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BOOK☆WALKER、日台で同人誌の相互販売を開始

同人誌相互販売開始

開催日:5月15日

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同人誌相互販売開始
自分の同人誌も相互販売の対象になるの?
追加申請は不要で、BOOK☆WALKERの著者センターから通常どおり作品を登録・審査すれば相互販売の対象候補になります。該当する場合はサービス側から事前に通知が届きます。現時点で約340冊が対象です。
自動翻訳はどこで使える?アプリでも見られる?
自動翻訳付きビューアはWebブラウザ限定で、吹き出しをタップ/マウスオーバーするとページ下部に翻訳文が表示されます。アプリや試し読み、吹き出し外の効果音や背景テキストは対象外です。

言語の壁を越えて――日本と台湾で同人誌の相互販売が本格始動

株式会社ドワンゴおよび台灣漫讀股份有限公司は、2026年5月15日(金)より、両社が運営する電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」と「台湾BOOK☆WALKER」において、Mantra株式会社の協力のもと、マンガ同人誌の相互販売を本格始動しました。広報発表は株式会社ドワンゴ 広報部によるもので、発表日時は2026年5月15日 18時00分です。

今回の取り組みは、マンガ同人誌を日本語から中国語(繁体字)へ、また中国語(繁体字)から日本語へと自動翻訳付きビューアを通じて提供することで、国境や言語の壁を越えた読書体験を提供することを目的としています。対象書籍は今回約340冊に拡大されており、今後順次拡大する予定です。

【日本・台湾BOOK☆WALKER】同人誌の相互販売を5月15日より本格始動/Mantra社のマンガ自動翻訳で言語の壁を越えた新たな読書体験を提供 画像 2

基本的な提供内容と背景

BOOK☆WALKERはKADOKAWAグループの総合電子書籍ストアとして2010年にサービスを開始し、2015年からは同人誌の取り扱いを開始しました。台湾BOOK☆WALKERは2016年サービス開始、2024年以降に同人誌の取り扱いを本格化しています。国内の同人誌即売会では来場する海外ファンが増加しており、多言語対応のニーズが高まっています。

この流れを踏まえ、個人作家やサークルが追加の翻訳コストや手間をかけずに海外読者に作品を届けられる仕組みとして、マンガ専用の自動翻訳技術を提供するMantra社と連携した相互販売の試験提供が2025年春より行われ、今回の本格始動につながっています。

【日本・台湾BOOK☆WALKER】同人誌の相互販売を5月15日より本格始動/Mantra社のマンガ自動翻訳で言語の壁を越えた新たな読書体験を提供 画像 3

Mantraの技術が変える閲覧体験──自動翻訳付きビューアの仕組み

相互販売で提供される同人誌は、購入後に専用の閲覧画面で自動翻訳付きビューアを利用して読むことができます。閲覧画面で吹き出しをタップ(またはマウスオーバー)すると、ページ下部に翻訳文が表示され、物語の文脈を踏まえた自然な翻訳を確認しながら閲覧できます。

ただし、翻訳の対象は吹き出し内の台詞のみであり、吹き出し外の効果音や背景テキストなどは翻訳対象外です。また翻訳文の表示はWebブラウザでの閲覧のみ対応し、アプリや試し読み(サンプル閲覧)は対象外となっています。

Mantraの技術概要と品質

本機能には、Mantra株式会社が開発したマンガに特化した機械翻訳エンジン(Mantra Engine)を採用しています。マンガ専用の文字認識やキャラクター識別を用いることで、台詞の属するキャラクターや会話の流れを把握し、登場人物の関係性や物語の文脈を考慮した翻訳を目指しています。

Mantra社はマンガ特有の表現やレイアウトに対応する研究開発を進めており、翻訳品質の向上を狙った技術として、文字領域抽出、吹き出しごとの話者推定、ストーリー全体を踏まえた文脈処理などを実装しています。Mantraはこれまでに多数の受賞歴を有しており、技術評価の一端が示されています。

対応言語
日本語 ⇄ 中国語(繁体字)を主な対象として提供。
表示方法
吹き出しをタップ/マウスオーバーで、ページ下部に翻訳文を表示(Webブラウザ限定)。
対象範囲
吹き出し内の台詞のみ翻訳。効果音など吹き出し外の要素は翻訳対象外。

同人誌の取り扱いと参加方法――登録から販売までの流れ

同人誌が相互販売の対象となるために、作者・サークル側で特別な申請は不要です。日本または台湾のBOOK☆WALKER著者センターから通常通りマンガ作品を登録・審査・販売してください。相互販売の対象に該当する場合は、開始前に各サービスから連絡が入ります。

対象となる同人誌の一覧や販売ページは公開されており、購入前に作品リストや対象可否を確認できます。対象書籍の一覧は日本側、台湾側それぞれのBOOK☆WALKERサイト上で確認可能です。

関連リンクと具体的なページ

該当ページや申請ページは下記の通りです。作者センターからの作品登録が基本フローで、相互販売に参加するための追加申請は不要と明記されています。

対象作品の例として、発表資料には©頸椎および©三月館とクレジットされた作品のスクリーンが掲載されています。これらは中国語(繁体字)への和訳表示や日本語への中国語訳表示の対象として示されています。

リリース記念キャンペーンとサービス全体の特徴

本格始動を記念して、両サービスでキャンペーンを実施します。日本側のBOOK☆WALKERでは対象作品の購入に対してコイン+20%還元が設定され、台湾側の台湾BOOK☆WALKERでは冊数に応じた割引が行われます。いずれのキャンペーンも期間は2026年5月15日(金)~2026年5月31日(日)です。

具体的なキャンペーン内容は下記のとおりです。特設サイトへのリンクが公開されていますので、詳細は各キャンペーンページで確認できます。

サービス 実施内容 実施期間 リンク(特設)
BOOK☆WALKER(日本) 対象作品にコイン+20%還元 2026/05/15~2026/05/31 同人作品キャンペーン
BL同人作品キャンペーン
台湾BOOK☆WALKER 1冊15%OFF、3冊21%OFF、5冊31%OFF 2026/05/15~2026/05/31 台湾BOOK☆WALKER 特設ページ(サイト内)

サービス全体の特徴として、BOOK☆WALKERは2025年12月に15周年を迎えたストアであり、出版社1,500社以上・200万冊以上の品揃えを持ちます。サブスクリプションや試し読みなどの機能を備え、電子書籍ならではの読書体験を提供しています。台湾BOOK☆WALKERは台湾における電子書籍市場の先駆者として、日本マンガの繁体字版や現地作品、同人誌を幅広く配信しています。

Mantraについての補足

Mantra株式会社は2020年設立の企業で、マンガに特化したAI技術の研究開発と翻訳ツールの提供を行っています。代表的な製品に高速翻訳を実現するMantra Engineや英語多読学習アプリ『Langaku』があり、複数のアワード受賞歴があります。

受賞歴の一部を記すと、HONGO AI Award (2019)、週刊東洋経済「すごいベンチャー100」(2020)、AAMT長尾賞 (2021)、JEITAベンチャー賞 Early edge賞(2022)、電子出版アワード チャレンジ・マインド賞(2024)、Google Playベストオブ2025(自己成長部門)大賞(2025)等があります。公式サイトは https://mantra.co.jp です。

まとめ(要点整理)

以下の表は、本稿で扱った発表内容を整理したものです。主要な日付、参加組織、技術的な要点、キャンペーン情報、関連リンクを網羅しています。

項目 内容
発表日時 2026年5月15日 18時00分(株式会社ドワンゴ 広報部発表)
開始日(本格始動) 2026年5月15日(金)
参加組織 株式会社ドワンゴ(BOOK☆WALKER)、台灣漫讀股份有限公司(台湾BOOK☆WALKER)、Mantra株式会社
対象コンテンツ マンガ同人誌(日本語→中国語(繁体字)、中国語(繁体字)→日本語) 約340冊(拡大予定)
閲覧方法 購入後、Webブラウザの閲覧画面で吹き出しをタップ/マウスオーバーするとページ下部に翻訳文表示(アプリ・試し読みは非対応)
翻訳対象の範囲 吹き出し内の台詞のみ。効果音など吹き出し外は対象外。
翻訳エンジン Mantra株式会社のマンガ専用機械翻訳エンジン(Mantra Engine)
キャンペーン(日本) 対象作品にコイン+20%還元(2026/05/15~2026/05/31) 特設: https://bookwalker.jp/select/4407/ 、 https://bookwalker.jp/select/4408/
キャンペーン(台湾) 1冊15%OFF、3冊21%OFF、5冊31%OFF(2026/05/15~2026/05/31)
対象書籍一覧(代表) 日本: https://bookwalker.jp/tag/10458/ 、台湾: https://www.bookwalker.com.tw/search?v=1264&series_display=1
著者登録ページ(代表) 日本: https://author.bookwalker.jp/ 、台湾: https://www.bookwalker.com.tw/selfapply
Mantra公式 https://mantra.co.jp

本稿では、2026年5月15日の発表内容をもとに、サービスの仕組みや参加方法、キャンペーン情報、技術的な制限事項までを整理して伝えた。同人誌分野における国際流通の拡大は、翻訳コストや作業負荷の課題を抱えるクリエイターにとって重要な関心事であり、本取り組みはその課題解決に向けた一手として位置づけられる。