9/30-10/4 大手町で若手醸造家50蔵が集う日本酒祭
ベストカレンダー編集部
2026年5月8日 07:46
若手の夜明け2026
開催期間:9月30日〜10月4日
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東京・大手町に次世代の醸造家が集う場:若手の夜明け2026の全体像
おいしい日本酒と文化を世界に広めるcamo株式会社は、全国の若手醸造家約50蔵に加え海外の酒醸造所も招き、一堂に会する日本最大級の日本酒イベント「若手の夜明け2026」を、2026年9月30日(水)から10月4日(日)までの5日間、東京都千代田区の大手町仲通りおよび内神田仲通り広場にて開催することを発表しました。共催は三菱地所株式会社で、5日間で延べ10,000人の来場を見込んでいます。
本イベントは「自他共栄」をテーマに、次世代を担う若手醸造家たちが主体となり、日本酒業界の構造的課題である世代交代、後継者不足、市場縮小に対して新しい価値と可能性を提示するムーブメントとして位置付けられます。2007年から続く歴史を承継し、camoによる運営拡大の結果、事業規模は承継時の約10倍にまで成長しています。
歴史と承継の背景
「若手の夜明け」は2007年の開始以降、2007年〜2017年、2018年〜2022年の2期にわたり全国の有力蔵元が主体となって開催されてきました。2022年9月にcamo株式会社が事業を承継して以降、拡大・リニューアルを重ね、これまでに全国40回、42都道府県から延べ150蔵以上が参加するプラットフォームとなっています。
国内に約1,500場ある清酒製造免許のうち、およそ10%の蔵元が関わる規模で、若手醸造家に特化した稀有な機会として注目されています。イベントは日本酒の試飲販売、フードやソフトドリンクの試食販売、物販、体験企画、講演会など多面的に構成されます。
開催概要の要点
会場と日程、主催など主要情報は以下のとおりです。来場規模は延べ10,000人を見込み、国内約50蔵(25蔵×2期入替制)に海外蔵も加える構成です。
- 名称:若手の夜明け2026
- 開催日程:2026年9月30日(水)〜10月4日(日)
- 会場:東京都千代田区 大手町仲通り、内神田仲通り広場
- 参加蔵数:国内約50蔵(25蔵×2期入替制)+海外蔵
- 主催:若手の夜明け実行委員会(camo株式会社)
- 共催:三菱地所株式会社
- 見込み来場者数:延べ10,000人
- 問合せ:E-mail:hello@sakejump.com
- 関連リンク:https://sakejump.com/
新企画と継続施策:『自他共栄』を具現化する取り組み
2026年は「自他共栄」を掲げ、新企画と既存の取り組みを両輪で進めます。三菱地所が2026年に開業する大手町ゲートビルとの連携企画や、10月1日の「日本酒の日」に合わせた特別企画など、来場者と醸造家双方の体験価値を高める内容が予定されています。
一方で、2025年に導入した選考会制度や2期入替制などは継続・強化され、選考の透明性や出店者の育成機能を高める改良が行われます。海外蔵の招聘や有資格者ガイドによるプレミアムツアーなど、国内外の接続や深い消費者体験の提供も重視されます。
今年新たに開始する企画
大手町ゲートビルとの連携は、同ビル開業に合わせた初の取り組みで、150名キャパの会場での映画上映会や、1F観光案内所併設カフェでのライブ体験(新しい酒器、燗酒、カクテルなど)を実施します。こうした場を通じて日本酒の文化的価値を日常の文脈へと拡張します。
また、2026年は会期中に10月1日の「日本酒の日」が含まれる初の年となるため、その日だけの特別企画も用意されます。これにより一般来場者、飲食関係者、酒販関係者といった多様なステークホルダーが一堂に会する機会を増やします。
継続・強化する取り組みの詳細
選考会制度は2025年の導入に続いて継続され、審査員によるディスカッション・フィードバックの時間をさらに拡充します。これにより出店者は評価を受けるだけでなく、議論を通じて学びを得られる場が提供されます。
また、出店蔵の選定は4つのテーマ別エントリー制で行います。テーマは「果実香・花の香り・スパークリング」「キレ・辛口・透明感」「旨味・コク・燗酒」「熟成・複雑系」であり、各テーマに適した酒質を持つ蔵がそれぞれのゾーンに配置されます。さらに第1期(9/30-10/1)と第2期(10/2-10/4)の2期入替制を採用し、若手蔵同士の競争と比較が視覚化されます。
選考会と応募条件:出店までの具体的なプロセス
本イベントは若手醸造家の活性化と業界全体の成長支援を目的とし、出店蔵は事前選考会で決定します。ブース数には物理的上限があり、一定の緊張感と主体性を担保するための制度として選考会を継続実施します。
なお、昨年2025年9月の「若手の夜明け」において杯売ランキングTOP10に入った酒蔵は、選考会への応募不要で出店が自動的に確定します。対象蔵は6月30日(火)に発表されます。
選考の流れ(ステップごと)
エントリーを希望する蔵元は以下のプロセスに沿って応募します。応募期間、出品酒発送日、選考会実施日など重要日程は公示されています。
- エントリーする出品酒の決定
- 応募フォーム・提出書類・動画の準備
- 出品酒の送付(500mlまたは720mlを2本)
- 審査および選考結果の発表、出店準備
選考会応募期間:2026年5月7日(木) – 5月25日(月)
出品酒の発送:2026年6月8日(月)、選考会実施:2026年6月9日(火)、選考結果発表:2026年6月16日(火)、出場蔵元発表:2026年6月30日(火)
応募条件と若手の定義
参加対象は次世代の日本酒文化を担う若手蔵元・杜氏を主旨に置き、以下の条件を満たす方を対象とします。主催者は必要に応じて面談を行い参加可否を判断します。
- 共通の同意事項
- 若手の夜明けの設立趣旨に賛同し、日本酒業界の産業振興に寄与すること。選抜後は落選した蔵の分も広報・営業・イベント貢献などに精力的に取り組むこと。
- 参加にあたっての主体性
- 酒蔵の当主(蔵元)または杜氏が主体的に参加し、書類の提出やイベント参加をスタッフ任せにしないこと。
- 若手の定義(次の条件のうち2つ以上を満たすこと)
-
- a. 蔵元・杜氏の年齢が20-44歳未満であること
- b. 蔵を継いで(代表取締役の交代)8年未満であること
- c. 先代とはまったく別の自身の新ブランドを立ち上げていること
- d. 生産石数が300石未満であること
- 例外の取扱い
- 上記を満たさない可能性があるが直談判したい場合は応相談。
選考会の応募フォーム:https://forms.gle/zh1UmBjAND37u5GM7
審査員の視点と運営情報:評価基準と関係者のコメント
選考会の審査は、飲食店・酒販店の第一線で活躍するプロフェッショナルが担当します。審査では一定の品質基準を前提としつつ、造り手の個性やコンセプト、酒質と思想の整合性、土地性や表現の独自性など多角的な視点で評価されます。
審査の過程は公開取材を通じて広く発信され、醸造家たちの酒造りへの想いや背景もイベント前から継続的に紹介されます。発信は主にInstagramアカウント @sakejump にて行われます。
審査員コメント(全文)
千葉 麻里絵(EUREKA!オーナー)
今年も若手の夜明けの審査委員長を務めさせていただきます。近年、日本酒は国内にとどまらず世界中で親しまれ、味わいはもちろん、蔵元の技術や文化的背景にも注目が集まっています。酒造りの多様化が進む中で、その表現はますます豊かになっていると感じています。
本審査では、一定の品質基準を踏まえながら、自由な視点でその酒の個性や表現に向き合ってまいります。伝統を大切にしつつ、新たな挑戦を重ねる姿勢、そしてその蔵ならではの魅力についても、丁寧に受けとめていけたらと思います。審査員一同、一杯一杯に誠実に向き合い、その価値を見極めてまいります。皆さまの渾身の一杯を、心よりお待ちしております。
梅澤 豪(sobasay 代表)
今年も選考会の審査員を務めさせて頂くこととなり、身が引き締まる思いです。現在は醸造技術の進歩や多様性により、クオリティーの向上はもちろん幅広い味わいが楽しめる時代となってきています。そんな中でもその蔵の個性を感じるお酒、新たな発見を感じるお酒に出会えることを楽しみにしています。
登 和哉(登酒店 四代目)
今年も「若手の夜明け」の審査員として、若手醸造家の挑戦を酒販店の立場から真剣に見させていただきます。審査では、単に味わいの良し悪しだけでなく、その美味しさに明確なコンセプトがあるかを重視したいと考えています。造り手の思想、設計、プロセスが最終的な酒質とどう結びついているのか。“点”ではなく“線”としての整合性を大切に審査に臨みます。
堀口 潤一(酒の勝鬨/商品販売部部長)
今年も「若手の夜明け」の審査員を務めさせていただける事に心から感謝申し上げます。日本酒は“温度”によって、その本質と可能性が大きく変わる飲み物です。若手の夜明けに集う造り手たちの酒には、既存の枠を越えようとする意志と、未来への問いが宿っていると感じています。今年も審査員として、その酒の奥にある思想や背景まで丁寧に感じ取り、一つひとつの表現と真摯に向き合いたいと思います。この場が、日本酒の新たな価値と時代の輪郭を照らす夜明けになることを願っています。
髙崎 丈(熱燗師/髙崎のおかん)
時代を代表する日本酒は「土地の制約と人の誓約」から生まれると信じています。今や品質の高さは前提条件に、時代が次のフェーズへ進む今、その土地の風土を深く理解し、唯一無二の「土着性」を宿せるかが問われています。土着性はポジティブな意味だけの言葉ではありませんが「個性はハンデから生まれる」ものです。土地のポジティブな面はもちろん、ネガティブな側面さえも魅力に変えてしまうような表現に出会えることを楽しみにしています。日本酒の新しい時代を切り拓く皆様の挑戦、その一歩を心から応援しています。
安藤 大輔(IMADEYA/商品COM部 部長)
今年も審査員としてこの会に参加できる事、光栄至極に存じます。審査に際しましては全身全霊をかけて務めさせていただきます。若い造り手のお酒に正面からぶつかって楽しませて頂こうと思います。何かっぽい味のお酒ではなく『これが私達らしさだ』と主張してくるような、飲んだ瞬間、造り手に会いに飛び出したくなるような、そんなお酒との出会いを楽しみにしております。
古賀 哲郎(稲水器あまてらす/店主)
全国各地の酒蔵における使命は、「美味しい酒を造ること」から、「造り上げた美酒で何を実現するか」へと移行しているように感じます。一方で、掲げるビジョンやコンセプトの大きさに、品質がまだ十分に伴っていないケースも少なくありません。そうした時代にあって、大きな夢を描き、一口で心を動かすような美酒を生み出す若い造り手たちが育つ土壌といえる「若手の夜明け」に関われることを、心より光栄に思います。
庄島 健泰(住吉酒販/代表取締役)
末席を汚して審査させていただきます。これほどグローバル化と資本の寡占化が進んだ世の中でも、なお1000を超える生産者が1つの国に列挙している状況は誇りで文化だと思っています。そして、もっともっと日本で(ひいては世界で)そんなお酒が飲まれるべきです。去年、意見の割れるお酒はもちろんありましたが、これというものは笑顔で顔を見合わせたのが、正にお酒の本質のようでした。満笑一致!今年も楽しみにしています。
田中開(オープンブック/代表)
以上の審査員たちが、多角的な視点で出品酒を評価し、出店蔵を選出します。
運営と主催者情報
主催は若手の夜明け実行委員会(camo株式会社)で、camoは2018年創業。コンサルティングを基盤に日本酒業界の発展に取り組んでおり、これまで全国200以上の酒蔵を取材・発信してきました。2022年に「若手の夜明け」を承継し、sakejumpブランドでイベントやECを通じて酒蔵の価値向上を推進しています。
camoの関連サービス:sakejump(https://sakejump.com)、sakejump online(https://store.sakejump.com/)、Instagram(https://www.instagram.com/sakejump/)、sakejump takanawa(https://www.instagram.com/sakejump_takanawa)。問い合わせは若手の夜明け実行委員会(E-mail:hello@sakejump.com)へ。
要点の整理
以下は本記事で取り上げた「若手の夜明け2026」の主要情報を表形式で整理したものです。重要な日程、会場、応募方法や問い合わせ先を一目で確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 若手の夜明け2026 |
| 開催日程 | 2026年9月30日(水)〜10月4日(日) |
| 会場 | 東京都千代田区 大手町仲通り、内神田仲通り広場 |
| 参加蔵数 | 国内約50蔵(25蔵×2期入替制)+海外蔵 |
| 主催 / 共催 | 若手の夜明け実行委員会(camo株式会社) / 三菱地所株式会社 |
| テーマ | 自他共栄 |
| 選考会応募期間 | 2026年5月7日(木) – 5月25日(月) |
| 出品酒発送 | 2026年6月8日(月) |
| 選考会実施 | 2026年6月9日(火) |
| 選考結果発表 | 2026年6月16日(火) |
| 出場蔵元発表 | 2026年6月30日(火) |
| 応募方法 | 応募フォーム:https://forms.gle/zh1UmBjAND37u5GM7 |
| 問合せ | E-mail:hello@sakejump.com |
| 関連サイト | https://sakejump.com/ |
本文ではイベントの趣旨、開催概要、新企画と継続施策、選考会の詳細、および審査員のコメントを網羅的にお伝えしました。発表された日程と選考プロセスに基づき、関係者や参加希望蔵元は所定の応募フォーム及び主催者の案内に従って手続きを進めることが想定されます。