7月24日公開 『Return to My Blue』 無人島で問う生きる
ベストカレンダー編集部
2026年6月3日 14:50
無人島の冒険劇場公開
開催日:7月24日
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人工呼吸器をつけた少年と母が挑んだ無人島の旅 — 短編ドキュメンタリーの核心
短編ドキュメンタリー映画Return to My Blueは、人工呼吸器を装着する医療的ケアが必要な少年・壮眞と母が、電気も水もない無人島へ向かう旅を追った作品です。作品は39分の短編として制作され、現実に伴う危険性と向き合いながら「生きるとは何か」を問いかけます。飛行機の搭乗が困難な主人公が、小さな漁船へ車椅子ごと運び込まれる瞬間や、海に入る場面など、張り詰めた空気と緊張感が丁寧に描かれます。
本作は野口雄大監督(Yuta Noguchi)による初のドキュメンタリー作品で、監督自身がカメラを買うところから制作を始めたこと、そして取材を通じて「障がい者」「健常者」という枠で人を見ていた自分に気づいたという内省が背景にあります。無人島にたどり着き、母に抱かれ海に入った瞬間の壮眞の笑顔は、監督が「圧倒的な光」と表現するほど鮮烈な印象を残します。
作品の概要
本作の基本情報は次の通りです。ジャンルは短編ドキュメンタリー、上映時間は39分です。監督・プロデューサーは野口雄大、プロデューサーには中臺孝樹も名を連ねます。タイトルに込められた「Blue」は、誰もが心の奥に持っている原点のようなものを指すと監督は説明しています。
劇場公開に先立ち、2026年5月の「第24回中之島映画祭」でグランプリを受賞し、さらに国外を含む20の映画祭で受賞を果たすなど、劇場公開前から高い評価を獲得しています。予告編や公式サイトは公開されており、視聴・確認が可能です。予告編URL: https://youtu.be/Uu2l4zGR8Jk 公式サイトURL: https://return-to-my-blue.studio.site/
撮影の現場と直面した現実
撮影は決して安全とは言えない環境で行われました。船上での移動、電気・水のない無人島という条件は、一歩間違えれば命に関わるものであり、撮影チームは綿密な準備と注意を払いつつも緊張感を持って撮影に臨みました。飛行機移動が困難な当事者を無事に島へ運ぶ過程は、現場の緊迫感とドキュメンタリーとしての迫力を作品に与えています。
そうした現場での描写は、観客に対して「体験に伴うリスクと意思」を提示し、単なる感動譚を超えた問いを投げかけます。監督がカメラを初めて手にして臨んだこの作品では、記録することの重みと、目の前にある命をどう遺すかという観点が特に強調されています。
制作の出発点と野口雄大監督の原点
本作の制作は、旅人で作家の高橋歩氏の一言「障がいを抱えた子どもたちと無人島に行くツアーの映像、撮ってよ」から始まりました。監督・野口雄大はその言葉を受け、被写体である壮眞および家族と時間を共にする中で、自身の視座と向き合うプロセスを経て作品を完成させました。
野口監督は、ドキュメンタリー制作が初めてであったため、まずカメラを購入するところからスタートし、現場での経験を通じて撮影と向き合う方法を見出していきました。監督は、祖父の存在とそこで抱いた後悔が、自身の制作動機の原点であることを明かしています。
監督のメッセージ
監督は制作に関するメッセージの中で、壮眞が母に抱かれて海に入った瞬間に見せた笑顔を「圧倒的な光」と表現しています。撮影中に湧き上がった感情は、監督自身の原点や祖父との関係を鮮明に思い出させるものであり、写真や映像に残すことの意義を強く感じさせる瞬間だったと述べています。
タイトルの「Blue」については、誰もが持つ心の奥の原点を指す比喩として説明されており、本作が観る者をそれぞれの「自分だけの青」に立ち還らせるきっかけになればよいという願いが語られています。監督はまた、制作過程で自分が無意識に用いていたカテゴライズ(障がい者/健常者)に気づき、個人として目の前の命に向き合うことの大切さを再認識したと記しています。
監督の経歴とこれまでの歩み
野口雄大は日本大学芸術学部を卒業後、デジタルハリウッド大学大学院を修了。2008年からドラマ制作に携わり、NHK連続テレビ小説作品や大河ドラマなど多数の制作に関わっています。代表的な監督作には『あんぱん』『エール』『どうする家康』『コンビニ兄弟』などがあり、よるドラ『恋せぬふたり』は複数の賞を受賞しています。
映画監督としても制作を続けており、短編映画『さまよえ記憶』(監督・脚本・プロデューサー)はフォートローダーデール映画祭で最優秀作品賞を受賞するなど国際的な評価を獲得しました。本作『Return to My Blue』は野口にとって初のドキュメンタリー作品です。2026年にはDIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2026にて杉山賞を受賞し、第82回現展(新国立美術館)映像部門にも入選するなど精力的に活動を続けています。
劇場公開スケジュールと視聴・問い合わせ情報
『Return to My Blue』は2026年7月24日(金)よりキノシネマ新宿を皮切りに、全国の劇場で順次公開されます。7月24日に公開される劇場は下記の通りです。
- キノシネマ新宿
- キノシネマ立川髙島屋S.C.館
- キノシネマ横浜みなとみらい
- キノシネマ心斎橋
- キノシネマ神戸国際
- キノシネマ天神
上記は公開初日の劇場一覧であり、その後は全国で順次公開される予定です。詳しい上映スケジュールや追加の公開館情報は、公式サイトや配給・宣伝担当への問い合わせで確認できます。
映像関連リンクと問い合わせ先
予告編や公式サイト、SNSアカウントが公開されています。予告編: https://youtu.be/Uu2l4zGR8Jk 公式サイト: https://return-to-my-blue.studio.site/ 公式X(旧Twitter): https://x.com/returntomyblue 公式Instagram: https://www.instagram.com/returntomyblue
作品に関する問い合わせ先は以下の通りです。制作・スタジオ関連の問い合わせはStudio NAANI(メール: myblue0907@gmail.com)へ。配給・宣伝に関するお問い合わせはギグリーボックス(担当:秦)へ。メール: publicity@gigglybox.co.jp 電話: 03-5937-1267。
デジタルハリウッド大学大学院(DHGS)と本作の関係
本作はデジタルハリウッド大学大学院の修了生である野口雄大監督の作品として劇場公開されます。大学院はSEAD(Science/Engineering/Art/Design)の4要素の融合を教育コンセプトに掲げ、デジタルコミュニケーションを活用して新たな産業や文化を生み出すリーダーを育成しています。大学院は在学生・修了生の起業や事業活動を支援しており、本作はそのような環境で育まれた創作活動の一例と位置づけられます。
デジタルハリウッド大学大学院の詳細情報や入学相談、産学協同研究の問い合わせは大学院事務局まで案内されています。大学院の公式サイト: https://gs.dhw.ac.jp/ メール: daigakuin@dhw.ac.jp。ただし、映画『Return to My Blue』に関する直接の問い合わせは配給・宣伝担当のギグリーボックス宛に行うよう明記されています。
大学院が果たす役割と支援体制
デジタルハリウッド大学大学院は2004年開学の日本初の株式会社立専門職大学院として、理論と実務を架橋する教育を行っています。院生のアイデア実装やスタートアップ支援を通じて、大学発ベンチャーの創出にも注力しており、令和5年度大学発ベンチャー調査では全国大学中13位、私立大学中5位の実績があります。
本作に関しても、監督が大学院修了後に継続して創作活動を行い、劇場公開に至ったプロセスは、大学院の“あらゆる領域の融合”という教育方針が創作や事業化を支える一端を示しています。大学院では在学生・修了生の起業・事業支援に注力しており、映画制作や映像表現の実践的支援が行われています。
作品情報と連絡先を表で整理
以下に本記事で紹介した『Return to My Blue』の主要な情報を表にまとめます。劇場公開日、制作クレジット、受賞歴、各種リンクおよび問い合わせ先を一覧にして整理しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品タイトル | Return to My Blue |
| ジャンル | 短編ドキュメンタリー |
| 上映時間 | 39分 |
| 監督 | 野口 雄大(Yuta Noguchi) |
| プロデューサー | 野口 雄大 / 中臺 孝樹(Takaki Nakadai) |
| 劇場公開日(初日) | 2026年7月24日(金)より順次全国公開 |
| 初日公開劇場(7/24) | キノシネマ新宿、キノシネマ立川髙島屋S.C.館、キノシネマ横浜みなとみらい、キノシネマ心斎橋、キノシネマ神戸国際、キノシネマ天神 |
| 映画祭・受賞歴 | 第24回中之島映画祭 グランプリ受賞、海外を含む20の映画祭で受賞 |
| 予告編 | https://youtu.be/Uu2l4zGR8Jk |
| 公式サイト | https://return-to-my-blue.studio.site/ |
| 制作に関する問い合わせ | Studio NAANI メール: myblue0907@gmail.com |
| 配給・宣伝問い合わせ | ギグリーボックス(担当:秦) メール: publicity@gigglybox.co.jp 電話: 03-5937-1267 |
| SNS | 公式X: https://x.com/returntomyblue 公式Instagram: https://www.instagram.com/returntomyblue |
| 監督プロフィール | https://lit.link/yutanoguchi |
| デジタルハリウッド大学大学院 | https://gs.dhw.ac.jp/ 問合せ: daigakuin@dhw.ac.jp(※映画に関する問い合わせは配給・宣伝担当へ) |
本作は、医療的ケアを必要とする当事者と家族の旅路を通じて、生と隣り合わせの現実の中で人が生きることを選び続ける姿を記録したドキュメンタリーです。監督の出発点や制作背景、公開情報、問い合わせ先を整理しました。詳細は上記の公式サイトや配給・宣伝窓口で確認することができます。