8月1日開始|ピクトレで全国防災アクション
ベストカレンダー編集部
2026年5月12日 15:19
ピクトレ防災CS2026
開催期間:8月1日〜11月30日
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市民参加と政策接続をつなぐ新たな試み:DEAとLobbyAIが描く“継続する”防災モデル
株式会社Digital Entertainment Asset(以下「DEA」)とLobbyAI株式会社(以下「LobbyAI」)が2026年5月12日付で業務提携を開始しました。本提携は、DEAが主催する全国規模の市民参加型防災イベント「ピクトレ防災チャンピオンシップ2026」を起点に、市民の行動変容を生む仕組みと、自治体の政策・予算サイクルへの接続を一体化することを目的としています。
背景には、防災意識が高い一方で実際の参加につながらないという構造的課題があり、2026年11月に予定される防災庁発足が転換点となることが想定されています。DEAはゲーミフィケーションを通じた参加体験の創出を、LobbyAIはAIによる行政・議会データ分析で政策接続を担い、両社の強みを統合した社会実装モデルを共同で構築していくとしています。
課題認識と提携の意義
出発点となるのは、こくみん共済 coopが実施した「防災・災害に関する全国都道府県別意識調査2024」の結果です。同調査(全国20〜69歳、4,935サンプル)では、地域やマンションで実施される防災訓練に「ほぼ毎回参加する」と回答した市民は4.4%にとどまり、64.5%が「一度も参加したことがない」と答えています(出典:こくみん共済 coop)。
この実態を受け、DEAとLobbyAIは「市民の参加を生み出す仕組み」と「政策として定着させる仕組み」を分断せず統合的に設計することに特徴があります。単発の施策で終わらせないため、自治体の長期計画や予算編成サイクルと同期する継続的な実装スキームを目指します。
ピクトレ防災チャンピオンシップ2026:仕組み・規模・目標
連携の起点となる「ピクトレ防災チャンピオンシップ2026」は、DEAが2026年8月1日から11月30日までの4ヶ月間で開催する分散型の防災参加イベントです。対象は全国47都道府県・約1,700自治体で、位置情報に基づき該当県のシーズンが優先表示されます。
イベントはスマートフォンアプリ「PicTrée(ピクトレ)」を用い、市民が街中の防災設備(消火栓、AED、避難所など)を発見・撮影・投稿することで地域の防災インフラを可視化します。報酬画面には協賛企業のロゴが表示される設計で、自治体・市民・協賛企業の三方良しの参加体験を目指します。
開催概要と目標
- 開催期間:2026年8月1日(土)〜11月30日(月)/4ヶ月
- 開催規模:全国47都道府県・約1,700自治体(位置情報ベースで該当県シーズン優先表示)
- 目標参加者:1,000万人(期間中の防災訓練「ほぼ毎回参加」率を4.4%から10%へ引き上げ)
- 既存実績:ピクトレ累計ダウンロード10万以上、連携自治体20以上
ピクトレのゲーム設計では、チーム対抗の要素が導入されています。プレイヤーはシーズン開始時にボルト・アンペア・ワットのいずれかのチームを選び、撮影やチェックイン、撮影した対象同士を「コネクト(繋ぐ)」することでポイントを獲得します。シーズン終盤にはランキング報酬や優勝チームに対する報奨が用意されます。
公式サイトや公式X(@pictree_dea)で詳細が公開されています。公式サイト:https://pictree.greenwaygrid.global/
連携の具体的施策と機能統合
本提携は四つの主要な連携領域を掲げています。①自治体への政策接続支援、②政策トレンドと市民行動データの共創、③持続可能な社会実装OSの構築、④関係人口プラットフォーム「ご当地ひみつエージェント(GLOCAL AGENTS)」との連動です。
各項目はDEAの市民参加基盤と、LobbyAIのAI政策分析を組み合わせることで、単なる連携に留まらず共通設計図をつくる取り組みとなっています。
① 防災CS2026の全国自治体への政策接続支援
LobbyAIのAI分析プラットフォームが全国の総合計画・防災計画・予算情報を構造的に解析し、DEAソリューションとの親和性が高い自治体を特定します。これにより、参加自治体の拡大を戦略的に支援し、両社がプロセス設計と最適化を共同で担います。
このプロセスの体系化は、他領域への横展開を可能にするモデル化も視野に入れています。
② 「政策トレンド × 市民行動データ」の共創
LobbyAIが解析する国の政策方針や地方議会のトレンドと、DEAが取得する市民の行動データ(プロット・撮影・参加率の地域別分布など)を掛け合わせ、自治体が抱える潜在的課題(インフラ老朽化箇所、避難所の認知不足等)を可視化します。
この分析に基づき、科学的根拠に基づく官民共創提案を可能にすることが掲げられています。
③ 持続可能な社会実装OSの構築
単発のキャンペーンで終わらせないため、自治体の長期計画と同期する「継続的な実装スキーム」を共同で設計・提供します。市民の行動変容を促すデジタル参加基盤を自治体の意思決定プロセスへ接続する共通設計図を整備します。
この取り組みは、防災領域以外への横展開(インフラ点検・地域活性化・環境領域など)も想定されています。
④ ご当地ひみつエージェント(GLOCAL AGENTS)との連動
DEAは2026年6月に地域の魅力を発見・発信するゲーム型関係人口プラットフォーム「ご当地ひみつエージェント(GLOCAL AGENTS)」を公開予定です。本プラットフォームはデジタル上で関心を醸成し、ピクトレのリアル行動へとつなげる役割を担います。
また、総務省が2025年度に創設した「ふるさと住民登録制度」との接続も視野に入れており、デジタル関係人口から制度を通じた継続的な関わりへの段階的発展を設計します。LobbyAIは制度連携においても政策接続力を発揮する役割を担うとしています。
期待される効果とスケジュール、企業情報
提携により期待される効果としては、防災庁発足を見据えた市民参加型防災ソリューションの全国導入スピード向上、自治体との連携精度と意思決定接続力の向上、市民参加データを活用した継続的な事業化モデル構築などが挙げられています。
加えて、2026年を「ロビー活動元年」と位置付け、社会課題解決スタートアップとして新しい展開モデルを提示する意図が示されています。総務省の制度を起点に、デジタル関係人口から制度的関係人口への転換モデル構築も打ち出しています。
今後のスケジュール
- 2026年5〜7月:全国自治体への戦略的アプローチを開始
- 2026年6月:DEA関係人口プラットフォーム「ご当地ひみつエージェント(GLOCAL AGENTS)」公開
- 2026年8〜11月:ピクトレ防災チャンピオンシップ2026 本番開催(全国47都道府県・約1,700自治体)
- 2026年12月〜2027年1月:最終表彰イベント/全国データレポート納品
- 2027年以降:確立した社会実装モデルを基盤に、ふるさと住民登録制度との連携・インフラ点検・地域活性化・環境領域へ横展開
各社のコメントも公表されています。DEA代表取締役社長の山田耕三氏は、防災訓練参加率の低さを指摘し、デジタルとリアルを一気通貫で繋ぐ構想を述べています。LobbyAI代表取締役の高橋京太郎氏は、市民の参加数と定量的根拠が行政の意思決定を後押しする点を強調し、AIによる政策分析で市民の力を政策サイクルへ直結させる役割を明示しています。
会社概要(主な情報)
- 株式会社Digital Entertainment Asset(DEA)
- 代表者:吉田直人、山田耕三
- 所在地:東京都港区西新橋1丁目6-11 西新橋光和ビル2F
- 設立:2026年1月(創業:2018年8月)
- 事業内容:課題解決ゲーム事業、社会課題解決型ゲーム「PicTrée(ピクトレ)」等
- 公式:https://dea.sg/
- LobbyAI株式会社
- 代表者:高橋京太郎
- 事業内容:AIによる行政・議会データ分析、政策・自治体アプローチ支援SaaS、ルールメイキング伴走
- 公式:https://lobbyai.co.jp/
要点整理(本文で触れた主要項目の一覧)
以下の表は、本記事で紹介した提携の主要事項を整理したものです。日付・数値・関係者など、読者が確認しやすいようにまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提携発表日 | 2026年5月12日 15時00分(共同リリース) |
| 提携当事者 | 株式会社Digital Entertainment Asset(DEA)/LobbyAI株式会社 |
| 起点事業 | ピクトレ防災チャンピオンシップ2026(2026年8月1日〜11月30日、全国47都道府県・約1,700自治体) |
| 目標参加者 | 1,000万人(防災訓練「ほぼ毎回参加」率を4.4%→10%へ) |
| 背景データ | こくみん共済 coop「防災・災害に関する全国都道府県別意識調査2024」:ほぼ毎回参加4.4%、一度も参加したことがない64.5% |
| 主要連携内容 | ① 政策接続支援 ② 政策トレンド×市民データ共創 ③ 社会実装OS構築 ④ GLOCAL AGENTS連動 |
| 関連サービス | PicTrée(ピクトレ)、ご当地ひみつエージェント(GLOCAL AGENTS) |
| 既存実績 | ピクトレ累計ダウンロード10万以上、連携自治体20以上 |
| 今後の主要スケジュール | 2026年5〜7月:自治体アプローチ開始/2026年6月:GLOCAL AGENTS公開/2026年8〜11月:ピクトレ防災CS開催/2026年12月〜2027年1月:表彰・データ納品 |
| 出典 | こくみん共済 coop「防災・災害に関する全国都道府県別意識調査2024」 |
以上が、本件に関する主な事実とスキームの整理です。DEAとLobbyAIは、それぞれの専門性を持ち寄り、市民の参加体験と自治体の政策プロセスを接続するモデルの実装を目指しています。提携は単発施策に留まらない持続可能な社会実装に重きを置いており、防災庁発足を控えた制度変化と連動しながら全国導入を図る計画です。