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イトーキ、工場ユニフォーム刷新 猛暑対策で現場主導

工場ユニフォーム刷新

開催日:5月1日

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工場ユニフォーム刷新
いつからどこの工場で着られるの?
2026年5月より順次導入されます。対象は関東第1工場・関東第2工場・滋賀工場・京都工場の4拠点で、拠点ごとに段階的に切り替わります。
具体的にどんな機能が付いてるの?
冷感素材、空調服(ファン+保冷剤ポケット)、耐切創の腕カバー、ストレッチ素材やタブレット収納などを備え、暑さ対策と安全性・作業性を両立します。

猛暑時代に向けた現場発想の“働く服”設計

株式会社イトーキは、2026年5月12日付の発表で、関東第1工場・関東第2工場・滋賀工場・京都工場の生産拠点における工場ユニフォームを全面的にリニューアルし、2026年5月より順次導入すると公表しました。今回の取り組みは、気象庁が示すような「酷暑」に備えるため、空調設備に加え服装面から作業者の負担を軽減することを目的としています。

発表文によれば今回の改訂は単なる見た目の変更ではなく、現場の従業員自らがプロジェクトを立ち上げ、試着やレビュー、社内公募および全社員投票を経て採用デザインを決定したことが特徴です。多様な人材が安心して働ける環境整備を目指す観点から、機能性・安全性・快適性を重視した“働く服”の再設計が行われました。

イトーキ、生産拠点の工場ユニフォームを刷新 画像 2

導入時期と対象拠点

公表されたスケジュールは2026年5月より順次導入と明記されています。対象となる生産拠点は以下の4拠点です。

  • 関東第1工場
  • 関東第2工場
  • 滋賀工場
  • 京都工場

これらの工場ではすでに空調やビニールカーテン等の環境改善措置が進められており、今回のユニフォーム刷新はそうした設備面の対策に加えて服装面からの熱負荷軽減を目指すものです。

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新ユニフォームの核心機能:冷却・安全・動作性の両立

新ユニフォームは暑さ対策、ダイバーシティ配慮、作業性・機能性強化という三つの軸で設計されています。それぞれの要点は現場での具体的な作業動作や安全基準を踏まえたもので、気候変動による「酷暑」増加を前提にした実務的な対応が反映されています。

以下に掲げる各機能は、公表資料に記載された全ての仕様と意図を含めて整理しています。

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暑さ対策:冷感素材・空調服・保冷機能

暑さ対策として、気化熱を利用する冷感素材を採用し、汗で生地が肌に張りつきにくい仕様とすることで通気性と快適性の向上を図っています。半袖ポロシャツ(夏用)と長袖(夏用)を組み合わせ、作業内容に応じて選べるラインアップを用意しています(発表では写真の説明として夏用半袖ポロシャツ〈ブラック、写真左〉、夏用長袖〈ブラック、写真右〉と記載)。

さらに、ファンを備えた空調服を用意し、その内側に保冷剤を収納できるポケットを設けることで、ファンの送風と保冷剤の併用による高い冷却効果を期待できる設計になっています。これにより、熱中症リスク低減や作業負荷の軽減を図ります。

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安全性:腕カバーの導入と耐切創性能

半袖着用時の腕保護を目的に、腕カバーを導入しています。腕カバーは単に冷却機能を持つだけではなく、耐切創性を確保しており、作業性と安全性の両立が図られています。現場での具体的なリスクに応じた保護措置が実装されています。

安全と快適性の両立を狙った設計は、夏場における作業環境の多様なシナリオを踏まえて検討されています。

デザインと利便性:多様な人材が働きやすい設計

ユニセックス設計とカラー展開により、多様な人材が選びやすい仕様になっています。男女や体格差、外国籍労働者などの多様性を想定した寸法設計や動作への配慮が盛り込まれています。

発表資料では、ブラックとキャメルの2色展開とし、写真では冬用のブラック(左)とキャメル(右)も示されています。一般的な作業着からの転換を意図した配色・デザイン選択です。

作業性・機能性:ストレッチ性・ポケット配置など

作業性向上のために、長袖ブルゾンと半袖ポロシャツのラインアップを用意し、用途や作業環境に応じた使い分けが可能です。素材はストレッチ性と耐久性を兼ね備え、裁断設計はしゃがむ・持ち上げる等の動作に配慮したものとなっています。

現場ニーズを反映した機能として、タブレット端末を収納できるポケットや左右どちらでも差せるペン差しなどが採用され、日常業務の効率化に寄与する設計です。

  • ラインアップ:長袖ブルゾン、半袖ポロシャツ
  • カラー:ブラック、キャメル(2色展開)
  • 機能:保冷剤ポケット付き空調服、腕カバー(耐切創)、タブレットポケット、可動域を考慮した裁断

導入プロセスと工場側の取り組みの一貫性

今回のユニフォーム刷新は、イトーキが進める工場改革や従業員エンゲージメント向上施策の一環として位置づけられています。ユニフォームの検討は現場主体で行われ、試着とレビュー、社内公募・全社員投票を経てデザインが決定されました。

従業員の声を起点にしたプロセスは、現場の実情に即した改善を促す仕組みの一例です。特に人手不足が進む状況を踏まえ、女性や若手、外国籍人材(発表ではハノイ工科大学出身者を含むと記載)など多様な人材の参加と意見反映が重視されました。

関連する工場改革と社内施策

イトーキは工場空間そのもののリニューアルも進めています。滋賀工場(近江八幡)ではチェア工場をリニューアルし「ITOKI DESIGN HOUSE SHIGA」へと進化させる取り組みを行っており、関東工場でもオフィスエリアを大規模リニューアルしています。該当のリリースは以下のリンクで確認できます。

ITOKI DESIGN HOUSE SHIGA(滋賀・近江八幡チェア工場リニューアル)
https://www.itoki.jp/company/news/2026/0123_itokidesignhouseshiga/
イトーキ関東工場オフィスエリア大規模リニューアル
https://www.itoki.jp/company/news/2025/0911_kantofactory/

また、生産ラインにおける創意工夫を表彰・共有する「ちえくり改善大会」や、現場の魅力を社内報で発信する取り組みを通じて、改善文化と現場の可視化を推進しています。今回のユニフォーム刷新は、こうした継続的な取り組みの延長線上にあります。

企業としての位置づけ

イトーキは創業1890年の企業で、ミッションステートメントに「明日の『働く』を、デザインする。」を据えています。オフィス家具の製造販売だけでなく、オフィス空間デザイン、働き方コンサルティング、オフィスデータ分析サービス、在宅ワーク用家具や公共施設向け機器など幅広い事業を展開しており、“AI×Design based on PEOPLE”を標榜しています。

同社のワークプレイス事業や空間DXに関する情報は公式サイトで確認できます:https://www.itoki.jp/

要点整理(表)と締めくくり

ここまでに取り上げた情報を表形式で整理します。表は発表日、対象拠点、主な機能、デザイン、導入スケジュール、関連施策および参考リンクを網羅しています。

項目 内容
発表日 2026年5月12日 13時00分
対象拠点 関東第1工場、関東第2工場、滋賀工場、京都工場
導入時期 2026年5月より順次導入
主な暑さ対策機能 冷感素材、半袖ポロシャツ、腕カバー(保護・耐切創)、空調服(ファン搭載)、保冷剤収納ポケット
デザイン・色 ユニセックス設計、ブラック・キャメルの2色展開(写真は夏用・冬用の言及あり)
作業性向上機能 ストレッチ・耐久素材、作業動作を考慮した裁断、タブレット収納ポケット、左右利用可能なペン差し
プロセス 現場従業員主体のプロジェクト(試着・レビュー)、社内公募、全社員投票を経て決定
関連取り組み 工場空間リニューアル(滋賀・関東)、ちえくり改善大会、社内報での現場発信(詳細は各リンク参照)
参考リンク ITOKI DESIGN HOUSE SHIGA(滋賀)
イトーキ関東工場オフィスエリア大規模リニューアル
https://www.itoki.jp/

本稿はイトーキが公表したプレスリリースの内容を網羅的に整理したものである。ユニフォーム刷新は、暑熱対策や多様な人材の参画、現場主導の改善文化を反映した措置として展開され、既存の工場改善施策と整合して実施される点が特徴といえる。

以上が発表内容の整理である。関連情報は公式サイトおよび上記の個別リリースで確認できる。