6月20日販売開始 伊豆で味わう発酵コーヒースイーツ
ベストカレンダー編集部
2026年5月28日 12:29
発酵コーヒースイーツ発売
開催日:6月20日
📅 カレンダーに追加:Google|iPhone/Outlook
伊豆の絶景の中で「捨てない観光」を体現する新スイーツが登場
静岡県沼津市の株式会社ソーイと、伊豆パノラマパークを運営する大日株式会社が、観光地で生じる副産物をその場で味わう新しいサステナブル観光モデルを始動します。5月28日に配信された本発表は、5月30日の「ごみゼロの日」を目前に、カフェから出るコーヒー抽出後の残渣を乾燥工程なしで発酵再生する技術を活用した商品化を知らせるものです。
商品は、伊豆パノラマパーク内カフェ「葛城珈琲」にて、2026年6月20日(土)から販売開始されます。販売されるのは麹カフェ・アップルパウンドケーキと麹カフェ・ブラウニーの2種で、訪れた人が伊豆の景観とともに循環の成果を味わえる構成です。
- プレスリリース配信日:2026年5月28日 12時00分
- 関連日程:ごみゼロの日(5月30日)を前後した発表
- 販売開始日:2026年6月20日(土)
- 販売場所:葛城珈琲(伊豆パノラマパーク内)静岡県伊豆の国市長岡260-1
乾燥不要の発酵再生技術UP0TECH®がつくる食品原料
今回の取り組みの核となるのは、株式会社ソーイが独自に開発したUP0TECH®(アップゼロテック)です。UP0TECH®は食品残渣を乾燥せずにペースト化し、麹発酵によって新たな食品原料へと転換する技術で、特許(特許第7418707号)に基づいて実装されています。
コーヒー残渣は含水率が65%以上と高く、従来は乾燥に多くのエネルギーを要することが課題でした。UP0TECH®はその乾燥工程を不要とし、現場で発生したコーヒー残渣を丸ごと活用することで環境負荷を低減します。これにより、観光地で生まれた副産物をその場で味わう“観光地完結型”循環モデルが実現されます。
- 技術のポイント
- ・ペースト化・麹発酵により乾燥工程を不要化
- ・発酵による風味付与と保存性の向上
- ・特許番号:特許第7418707号
国内のコーヒー消費量に関するデータとして、全日本コーヒー協会の試算(2020年)では国内コーヒー消費量は約43万トン、抽出後のコーヒーかすは含水率を考慮すると重量ベースで約86万トン相当が発生していると示されています。こうした大量の副産物を地域単位で循環させる試みは、食品ロスや廃棄物処理の観点からも意味があります。
商品詳細:麹カフェ・アップルパウンドケーキと麹カフェ・ブラウニー
UP0TECH®で再生したコーヒーの発酵ペーストを用いたカフェスイーツ2種の具体的な特徴と価格、販売情報は以下の通りです。両商品ともに伊豆パノラマパークの絶景とともに提供され、訪問者にとって“見て・食べて・知る”という体験が一体になるよう設計されています。
販売は葛城珈琲店内で行われ、価格は税込で提供されます。原料には葛城珈琲で日々生じる抽出後のコーヒー残渣が用いられ、現地でのアップサイクルが実現されています。
麹カフェ・アップルパウンドケーキ
麹発酵させたコーヒーペーストを生地に練り込んだパウンドケーキです。しっとりとした食感と、ほのかな優しいコーヒー風味、奥深いコクが特徴。ゴロゴロと入ったリンゴの甘酸っぱさがアクセントとなり、幅広い世代に訴求する味わいです。
価格は700円(税込)。販売開始日は2026年6月20日(土)です。地元の観光資源を活かした商品として、伊豆を訪れる来場者がその場で味わえる品となっています。
麹カフェ・ブラウニー
乾燥工程を挟まない発酵ペーストを活用した、ずっしり濃厚でクリーミーなチョコレートブラウニーです。ほのかなコーヒー風味がチョコのコクを引き立て、香ばしいナッツの食感がアクセントになっています。
価格は580円(税込)。こちらも同日2026年6月20日(土)より葛城珈琲店内で提供されます。ともに土産展開の検討も示されており、今後は商品ラインナップの拡張が予定されています。
| 項目 | 商品① | 商品② |
|---|---|---|
| 商品名 | 麹カフェ・アップルパウンドケーキ | 麹カフェ・ブラウニー |
| 販売開始 | 2026年6月20日(土) | |
| 販売場所 | 葛城珈琲(伊豆パノラマパーク内) 静岡県伊豆の国市長岡260-1 | |
| 価格 | 700円(税込) | 580円(税込) |
| 特徴 | 麹発酵したコーヒーペースト入り、リンゴの爽やかな甘酸っぱさ | 濃厚チョコ生地に麹発酵コーヒーペースト、ナッツの食感 |
地域循環と評価、今後の展望
今回のプロジェクトは、静岡県内のSDGsに関する評価制度でも注目される取り組みの連携事例です。株式会社ソーイは2024年度に静岡県SDGsビジネスアワードの県知事賞を受賞し、伊豆パノラマパークを運営する大日株式会社は2023年度に奨励賞を受賞しています。受賞企業同士が協働して地域内で循環型ビジネスを実装する事例は、県内外の先進事例としての意義が示されています。
関係者のコメントとして、ソーイ代表取締役・石垣哲治氏は、技術確立の重要性に加えて「ごみという概念を変えること」が難題であると述べ、発酵文化を背景に“すべての命を余すところなく使う”考えを現代に活かす方針を示しています。伊豆パノラマパークの料飲マネージャー・曳地鉄也氏は、自然環境を守ることと事業持続性の両立の観点から、今回の連携がSDGsへの関心と地域経済循環への貢献につながる期待を表明しています。
静岡県側からも、県環境政策課の竹内氏が本取組を県内のSDGs先進的実装事例として高く評価しており、特に麹発酵技術の環境課題への応用に意義があるとしています。今後は観光地での体験提供に留まらず、土産品としての展開を含めた商品の多様化が計画されており、伊豆パノラマパークを“観光地完結型”循環モデルの発信拠点とする動きが進められます。
要点整理と参考情報
以下に本記事で触れた主要な内容を表形式で整理します。技術、商品、スケジュール、関係者連絡先などを明確にまとめ、記事のポイントを参照しやすくしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年5月28日(配信) |
| 関連日 | ごみゼロの日(5月30日) |
| 販売開始 | 2026年6月20日(土) |
| 販売場所 | 葛城珈琲(伊豆パノラマパーク内) 静岡県伊豆の国市長岡260-1 |
| 商品 | 麹カフェ・アップルパウンドケーキ(700円)、麹カフェ・ブラウニー(580円) |
| 技術 | UP0TECH®(乾燥不要のペースト化・麹発酵技術)、特許第7418707号 |
| 背景データ | 国内コーヒー消費量:約43万トン(2020年、全日本コーヒー協会)。抽出後のコーヒーかすは含水率を考慮し約86万トン相当と推定。 |
| 関係企業 | 株式会社ソーイ(本社:静岡県沼津市、代表:石垣哲治)、大日株式会社(伊豆パノラマパーク運営、代表取締役総支配人:杉本繁則) |
| 連絡先(ソーイ) | アップサイクル事業部 担当:寺田 TEL:055-951-5028 E-mail:contact@soijp.com |
| 連絡先(大日) | 営業課 担当:足立 TEL:055-948-1525 FAX:055-948-1527 E-mail:adachi@panoramapark.co.jp |
| 関連URL | ソーイ:https://soijp.com/ / 葛城珈琲:https://www.panoramapark.co.jp/mountain_top/katsuragi_coffee/ |
本記事では、コーヒー抽出後の残渣を現地で発酵させて食材化する技術と、その技術を軸にした伊豆パノラマパークでの実装、商品化の具体的内容、関係者の見解、今後の展開までを整理して伝えました。観光地で生まれる副産物を地域内で価値化する取り組みは、サステナブルツーリズムや循環経済の一つの実例として注目に値します。