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SallyがシリーズA調達、マダミスUZUを強化

SallyシリーズA調達

開催日:5月21日

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SallyシリーズA調達
今回の資金調達で何が変わるの?
調達資金はUZUアプリの機能・UX強化、百貨店や公共交通との共創コンテンツ開発、作家支援ツール充実、人材採用強化に充てられ、劇場・海外展開を加速しIPO準備の成長段階に入ります。
UZUってどれくらいの規模なの?
発表時点で収録作品は資料表記で1,900作品以上(別表記1,800以上も併記)、登録クリエイター4,800名超、累計プレイ250万回超、直近90日平均で月112作品の増加ペースです。

シリーズA資金調達で次の成長段階へ—出資先と資金使途の全容

2026年5月21日、マーダーミステリー(以下マダミス)を起点に体験型エンターテインメント事業を展開する株式会社Sallyは、シリーズAラウンドの資金調達を実施したと発表しました。引受先はJFR MIRAI CREATORS Fund千葉道場ファンド三菱UFJキャピタル株式会社で、三菱UFJキャピタルは前回の出資に続くフォローオン(追加出資)です。

JFR MIRAI CREATORS Fundはイグニション・ポイント ベンチャーパートナーズとJ.フロント リテイリングが共同で運営するCVCファンドであり、商業施設との連携やエリア回遊の観点からSallyの事業に期待を示しています。千葉道場ファンドは起業家コミュニティ「千葉道場」を母体とするVCで、三菱UFJキャピタルは中長期的な成長支援の観点から追加出資を行っています。

Sally、シリーズAで千葉道場ファンド、JFR MIRAI CREATORS Fund、三菱UFJキャピタルより資金調達を実施 画像 2

調達の目的と活用計画

発表資料では、今回の調達資金を主に以下の領域に活用すると明記しています。まず、マダミス通話アプリ「UZU/ウズ」プラットフォームの機能強化とUX(ユーザー体験)向上。次に、百貨店・商業施設・公共交通機関・IPホルダー等との共創による体験型コンテンツの開発、そして作家支援機能(作家専用ツールや分析機能など)の充実です。

さらに、J.フロント リテイリンググループをはじめとする出資パートナーとの連携を通じ、次世代顧客向けの新たな体験型コンテンツやIP展開を進めるとともに、追加の資金調達も視野に入れ、IPO(新規株式公開)を見据えた成長フェーズに入るとしています。

Sally、シリーズAで千葉道場ファンド、JFR MIRAI CREATORS Fund、三菱UFJキャピタルより資金調達を実施 画像 3

UZUを核にしたエコシステム—オンライン、劇場、共創で市場を拡張

Sallyの事業はオンラインのプラットフォームを起点に、リアルの常設劇場運営や大手メディアとのIP共創、海外展開へと広がっています。中核となるのはマダミス通話アプリ「UZU/ウズ」、マダミス総合ポータル「マダミス.jp」、および作家専用の脚本制作ツールなど、作家とプレイヤーを繋ぐオンライン基盤です。

同社はウズプロダクションとして常設直営劇場の運営も進めており、これらのオンラインとリアルを組み合わせることで、物語に没入する体験をスケールさせる戦略を採っています。発表では「物語のなかに生きる体験」を世界へ届けることを掲げています。

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プラットフォームの規模感とデータ

報道資料中にはプラットフォームの主要数値が明示されています。収録作品数については2026年5月時点で1,900作品以上とする記載があり、一方で同じく「収録作品数:1,800作品以上 / 毎月100作品以上のペースで拡大中(2026年5月時点)」との記載も併記されています。報告内容として両数値が並んでいる点は留意が必要です。

その他の主要指標は以下のとおりです。登録クリエイター・作家数は4,800名以上(UZUに作品を登録した実績のあるクリエイター)、累計プレイ数は250万プレイ以上(マルチプレイの参加者数合計とソロプレイのプレイ回数合算)、作品増加のペースは直近90日平均で月112作品という成長トレンドが記載されています。

主要プロダクト
UZU/ウズ(通話アプリ)、マダミス.jp(ポータル)、作家向け脚本制作ツール
直営劇場
「UZU TOKYO」(2025年5月オープン)、「マダミスシアター MyMy」(2026年4月オープン)
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現場実績とIP共創の具体例—商業施設から公共交通まで

Sallyは2025年以降、商業施設・観光地・アミューズメント施設・公共交通機関など多様な事業者と共同で、街そのものを舞台とするオリジナル体験型イベントを継続的に開催してきました。これまでの実績は期間・作品名・会場が明確に列挙されています。

以下はプレスリリースで示された開催実績の一覧です。日付順に各公演名と開催場所を記載します。

開催時期 作品名 会場
2025年4-5月 『盗薬次楽』 池袋パルコ
2025年3月・12月 『道饗に轟く』 福井県・熊川宿
2025年6月 『呪景』 GiGO
2025年10-11月 『落掌』 東急プラザ渋谷
2025年11-12月 『密行喩送』 池袋パルコ
2026年1-2月 『恣験』 カラオケ館
2026年3-5月 『逃窓』 東京メトロ
2026年4-5月 『淵泊渚』 三菱地所

これらは大手商業施設、観光地、アミューズメント施設、公共交通機関といった業種を横断する共創の一端であり、リアル世界での体験提供の蓄積として位置付けられています。

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大手メディア・出版との共創事例

UZU上では大手出版社やメディア企業との協業によるオリジナル作品リリースが進んでいます。具体的な共同制作の事例として、2025年10-11月に株式会社小学館と共同で「マンガワン」連載作品を含む3作品を順次リリースした点が挙げられます。対象タイトルは『探偵シド・アップダイク KOBUSHI CLUB』『旧校舎肝試し殺人事件』『裏バイト:逃亡禁止 たつ子の謎』です。

また株式会社SANKYO発のプロジェクト(2025年10月)では、講談社・MBS・アニプレックスの有志と作家による制作集団「チーム『本館三階一号』」によるオリジナルマダミス『ワンフォーオール・オールフォーマーダー』をリリースしています。これにより出版、放送、アニメ、遊技機など主要メディア業界がマダミスを共通の挑戦領域として位置づけ始めている状況が示されています。

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経営メッセージ、出資者の評価、採用情報

代表取締役社長CEOの平石英太郎氏は、創業直後のオンラインでマダミスを遊んだ体験を出発点に、6年で「UZU/ウズ」を中心としたエコシステムを築いてきたと語っています。発表内では、AIが効率化を進める時代ほど人と人が集まる没入体験の価値が高まるという認識と、オンライン・劇場・施設・IPの組合せが必要であるとの確信が述べられています。

出資者からのコメントも公開されています。JFR MIRAI CREATORS Fund(J.フロント リテイリング)徳田和嘉子氏は、Sallyの事業が次世代顧客との新たな接点を生む点や、商業施設を活用したエリア回遊の促進に寄与する可能性を評価しています。千葉道場ファンドの石井貴基氏は、リアル体験や人とのコミュニケーションの価値が高まる流れに合致するとし、Sallyをマーケットのリーディングカンパニーに期待する旨を表明しています。三菱UFJキャピタルの小西健人氏は、前回以降の事業進捗と市場の広がりを踏まえ追加出資を決定したとしています。

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採用と組織強化の方向性

発表では今回の事業展開を加速するための採用も明示されています。特に強化するポジションは次のとおりです。

  • ウズプロダクション プロデューサー(商業施設・観光地・公共空間・IPホルダー等と組んだ大型体験型イベントの企画・プロデュース)
  • UZU プロダクトマネージャー(PdM)(マダミス通話アプリ「UZU/ウズ」のプロダクト戦略・グロース)

その他の募集職種や応募方法については採用サイト(https://recruit.sally-inc.jp/)を案内しています。

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要点の整理と会社の基本情報

ここまでに示された資金調達の概要、事業の柱、実績、数値、出資者の見解、採用情報などを下表にまとめて整理します。発表資料に含まれているすべての主要情報を表記しています。

項目 内容
発表日 2026年5月21日 15:05
会社名 株式会社Sally
代表者 代表取締役社長CEO 平石 英太郎
設立日 2018年8月27日
本社所在地 東京都渋谷区渋谷2丁目3-8 倉島渋谷ビル6F
主要プロダクト UZU/ウズ(通話アプリ)、マダミス.jp、作家専用脚本制作ツール
直営劇場 「UZU TOKYO」(2025年5月オープン)、「マダミスシアター MyMy」(2026年4月オープン)
海外拠点 韓国支店(2025年設立)
収録作品数(資料内表記) 1,900作品以上(2026年5月時点) / 別記: 1,800作品以上(同時点)・毎月100作品以上のペース
登録クリエイター数 4,800名以上
累計プレイ数 250万プレイ以上
主な引受先(シリーズA) JFR MIRAI CREATORS Fund、千葉道場ファンド、三菱UFJキャピタル(フォローオン)
資金使途(主な項目) UZUアプリ/プラットフォームの強化、リアル体験型コンテンツ開発、クリエイター支援機能の充実
採用強化ポジション ウズプロダクション プロデューサー、UZU プロダクトマネージャー(PdM)等
公式URL https://sally-inc.jp

上表は発表資料に基づき、Sallyの現状と調達の目的を整理したものです。プラットフォームの作品数や成長ペース、直営劇場の展開、商業施設や公共空間での実績、さらには大手メディアとのIP共創と海外展開の状況まで、多面的に事業を拡張している点が確認できます。

本稿は発表資料の内容を正確に伝えることを目的とし、Sallyが示した数値・事実・引用を基に要点を整理しました。今後の施策や市場変化により数値や計画が更新される可能性があるため、最新情報は公式サイト(https://sally-inc.jp)および採用サイト(https://recruit.sally-inc.jp/)でご確認ください。