ジオバイタルが助成対象に 林業の熱中症対策
ベストカレンダー編集部
2026年5月1日 16:53
GeoVital助成採択
開催日:5月1日
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猛暑が続く山間作業で求められる「仕組みとしての」安全管理
2026年5月1日12時24分、株式会社フォレストシー(代表取締役:時田義明、本社:東京都江東区)は、東芝製デバイスを活用した通信対応ウェアラブル安全管理システムGeoVital(ジオバイタル)が、農林中央金庫の「林業労働安全性向上対策事業」の対象品目に採択され、全国森林組合連合会が発行する「令和8年度 安全対策商品カタログ」に掲載されたと発表した。これにより、対象となる森林組合および林業事業体は導入費用の3割の助成を受けることが可能となる。
記録的な猛暑が続くなか、林業現場では長時間の山間作業、少人数での作業、携帯電話の圏外となる場所での業務が多く、熱中症を含む体調異変時の早期対応が困難であるという構造的な課題がある。従来の声掛けや各自の判断に頼る対策は限界が明らかになっており、作業者の状態をデータで可視化し、組織的に管理・運用する仕組みが求められている。
GeoVitalの仕組み:センサー・通信・アラートの三位一体
GeoVitalは、東芝製多機能バイタルセンサー「MULiSiTEN MS200」を活用したウェアラブル安全管理システムで、熱中症リスクの推定から異常時の自動通報までをカバーする設計になっている。センサーと端末、通信インフラを組み合わせることで、携帯圏外の現場でも作業者の安全を支援する。
本製品は医療機器ではなく、労働安全管理のためのウェアラブルIoTシステムとして提供される点が明示されている(※本製品は医療機器ではありません)。
暑さストレスの推定と個人データの活用
GeoVitalは脈拍や周囲の温湿度のほか、個人のパーソナルデータ(身長・体重・既往歴)を組み合わせて「暑さストレスレベル」を数値化する。これにより、現場の管理者は数値にもとづくリスク判定が可能になり、危険が及ぶ前の予防的な措置をとることができる。
数値化された指標は個人差を考慮した運用が可能で、ベテランの勘だけに頼らない客観的な判断材料として現場の安全体制に組み込める点が特徴である。
異常時の自動アラートと携帯回線による通知
本人が自覚しにくい体調変化や、あらかじめ設定した閾値を超えた場合、手首に装着した端末が振動で本人に通知する仕組みを備える。これと並行して、専用アプリを介して携帯回線経由で管理者へ自動的にSOSを発信する機能を持つ。
この自動通報の仕組みは、作業者が意識を失うなど本人が操作できない状況でも救援を呼べる点で現場の安全性を高めることが期待される。
携帯圏外でも通信を確保するGeoChat連携
携帯電波が届かない地域でも通信を可能にする独自のIoT通信規格「GEO-WAVE(ジオウェイブ)」に対応するチャット&SOSデバイスGeoChat(ジオチャット)と連携する。これにより、現場内の作業者同士や遠隔地の事務所の管理者へリアルタイムにSOSを発信できる。
GeoChatとの組み合わせにより、従来は通信手段が限られていた山間部でも、位置情報やバイタル情報に基づく連絡・対応が可能となる。
助成制度の併用で導入ハードルを低減する具体的枠組み
フォレストシーの発表によれば、GeoVitalは農林中央金庫の「林業労働安全性向上対策事業」(導入費用の3割助成)および林野庁の「林業労働安全確保対策事業」(安全衛生に資する装備導入費の1/2補助、労働安全教育・研修費用に対する定額補助は上限100万円)という二つの公的支援制度の対象品目に含まれている。これらを併用することで、定価(税抜76,000円/台、※5年分のアプリ利用含む)に対して最終的に35%の自己負担で導入できる水準
助成・補助の対象や内容は制度ごとに異なるため、申請にあたっては要件の確認が必要である。以下に各事業の主要ポイントを整理する。
- 1.林業労働安全性向上対策事業(農林中央金庫)
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◯内容:導入費用の3割を助成。
◯対象者:森林組合、森林組合連合会の直営班、請負先(条件あり)、組合員、林業大学校等の学生を含む幅広い対象。
[参考]:森林組合等に対する林業用安全装備品の購入費用助成について(2026年度募集の概要)
- 2.林業労働安全確保対策事業(林野庁)
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◯内容:安全衛生に資する装備・装置の導入費を1/2補助。労働安全教育や研修費用の定額補助(上限100万円)。
◯対象者:認定事業主(都道府県知事による改善計画認定者)、選定経営体(都道府県知事が選定した林業経営体)、地方公共団体、林業関係団体(上記団体を取りまとめる組織)等。
[参考]:令和7年度補正予算 林業従事者等確保緊急支援対策補助金 労働安全確保・経営力強化対策 林業労働安全確保対策事業
導入コストの具体例と助成併用の効果
GeoVitalの定価は税抜76,000円/台で、5年分のアプリ利用料を含む価格で提示されている。農林中央金庫の3割助成と林野庁の1/2補助を併用することにより、メーカー提示の算出例では最終的に35%の費用負担で導入が可能になるとされている。
ただし、助成・補助の併用可否や支給割合の取り扱い、申請手続きの詳細は各制度の規定に依存するため、申請前に制度要件を確認することが必要である。
人手不足対策としての安全装備導入と連絡先情報
林業における若手・新入社員の定着、ひいては業界全体の持続性を考えると、ベテランの勘に頼るだけでない安全対策、具体的には「無理をしない、無理をさせない」現場運用を支える仕組み作りが重要になる。GeoVitalはこうした運用を支援するツールの一つとして位置づけられる。
フォレストシーはGeoVitalを通じて森林組合や林業事業体の現場における労働安全管理の整備を図るとしているが、導入を検討する団体は助成制度の適用条件や現場運用の整備を合わせて検討する必要がある。
問い合わせ先と関連情報
本件に関する問い合わせ先は下記のとおりである。
- 株式会社フォレストシー(広報担当)
- メール:fs_info@geowave.jp
- お問い合わせフォーム:https://foresttosea.jp/about_us/contact/
- 関連リンク(企業サイト):https://foresttosea.jp
プレスリリースには画像やPDFの添付資料があり、プレスリリース素材として画像ファイルのダウンロードも可能である旨が記載されている。
プレスリリースの要点を整理した表
以下の表は本プレスリリースで示された主要事項を分かりやすく整理したものだ。助成制度や導入コスト、主な機能、連絡先などを項目ごとにまとめている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年5月1日 12時24分 |
| 発表元 | 株式会社フォレストシー(代表取締役:時田義明、本社:東京都江東区) |
| 製品名 | GeoVital(ジオバイタル) |
| コアデバイス | 東芝製多機能バイタルセンサー「MULiSiTEN MS200」 |
| 主な機能 |
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| 注意事項 | 本製品は医療機器ではない |
| 価格(定価) | 税抜76,000円/台(5年分のアプリ利用含む) |
| 支援制度(主なもの) |
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| 導入時の負担めやす | 両制度を併用した場合、定価に対して最終的に約35%の自己負担での導入が可能とされる(制度要件による) |
| 対象者(例) |
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| 問い合わせ | 株式会社フォレストシー 広報(メール:fs_info@geowave.jp)/お問い合わせフォーム:https://foresttosea.jp/about_us/contact/ |
| 関連リンク | https://foresttosea.jp(企業サイト) |
| カテゴリ・キーワード |
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| 拠点(プレス記載) | 東京都(江東区、本社・支社)、静岡県(裾野市、本社・支社) |
上記は、発表されたプレスリリースに記載された情報を整理したものである。導入を検討する場合は、各助成制度の詳細要件や申請手続き、現場での運用設計をあわせて確認することが求められる。プレスリリースには関連資料のPDFや画像素材のダウンロード情報も添付されているため、詳しい仕様や導入事例、申請手続きの案内はフォレストシーの提供する資料および各助成事業の公式情報を確認することが推奨される。