ODENスツール販売開始で都城の森づくりに参加
ベストカレンダー編集部
2026年5月20日 16:30
ODENスツール販売開始
開催日:5月20日
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地域資源をつなぐ新たな参加の仕組み — ODENプロジェクトの到達点
2026年5月20日、スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社は、霧島酒造株式会社、宮崎県都城市、一般社団法人 more trees(以下 more trees)と連携する『みやこんじょ資源循環森林プロジェクト(通称 ODEN)』に関して、新たな参加スキームの完成を発表しました。発表は同日13時30分に行われています。
この発表は、2025年から始まった一連の取り組みを深化させるもので、遠方からでも地域の森づくりに参加できる物理的な接点として「ODENスツール」を用いる点が特徴です。プロジェクトは、地域内で発生するコーヒーかすや焼酎かすを循環させる「たい肥づくり」と、育苗・植林による森づくりを組み合わせる点にあります。
発表の位置づけと広がり
このスキームは、KIRISHIMA GREENSHIP icoia の取り組みや、南九州大学環境園芸学科との共同実験、都城市の自治体と more trees の協働など、複数主体の連携により成立しています。プロジェクト名 ODEN は「Organic Diversion Enriches Nature」の頭文字で、地域の資源循環が自然を豊かにすることを示す意図で命名されています。
発表は各主体の協働を正式に示すものであり、プロジェクトの新フェーズとして、物理的プロダクト(スツール)を通じた支援の受け皿が整ったことを伝えています。以下の章で、スツールの仕様や販売情報、育苗・ワークショップの具体的経過、関係者の役割などを詳細に整理します。
ODENスツール:購入によって都城の森づくりに参加する仕組み
今回の新スキームの中核を成すのが「ODENスツール」です。KIRISHIMA GREENSHIP icoia の客席で実際に使用されているスツールと同仕様で、都城市産のイチイガシ材を用い、職人が一脚ずつ丁寧に制作した家具です。
このスツールを購入することが、間接的に都城市の森づくりへの参加につながります。スツールの売上の一部は、都城市内における森づくり活動に充てられる仕組みで、more trees の公式サイトでの販売を通じて提供されます。
販売に関する具体情報
ODENスツールの販売開始日は2026年5月20日です。販売場所は more trees の公式サイトで、販売ページの案内は次のリンクにあります(詳細は販売サイトでご確認ください):
https://www.more-trees.org/news/20260520/
なお、KIRISHIMA GREENSHIP icoia やスターバックスの店舗での販売は行われません。また、購入することで得られるのはスツール本体と、その売上の一部が森づくりに還元されるという仕組みです。
製品仕様と寄付の流れ
ODENスツールは都城産イチイガシを素材とし、以下の特徴を持ちます。
- 材料:都城市産イチイガシ
- 製作:職人によるハンドメイド(一点ずつ制作)
- 用途:KIRISHIMA GREENSHIP icoia と同仕様の客席用スツール
- 販売:more trees 公式サイト限定
売上の一部は、都城市内で進められる育苗・植林・森の整備に活用されます。購入者は日常で木製家具を用いることにより、間接的に地域資源循環と森づくりを支える仕組みに参加することになります。
KIRISHIMA GREENSHIP icoia での育苗とたい肥づくりの取り組み
プロジェクトはまず地域内資源の循環を前提に実験的に進められました。スターバックスと霧島酒造は「KIRISHIMA GREENSHIP icoia」開業前から「たい肥クラブ」として、南九州大学環境園芸学科の教授・学生の協力を得て、コーヒーかすや焼酎かすを主体にしたたい肥づくり実験を開始しています。
2025年12月以降は、都城市と more trees の協働する森づくりとも連携し、完成したたい肥を用いて都城市で採取したイチイガシ等の種子(ドングリ)をKIRISHIMA GREENSHIP icoia の敷地内で育苗する取り組みを行っています。
ワークショップと育苗の現状
2026年4月26日(日)に行われた「たい肥クラブワークショップ」では、約30名の参加者(お客様、地元企業、学生等)で芽が出たどんぐり苗の植え替えを実施しました。植え替え対象は、芽が出て間もないものから既に約10cm程度に成長した苗まで含まれます。
これまでに約150個のどんぐりが発芽し、KIRISHIMA GREENSHIP icoia の敷地内と南九州大学にて育苗が進められています。プロジェクトの計画では、来春に都城市の森への植林を目指しており、引き続き苗を育てるとともに、今秋には都城市内で再びイチイガシ等の種子採取を行い、コーヒーかす・焼酎かすを活用したたい肥で2号苗の育苗を実施する予定です。
育苗プロセスの詳細(要点整理)
- 種子採取:都城市内でイチイガシ等のドングリを採取
- たい肥づくり:コーヒーかす、焼酎かすを原料にたい肥を作成(たい肥クラブ)
- 播種と発芽:完成したたい肥を培土に混ぜて発芽・育苗
- 育苗管理:KIRISHIMA GREENSHIP icoia と南九州大学で育成
- 植林予定:来春に都城市の森へ移植予定
ワークショップでは実作業を通じて地域の人々や学生が参加する機会が設けられており、育苗の各段階で地域の協力が得られています。
関係団体の役割とプロジェクト背景
本プロジェクトは複数の組織・団体の連携により進められています。主体となるのは、スターバックス コーヒー ジャパン、霧島酒造、宮崎県都城市、more trees、そして南九州大学環境園芸学科です。それぞれが持つ資源や知見を持ち寄り、資源循環と森づくりを結びつけるスキームを実装しています。
以下に各主体のおおまかな役割を整理します。
- スターバックス コーヒー ジャパン
- コーヒーかすの提供、地域プロジェクトの推進・広報協力。KIRISHIMA GREENSHIP icoia の運営関係。
- 霧島酒造株式会社
- 焼酎かすの提供、地域との連携によりたい肥づくりに寄与。
- 宮崎県都城市
- 種子採取の場所提供、植林先の調整、地域施策との連携。
- more trees
- 森づくりの専門性提供、ODENスツールの販売窓口運営。
- 南九州大学環境園芸学科
- 育苗技術・実験設計、ワークショップへの学術的支援。
スターバックスの企業情報も公表されており、1996年に日本第1号店を銀座に開業、世界約80マーケットで約37,000店舗以上を展開、国内では2025年12月末時点で2,105店舗(ライセンス店舗含む)、約6万人のパートナー(従業員)が在籍していると報告されています。このような企業基盤が地域連携の実行力を下支えしています。
まとめ:取り組みの要点と今後の進め方
ここまでの情報を整理すると、ODENプロジェクトは地域資源(コーヒーかす、焼酎かす)を活用したたい肥づくりと、都城市産の種子を用いた育苗・植林を一体化させた取り組みです。今回、その参加手段としてODENスツールの販売が開始され、遠方の賛同者も経済的に参加できる仕組みが整いました。
プロジェクトは今後も育苗の継続、秋の種子採取、2号苗の育苗、来春の植林を予定しており、関係各所は引き続き連携して活動を進めると表明しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年5月20日(13:30、スターバックス コーヒー ジャパン 発表) |
| プロジェクト名(通称) | みやこんじょ資源循環森林プロジェクト(通称 ODEN) |
| ODENの由来 | Organic Diversion Enriches Nature(資源循環は自然を豊かにする) |
| 主要連携先 | スターバックス コーヒー ジャパン、霧島酒造、宮崎県都城市、more trees、南九州大学環境園芸学科 |
| 開始年 | 2025年より実施 |
| ODENスツール販売開始日 | 2026年5月20日〜(more trees 公式サイトにて) |
| 販売場所 | more trees 公式サイト(KIRISHIMA GREENSHIP icoia、スターバックス店舗では販売しない) |
| 素材・仕様 | 都城市産イチイガシ、職人によるハンドメイド、KIRISHIMA GREENSHIP icoia と同仕様 |
| 育苗実績(2026年4月時点) | 発芽約150個、苗の成長は約10cmのものから芽の出たばかりのものまで |
| ワークショップ | 2026年4月26日開催、参加者約30名(植え替え作業を実施) |
| 今後の予定 | 今秋に種子採取と2号苗育苗を実施、来春に都城市での植林を目指す |
| 参考リンク | https://www.more-trees.org/news/20260520/ |
以上が発表資料に基づく取り組みの整理です。ODENプロジェクトは、地域で生まれる有機残渣を循環資源として再利用し、育苗・植林へとつなげる実践的な試みとして位置づけられます。ODENスツールによる参加は、地域の木材を暮らしの中で使うことと、森づくりの資金支援を同時に実現する新たな形となっています。