USJ、5月22日導入 視覚障がい者向け足元ナビ貸出
ベストカレンダー編集部
2026年5月14日 16:23
視覚障がい者ナビ導入
開催日:5月22日
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視覚障がい者向け道案内デバイスをUSJが国内テーマパークで初導入
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(運営:合同会社ユー・エス・ジェイ)は、視覚障がい者向けの道案内デバイスを2026年5月22日(金・「ほじょ犬の日」)より本格導入すると2026年5月14日14時08分に発表しました。パーク内での貸出しは、株式会社アシラセの調査によれば2026年5月時点で国内のテーマパークやアミューズメント施設で初めての取り組みです(※)。
本稿では、導入されるデバイスの仕組み、料金や貸出場所、導入初日の催し、併せてUSJが進める他のバリアフリー施策や運用体制について、発表内容を漏れなく整理してお伝えします。
デバイスの仕組みと貸出の実際──足元の振動で道順を伝える新しいナビ
導入される「視覚障がい者向けナビゲーション(道案内)デバイス」は、薄型の靴装着型デバイスと専用アプリを連動させ、目的地までの進行方向や曲がるタイミングなどを足元の振動で伝えるナビゲーション機器です。音声や画面に頼らない振動による情報伝達により、周囲の環境音を聴き取りながら移動できる点が特徴とされています。
USJ側は、視覚に障がいのある方が耳から得る情報に頼りがちな一方で、音声ナビは周囲の音への注意を分散させる可能性があると説明しています。足元振動による通知は、スマートフォンを取り出す必要がなく、直感的に進行方向やタイミングが理解できるため、自分のペースで安心して行動できる体験を提供することを意図しています。
貸出概要と注意事項
貸出はパーク内のゲストサービスで行われ、利用料金は1日あたり¥1,000(非課税)です。貸出時には公的証明書の提示が必要となります。利用にあたっては、白杖や盲導犬と併用することを前提としており、歩行の安全性を保障するものではない点が明記されています。
また、現在このデバイスは日本を中心に海外でもサービス展開が進んでおり、テーマパークでの導入は今回が初の試みとされています。USJは貸出の運用を通じて利便性やサービスの更なる向上を目指すとしています。
- 貸出場所
- パーク内 ゲストサービス
- 貸出料金
- ¥1,000(非課税)/日
- 必要なもの
- 公的証明書の提示
- 併用の前提
- 白杖や盲導犬との併用を想定。歩行の安全を保証するものではない
導入初日(5月22日)の取り組みとゲスト向け施策
サービス導入当日は、盲導犬ユーザーの方々とそのご友人・ご家族をパークへ招待し、パーク内で実際にデバイスを使用した体験会を実施する予定です。体験会に参加された方々から感想やご意見を受け取り、利便性やサービス向上に反映させることを目的としています。
体験会当日は多くの盲導犬が来場することを踏まえ、来場ゲストの理解促進に向けた取り組みとして「ほじょ犬に対する“そっと応援”ステッカー」の配布も行われます。配布されるステッカーはセサミストリートに登場するほじょ犬「ブランダイス」とエルモをモチーフにしたデザインで、ほじょ犬を見かけた際の配慮を促すメッセージが記されています。
ステッカー配布の詳細
配布は5月22日当日のみで、パーク・コンシェルジュなど一部クルーから限定的に渡されます。配布枚数や配布場所には限りがあるため、希望者全員に行き渡らない場合があることに注意が必要です。また、ステッカーは来場者の理解促進を目的とした周知物であり、これにより特典が付与されるものではありません。
ステッカーに込められたメッセージは、「ほじょ犬を見かけた際は、勝手に触ったり、エサを上げたりせず、お仕事を頑張るほじょ犬を温かく見守ろう」という趣旨です。ほじょ犬ユーザーの移動を支える社会的理解を深める狙いが明確に示されています。
- 配布日:2026年5月22日(当日限り)
- 配布場所:パーク・コンシェルジュなど一部クルーから配布
- 配布数:限定(上限あり、配布場所により配布枚数は異なる)
USJが進めるその他のバリアフリー施策と関係団体のコメント
今回のデバイス導入は一連の取り組みの一部として位置づけられます。USJは2025年末にアシスタンスドッグ・ステーションを設置するなど、アシスタンスドッグを連れて来園するゲストが排泄の際に利用できる設備を整備してきました。また、視覚障がいをお持ちのゲスト向けの点字マップ、パーク入口の触知図、サポートシールの配布、ゲストサポート・パスの発行、字幕表示メガネの貸出など、多面的にバリアフリー推進を進めています。
クルー向けにはバリアフリー・トレーニングを実施し、障がいの有無にかかわらずすべてのゲストに対応できるよう理解促進と適切な対応の実践を継続的に行っています。詳細は公式ウェブサイトのサービスガイドページも確認可能です(https://www.usj.co.jp/web/ja/jp/service-guide)。
主な提供サービス一覧
| サービス名 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 視覚障がい者向けナビゲーションデバイス(貸出) | 靴に装着する薄型デバイス+専用アプリ。足元の振動で道順を案内。 | 貸出:ゲストサービス/料金:¥1,000(非課税)/公的証明書提示要 |
| アシスタンスドッグ・ステーション | アシスタンスドッグの排泄用スペースの提供。 | 2025年末に設置済み |
| 点字マップ、触知図 | パーク全体マップ、アトラクション等の位置を表示(墨字入り)。触知図はエントランスに設置。 | ゲストサービスにて提供 |
| サポートシール | 胸など目立つ場所に貼ることでクルーが積極的に声かけ。 | 特典(優先入場等)はなし |
| ゲストサポート・パス | 待ち列に並べない障がいのある方に対し、待ち時間を列以外で過ごせるパスを発行。 | 障がい者手帳が必要/入場時間予約で優先入場ではない |
| 字幕表示メガネ | 聴覚障がいのあるゲスト向けに特定の4-Dショーで字幕表示メガネを貸出。 | 対象:セサミストリート 4-D ムービーマジック™、シュレック 4-D アドベンチャー、名探偵コナン 4-D ライブ・ショー ~星空の宝石(ジュエル)~ |
関西盲導犬協会・小芦英知氏のコメント
公益財団法人 関西盲導犬協会 訓練センター所長の小芦英知(こあし・ひでとも)氏は、視覚に障がいのある方が行きたい時に行きたいところに安心して出かけられる社会を目指す活動の重要性を述べています。USJが今回デバイスの導入とクルーへのトレーニングを通じて理解促進に努めることは、大変心強いと評価しています。
小芦氏は自身の体験として盲導犬ユーザーとともにUSJを訪れた思い出を語る一方で、視覚障がいに対する周囲の理解のさらなる向上が必要であると指摘しています。今回の取り組みが盲導犬ユーザーや視覚障がいのある方が安心してエンターテイメントを楽しむことに資すると述べています。
USJの企業姿勢とパークの文脈における位置付け
合同会社ユー・エス・ジェイはコーポレート・ステートメントとして「超エンターテイニングな創造力で、人と社会に“目覚め”を」を掲げています。今回の設備導入はエンターテイメント提供と同時に、バリアフリーの推進とゲストサービスの向上を目指す取り組みの一環です。
USJは2001年の開業以来、継続的な革新を進めており、世界的に人気のあるIPやアトラクション(「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」、「ザ・フライング・ダイナソー」、「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」、「スーパー・ニンテンドー・ワールド」など)を展開しています。2026年は開業25周年のテーマを「Discover U!!!」とし、パーク全体で新たな体験を提供する年として位置づけられています。
導入内容の要点整理(表)
以下の表に本件で発表された主要な情報を整理しました。導入日や料金、配布物の条件など発表文に含まれる事実をそのまままとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年5月14日(14:08発表) |
| 導入開始日 | 2026年5月22日(金・ほじょ犬の日) |
| 提供者 | ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(合同会社ユー・エス・ジェイ) |
| サービス名 | 視覚障がい者向けナビゲーション(道案内)デバイス(貸出) |
| 仕組み | 靴に装着する薄型デバイス+専用アプリで足元振動により道順を伝達 |
| 貸出場所 | パーク内 ゲストサービス |
| 貸出料金 | ¥1,000(非課税)/日 |
| 利用条件 | 貸出時に公的証明書の提示が必要。白杖や盲導犬と併用する前提。安全を保障するものではない |
| 導入特記事項 | 国内テーマパークでの足元振動型道案内デバイス導入は初(株式会社アシラセ調べ、2026年5月時点) |
| 導入初日の催し | 盲導犬ユーザーと同伴者を招いた体験会の実施、ほじょ犬理解促進用ステッカーの配布(5/22限定、配布数制限あり) |
| 関連のバリアフリー施策 | アシスタンスドッグ・ステーション(2025年末導入)、点字マップ、触知図、サポートシール、ゲストサポート・パス、字幕表示メガネ、クルー・バリアフリー・トレーニング等 |
| 参考リンク | 公式サービスガイド:https://www.usj.co.jp/web/ja/jp/service-guide |
以上がユニバーサル・スタジオ・ジャパンの視覚障がい者向け道案内デバイス貸出サービス開始に関する発表内容の整理です。導入の背景、運用方法、初日の催し、併せて提供されている各種バリアフリー施策を網羅して記載しました。
※注記:国内のテーマパークやアミューズメント施設において、今回の道順を足元の振動で伝える道案内デバイスの導入が初である旨は、株式会社アシラセの調査(2026年5月時点)によるものです。