第2回日本モンゴル映画祭、新宿K’s cinemaで監督来日舞台挨拶
ベストカレンダー編集部
2026年5月8日 09:52
第2回日本モンゴル映画祭
開催期間:3月14日〜5月7日
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駐日モンゴル大使館で開かれた前夜祭──文化と交流が交差した夕べ
2026年3月13日18時30分より、駐日モンゴル大使館を会場に「第2回日本モンゴル映画祭」のレセプションパーティーが開催されました。主催側の発表によれば、日本側およびモンゴル側の映画祭関係者や映画関係者、映画祭を楽しみにする来場者を含め約70名が参加しました。
会場にはモンゴルの伝統楽器である馬頭琴(モリンホール)の演奏者、ウルグン氏がゲストとして招かれ、演奏を披露しました。会場内では協賛企業による日本酒・焼酎・ワインの提供やお蕎麦の振る舞いがあり、参加者は食事を囲みながら交流を深めました。
- 日時:2026年3月13日 18:30〜
- 会場:駐日モンゴル国大使館
- 参加者数:約70名
- 主な内容:馬頭琴演奏、協賛企業による飲食提供、関係者の挨拶・スピーチ
当日の様子は写真での紹介も行われており、会場の雰囲気や挨拶の場面、演奏シーンなど複数のカットが記録されています(画像キャプション:モンゴル大使館でのレセプションパーティの様子1〜4)。
大使館での挨拶と第3回開催の決定
バンズラグチン・バヤルサイハン駐日モンゴル国特命全権大使は挨拶の中で、「日本とモンゴルの共同制作は1980年代に始まり、今でも映画は文化交流の1つとして大事にしている」と述べました。同席したバトホヤグ・ゴトヴスレン文化芸術長官もスピーチを行い、場内で第3回映画祭の開催とモンゴルでの日本映画祭開催への支援を明言しました。
モンゴルから来日したゲストとして、監督・プロデューサーの3名がスピーチを行いました。ビャンバ・サヒャ監督(Byambaa Sakhy)、アリウナー・ツェレンピルプロデューサー(Ariunaa Tserenpil)、ノムーンズル・トゥルムンフ(Nomuunzul Turmunkh)プロデューサー/脚本家の3名は映画祭実行委員会に対する感謝と、それぞれの作品に込めた想いを語りました。
新宿K’s cinemaでの上映と舞台挨拶──監督・プロデューサーと直接対話する場
本映画祭の中心企画は新宿K’s cinemaでの上映と舞台挨拶です。2026年3月14日から16日にかけて、ビャンバ・サヒャ監督、アリウナー・ツェレンピルプロデューサー、ノムーンズル・トゥルムンフプロデューサーらの作品が上映され、上映後には登壇者による舞台挨拶が行われました。
また、3月20日と23日にはアムラ・バルジンヤム監督(Amra Baljinnyam)も来日し、自作の舞台挨拶を行いました。舞台挨拶では本映画祭のプログラム・ディレクターである大西夏奈子氏による進行と、会場からの質疑応答により、作品の背景や制作手法に関する詳しい説明が行われました。
| 登壇者 | 対象作品 | 備考 |
|---|---|---|
| ビャンバ・サヒャ監督(BYAMBAA SAKHY) | 『リモート・コントロール』/『Bedridden 〜寝たきりを選んだ男』 | 『リモート・コントロール』は釜山国際映画祭ニュー・カレンツ賞、ロッテルダム国際映画祭プリンスクラウス賞受賞 |
| アリウナー・ツェレンピル(Ariunaa Tserenpil) | 『狼は夜やってくる』/『リモート・コントロール』/『Bedridden 〜寝たきりを選んだ男』 | 『狼は夜やってくる』はシルクロード国際映画祭ベストドキュメンタリー賞受賞 |
| ノムーンズル・トゥルムンフ(Nomuunzul Turmunkh) | 『サイレント・シティ・ドライバー』 | 大阪アジアン映画祭最優秀俳優賞受賞作品を含む |
| アムラ・バルジンヤム(Amra Baljinnyam) | 『MONGOL』 | 史実を元にした長編作 |
舞台挨拶で取り上げられた質問と論点
各作品の舞台挨拶では、作品の主題や制作手法、俳優選定、音楽の起用理由といった具体的な問いが投げかけられました。質問は監督・プロデューサー双方へ向けられ、映画の内的背景や制作上の選択に関する深掘りが行われました。
以下は舞台挨拶で実際に挙げられた主な質問と論点です。各作品について細かく取り扱われ、会場での質疑応答も含めて議論が活発に行われました。
- 『リモート・コントロール』への問い
- この映画を通して伝えたいメッセージは何か、俳優ではない主人公を起用した理由
- 『Bedridden 〜寝たきりを選んだ男』への問い
- なぜモノクロで撮影したのか、私生活でもパートナーである監督とプロデューサーが大切にしていること
- 『狼は夜やってくる』への問い
- ハイブリッドドキュメンタリーの定義、主人公の起用方法
- 『サイレント・シティ・ドライバー』への問い
- 作品で伝えたかったテーマ、なぜフランスの曲を主題歌に採用したのか、現在のモンゴル映画の状況
- 『MONGOL』への問い
- 史実のどの部分が実際にあったのか、馬に乗るシーンの苦労、主人公に『モンゴル』という名を付けた理由
会場では監督が影響を受けた作家や映画監督(フランスの作家や黒澤明監督など)についても言及があり、モンゴル映画の表現が持つ多層的な背景が浮かび上がりました。いずれの作品も、モンゴル社会が抱える現代的課題や監督自身の体験が反映された作品群でした。
上映の巡回と地域公演、関係者一覧
新宿K’s cinemaでの東京公演に続き、同映画祭は横浜と阿佐ヶ谷での巡回上映を実施しました。各地でスケジュールが組まれ、地域の映画ファンからの支持が得られたと報告されています。
巡回日程は以下の通りです。各会場での上映プログラムは新宿と同様の作品群を中心に構成されました。
- 横浜シネマリン:2026年3月28日(土)〜4月3日(金)
- Morc阿佐ヶ谷:2026年4月17日(金)〜5月7日(木)
レセプションや上映、舞台挨拶に関わった主な関係者、団体は以下の通りです。主催・共催・助成・協賛など、運営のために複数の組織が連携しています。
- 主催
- 日本モンゴル映画祭実行委員会/株式会社マグネタイズ/株式会社NOMADZ
- 共催
- 株式会社東京企画/株式会社リブ
- 助成
- アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】
- 協賛
- 株式会社グランマーブル/名代富士そば/有限会社酒屋の宇山/株式会社いまでや
- 協力
- 大阪アジアン映画祭/合同会社K-zone/新宿モンゴル料理モリンホール屋
- 後援
- 駐日モンゴル国大使館
公式情報と連絡先
映画祭の公式情報や今後の案内は公式ウェブサイトおよびSNSで公開されています。詳細な上映スケジュールやゲスト情報は公式ページで確認できます。
- 公式HP:https://mongolianfilmfest.com/
- 公式X:https://x.com/mongolfilmfest
- 公式Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=61568106526404
- 公式Instagram:https://www.instagram.com/mongolfilmfest
まとめと要点整理
第2回日本モンゴル映画祭は、駐日モンゴル大使館での前夜祭(2026年3月13日)から新宿K’s cinemaでの本上映(3月14日〜27日)、そして横浜・阿佐ヶ谷での巡回上映まで幅広く実施されました。映画祭ではモンゴルからの監督・プロデューサーが来日し、舞台挨拶やトークで作品の背景や制作意図を直接語りました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名称 | 第2回日本モンゴル映画祭 |
| 共催 | 株式会社東京企画(代表取締役:國峰有希)ほか |
| レセプション | 2026年3月13日 18:30、駐日モンゴル国大使館、参加約70名、馬頭琴演奏、飲食提供 |
| 東京会場(本上映) | 新宿K’s cinema、2026年3月14日〜27日(監督来日時期:14〜16日、20日、23日等) |
| 巡回会場 | 横浜シネマリン(2026/3/28〜4/3)、Morc阿佐ヶ谷(2026/4/17〜5/7) |
| 主な登壇者 | ビャンバ・サヒャ監督、アリウナー・ツェレンピル(プロデューサー)、ノムーンズル・トゥルムンフ(プロデューサー/脚本家)、アムラ・バルジンヤム監督 他 |
| 主な上映作品 | 『リモート・コントロール』『Bedridden 〜寝たきりを選んだ男』『狼は夜やってくる』『サイレント・シティ・ドライバー』『MONGOL』等 |
| 助成・協賛等 | アーツカウンシル東京(助成)、協賛:株式会社グランマーブル/名代富士そば/有限会社酒屋の宇山/株式会社いまでや 他 |
| 公式情報 | 公式HPおよびSNS(URLを本文に記載) |
以上が第2回日本モンゴル映画祭の主な内容と経過の整理です。上映作品や舞台挨拶での問答を通じて、モンゴルの現代的な社会課題や映画制作に込められた個々の表現が明らかとなり、文化交流としての映画祭の役割が改めて示されました。