金)の3日間、開場時間は10:00~17:00です。会場は東京ビッグサイト(西1~2ホール)です。
主催は自治体・公共Week実行委員会(企画運営:RX Japan合同会社)で、後援に総務省、全国市長会、全国町村会、特別後援に(一財)地域活性化センターが名を連ねます。公式情報や来場登録は公式サイト(https://www.publicweek.jp/ja-jp.html)を参照してください。
- 企画名:野生動物リスク対策ゾーン(自治体・公共 Week 2026 内)
- 同時開催展:地方創生 EXPO、自治体DX展、スマートシティ推進 EXPO、自治体インフラ維持管理・老朽化対策展、地域福祉EXPO
- 会期:2026年5月13日(水)~15日(金) 10:00~17:00
- 会場:東京ビッグサイト(西1~2ホール)
取材の申し込みや事前相談は、事務局で取り扱います。会期前日の5月12日の取材についても、スケジュール調整が可能な場合があります。事前に対象やテーマの相談ができる旨が案内されています。
要点の整理と連絡先
以下の表は、本記事で紹介した開催情報と出展製品の要点をまとめたものです。導入検討や取材準備に際して主要な情報を参照しやすく整理しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企画名 | 野生動物リスク対策ゾーン(自治体・公共 Week 2026 第5回 地域防災 EXPO 内) |
| 会期・時間 | 2026年5月13日(水)~15日(金) 10:00~17:00 |
| 会場 | 東京ビッグサイト(西1~2ホール) |
| 主催 | 自治体・公共Week実行委員会(企画運営:RX Japan合同会社) |
| 後援 | 総務省、全国市長会、全国町村会、特別後援:(一財)地域活性化センター |
| 公式サイト | https://www.publicweek.jp/ja-jp.html(来場登録・取材申込案内あり) |
| 主要出展製品(出展社) |
|
| 取材・問い合わせ | RX Japan合同会社 自治体・公共Week事務局 TEL:03-6739-4136 MAIL:public-week.jp@rxglobal.com |
| 所在地(主催者) | 東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー11階 |
本稿ではイベントの新設ゾーン設置の意図、各出展製品の機能・特徴、開催概要および取材・来場のための基本情報を整理しました。導入検討や現場対策、取材計画の参考として活用できるよう、具体的な数値や製品の特徴を記載しています。関連情報や来場登録、取材申し込みは公式サイトで案内されていますので、最新の情報はそちらをご確認ください。