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高藏蒸留所、復活2年物3種がTWSCでトリプル金賞

高藏トリプル金賞

開催日:5月15日

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高藏トリプル金賞
このウイスキーって今買えるの?
プレスリリースでは出品した3アイテムはいずれも蔵元在庫が完売と記載されています。店頭や通販での在庫は流動的なので、再入荷情報や今夏〜秋発売予定のシングルモルトを公式サイトや販売店で確認すると良いです。
どうして復活2年物で金賞を取れたの?
独自ウイスキー酵母の導入や酵母量増加・長期発酵、アロスパス蒸留機の活用、バーボンファーストフィルやカスクストレングスでの仕上げなど、製造工程と樽選びの工夫が短期熟成でも高評価につながりました。

高藏蒸留所がTWSC2026で「トリプル金賞」を獲得した背景

明利酒類株式会社(茨城県水戸市)は、2026年5月15日に発表したリリースにおいて、火災で焼失してから約60年ぶりに復活した高藏蒸留所が、アジア最大級の蒸留酒品評会である「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2026」に出品した3アイテムすべてで金賞を受賞したと公表しました。出品した3アイテムが全て金賞を受賞するという結果は、プレスリリース内で「トリプル金賞」と表現されています。

プレスリリースは2026年5月15日12時00分付での発表です。今回の受賞は、復活後わずか2年熟成のニューボーンウイスキーが対象であり、短期間での評価獲得は蒸留所の技術力と方向性に注目が集まる要因となっています。

  • 受賞した3アイテム
    • 高藏 REBORN AGED 2 YEAR FIRST FILL BOURBON BARREL
    • 高藏 REBORN AGED 2 YEAR FIRST FILL BOURBON BARREL NATURAL CASK STRENGTH
    • 高藏 REBORN for THE FRONTIER SPIRITS BOTTLE
  • 上記3アイテムは、プレスリリースによれば蔵元在庫は完売となっています。
出典
TWSC公式サイト: https://tokyowhiskyspiritscompetition.jp/
発表元
明利酒類株式会社(2026年5月15日 発表)
高藏蒸留所、TWSC2026にて出品ウイスキー3商品すべてが金賞受賞。〜60年ぶり復活後の、2年物3アイテム全てが金賞、『トリプル金賞』を達成〜 画像 2

受賞製品の特徴と蔵元のコメント

受賞した3製品はいずれも「復活後2年物のニューボーンウイスキー」としての出品であり、熟成期間が短いにもかかわらず高評価を得た点が大きなトピックです。各アイテムはバーボンバレルでのファーストフィル熟成を中心に据え、ひとつはカスクストレングス(原酒度)でのボトリングとなっています。

プレスリリース内には、経営陣や技術陣からのコメントも掲載されています。常務取締役の加藤喬大氏は、今回の評価を喜ぶと同時に身の引き締まる思いであると述べ、独自のウイスキー酵母の開発や茨城県産麦芽「IBARAKI PEAT」を用いた仕込み開始など、蒸留所独自の取り組みを挙げています。加藤氏はシングルモルトを今年夏から秋にかけて発売予定であることも明示しています。

技術部部長の鬼澤啓一氏は、今回の金賞トリプル受賞について驚きと喜びを表明し、日々の研鑽が実を結んだ証として受け止めている旨を述べています。特にバーボンカスクでの金賞が大きな励みになったとし、今後も記憶に残る一杯を目指して精進していく意向を示しています。

  1. 受賞アイテム: 高藏 REBORN シリーズ(3点)— いずれも2年熟成ニューボーン。
  2. 蔵元在庫: 3アイテムとも完売。
  3. 今後の発売予定: シングルモルトを2026年の夏から秋にかけて発売予定(プレスリリース記載)。
高藏蒸留所、TWSC2026にて出品ウイスキー3商品すべてが金賞受賞。〜60年ぶり復活後の、2年物3アイテム全てが金賞、『トリプル金賞』を達成〜 画像 3

明利酒類と高藏蒸留所の歴史、技術的特長

明利酒類は創業以来160年以上にわたり水戸の地で酒造りを続けてきました。1952年に創業者・加藤高藏と職人たちの手でウイスキー造りを開始したものの、約10年後の火災によりウイスキー免許を焼失し、ウイスキー製造を停止する経緯がありました。以降約60年間、ウイスキーの製造は途絶えましたが、清酒酵母の独自開発や様々な蒸留製品の研鑽を続けてきました。

再始動の契機は2022年のウイスキー製造免許再取得であり、同年に『高藏蒸留所-TAKAZO DISTILLERY-』を設立、発酵・蒸留・熟成を自社敷地内で一貫して行う体制を整えました。蒸留所は、酵母の使用量を従来比で3倍、発酵期間を2倍以上に設定するなど発酵プロセスに変化をつけ、力強く華やかな発酵を目指しているとリリース内で説明しています。

高藏蒸留所、TWSC2026にて出品ウイスキー3商品すべてが金賞受賞。〜60年ぶり復活後の、2年物3アイテム全てが金賞、『トリプル金賞』を達成〜 画像 4

酵母開発と蒸留技術

プレスリリースでは複数の記述が見られます。ひとつは「2023年に独自のウイスキー酵母を開発した」という技術概要の記載、もうひとつは常務取締役のコメントとして「今年1月には念願だった独自のウイスキー酵母を開発し、実際の発酵にも活用がはじまりました」との発言です。本文は両方の記述を含んでおり、蒸留所として独自酵母の導入と応用に関する継続的な取り組みが強調されています。

また、蒸留機については全国でも希少な「アロスパス蒸留機」を用いたアルコール蒸留技術を有しており、この技術は焼酎やジンの製造にも応用されてきたことが紹介されています。熟成にはミズナラ樽やプラムワイン樽(百年梅酒を寝かせた樽)を使用するなど、日本ならではの個性を生かす試みが続いています。

沿革(要点)
1952年: ウイスキー造り開始。約10年後に火災で免許喪失。約60年の停止期間。
2022年: ウイスキー製造免許再取得・高藏蒸留所設立。
2023年: プレスリリース内に独自ウイスキー酵母の開発記載。
2026年1月(加藤常務コメント): 念願の独自酵母を開発し発酵に活用開始。
高藏蒸留所、TWSC2026にて出品ウイスキー3商品すべてが金賞受賞。〜60年ぶり復活後の、2年物3アイテム全てが金賞、『トリプル金賞』を達成〜 画像 5

ブランドラインナップ、製品仕様と価格情報

高藏蒸留所は今回の受賞作のほかにも複数ラインナップを展開しています。プレスリリースでは既存のピュアモルトシリーズを中心に、製品ごとの容量・価格・アルコール度数が具体的に提示されています。

以下にラインナップの主要情報を整理します。併せてボトルの特性や熟成樽の違いも記載します。

製品名 内容量 小売価格(税別) アルコール度数 特徴・備考
TAKAZO PURE MALT PLUM WINE CASK FINISH 700ml 4,500円 46% 「百年梅酒」を熟成させたプラムワイン樽の原酒を構成原酒に使用。フルーティな甘みとバニラ香が特徴。
TAKAZO PURE MALT MIZUNARA CASK FINISH 700ml / 200ml 6,000円 / 1,900円 46% ミズナラ樽ファーストフィルを贅沢に使用。果実の甘みとスパイシーさの両立を目指す。
高藏 REBORN AGED 2 YEAR FIRST FILL BOURBON BARREL (表記なし) (蔵元完売) (ニューボーン2年) ファーストフィルのバーボンバレル熟成、TWSC2026金賞受賞。
高藏 REBORN AGED 2 YEAR FIRST FILL BOURBON BARREL NATURAL CASK STRENGTH (表記なし) (蔵元完売) (ニューボーン2年・カスクストレングス) バーボンカスクの原酒をボトリング、TWSC2026金賞受賞。
高藏 REBORN for THE FRONTIER SPIRITS BOTTLE (表記なし) (蔵元完売) (ニューボーン2年) TWSC2026金賞受賞の限定ニューボーンボトル。

プレスリリースでは「高藏」ブランドの詳細ページや、ブランド立ち上げに関する過去のプレスリリースへのリンクも案内されています(外部リンク: https://takazo.meirishurui.com/、およびプレスリリースURL)。

高藏蒸留所、TWSC2026にて出品ウイスキー3商品すべてが金賞受賞。〜60年ぶり復活後の、2年物3アイテム全てが金賞、『トリプル金賞』を達成〜 画像 6

要点の整理(まとめ表)

以下の表は本稿で触れた主要な事柄を整理したものです。受賞の事実、製品情報、沿革や技術的要点を一覧で示します。

項目 内容
発表日 2026年5月15日 12:00(明利酒類株式会社 プレスリリース)
企業 明利酒類株式会社(茨城県水戸市)
蒸留所名 高藏蒸留所 – TAKAZO DISTILLERY –
受賞競技会 東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2026
受賞内容 出品した3アイテム全てが金賞(トリプル金賞)
受賞製品 高藏 REBORN AGED 2 YEAR FIRST FILL BOURBON BARREL / 高藏 REBORN AGED 2 YEAR FIRST FILL BOURBON BARREL NATURAL CASK STRENGTH / 高藏 REBORN for THE FRONTIER SPIRITS BOTTLE(いずれも蔵元在庫完売)
沿革の要点 1952年 ウイスキー造り開始 → 約10年後 火災で免許喪失 → 約60年の中断 → 2022年 ウイスキー製造免許再取得・蒸留所設立
技術的特徴 アロスパス蒸留機の使用、酵母を独自開発(プレスリリース内で2023年の開発記載および加藤常務コメントで2026年1月の独自酵母開発・活用開始を記載)、酵母量を従来の3倍、発酵期間を2倍以上に設定、ミズナラ樽やプラムワイン樽など多様な樽で熟成
主な市販製品の価格等 TAKAZO PURE MALT PLUM WINE CASK FINISH 700ml 4,500円(税別)/ 46% 、TAKAZO PURE MALT MIZUNARA CASK FINISH 700ml 6,000円(税別)・200ml 1,900円(税別)/ 46%

以上が、明利酒類が公表した高藏蒸留所に関するプレスリリースの主要内容の整理です。TWSC2026でのトリプル金賞受賞、蔵元在庫の完売、そして再出発後の技術的取り組みと製品ラインナップが本文で網羅されています。