7月7日ドイツ授賞式へ Dotcon+がRed Dot受賞
ベストカレンダー編集部
2026年5月29日 11:52
Dotcon+ Red Dot受賞
開催日:7月7日
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Red Dot Award 2026受賞:Dotcon+が世界規模で評価された背景
PUMPMAN株式会社(本社:東京都あきる野市、代表取締役:小澤辰矢)が開発した透水・貯留・浸透コンクリート「Dotcon+(ドットコンプラス)」が、世界三大デザイン賞の一つであるRed Dot Award : Product Design 2026を受賞しました。プレスリリースは2026年5月29日 08時00分に発表され、Dotcon+は「Absorb the Rain. Stop the Floods.(雨を吸収し、洪水を止める)」をコンセプトに開発された次世代型舗装システムとして国際的評価を得ています。
国内ではすでに2025年度に「グッドデザイン賞 ゴールドアワード(金賞)」を受賞しており、日本で高く評価された技術が、国際舞台でも認められた形です。今回のRed Dot受賞に際しては、応募時のカテゴリーが審査過程における再評価により、当初の「Urban Design」から最終的に「Innovative Design(革新的デザイン)」へ移行しての受賞となっています。
カテゴリー移行の意味
審査中にカテゴリー変更が行われた点は特筆に値します。単なる景観や都市空間のデザインではなく、Dotcon+が持つ技術的・社会的インパクトが評価され、「都市の水循環そのものを変えるインフラ技術」として認識された結果です。
この評価は、デザイン賞としての審査が製品の美観や使い勝手だけでなく、社会課題への寄与や技術革新性にまで踏み込んだ判断を行ったことを示しています。
Dotcon+の技術概要と具体的性能
Dotcon+は透水、貯留、浸透という機能を一体化した舗装システムです。1㎡あたり約13Lの雨水を貯留でき、地下大型貯留施設への依存を軽減することが可能です。これにより都市型洪水対策や気候変動適応、ヒートアイランド抑制、環境負荷低減といった多面的な効果が見込まれます。
設計は7種類のモジュールを組み合わせることで柔軟に対応でき、都市空間の特性や用途に応じた最適配置が可能です。再生素材の活用によりカーボンリサイクルにも配慮されており、従来の舗装とは異なるサステナブルなアプローチを採っています。
主な機能と設計要素
- 透水・貯留・浸透機能を同時に実現
- 1㎡あたり約13Lの雨水貯留能力
- 7種類のモジュールによる柔軟な設計
- ヒートアイランド抑制効果
- 再生素材活用によるカーボンリサイクル
- 地下貯留への依存軽減
施工・評価プロセス
製品は実装を見据えた施工プロセスや評価が行われており、施工前後の比較や長期の透水性能モニタリング、載荷試験、耐久性評価などが進められています。これらの技術検証は、公共インフラとしての適応性を確認するための重要な工程です。
プレス資料では「Dotcon+施工事例(透水・貯留舗装)」や「施工プロセス」「施工前後比較」といった項目が示されており、実際の導入を想定した詳細な検証が行われている点が強調されています。
学術支援と経営体制:信頼性と国際展開の推進
Dotcon+の技術的裏付けには学術的な支援が強く関与しています。日本大学 工学部 土木工学科教授である子田康弘(こだ やすひろ)教授が技術顧問に就任しており、日本大学郡山キャンパスを拠点とした共同研究により構造試験、耐久性評価、透水性能長期モニタリング、載荷試験、公共インフラ適応検証などが実施されています。
子田教授は学術的立場から、透水・貯留・耐久というトレードオフになりがちな要素を両立させている点に意義を見出しており、社会実装に向けた技術的妥当性の確立を目指すコメントを発表しています。
経営面での強化
経営面では、元PwCコンサルティング専務執行役パートナーであり現職でモンスターラボジャパン常務執行役員(APACエンタープライズ統括責任者)、SOLIZE取締役でもある松島栄一がPUMPMAN取締役に就任しました。松島は25年以上にわたり製造業やグローバル企業のDX・変革をリードしてきた経験を持ち、Dotcon+の海外展開や事業戦略の推進を担います。
代表の小澤辰矢は、この技術が従来の治水対策の概念を見直す可能性を持つこと、国内外で評価された意義、そして世界展開を加速する意志を表明しています。小澤のコメントには、技術導入に伴う懸念や批判があったこと、しかし評価の獲得により世界基準としての認知が進んだことが述べられています。
国際潮流との整合性と現在の導入状況
Dotcon+が注目される背景には、欧州を中心に進む「Green Infrastructure(グリーンインフラ)」「Sponge City(スポンジシティ)」「SuDS(持続可能排水システム)」「Climate Adaptation(気候変動適応政策)」「Nature Based Solutions」といった潮流があります。これらは都市を自然の水循環へ戻す取り組みであり、Dotcon+の機能は高い親和性を持っています。
現在、Dotcon+は日本国内に加えサウジアラビア、タイ、インドネシアなどで導入・実証・展開が進んでいます。特にサウジアラビアでは輸出が既に開始されており、インドネシアへの輸出も決定しています。これに加え、ASEAN地域、中東地域、北米地域を中心に各国企業・行政機関・研究機関との協議や実装に向けた打ち合わせが進行中です。
今後の重要スケジュール
Red Dot Awardの授賞式は2026年7月7日にドイツで開催される予定であり、PUMPMANは現地で企業・行政機関・研究機関との連携を進める計画です。これらの活動は、Dotcon+をグローバルインフラとして普及させるための重要なマイルストーンとなります。
なお、会社情報やプロダクトの詳細は公式サイト(https://dotcon.com/)で公表されています。PUMPMAN株式会社の所在地は東京都あきる野市下代継25-3です。
受賞内容と製品情報の整理
ここまで紹介した情報を整理すると、Dotcon+は単なる舗装材にとどまらず、都市の水循環や環境負荷軽減に寄与する社会課題解決型インフラとして国内外で高い評価を受けています。技術的検証、学術支援、経営体制の強化、実装と輸出の進展が並行して進んでいる点が特徴です。
以下に、本記事で取り上げた主要情報を表形式でまとめます。受賞経緯、製品性能、関係者、国際展開などを明確に整理しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Dotcon+(透水・貯留・浸透コンクリート) |
| キャッチフレーズ | “Absorb the Rain. Stop the Floods.”(雨を吸収し、洪水を止める) |
| 受賞 | Red Dot Award : Product Design 2026(Innovative Designカテゴリへ移行して受賞) 2025年度 グッドデザイン賞 ゴールドアワード(金賞)受賞 |
| 開発・発表 | PUMPMAN株式会社(本社:東京都あきる野市) / プレス発表:2026年5月29日 08:00 / 開発時期:2026年4月(資料記載) |
| 性能・特徴 | ・透水・貯留・浸透機能を同時に実現 ・1㎡あたり約13Lの雨水貯留 ・7種類のモジュールで柔軟な設計 ・ヒートアイランド抑制、カーボンリサイクル、地下貯留依存軽減 |
| 技術検証 | 構造試験、耐久性評価、透水性能長期モニタリング、載荷試験、公共インフラ適応検証(日本大学との共同研究) |
| 技術顧問 | 子田康弘 教授(日本大学 工学部 土木工学科) |
| 経営体制強化 | 松島栄一(取締役、元PwCコンサルティング専務執行役パートナー、モンスターラボジャパン常務執行役員、SOLIZE取締役) |
| 代表コメント | 小澤辰矢(代表取締役):国内外で評価された意義、世界展開の意志を表明 |
| 国際展開状況 | サウジアラビア(輸出開始)、インドネシア(輸出決定)、タイを含む導入・実証進行。ASEAN・中東・北米で協議・実装打合せ中 |
| 授賞式 | Red Dot Award 授賞式:2026年7月7日(ドイツ)参加予定 |
| 会社情報 | PUMPMAN株式会社 / 代表:小澤辰矢 / 所在地:東京都あきる野市下代継25-3 / URL:https://dotcon.com/ |
以上がプレスリリースに基づくDotcon+に関する主要情報の整理です。本製品は学術的検証と経営的戦略を併せ持ち、国内外での実装を通じて都市型水害や気候変動適応のソリューションとしての展開が進んでいます。