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movusが42.6億円調達 Grabと提携し東南アジア展開へ

シリーズB調達完了

開催日:5月15日

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シリーズB調達完了
movusは何を発表したの?
シリーズBで総額42.6億円(エクイティ16.6億円+デット26億円)を調達し、Grabと提携。インドネシア中心にエコカーのサブスクリプションで事業拡大と国内採用強化を進める発表です。
採用イベントはいつで参加できるの?
採用関連イベントは5月28日(東京)、6月2日・6月4日(オンライン開催予定)。申し込みは採用ページやConnpassのイベント一覧から可能で、職種はBizDev・プロダクト・エンジニア中心です。

東南アジアの移動インフラを構築するmovusの課題認識と提供サービス

movus technologies株式会社(以下、movus)は、東南アジア、特にインドネシアにおける移動インフラの不足という構造的な課題に対して、金融アクセスの改善を起点としたソリューションを提供しています。鉄道・バスなどの公共交通が未発達である一方、配車アプリが日常の移動機能を代替している現地において、ドライバー不足はすなわちインフラの機能不全を意味します。

movusが注目する根本原因は、個人が車両を取得するための金融アクセスの不在です。現地金融機関のローン審査通過率が0.1%以下という状況は、信用を蓄積する仕組みが未整備であることを示しています。このため、ドライバーになりたくても、勤務用車両を持てず参入できない人が多数存在します。

東南アジアのモビリティインフラを構築するmovus、シリーズBで総額42.6億円の資金調達を完了 画像 2

提供するサービス:エコカーのサブスクリプションと与信モデル

movusは独自のデータとIoTを組み合わせた与信評価により、従来のローン審査に通らない層を正しく評価し、初期負担を抑えた車両利用の選択肢を提示します。提供する主たるサービスはエコカーのサブスクリプションサービスで、ドライバーは高額な頭金を用意せず配車プラットフォームへ参入できる仕組みです。

このサービスは単なる車両レンタルに留まらず、メンテナンス・保険・税金などの付随サービスをパッケージ化することで、ユーザーの生活基盤を支える社会インフラ型のビジネスモデルへと昇華しています。movusはデータドリブンな与信により、これまで車を持てなかった層へ新たな就業機会と移動手段を提供します。

対象地域
インドネシア(サービスローンチ:2022年)
展開状況
インドネシア国内7都市へ展開、月間問い合わせ件数は1万件超
主な提供価値
車両供給・メンテナンス・保険などを含むサブスクリプションによる就業機会創出
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シリーズBラウンド:総額42.6億円の調達とその内訳

movusはシリーズBラウンドで、エクイティ(第三者割当増資)16.6億円とデットファイナンス26億円をあわせた総額42.6億円の資金調達を完了しました。リードインベスターはスパークス・アセット・マネジメントが運営する未来創生3号ファンドです。

この資金は、インドネシアでの顧客基盤拡大と新規展開の加速、並びに事業拡大を支える組織体制(BizDev・プロダクト・エンジニア)の強化、そして日本国内での採用強化に充当されます。

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第三者割当増資(エクイティ:16.6億円)

第三者割当増資における新規引受先および既存株主からの追加出資先は以下の通りです。

本ラウンドでは複数の既存および新規の投資家が参加し、産業的なシナジーやネットワークを通じた事業支援が期待されています。

  • 新規引受先:スパークス・アセット・マネジメント株式会社、Suzuki Global Ventures、株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ、ユナイテッド株式会社
  • 既存株主による追加出資:三菱UFJキャピタル株式会社、ニッセイ・キャピタル株式会社、Dawn Capital、日本ベンチャーキャピタル株式会社、株式会社QRインベストメント
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デットファイナンス(借入:26億円)

デット部分は合計26億円で、国内の金融機関5行からの融資を受けています。融資先は事業の国際展開や現地投資に対する理解を持つ金融機関群です。

借入先(順不同)は以下の通りです。

  1. みずほ銀行
  2. 三井住友銀行
  3. りそな銀行
  4. 商工組合中央金庫(商工中金)
  5. 北國銀行
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Grabとのパートナーシップと事業拡張、採用強化の具体策

movusは時価総額2兆円超、月間利用者数4,700万人を超える東南アジア最大のスーパーアプリであるGrabと正式にパートナーシップ契約を締結しました。movusはGrab公認の唯一の日本企業パートナーとして、Grabドライバー向けにエコカーの供給を進めていきます。

パートナーシップにより、単なる車両供給に留まらず、Grabが持つ配車・フードデリバリー・食料品配達・決済・融資・保険・デジタル銀行といったサービスや膨大なデータ、顧客基盤を活用した新サービスの検討も進められます。対象地域はインドネシアのみならず東南アジア全域が視野に入ります。

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Grabからのコメント

Grab側は、ドライバー不足の背後にある未成熟な金融システムが多くのドライバー希望者の参入を阻んでいる点を指摘し、movusがこの課題を解決することで東南アジアのモビリティの民主化と社会インフラの構築を推進できることに期待を示しています。

Grabのコメントはmovusの与信モデルと車両供給の取り組みが、現地でのドライバー供給のボトルネック解消に直接寄与すると述べています。

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採用情報:日本国内での本格採用とイベント

今回の資金調達を受け、movusは日本国内でBizDev・プロダクト・エンジニアなどを中心とした採用を本格化します。インドネシア現地の100名チームと協働しながら、“産業そのものをつくる”経験を得たい人材を求めています。

採用関連の情報は以下のリンクで公開されています。

開催予定の採用イベントは以下の通りです。それぞれのイベントに対して詳細と申込リンクが案内されています。

  1. 【シリーズB 42.6億円調達】経営陣が語る、日本発スタートアップがグローバルで勝つための挑戦【5月28日@東京】
  2. 事業責任者・VPoEが語る、インドネシアで挑む 事業とプロダクト開発のリアル【6月2日@オンライン会社説明会】
  3. 20代で新興国の事業最前線に立つ。若手2人が語る、海外スタートアップで戦うキャリア【6月4日@オンライン会社説明会】

投資家・金融機関からの評価、代表コメント、会社概要

本ラウンドに参加した投資家や借入先金融機関からは、movusの事業モデルや将来性に対する期待が示されています。以下に各投資家および金融機関からのコメントを記載します。

投資家・金融機関からのコメントは、事業の社会的インパクト、産業とのシナジー、地域理解といった観点からmovusを高く評価する内容が並びます。

投資家からのコメント(原文抜粋)

スパークス・アセット・マネジメント株式会社:次世代成長投資本部長 出路 貴規氏 / ヴァイスプレジデント 田中 裕也氏

当ファンドはトヨタ自動車・三井住友銀行とともに設立され、モビリティの未来を変革する技術やビジネスモデルへの投資を続けてきました。movus社は環境性能の高い日本車を中心としたサービスラインナップにより、経済成長と環境配慮の両立を実現しようとしています。今回の投資を手始めに、車両提供や融資をはじめとしたLP企業との事業上のシナジーを構築しながら、共に新興国の持続可能なモビリティの未来を切り拓いてまいります。

スズキ株式会社 投資・共創推進部長 岡本 太智氏

スズキは1970年の進出以来、インドネシアをASEAN市場の中核拠点と位置づけ事業を拡大してまいりました。現在はフロンクス、キャリイ、eビターラなど多彩なモデルをラインナップし、お客様にお使い頂いております。movusのサービスにより、さらに多くのお客様とつながる機会が得られることを期待しています。

三菱UFJキャピタル株式会社:執行役員 投資第二部長 田口 順一氏 / 次長 小西 健人氏

三菱UFJキャピタルは、三菱UFJフィナンシャル・グループの一員として、国内外の成長企業の発展を支援してまいりました。movus社は、IoTやデータを活用してモビリティへのアクセスを広げ、地域の課題に根ざしたソリューションを提供することで、グローバルに通用する事業モデルの構築に取り組んでいます。今回の資金調達を契機に、同社がインドネシアを起点としてさらなる事業拡大を進められるよう、MUFGグループの知見とネットワークを活かしながら成長を後押ししてまいります。

ニッセイ・キャピタル株式会社:チーフキャピタリスト 笠井 智之氏

ニッセイ・キャピタルは親会社である日本生命と二人組合でファンドを組成し、持続的に成長可能なスタートアップに対して、中長期的視点での投資に注力しております。movus社は、単に車両を中長期でレンタル提供するにとどまらず、メンテナンス・保険・税金など付随するサービスをパッケージ化し、ユーザーの生活基盤を支える社会インフラ型のビジネスモデルに昇華させています。インドネシアを起点に今後も持続的な成長が見込めると考え、追加出資させていただきました。

Dawn Capital:Partner / Director 山﨑 大世氏

Dawn Capitalは「ワクワクするかどうか」を重要な投資基準としています。movus社の経営チームと初めてお会いした時、「モビリティを通じて人々の人生を変える」という強い信念に心を打たれました。インドネシアでは車を持てるかどうかが生活の質や収入機会を大きく左右します。同社は技術と情熱で、一人ひとりの可能性を広げるサービスを創っています。我々はmovus社を支えるパートナーとして、同社のミッション実現を全力で支援します。

日本ベンチャーキャピタル株式会社:取締役 副社長執行役員 桑園 寛之氏

movus社への出資を決めた理由は、慶應義塾大学野球部の同期による創業者チームの野球経験で培われた「異常なまでのコミットメント」です。新興国での事業運営には想定外の困難が付きものですが、同社は現地に深く根差し、一つひとつの課題を乗り越えながら前回投資時から着実に事業を拡大してきました。当社は「起業家とそのチームをリスペクトし、どんなときも前向きにコミットする」ことを信条としています。movus社とともに、社会にとって意義ある事業の成功を目指してまいります。

株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ:インベストメントマネージャー 矢野真太郎氏

弊社はFFG傘下のベンチャーキャピタルとして、「スタートアップとともに未来を創る」というミッションのもと、スタートアップへの投資と成長支援に取り組んでいます。movus社は東南アジア市場でモビリティと金融を掛け合わせ日本企業の強みを活かした事業を展開しており、高い成長性を感じております。九州・熊本出身の酒井CEOが率いる同社の挑戦をご支援してまいります。

株式会社QRインベストメント:投資事業部部長 川場 享氏

当社は地域金融機関グループの投資会社として、エクイティ投資やインパクト投資を通じ、企業の挑戦と成長を支援してきました。海外の成長市場や新興国における事業に積極的に関与し、そこで培われる知見や経験を地域へ還流させることを重要な役割と位置づけています。movus社は、新興国における社会課題の解決と持続的な事業成長を両立する稀有な企業であり、今後は同社との連携を通じて、新興国と地域企業を結び付け、双方の発展に寄与していきたいと考えております。

ユナイテッド株式会社:投資事業本部長 井上 怜氏 / キャピタリスト 石川 圭太郎氏

movus technologiesは、独自の与信モデルとIoTを組み合わせることで、従来の金融機関ではリーチできなかった層に対してモビリティと収入機会を同時に提供しており、加えて新興国において複雑なオペレーションを着実に構築されてきた経営陣の高い実行力を評価しています。ユナイテッドとしても、投資事業を通じて得た知見や事業会社としての経験を活かし、movus technologiesのさらなる成長に向け支援してまいります。

借入先金融機関からのコメント(抜粋)

みずほ銀行:渋谷法人部部長 堀 康彦氏

当行はイノベーション企業支援プログラム「M’s Salon」等を通じ、長年にわたり社会課題の解決に挑むスタートアップを金融・非金融の両面から支援してまいりました。インドネシアのGDPは1980年代の日本と同規模で2050年には日本を超え世界4位の経済大国になることが予測されています。弊社が強くご支援してきたソフトバンク社が1980年代に設立され今や世界的企業に成長されておられるように、movus社が新興国におけるソフトバンク社のような会社になるご支援を進めていければと思っております。

りそな銀行:営業サポート統括部 グループリーダー 竹内 悠介氏

りそなグループは、1958年に日本とインドネシアの合弁企業第1号としてりそなプルダニア銀行を開業して以来、インドネシアにおける日系銀行のパイオニアとして、数多くのお客さまをサポートしてまいりました。インドネシアは、この約70年で劇的な変化を遂げてきましたが、今後もさらなる成長が見込めます。movus社がインドネシアの国作り、インフラや産業構築に寄与され、両国発展の重要なポジションを担われることを大きく期待しております。

商工組合中央金庫:執行役員 スタートアップ営業部長 髙橋 幸一氏

商工中金は、スタートアップ企業へのファイナンスを通じて、スタートアップエコシステムを構築し、オープンイノベーションの創出を目指しております。movus technologiesさまは、世界第4位の人口を有するインドネシアにおいて、急速に進むインフラ整備や都市化を背景に高まる移動需要に着目し、タクシードライバーへの車両提供を通じて、現地移動サービスの高度化と利便性向上に取り組んでいらっしゃいます。商工中金は、movus technologiesさまの事業がインドネシアにおける新たなモビリティインフラの形成に資するものと考えており、今後のさらなる成長と社会的インパクトの拡大へ向け、全力でサポートして参ります。

北國銀行:執行役員 東京営業部長 山本 昌幸氏

当行はグループ会社のCCISを通じてシンガポールに拠点を設け、東南アジアのスタートアップ向けベンチャーデットを本格展開しています。movus社が事業を営むインドネシアはまさに当行グループが注力する地域であり、モビリティ×フィンテックという成長領域での融資は、当行の海外戦略と合致しています。地方銀行だからこそ持つ機動力と柔軟性を活かし、従来の銀行業務の枠を超えた資金調達ソリューションで同社の成長を支援してまいります。

代表者コメント・会社概要

movus 代表取締役CEO 酒井 丈虎氏のコメントとして、今回の資金調達に関して関係者への感謝が述べられています。酒井氏は、今回の調達が新興国の社会インフラ構築の可能性や事業状況の健全性を評価された結果であるとし、AIの台頭や人口減少、円安といった外部環境の下で海外×リアルな産業を通じて価値を生み出していく決意を表明しています。

movus technologies株式会社 概要は以下のとおりです。

設立
2021年2月15日
代表者
代表取締役CEO 酒井 丈虎
所在地
東京都千代田区内神田三丁目12番4号 第一岸ビル 4,5F
コーポレートサイト
http://corp.mo-vus.com/
採用サイト
http://corp.mo-vus.com/recruit
社員数
110名(2026年4月末時点※連結)
本件に関するお問い合わせ先
movus technologies株式会社 広報担当 E-mail: pr-jp@mo-vus.com

まとめ:本記事で示した主要ポイントの整理

ここまで紹介したmovusの資金調達、事業モデル、パートナーシップ、採用・イベント、投資家・金融機関のコメント、会社概要をわかりやすく表に整理します。

項目 内容
調達合計 42.6億円(エクイティ16.6億円、デット26億円)
エクイティ(新規引受先) スパークス・アセット・マネジメント、Suzuki Global Ventures、株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ、ユナイテッド株式会社
エクイティ(追加出資:既存株主) 三菱UFJキャピタル、ニッセイ・キャピタル、Dawn Capital、日本ベンチャーキャピタル、株式会社QRインベストメント
デット(借入先) みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、商工組合中央金庫、北國銀行
主要パートナー Grab(東南アジアNo.1配車プラットフォーム、時価総額2兆円超、月間利用者数4,700万人超)
事業内容 エコカーのサブスクリプションサービス、与信モデルとIoTによる車両提供・付随サービスのパッケージ化
展開状況 インドネシア7都市、月間問い合わせ1万件超(サービスローンチ:2022年)
採用・イベント 日本国内での本格採用開始。採用ページ・イベント一覧・noteで情報公開(採用ページ URL: http://corp.mo-vus.com/recruit)
会社情報 設立:2021年2月15日/代表:酒井 丈虎/所在地:東京都千代田区内神田三丁目12番4号 第一岸ビル 4,5F/社員数:110名(2026年4月末時点)
問い合わせ E-mail: pr-jp@mo-vus.com

movusの今回の資金調達は、金融アクセスの改善を通じて移動インフラの供給側を強化するという明確な目的に基づいています。Grabとのパートナーシップや国内外の金融機関・投資家の支援を得て、同社はインドネシアを起点に東南アジアでの事業拡大を加速させる方針です。採用情報やイベント情報は公開されており、具体的なポジションや参加手続きは上記リンクから確認できます。