ステーブルコイン決済を日常に:Slash Cardが日本導入
ベストカレンダー編集部
2026年5月7日 14:40
Slash Card発行開始
開催日:4月20日
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日本で使えるステーブルコイン決済の登場:Slash Cardが何を変えるか
SLASH VISION PTE. LTD.(以下、Slash Vision)、IQuitous株式会社(以下、IQuitous)、株式会社オリエントコーポレーション(以下、Orico)の3社は、ステーブルコインを直接決済手段として利用できる『Slash Card(スラッシュカード)』を日本で2026年4月20日から発行開始すると発表しました。プレスリリースは2026年5月7日12時00分に公開されています。
本カードは、米ドルに連動するステーブルコインであるUSD Coin(USDC)を資金源として決済を実行し、利用者は取引ごとに暗号資産を法定通貨に変換する必要がない仕組みを採用しています。Visa加盟店で従来のクレジットカードと同様に利用でき、日本国内外を問わず決済が可能です。
カードの基本仕様と利用イメージ
Slash Cardは、カード保有者のUSDC保有を基にして支払いが実行されます。一方で加盟店側は、従来のカード決済と同様に日本円などの法定通貨で受け取ります。このため、ユーザーは日常の買い物にステーブルコインをシームレスに組み込めます。
以下は本カードの主要な特徴です。これにより、暗号資産の運用や決済利用の心理的・実務的ハードルを低減することが狙いです。
- 資金源:USD Coin(USDC)を使用し、ドル連動の価値安定を図る。
- 加盟店:Visa加盟店で利用可能(国内外)
- 換金不要:決済時にユーザーが都度法定通貨へ変換する必要がない仕組み
- 受取通貨:加盟店は日本円などの法定通貨で決済代金を受領
支払いの仕組みと利用者の操作
利用者がカードで支払いを行うと、決済はカード保有者のUSDC残高をもとに実行されます。技術的には、カードプログラム側と決済ネットワーク(Visa等)が連携し、USDCの保有状況を参照した上で取引承認と法定通貨への決済受渡しが行われます。
加盟店は通常のカード処理と同様のフローで支払いを受け、特別な暗号資産の受領手続きやウォレット管理は不要です。このため、消費者と加盟店の双方にとって導入障壁が低く設計されています。
三社の役割分担と運用体制、準拠法・安全対策
本プロジェクトには、各社が明確な役割を持って参画しています。Slash Visionがプログラム全体のマネジメントとブランド提供を、IQuitousがカード発行と顧客管理・システム運用を、OricoがBINスポンサーとして国際カードブランドに関する法令順守を担います。これにより決済業務の運用と各種コンプライアンスが担保されます。
具体的には以下の通りです。組織間の役割分担により、決済サービスの開発・運営、顧客対応、国際ブランド対応が分離され、専門性を活かした運用が可能になります。
- Slash Vision(プログラムマネージャー/ブランド提供)
- カードプログラムの企画・開発・運用・ブランド管理を担当。決済ソリューションとしてステーブルコイン活用の設計を推進します。
- IQuitous(カード発行)
- カード発行業務、顧客管理、システム運用を担当。顧客のオンボーディングやアカウント管理、トランザクション処理を実行します。
- Orico(BINスポンサー)
- 銀行識別番号(BIN)スポンサーとして、国際カードブランドの基準に関するコンプライアンス対応を実施。法的・運用面での橋渡しを行います。
セキュリティと法令順守の取り組み
カードがUSDCを利用することにより、価値の安定性を確保すると同時に、国際的なアンチマネーロンダリング(AML)基準に準拠した運用が明示されています。具体的には厳格な本人確認(KYC)とトランザクションモニタリングを実施します。
さらに日本国内法についても対応が明記されており、分割払いやクレジット取引に関する法律の代表例である割賦販売法(Installment Sales Act)や、犯罪収益移転防止法(Act on Prevention of Transfer of Criminal Proceeds)に適合する形で運用されます。これらの措置は不正利用防止と利用者保護の両面を重視したものです。
提供スケジュールと利用開始手続き、関連情報
サービス提供のスケジュールは前倒しの準備期間を経て段階的に進められます。プレ登録は2025年6月に開始済みで、既にプレ登録済みの顧客に対して順次カード発行手続きが実施されます。一般向け申込は2026年8月頃に開始予定です。
カード発行の初回提供開始日は2026年4月20日とされており、その後も利用者向け機能拡張や市場展開が継続されます。プレ登録の専用ページは日本語で公開されています。
- プレ登録開始:2025年6月(既に開始、登録者へ順次発行)
- カード発行開始:2026年4月20日(提供開始日)
- 一般申込受付開始:2026年8月頃(目安として公表)
プレ登録ページ(日本語):https://pre-card.slash.vision/
なお、本発表は2025年2月13日に発表済みの『Slash Card』パートナーシップ合意に関するニュースリリースにも関連しています。サービス提供に関する初期説明はその時点から段階的に公開されてきました。
関連企業の概要と連絡先情報
発表には各社の会社概要も併記されています。これにより事業の信頼性や業務遂行能力を示す情報が整理されています。
- SLASH VISION PTE. LTD.
所在地:18 Robinson Road, #20-02 18 Robinson Singapore 048547
代表:Shinsuke Sato, CEO
設立:2023年7月28日
事業内容:ステーブルコインを用いた決済ソリューションの開発
URL:https://slash.vision/ - IQuitous Inc.
所在地:東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル15F
代表:神崎誠一(Seiichi Kanzaki)、代表取締役社長
設立:2009年4月
事業内容:決済サービスコンサルティング、カード決済代行、システム開発
URL:https://iquitous.com/en/toppage/?lang=en - Orient Corporation(オリエントコーポレーション)
所在地:東京都千代田区麹町5丁目2-1 102-8503
代表:梅宮誠(Makoto Umemiya)、代表取締役社長
設立:1954年12月27日
事業内容:クレジットカード・キャッシング・割賦信用、保証業務、決済・保証業務、海外事業
URL:https://www.orico.co.jp/company/(英語版は自動翻訳表示)
これらの情報はプレスリリースに含まれている公表事項と一致します。事業の信頼性や法令対応体制を示すために、会社の設立年や代表者名、事業内容が明示されています。
関連情報、キーワード、ダウンロード素材の案内
プレスリリースは関連するキーワードやカテゴリ情報も付記しており、メディアや業界関係者が参照しやすい形に編集されています。提供されているキーワードからは、決済・Fintech・ブロックチェーンやAML対応といった領域が本取り組みの主題であることが分かります。
プレスリリースに含まれるキーワードとカテゴリは以下の通りです。加えて、プレスリリース内で使用されている画像素材がダウンロード可能である旨も記載されています。
| カテゴリ | クレジットカード・ローン / 銀行・信用金庫・信用組合 |
|---|---|
| タイプ | 商品サービス |
| キーワード | クレジットカード, ステーブルコイン, ブロックチェーン, Fintech, 金融, web3, AML, crypto, USDC, 決済 |
| ダウンロード | プレスリリース内で使用されている画像ファイルがダウンロード可能(プレスリリース素材) |
これらのタグ情報は、業界レポートやメディア配信時に文脈を補完する役割を果たします。ダウンロード可能な素材は報道や広報での活用を想定して提供されています。
要点の整理(表)
以下に本記事で取り上げた主要事項を表形式で整理します。日付や各社の役割、技術的なポイントを明確にまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレスリリース公開日時 | 2026年5月7日 12時00分 |
| サービス開始日(カード発行開始) | 2026年4月20日 |
| プレ登録開始 | 2025年6月(既に開始、登録者へ順次発行) |
| 一般申込開始予定 | 2026年8月頃(目安) |
| 利用通貨(ユーザー側) | USD Coin(USDC) |
| 加盟店の受取通貨 | 日本円等の法定通貨(従来のカード決済と同様) |
| 利用可能範囲 | Visa加盟店(国内外) |
| 三社の役割 |
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| 法令・規格順守 | 国際的AML基準、本人確認、割賦販売法、犯罪収益移転防止法などに準拠 |
| 参考URL | https://pre-card.slash.vision/(プレ登録ページ、日本語) |
本表は本プレスリリースの主要な事実を整理したものであり、サービス開始日、利用方法、各社の役割、法令順守の状況などをひと目で確認できるようにまとめています。プレスリリースにはさらに企業情報やダウンロード可能な素材の案内も含まれていますので、報道や業務用途で詳細確認が必要な場合は元のリリースを参照してください。