ベストカレンダーのロゴ ベストカレンダー

大倉山で幕引き Red Bull 400最終大会で田中6連覇

Red Bull 400最終回

開催日:5月16日

📅 カレンダーに追加:GoogleiPhone/Outlook

Red Bull 400最終回
何が起きたの?
5月16日、札幌大倉山ジャンプ競技場でRed Bull 400の最終大会が実施され、過去最多1,848人が出場。平均斜度35度・最高37度の過酷な400mを走り、田中聖土が男子で6連覇、上田絢加が女子優勝を飾った。
この大会は今後どうなるの?
今回で大倉山会場での開催は最後。開催中止ではなく会場改修が理由で、改修終了後や別会場で再開される可能性はあるが、現時点で具体的な再開日や開催場所は未発表だ。

大倉山ジャンプ台で幕を閉じた“世界一過酷な400m走”の最終章

2026年5月16日(土)、札幌大倉山ジャンプ競技場で「Red Bull 400(レッドブル・フォーハンドレッド)」が開催され、9回目にして最後の開催を迎えた。主催のレッドブル・ジャパン株式会社が発表したところによれば、本大会は大倉山のラージヒルを400m一気に駆け上がるヒルクライムレースで、平均斜度35度、最高37度というコース特性から“世界一過酷な400m走”と称されてきた。

最終回となった今回の大会は、会場や参加者にとって節目となる大会となった。2017年の日本初開催以来、累計参加者は1万人を突破しているが、今回の開催は大倉山スキージャンプ競技場の改修に伴うもので、同競技場の改修終了までは同会場での開催が見送られる形となる。

世界一過酷な400m走「Red Bull 400」最終開催 過去最多1,848人が激走、田中聖土が6連覇達成! 画像 2

コースの特徴と歴史的背景

Red Bull 400は2011年にオーストリアで初開催されたイベントを発端とし、2017年から日本国内で定期的に開催されてきた。競技のコースは富士山山頂付近の傾斜(32度〜35度)を上回る最高37度の急傾斜が設けられ、高低差はさっぽろテレビ塔(約130m)と同等である。

レース中は心拍数が平常時の約2〜3倍に達すると言われ、2019年にはレッドブル・アスリートでトレイルランナーの上田瑠偉選手が3分23秒13の最速記録を樹立している。今回で大倉山での開催は9回目となり、会場は多くの参加者と観客に愛されてきた。

世界一過酷な400m走「Red Bull 400」最終開催 過去最多1,848人が激走、田中聖土が6連覇達成! 画像 3

競技の種目構成と参加状況──過去最多の1,848名が出場

2026年大会は男女個人のほか、4×100mリレー各種目(男子リレー、オープンリレー、学生リレー)とクリエイターレースを含む全6種目で実施された。種目は予選と決勝の方式を採るものと、決勝のみで順位を決定するものが混在している。

主催発表の参加者内訳は合計1,848名で、個人戦(男子/女子)合計は989名、リレーは203チーム、クリエイターは47名。大会当日の種目別内訳は以下のとおりである。

  • 男子シングル:778名
  • 女子シングル:211名
  • 男子リレー:67組
  • オープンリレー:70組
  • 学生リレー:66組
  • クリエイターレース:47名

参加資格はイベント日時点で16歳以上の健康な男女に設定され、各レースの制限時間は15分。15分以内にゴールできない場合はリタイア扱いとなる。計測はランナーが靴に装着した計測チップで行い、男女個人は予選と決勝を実施して上位30名が決勝進出となった。

世界一過酷な400m走「Red Bull 400」最終開催 過去最多1,848人が激走、田中聖土が6連覇達成! 画像 4

激闘の決勝──個人・リレーの結果と選手コメント

男子シングルでは、田中聖土選手が決勝で3分37秒44を記録し、大会史上初となる6連覇を達成した。田中選手は予選を2位で通過し、決勝は序盤から先頭に立ってそのままフィニッシュ。後半で山本大晴選手からの追い上げを受けたものの、最後までトップを譲らず勝利をものにした。

田中聖土選手は「6連覇はもちろん狙っていましたし、最後の開催ということで、何が何でも今日は勝ちたいと思っていました」と述べ、傾斜を付けたランニングマシンや坂道走の練習などで調整してきたことを明かした。また、同選手はこの大会を「ジャンプ台を逆走する特別な体験ができるイベント」だと振り返っている。

世界一過酷な400m走「Red Bull 400」最終開催 過去最多1,848人が激走、田中聖土が6連覇達成! 画像 5

男子シングル上位結果

決勝は接戦となり、会場の注目を集める展開となった。上位3名は以下のとおりである。

  1. 1位:田中聖土 03:37.44
  2. 2位:山本大晴 03:40.11
  3. 3位:鈴木嵩一朗 03:48.95
世界一過酷な400m走「Red Bull 400」最終開催 過去最多1,848人が激走、田中聖土が6連覇達成! 画像 6

女子シングル/学生リレーの劇的展開

女子シングルは初出場の上田絢加選手が4分50秒64で優勝した。上田選手は予選を経て決勝で怒涛の追い上げを見せ、後半200mで一気に前を捉えて逆転。初出場ながら勝利を収めた。

上田選手は大会について「すごくつらいけど、それ以上に楽しいという、不思議な感覚を味わえる大会」と述べ、応援や大会運営の盛り上がりを大会の魅力として挙げた。女子上位は以下のとおりである。

  • 1位:上田絢加 04:50.64
  • 2位:岩井絵美 05:11.69
  • 3位:布施愛里 05:17.14

学生リレーでは東海fenixが2分27秒57で優勝し、大会2連覇を達成。決勝のみのリレー種目では各チームが短距離と持久力を融合した走りを見せた。

世界一過酷な400m走「Red Bull 400」最終開催 過去最多1,848人が激走、田中聖土が6連覇達成! 画像 7

リレー種目の結果(主要)

リレー各種目の上位は以下の通りである。短距離のスプリント力とチームワークが勝敗を分けた。

種目 1位 タイム
男子4×100mリレー Runway 02:18.44
オープン4×100mリレー Stairs Crew 02:23.15
学生4×100mリレー 東海fenix 02:27.57
世界一過酷な400m走「Red Bull 400」最終開催 過去最多1,848人が激走、田中聖土が6連覇達成! 画像 8

アスリート、クリエイター、著名人の挑戦と前夜祭「Team Ascent」

大会当日に加えて、前日(5月15日)には世界20ヵ国からフィットネス界のクリエイターが集まる特別レース「Red Bull 400 Team Ascent」が行われた。各国から集まったクリエイターが4名1組で出場し、スピードチャレンジと筋力チャレンジを組み合わせた予選を経て決勝へ進出する形式だった。

決勝のルールは、最初の200mを二人三脚で走り、その後3人目が100mの筋力チャレンジを実施。最後にアンカーが頂上までの100mを全力で駆け上がるリレー形式で争われ、総合タイム上位のチームが優勝となった。

世界一過酷な400m走「Red Bull 400」最終開催 過去最多1,848人が激走、田中聖土が6連覇達成! 画像 9

Team Ascentの優勝チームと参加国

最終的に優勝したのは、イムケ・サランデル(ドイツ)、スティーン・エドマンド(ベルギー)、ヘバー・キャノン(アメリカ)、高野亮太(日本)で構成されたチーム。世界各地からの参加により国境を超えた競技の価値が示された。

この前夜祭は通常の個人戦とは異なる戦術と多様な身体能力が求められる競技形式で、各国の代表的なフィットネスクリエイターが集う場となった。

世界一過酷な400m走「Red Bull 400」最終開催 過去最多1,848人が激走、田中聖土が6連覇達成! 画像 10

レッドブル・アスリートと地元選手の共演、クリエイターレースの著名人参加

スノーボード・ハーフパイプのレッドブル・アスリート、荻原大翔・小野光希・清水さらの各選手と、上田瑠偉選手はチーム「Red Bull Athlete」を結成してオープンリレーに出場。地元札幌出身の山田琉聖選手も会場に駆けつけチームを応援し、出場ヒート内で2位、全体5位という成績を残した。

小野光希選手は「スタートの1走目を担当したが、周りの参加者の勢いに押されながら走れた」と述べ、上田瑠偉選手はチームメイトについて「スノーボーダーなので速さに驚いた」とコメントした。山田琉聖選手は「予想以上に速かった」と振り返り、当日は急遽スターターも務めたことを明かしている。

クリエイターレースにはゴールデンボンバーの樽美酒研二さんが参加。スタートでは余裕のある様子を見せたが、上るにつれて足取りが重くなり、頂上到達後はその過酷さを全身で表現した。樽美酒さんは「400mだし登れるだろうと軽く見ていたが、想像以上にきつかった」と振り返り、事前の四足歩行トレーニングが後半の厳しさに対して十分ではなかったと述べている。

世界一過酷な400m走「Red Bull 400」最終開催 過去最多1,848人が激走、田中聖土が6連覇達成! 画像 11

開催概要・運営情報と最後のまとめ

以下に大会の主要な開催概要、参加ルール、後援・協賛を整理する。大会は札幌市の後援を受け、複数の企業が協賛して運営に協力した。

大会名称
Red Bull 400(レッドブル・フォーハンドレッド)
開催日
2026年5月16日(土)
会場
札幌大倉山ジャンプ競技場(北海道札幌市中央区宮の森1274)
コース
400m/平均斜度35度、最高37度(高低差は約130m)
種目
個人(男子・女子)、4×100mリレー(男子・オープン・学生)、クリエイターレース
参加資格
イベント日時点で16歳以上の健康な男女
計測方法・ルール
靴に装着した計測チップでタイム計測。男女個人は予選と決勝(各上位30名が決勝進出)、リレーは決勝のみ、各レース制限時間15分
後援
札幌市
協賛
BFGoodrich / DEFENDER / Goldwin / THE NORTH FACE / JTB / Maui Jim / Paris Miki / JOYFIT / FIT365

最後に、本記事で触れた主要な結果や開催の要点を表形式でまとめる。大会は今回で大倉山会場での開催が最後となったが、参加者や観客にとって強い印象を残すイベントとなった。

項目 内容
開催日 2026年5月16日(土)
会場 札幌大倉山ジャンプ競技場(北海道札幌市中央区宮の森1274)
総参加者数 1,848名(個人989名/リレー203チーム/クリエイター47名)
男子シングル優勝 田中聖土 03:37.44(大会6連覇)
女子シングル優勝 上田絢加 04:50.64(初出場で優勝)
学生リレー優勝 東海fenix 02:27.57(大会2連覇)
前夜祭(Team Ascent)優勝 イムケ・サランデル(ドイツ)/スティーン・エドマンド(ベルギー)/ヘバー・キャノン(アメリカ)/高野亮太(日本)
コース特徴 400m、平均斜度35度、最高37度、高低差約130m
備考 大倉山スキージャンプ競技場の改修により今回が最後の開催。2017年日本初開催以来の累計参加者は1万人超

取材・写真提供:Suguru Saito / Red Bull Content Pool、Keisuke Kato / Red Bull Content Pool ほか。大会はレッドブル・ジャパン株式会社の主催により運営され、協賛各社と札幌市の後援を得て実施された。

以上が、札幌大倉山ジャンプ競技場で行われたRed Bull 400(2026年5月16日開催)の大会概要、結果、参加者の声および関連事項の全体まとめである。