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上組日吉原蓄電所、2029年3月稼働へ 81.2MWh導入

上組日吉原蓄電所受注

開催日:3月1日

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上組日吉原蓄電所受注
これって何のプロジェクトでいつ始まるの?
大分市に新設される上組向けの大規模系統用蓄電所案件で、パワーエックスのMega Power 2500を36台導入し合計81.2MWh。運転は2029年3月開始予定です。
導入で電力にどんな効果があるの?
再エネの出力変動を吸収して需給バランスを安定化。ピークカットや周波数調整にも対応し、81.2MWhは約7,600世帯の1日分に相当します。

九州・大分に誕生する大規模系統用蓄電所の受注概要

株式会社パワーエックス(本社:岡山県玉野市、取締役 代表執行役社長CEO:伊藤 正裕、証券コード:485A)は、株式会社上組(本店:神戸市中央区、代表取締役社長:田原典人)から、大分県大分市に新設される特別高圧蓄電所向けに系統用蓄電システム「Mega Power 2500」36台(蓄電容量合計:81.2 MWh)を受注しました。本受注は九州エリアでの大規模案件であり、両社の協業拡大を示す重要な案件となります。

受注された蓄電所は仮称「上組日吉原蓄電所」と称され、運転開始は2029年3月を予定しています。九州地域では再生可能エネルギー(再エネ)導入が進む一方で出力抑制の課題も顕在化しており、本蓄電所は電力系統に接続して充放電を行うことで電力需給バランスの安定化に寄与することが期待されます。

受注に関する基本情報

本受注の主体、製品、運転開始予定時期、事業者などの基本情報を整理します。受注はパワーエックス製の系統用蓄電システム「Mega Power 2500」36台で、設置拠点は大分県大分市日吉原、事業者は上組日吉原蓄電事業合同会社です。運転開始時期は2029年3月(予定)となっています。

以下は受注のポイントです。納入機器の数量・総蓄電容量・PCS出力など、設備の規模感がわかる情報が明示されています。

  • 受注製品:系統用蓄電システム「Mega Power 2500」36台
  • 設置拠点:上組日吉原蓄電所(仮称)所在地:大分県大分市日吉原
  • 定格蓄電容量:合計81.2 MWh(一般世帯約7,600世帯の1日分の電力消費に相当)
  • PCS出力:20 MW
  • 運転開始時期:2029年3月(予定)
  • 事業者:上組日吉原蓄電事業合同会社

「Mega Power 2500」— 製品仕様と生産地

今回納入される系統用蓄電システム「Mega Power 2500」は、10フィートコンテナ(ISO規格)を採用したコンパクト設計のパッケージソリューションです。中核となる電池にはリン酸鉄リチウムイオン(LFP)を使用しており、安全性と寿命を重視した構成となっています。

製造拠点はパワーエックスの拠点である岡山県玉野市で、国内開発・製造による供給体制が整えられています。ローカル生産により品質管理を徹底するとともに、サプライチェーンの安定化が図られています。

コンテナサイズ
10フィートコンテナ(ISO規格)
電池種類
リン酸鉄リチウムイオン(LFP)
蓄電容量(1台あたり)
公称容量:2,507 kWh / 定格容量:2,256 kWh
生産地
岡山県玉野市

製品の特徴と用途

「Mega Power 2500」は系統安定化を主目的とする系統用蓄電システムであり、再エネの出力変動吸収、ピークカット、周波数調整など複数の電力サービスへの対応が想定されています。LFP電池の採用は長期運用と安全性という観点での選択と説明されています。

設置・運用面ではコンテナ型のモジュール化により設置工期の短縮や柔軟なスケールアウトが可能であり、36台の統合により合計81.2 MWhの大容量を実現しています。PCS出力は20 MWで、系統側との電力の出し入れを担います。

事業の背景、補助金採択と会計上の扱い

本案件は、経済産業省の令和7年度「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」に採択されています。補助金の採択により、導入コストの一部が公的支援によって補填される枠組みとなっています。

また、今回の受注に関して会計上の扱いについての注記も示されています。本案件に係る売上は、2026年2月13日開示の決算説明資料における2027年度に売上を予定する受注見込みに含まれていることが明記されています。加えて、プレスリリースは顧客との公表合意が得られた段階で行われており、適時開示の要否および時期とは必ずしも一致しないとの説明も付記されています。

補助金の位置づけと事業採算

補助金採択により事業の採算性が支援される一方で、プロジェクトのスケジュール管理、設置工事や系統連系に係る調整、運転開始までの技術、法規制対応が求められます。事業者および納入メーカーは、スムーズな導入と運用体制の確立が重要となります。

パワーエックスは国内での開発・製造体制を前提に供給することを明示しており、今後の稼働に向けた連携体制が進められる見込みです。

両社の協業状況と本案件の位置づけ

上組からの蓄電システム受注は、既に兵庫県加西市で構築中の特別高圧蓄電所および東京都江東区の高圧蓄電所に続く3拠点目の受注となります。これにより、両社の協業は地域的にも規模的にも拡大している点が読み取れます。

九州での大規模案件という位置づけは、同地域における再エネ導入拡大とそれに伴う系統安定化ニーズの高まりに応えるものであり、今後の類似プロジェクトや追加導入の可能性を示唆する要素ともなります。

過去・継続中の拠点との関係

パワーエックスと上組のこれまでの協業実績としては、兵庫県加西市の特別高圧蓄電所(構築中)および東京都江東区の高圧蓄電所があり、今回の大分案件はその延長線上にあります。地域特性や電力系統の要請に応じて適切な規模・仕様の蓄電システムが導入されている点が共通しています。

今回の案件は36台・81.2 MWhという大容量であり、両社の技術的・供給体制の両面を強化する契機となります。

要点の整理(表形式)

以下に本記事で触れた受注内容の主要項目を表に整理します。各項目は受注に関する重要事項を網羅的に示しています。

項目 内容
受注企業(納入者) 株式会社パワーエックス(本社:岡山県玉野市、取締役 代表執行役社長CEO:伊藤 正裕、証券コード:485A)
発注者 株式会社上組(本店:神戸市中央区、代表取締役社長:田原典人)
設置拠点(仮称) 上組日吉原蓄電所(仮称)所在地:大分県大分市日吉原
受注製品 系統用蓄電システム「Mega Power 2500」合計36台
合計蓄電容量 81.2 MWh(一般世帯約7,600世帯の1日分の電力消費に相当)
PCS出力 20 MW
運転開始時期 2029年3月(予定)
事業者 上組日吉原蓄電事業合同会社
製品仕様(主な項目) コンテナ:10フィート(ISO規格)、電池:リン酸鉄リチウムイオン(LFP)、公称容量:2,507 kWh / 定格容量:2,256 kWh(1台あたり)
生産地 岡山県玉野市(国内開発・製造)
補助金 経済産業省 令和7年度「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」に採択
会計上の注記 本案件の売上は、2026年2月13日開示の決算説明資料における2027年度に売上を予定する受注見込みに含まれる。プレスリリースは顧客合意に基づき公表しており、適時開示の要否・時期とは必ずしも一致しない。
本件の位置づけ 上組向け蓄電システムの3拠点目(兵庫県加西市・東京都江東区に続く)で、九州地域での大規模案件

以上が本件受注の主要事項の整理です。本件は、再エネ導入の進展に伴う電力系統の安定化ニーズに対応するための大規模な系統用蓄電施設の導入という位置づけであり、補助金の採択や国内生産による供給体制が併せて明示されています。