7月3日公開 ドキュメンタリー『カウント・ベイシー』の素顔
ベストカレンダー編集部
2026年5月15日 16:38
劇場公開開始
開催日:7月3日
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カウント・ベイシー──スウィングを変えた男の肖像
ジャズとブルースを結びつけ、ビッグバンドのリズム感に新たな地平を切り開いたピアニスト、カウント・ベイシーの歩みを、本人の視点と豊富な資料で描いた自伝的ドキュメンタリーが日本で劇場公開されます。本作はカウント・ベイシーの音楽的成功のみならず、家族や人間関係、社会的背景までを丁寧に掘り下げた構成となっています。
本記事では作品の内容、発見された資料、登場人物や関係者の証言、公開スケジュールおよび作品データを整理して紹介します。作品は2026年7月3日(金)より新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA、シネマリスを皮切りに全国で順次公開されます。
生涯と業績に刻まれた転機
カウント・ベイシーは1904年、ニュージャージー州レッドバンク生まれ。仕事で訪れたミズーリ州カンザスシティで多くの一流ミュージシャンと出会い、1928年にブルー・デヴィルズに加入したことが彼の音楽的原点となりました。
その後、ベニー・モーテン楽団での修行を経て、自らの名を冠したベイシー楽団を結成。オール・アメリカン・リズムセクションと称される強力なリズム陣と、レスター・ヤングら優秀なソロイストを擁してスウィングジャズの黄金時代を築きました。戦後の再結成期にはクインシー・ジョーンズらを起用し「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」などのヒットを生み、ビッグバンド・ジャズの最前線に返り咲きます。
生涯のうちでグラミー賞に20回ノミネートされ、9部門で受賞という記録を残し、1984年にその生涯を閉じました。本作は、そうした音楽的評価に加え、私生活や家族関係が彼の音楽にどのように影響したかを明らかにします。
発見された資料と描かれる家族の情景
制作過程で発見された資料は、本作の核となる要素です。家族によるホームムービー、膨大な写真アルバム、手紙といった一次資料が多数発見され、これまで公にされなかった私的記録が映画の中核を成しています。
特に注目されるのは、娘のダイアンに関する記述です。ダイアンは脳性麻痺の障がいを抱えて生まれ、家族の記録からはベイシーとその家族がどのようにダイアンを支えたかが伝わってきます。また妻のキャサリンはアフリカ系アメリカ人の人権啓蒙運動を初期の頃から支援し、マーティン・ルーサー・キング夫妻とも交流があったことが明記されており、家族としての連帯感と社会運動への関与が浮かび上がります。
映画にはベイシー楽団の現メンバーや、クインシー・ジョーンズ、アニー・ロスといった友人たちの証言が収められており、舞台裏の逸話や共演者との関係性がアーカイブ映像とともに提示されます。フランク・シナトラやビリー・ホリデイらとの共演に関する貴重な資料も含まれており、20世紀アメリカの音楽史と社会史が同時に浮き彫りになります。
- 家族提供のホームムービー多数
- 膨大な写真アルバムと私信
- 楽団メンバーおよび友人たちのインタビュー
- フランク・シナトラ、ビリー・ホリデイとの共演アーカイブ
作品の構成、監督、参加者について
本作の監督はロンドン出身のジェレミー・マー(1943-2020)。法律を専攻し弁護士の研修を経た後、スレード美術学校とロイヤル・カレッジ・オブ・アートで映画を学び、ハーコート・フィルムズを設立しました。彼はワールド・ミュージックを紹介するシリーズ「Beats of the Heart」で名声を得ており、ジェームス・ブラウン、ユッスー・ンドゥール、サンタナ、エイミー・ワインハウスなど多くのミュージシャンのドキュメンタリーを制作してきました。
日本で劇場公開される本作の基本データは以下の通りです。原題はCount Basie: Through His Own Eyes、制作年は2018年、制作国はイギリス、言語は英語、上映時間は75分、カラー作品で、字幕は山口三平が担当しています。
- 監督
- ジェレミー・マー(1943-2020)
- 原題
- Count Basie: Through His Own Eyes
- 制作年/国
- 2018年/イギリス
- 上映時間
- 75分
- 言語
- 英語(日本語字幕:山口三平)
出演・登場する人物としては、ベイシー本人のアーカイブ映像に加え、ベイシー楽団の現在のメンバーや当時の共演者、友人たちが含まれます。特に現在のバンドリーダーであるスコッティ・バーンハートをはじめ、多くのメンバーが当時の思い出を語っています。
参加者とクレジットの一部
映画にはクインシー・ジョーンズ、アニー・ロス、ノーマ・ミラーらの証言や当時の映像が使用されています。作品所蔵の写真や著作権表記に関してはEAGLE ROCK ENTERTAINMENTの表示が複数見られます。
配給はディスクユニオン、配給協力はALFAZBETとなっており、版権・クレジットはEAGLE ROCK ENTERTAINMENT LTDの表記が付されています。上映素材や写真の使用に関するクレジットは以下のように明記されています。
- カウント・ベイシー (c)EAGLE ROCK ENTERTAINMENT
- ベイシー楽団 (c)EAGLE ROCK ENTERTAINMENT
- ベイシーと娘ダイアン (c)EAGLE ROCK ENTERTAINMENT
- クインシー・ジョーンズ (c)EAGLE ROCK ENTERTAINMENT
- スコッティ・バーンハート (c)EAGLE ROCK ENTERTAINMENT
- その他アーカイブ画像多数 (c)EAGLE ROCK ENTERTAINMENT
公開情報、関連リンク、鑑賞に際して
本作は2026年7月3日(金)の公開を皮切りに全国で順次公開されます。初日上映館は新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA、シネマリスで、その後全国の劇場で順次公開される予定です。公開日および上映館は配給元の発表に基づくものです。
作品に関する公式情報や予告編は以下のリンクで確認できます。公式サイトでは追加の上映情報や最新の告知が掲載される見込みです。
配給・クレジットに関する表記は次の通りです。配給:ディスクユニオン/配給協力:ALFAZBET。また、作品の著作表示は「(c)EAGLE ROCK ENTERTAINMENT LTD」となっています。
鑑賞にあたっては、作品がカウント・ベイシーの私的資料や家族の記録に基づく描写を多く含む点に留意すると、音楽史的な側面と個人史の交差する構造をより深く理解できます。
関連年表と主要事項
以下に、本文で触れた主要な年表と事項を箇条書きで整理します。年代や出来事を確認することで、作品の位置づけが明確になります。
- 1904年:カウント・ベイシー誕生(ニュージャージー州レッドバンク)
- 1928年:ブルー・デヴィルズ加入
- 1935年:ベイシー楽団結成(本文には1935年設立の記述と、別枠で1936年表記が存在)
- 戦後期:再結成、クインシー・ジョーンズらとの共演でヒット作を輩出
- 1984年:ベイシー死去
- 2018年:本作(原題Count Basie: Through His Own Eyes)制作年
- 2026年7月3日:日本公開開始
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | カウント・ベイシー(原題:Count Basie: Through His Own Eyes) |
| 監督 | ジェレミー・マー(1943-2020) |
| 制作年/国 | 2018年/イギリス |
| 上映時間 | 75分 |
| 言語/字幕 | 英語/日本語字幕:山口三平 |
| 公開日/劇場 | 2026年7月3日(金)より 新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA、シネマリスほか全国順次公開 |
| 配給 | ディスクユニオン(配給協力:ALFAZBET) |
| 公式リンク | https://www.du-cinema.com/count-basie/予告編:https://youtu.be/CHtJrtdYagw |
| クレジット表記 | ©EAGLE ROCK ENTERTAINMENT LTD |
この記事では、プレスリリースの全文に基づいて作品の意図と背景、発見された一次資料、登場人物や公開情報を網羅的に整理しました。ドキュメンタリーは音楽史的な再評価と同時に、家族や社会的文脈を通して人物像を立体的に示す構成になっていることが本文から確認できます。