阿蘇リトリート HONOが11月開業、温泉と採集体験
ベストカレンダー編集部
2026年5月20日 07:45
阿蘇リトリートHONO開業
開催日:11月1日
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阿蘇の火と土が織りなす新たな滞在—「HONO」の意図と立地
株式会社温故知新は、熊本県南阿蘇村にて「阿蘇リトリート HONO by 温故知新」を2026年11月開業予定と発表しました(プレスリリース配信日:2026年5月19日 13時00分)。施設は阿蘇五岳を一望するカルデラ内の雄大な立地にあり、全17室を備えるうえ、すべての客室に温泉露天風呂を設置する構成です。開業予定日は2026年11月、予約受付は2026年夏頃開始予定とされています。
施設コンセプトは「火と土の対話、大地と人との約束」で、火山が形づくってきた時間軸に身を置くことで、人がかつて持っていた感覚へと立ち返る滞在をめざします。施設名「HONO」は日本語の「仄(ほの)」に由来し、火の気配や大地の温かさ、畏怖を重ねた命名です。ロゴは自然と人が守り合い抱き合う姿を抽象化したデザインで、阿蘇ならではの境界の薄い営みを表現しています。
- 開業予定
- 2026年11月(予定)
- 予約開始
- 2026年夏頃(予定)
- 所在地
- 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陰5298-1
- アクセス
- 熊本空港から車で約25分
フォレジングを滞在の核に据える体験設計
「阿蘇リトリート HONO」では、滞在全体を通じて土地との関わりを深めることを目的に、ASO FORAGING EXPERIENCEを掲げます。これは単発のアクティビティではなく、フォレジング(採集)を通じて土地の呼吸に潜り、自らの感性を開く「滞在そのもの」を設計する取り組みです。
敷地内の「食べられる庭」から阿蘇の野山、渓流、さらに季節ごとの野焼きや猟まで、自然の循環に触れる体験がプログラムされています。摘み取った植物はその日の食卓へ直結し、ゲスト自身の手が大地と料理を結ぶ営みが繰り返されます。
INSIDE RETREAT—敷地内で味わう自然とのつながり
ホテルを起点に阿蘇の自然へと入る体験が整備されます。敷地内には30種類以上の山野草が育つ「食べられる庭」があり、日本草木研究所の監修により在来種を中心に植栽構成がなされています。庭はコース料理の舞台ともなり、摘み取る行為そのものが料理体験と結びつきます。
インルームスパは庭で摘んだハーブや在来植物の香りをトリートメントに取り入れ、フォレジングの感覚を肌で受け取る時間を提供します。敷地内には栗林や原木椎茸があり、季節に応じた食材をゲスト自身が収穫することが可能です。
- 食べられる庭:30種類以上の山野草(日本草木研究所監修)
- 放牧の風景:客室やレストランから望める景観
- インルームスパ:在来植物を用いたトリートメント
- 収穫体験:栗林・原木椎茸の収穫
OUTSIDE RETREAT—阿蘇の野山や渓流へ
ホテル周辺を起点に季節ごとの阿蘇の表情へ分け入るプログラムが予定されています。春は山菜や野草の採集、雪解け水の汲み取り、夏・秋は渓流釣りやきのこ採集、冬は猟や野焼きに立ち会う機会が組まれます。これらはその場でしか得られない知見と感覚を呼び起こすことを目的とします。
現地での採集や参加行為は、自然の循環を理解するための学びの場として位置づけられ、摘み取った食材はその日のメニューへと直結します。
- 春:山菜・野草採集、雪解け水の汲み取り
- 夏・秋:渓流釣り、きのこ採集
- 冬:猟、野焼きへの参加(阿蘇千年の草原を支える循環の一部)
パートナーと食の設計—プリミティブ・ガストロノミー
本滞在の実現には複数の専門パートナーが関与しています。植物と自然の知見を担うのは日本草木研究所で、植栽構成やフォレジング行為の体系化、季節ごとの体験設計で全面協業しています。日本草木研究所は2021年設立のリサーチ機関で、Forbes Next 100、Forbes Culturepreneurs 30、ICCフード&ドリンクアワードグランプリなどの受賞歴を有し、2025年12月には「フォレジングツーリズム協会」を設立しています。
庭づくりや苗木調達、持続可能な景観設計では林学博士・西野文貴氏率いるグリーンエルムが協業。グリーンエルムは1989年創業で、種子採取から苗木生産、景観づくりまでを一貫して行う企業です。
- 日本草木研究所
- 設立:2021年。活動:里山植物の食材化リサーチ、フォレジングの再定義(フォレジングツーリズム協会設立:2025年12月)。公式サイト:https://nihonkusakilab.com/
- グリーンエルム
- 創業:1989年。活動:種子採取~苗木生産~景観設計。公式サイト:https://greenelm.co.jp/
料理の方向性と料理長
レストランでは、循環と原始を皿の上で重ね合わせる「プリミティブ・ガストロノミー」を掲げます。阿蘇の山の恵みから海へと続く風土の流れを一皿ごとに表現し、薪や茅で火を熾す調理法、太陽光や風を生かす仕立てで土地の力を引き出す方針です。
料理長は今西大和(いまにし やまと)。1988年生まれ、高知県出身。エコール辻大阪校を主席で卒業後20歳で渡仏し、ミシェル・ブラスに師事。その後パリの「Septime」や「Le Chateaubriand」などで研鑽を重ね、複数の名店で部門シェフを務めました。とくに「Le Chateaubriand」在籍時の2011年には同店が「The World’s 50 Best Restaurants」で9位にランクインした経歴があります。帰国後も国内で複数のレストランのシェフを歴任し、2025年4月よりホテル ラ ヴィーニュ白馬 by 温故知新の併設レストラン「LA VIGNE DINING FÛDO」料理長に就任しています。
「阿蘇には私のまだ知らない日本があって、まるで古の人々の息遣いが聴こえてくるようです。周辺には自然の恵みを受けた食材と、この土地から採れる粘土や陶石を用いた焼き物が多く、ここにあるものだけで料理が完結できます。循環する自然と人間の間に位置するホテルになればと願っています。」— 今西大和
客室・温泉、運営会社情報と開業概要の整理
客室は54㎡〜150㎡のゆとりある設計で全17室、すべてに温泉露天風呂を備え、一部客室にはサウナを設置します。客室からは阿蘇カルデラ内側に位置する五岳(高岳・中岳・根子岳・烏帽子岳・杵島岳)の山並みが望め、季節・時刻・天候により変化する景色が大きな窓とテラスから広がります。
館内設計では茅(かや)など地域の自然素材を家具やアート、インテリアに配置し、過去の知恵の断片を現代の空間へと落とし込む試みがなされています。温泉は単純温泉(低張性 弱アルカリ性 低温泉)で、効能として神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復などが挙げられます。
| 施設名 | 阿蘇リトリート HONO by 温故知新 |
|---|---|
| 所在地 | 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陰5298-1 |
| 開業予定 | 2026年11月(予定) |
| 予約受付 | 2026年夏頃(予定) |
| アクセス | 熊本空港から車で約25分 |
| 客室数 | 17室(全室温泉露天風呂付、一部サウナあり) |
| 客室面積 | 54㎡~150㎡ |
| 付帯施設 | レストラン、食べられる庭、インルームスパ |
| 泉質・効能 | 単純温泉(低張性 弱アルカリ性 低温泉)。効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復 等 |
| 主要パートナー | 日本草木研究所、グリーンエルム |
| 料理長 | 今西 大和(いまにし やまと) |
| 公式ティザーサイト | https://aso.by-onko-chishin.com/ |
| 施設Instagram | https://www.instagram.com/okcs_hono_aso |
本プロジェクトは株式会社温故知新が企画・プロデュースするもので、同社は「地域の光の、小さな伝道者」を理念に宿泊施設を旅の目的地たらしめる取り組みを続ける企業です。会社概要は以下の通りです。
- 社名
- 株式会社温故知新
- 代表取締役
- 松山 知樹
- 本社所在地
- 東京都新宿区新宿5-15-14 INBOUND LEAGUE 502号室
- 設立
- 2011年2月1日
- 資本金
- 3億2,500万円
- 事業内容
- ホテル・旅館の運営及びプロデュース
- 企業サイト
- https://by-onko-chishin.com/
- 企業SNS
- X(Twitter):https://twitter.com/okcs_official、Instagram:https://www.instagram.com/okcs.official/
以上がプレスリリースで示された「阿蘇リトリート HONO by 温故知新」の主要情報と体験設計の要点です。表に示した概要は本記事で取り上げた内容を整理したもので、開業時期や予約開始時期などはリリース記載の通り予定であることに留意する必要があります。