6月中旬発売のヤマハRX300AとRX500Aの違い
ベストカレンダー編集部
2026年6月4日 16:29
RX300A発売
開催日:6月15日
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ヤマハが提示する「TRUE SOUND」と新たなホームシアター体験
ヤマハ株式会社は2026年6月4日付の発表で、ネットワーク対応7.2ch AVレシーバー『RX500A』とエントリーモデルの5.2ch AVレシーバー『RX300A』を投入すると公表しました。両機は、Dolby Atmos®再生に対応し、ヤマハが長年にわたり培ってきたホームシアター機器開発の設計技術やノウハウを注ぎ込んだモデルです。発表日は同年6月4日、RX300Aは6月中旬発売、RX500Aは8月下旬発売予定となっています。
ヤマハは本リリースにおいて、アーティストや制作者が意図した表現を忠実に伝えることを目標に「TRUE SOUND」を掲げています。130年以上の楽器製造やプロ用オーディオ機器製造で得た高音質技術と感性を結集し、音色、ダイナミクス、サウンドイメージの再現に注力する姿勢が本機の根幹です。
製品ラインナップと発売時期・価格
発表された2モデルは、上位のRX500A(7.2ch、ネットワーク機能搭載)とエントリーのRX300A(5.2ch)です。外観は共にブラック(B)で、希望小売価格はRX500Aが99,000円(税込、税抜90,000円)、RX300Aが66,000円(税込、税抜60,000円)と設定されています。
発売時期はRX300Aが2026年6月中旬、RX500Aが2026年8月下旬です。リリース情報の詳細はヤマハ企業情報サイトのニュースリリースにも掲載されています(https://www.yamaha.com/ja/news_release/2026/26060402/)。
臨場感の要、音場処理とフォーマット対応
両モデルは立体音場再現に重点を置いていますが、対応内容には差異があります。RX500Aは実機でのDolby Atmos®とDTS:X®の再生に対応し、よりリアルな3次元立体音場を提供します。一方、RX300AはDolby Atmos®のバーチャル再生に対応し、ハイトスピーカーを設置していない環境でも高さ方向の臨場感を生み出す設計です。
ヤマハ独自の音場技術「Speaker Virtualization」を両機に搭載しており、5.1chや7.1chのシステム構成であっても高さを含むあらゆる方向からの音の広がりを再現します。実際のスピーカー配置が制約される家庭環境で、没入感の高い再生体験を手軽に実現することを目的としています。
音場・音質を最適化する機能群
理想の音響空間を手軽に作るための「ルームコレクション」機能を搭載しています。付属の専用マイクで各スピーカーから視聴ポイントまでの距離や室内周波数特性を計測し、自動補正を行うことで視聴環境に合わせた音場・音質補正を実施します。
また、コンテンツに合わせて音場や音質を切り替えられる7つのサウンドモードを用意しています。目的に合わせたモード選びにより、映画・音楽・夜間視聴など各シーンに最適な再生が可能です。
- MOVIE:映画向けの空間表現を強化
- NIGHT:小音量でも聴き取りやすく調整
- MUSIC:音楽再生に最適化
- ALL CH STEREO:全チャンネルを使用したステレオ再生
- 2 CH STEREO:2チャンネルステレオ再生
- STRAIGHT:余分な処理を抑え原音に忠実に
- PURE DIRECT:処理や回路の一部を停止してノイズを低減し原音に迫る再生を実現
設計面の工夫 — 信頼性と高音質を支える技術
ヤマハは1986年のデジタル・サウンドフィールド・プロセッサー「DSP-1」以来、40年にわたりホームシアター向け技術を蓄積してきました。本機にはその蓄積されたデジタル/アナログ技術やクラフトマンシップが反映されています。
両モデルともにディスクリート構成のパワーアンプを採用しており、高帯域の音声信号を安定して扱えるように設計されています。高負荷や長時間使用においても安定性を確保するため、映像基板には大型ヒートシンクを装備し、熱管理を強化しています。
物理的制振と内部レイアウトの最適化
本体中央に設置された〈5番目の脚〉は、ヤマハのハイエンドAVレシーバーAVENTAGEに採用されるアンチレゾナンステクノロジーの思想を継承した仕様です。外側の4脚と連動して内部振動、特にトランスに由来する振動を低減し低域の力強さや音像のフォーカス向上に寄与します。
また、上位機種から採用されたプリント基板設計や電源構成、コンポーネント配置、信号経路の最適化など、パーツ選定から物理レイアウトまで入念な試聴と検証を経て音の基本性能が高められています。
- ディスクリート構成パワーアンプ
- 各チャンネルの信号を独立して扱い、高い信頼性と安定性を実現。
- 大型ヒートシンク搭載(映像基板)
- 熱を効率的に放散し、長時間使用時の安定動作を支援。
- 〈5番目の脚〉(アンチレゾナンステクノロジー)
- 内部振動低減による低域表現の改善と音像の集中化。
接続性・ネットワーク機能と日常の使い勝手
RX500Aはネットワーク機能を備え、ハイレゾ音源を扱える「Qobuz(最大192kHz/24bit)」に対応するなど、主要なストリーミングサービスを利用可能です。Spotify ConnectやQobuz Connectを介してスマートフォンやタブレットから高音質での再生が行えます(各サービスの利用にはアプリのインストールや有料アカウントが必要です)。
両モデルともにマルチポイント接続対応のBluetooth®機能を装備しており、2台のデバイスをペアリングして交互に再生を行うことができます。Google CastやAirPlay2にも対応し、スマートデバイスからのワイヤレス再生が容易です(Google Cast/AirPlay2はRX500Aのネットワーク機能を活用するケースが中心)。
映像対応とゲーム機能
HDMI端子は4入力/1出力を備え、8K/60Hz、4K/120Hzのパススルーに対応しています。Dolby VisionやHDR10+にも対応しており、配信映画や次世代ゲーム機の高画質映像をそのままパススルーで出力できます。
ゲーム用途においては、ALLM(自動低遅延モード)やVRR(可変リフレッシュレート)などの次世代ゲーム規格をサポートし、遅延を抑えたハイレスポンスなプレイが可能です。HDMI回路の保護と熱管理にも配慮した設計がなされています。
日常の利便性:シーン機能と操作アプリ
「シーン」機能により、よく使う入力ソースに対して音量やサウンドモードを組み合わせて登録できます。前面とリモコンにある4つのSCENEキーを押すだけで、設定した環境をワンタッチで呼び出すことが可能です。対応機器やテレビでは電源ON/OFFやボリューム操作も連動できます。
ネットワークやGoogle Castの設定、Podcastやインターネットラジオの再生、ボリューム調整などは専用アプリ「Audio Connect」で操作できます。スマートデバイスからの管理性を高め、日常的な利用のハードルを下げる工夫が施されています。
製品仕様と主な情報のまとめ
以下は、本プレスリリースに掲載された全ての主要情報を整理した表です。発売時期、価格、対応フォーマット、主要機能などを網羅しています。記事本文で触れた各要素が一目で確認できます。
| 項目 | RX500A | RX300A |
|---|---|---|
| チャンネル数 | 7.2ch | 5.2ch |
| 音声フォーマット | Dolby Atmos®(リアル再生)、DTS:X®(再生対応) | Dolby Atmos®(バーチャル再生のみ) |
| Speaker Virtualization | 搭載(高さを含む3次元音場をバーチャルに再現) | |
| ルーム補正 | ルームコレクション(専用マイクで測定し自動補正) | |
| サウンドモード | MOVIE、NIGHT、MUSIC、ALL CH STEREO、2 CH STEREO、STRAIGHT、PURE DIRECT | |
| アンプ構成 | ディスクリート構成のパワーアンプ | |
| 制振技術 | アンチレゾナンステクノロジーに基づく〈5番目の脚〉搭載 | |
| ネットワーク/ストリーミング | ネットワーク機能(Qobuz対応/最大192kHz/24bit)、Spotify Connect、Qobuz Connect、Google Cast、AirPlay2、Audio Connect | Google Cast、AirPlay2(主に対応)、Audio Connect(操作) |
| Bluetooth | マルチポイント接続対応(最大2台ペアリング) | |
| HDMI | 4入力/1出力、8K/60Hz、4K/120Hzパススルー対応、Dolby Vision、HDR10+、ALLM、VRR対応 | |
| 希望小売価格(税込) | 99,000円(税抜90,000円) | 66,000円(税抜60,000円) |
| 発売時期 | 2026年8月下旬 | 2026年6月中旬 |
| 色 | ブラック(B) | |
| 公式情報 | https://www.yamaha.com/ja/news_release/2026/26060402/ | |
本稿は、ヤマハ株式会社が2026年6月4日に発表したプレスリリースに基づき、製品の技術的特徴、対応フォーマット、発売情報、価格、主要機能を整理してまとめたものです。掲載した情報は発表日時点のもので、発表日以降に仕様や発売時期などが変更される場合があります。文中の商品名や社名は各社の商標または登録商標です。