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京都大学と明治安田、QOL向上へ医療AI共同研究を拡充

共同研究拡充開始

開催期間:4月1日〜3月31日

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共同研究拡充開始
この共同研究で具体的に何が変わるの?
医療ビッグデータとAIを結びつけ、将来リスク予測モデルやQOL健診の高度化、生成AIを活用した健康アドバイスの開発を進め、明治安田の顧客接点で全国実装を目指す点が主な変化です。
研究はいつからどれくらい続くの?
拡充は2026年度から開始し、当初の研究期間は2026年4月〜2027年3月の1年間で年次更新予定。発表は2026年6月5日に行われています。

京都大学・明治安田らが健康・医療ビッグデータ×AIで共同研究を拡充

株式会社明治安田総合研究所は、明治安田生命保険相互会社とともに、国立大学法人京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 奥野恭史研究室および弘前大学が代表機関となる文部科学省・JSTのCOI-NEXT「健康を基軸とした経済発展モデルと全世代アプローチでつくるwell‑being地域社会共創拠点」の枠組みで、2022年度から進めてきた共同研究をさらに強化することを2026年6月5日10時00分に発表しました。

今回の拡充は、2026年度から健康・医療ビッグデータ解析や人工知能(AI)などの先端技術を活用する研究体制と研究テーマの追加・深化を図るもので、明治安田が推進する二つの主要プロジェクト「みんなの健活プロジェクト」と「地元の元気プロジェクト」を連携面で強化するとしています。目的は一人ひとりの健康状態に応じたQOL(Quality of Life)の向上に資する新たな価値創出と、健康チェックイベントの拡充を通じた地域レベルでの心身の健康保持・増進です。

発表の背景とこれまでの取り組み

本共同研究は、弘前大学のCOI‑NEXT拠点を中心とした地域と大学・産業の連携に位置づけられます。弘前大学が長年取り組んできた岩木健康増進プロジェクトを契機に、2013年からのCOIプログラム、2022年以降のCOI‑NEXTでの研究活動の流れの中で進展してきました。

明治安田側は保険事業を通じて持つ広範な顧客接点を活かし、京都大学の医療ビッグデータとAI技術を組み合わせて、全国規模での社会実装を目指すとしています。共同研究は2022年度から継続的に実施されてきており、今回の発表で研究テーマと体制をさらに拡充することが明示されました。

拡充される研究テーマと具体的な取り組み

2026年度から重点的に拡充する研究テーマは、大きく三つに分類されます。いずれも明治安田が保有・接点を持つデータ資源と、京都大学が有する医療ビッグデータ解析・AIの技術基盤を結びつけることを意図しています。

以下は、発表で示された各テーマの詳細と取り組み内容です。各テーマは、個人の将来リスク推定、健康啓発型健診の高度化、生成AIを含む支援ツール開発という観点から設計されています。

将来の健康状態を予測するモデルの研究

研究では、健康診断結果、生活習慣、その他の保健・医療関連データを用いて、将来の健康状態や特定疾患の発症リスクを推定する予測モデルの開発に取り組みます。

このモデルは、個々人のデータを基にしたリスク推定を通じて、早期介入や予防行動の設計に資することを目指します。明治安田の顧客接点を通じた大規模データの社会実装を見据えた研究開発が想定されています。

QOL健診のさらなる進化に向けた研究

明治安田が2024年度から全国展開している「明治安田の健康チェック」の一環であるQOL健診を対象に、測定項目の優先順位付けや測定結果をもとにした将来の健康状態予測を通じて、健康啓発効果を高める仕組みの研究を行います。

QOL健診は、弘前大学が地域住民を対象に実施してきた岩木健康増進プロジェクトの知見と大学独自の研究成果をもとに開発されたもので、明治安田版にアレンジした健康啓発型イベントとして全国で展開されています(詳細は後述の注釈参照)。

「健康アドバイスAI」の開発に向けた研究

個人の健康意識・状態に応じて生活習慣改善支援や健診受診の勧奨を行うアドバイスコンテンツとして、生成AIの活用可能性を含めた「健康アドバイスAI」の研究開発に取り組みます。

研究は、生成AIによる助言の適切性、個人情報保護、臨床的妥当性の担保といった複数の観点を組み込みながら進められます。実装時には明治安田の顧客接点を通じた実地評価が想定されています。

拡充予定の研究テーマ(概要)
研究テーマ 主な内容 期待される成果
将来の健康状態予測モデル 健康診断結果や生活習慣等のデータを用いたリスク推定モデルの開発 早期介入や予防施策の設計、個別化支援の基盤
QOL健診の進化 測定項目の優先順位化、測定結果を活用した健康啓発仕組みの研究 健診の効果向上、参加率・理解度の向上
健康アドバイスAI 生成AIの活用可能性を含む個別助言コンテンツの研究 生活習慣改善支援の自動化と個別化

推進体制と連携の具体像

研究推進の拠点は、弘前大学COI‑NEXTおよび2025年4月1日付で弘前大学に設置された「明治安田 × 弘前大学 QOL共創研究所(Meiji Yasuda × Hirosaki Univ. QOL Co‑Creation Research Center)」です。これらを中核に、産学官連携で研究を実施します。

明治安田総合研究所、明治安田、京都大学、弘前大学が協力し、共同研究は年次更新(2026年4月〜2027年3月を初年度とする)の枠組みで進められます。各機関の専門性を活かした役割分担が明示されています。

主な推進メンバー(発表時点)
  • 奥野 恭史:京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 教授(奥野恭史研究室)
  • 内野 詠一郎:京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 特定准教授
  • 玉田 嘉紀:弘前大学大学院医学研究科 教授
  • 加藤 大策:明治安田/明治安田総合研究所 シニア・フェロー
  • 杉下 智子:明治安田 経営企画部長
  • 森本 律子:明治安田総合研究所 代表取締役社長

発表資料には、明治安田の執行役員や京都大学の関係者が登壇した写真の説明や、5月29日に奥野恭史研究室での写真撮影が行われた旨の記載があります。共同研究の実施にあたっては、各機関代表者間での意思疎通とデータ利活用・倫理面の整備が前提となります。

研究は1年ごとに更新される期間設定(2026年4月〜2027年3月)で進められ、必要に応じて産学官連携や地域実装のスケールアップが見込まれています。

注釈、関連組織の説明と参考情報

プレスリリース内に示された注釈や関連組織の役割を整理します。本文中の注記(注1〜注4)は、それぞれ活動の位置づけや由来、実施状況を示しています。

以下に注釈と関連組織の説明、外部リンクを含めてまとめます。研究の背景理解や各プロジェクトの位置づけに資する情報です。

(注1)みんなの健活プロジェクト
「人生100年時代」を見据え、明治安田が「商品・サービス・アクション」の3分野で、お客さま・地域社会・従業員の継続的な健康増進を支援する取り組み。プロジェクト詳細はhttps://www.meijiyasuda.co.jp/brand/kenkatsu/。
(注2)地元の元気プロジェクト
「つながり、ふれあい、ささえあう地域社会を。」をコンセプトに、地域の橋渡し役として社会的つながりを提供し、地域資源とコミュニティを結ぶ活動。プロジェクト詳細はhttps://www.meijiyasuda.co.jp/brand/jimotonogenki/。
(注3)QOL(Quality of Life)
「生活の質」「生命の質」「人生の質」を意味する概念で、個人の生活や幸福度を総合的に評価する指標。
(注4)QOL健診について
弘前大学が約20年にわたる地域住民対象の岩木健康増進プロジェクトと大学の研究に基づき開発したQOL健診を基に、明治安田と共同研究成果を反映して明治安田版にアレンジした健康啓発型イベント。全国開催に関する情報はhttps://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2023/pdf/20240313_01.pdf。

また、京都大学 奥野恭史研究室は医療ビッグデータ解析やスーパーコンピュータ「富岳」を用いた創薬シミュレーション等にも取り組んでおり、研究室の詳細はhttps://clinfo.med.kyoto-u.ac.jp/ を参照するよう案内されています。

COI‑NEXT拠点の活動については、弘前大学の専用ページhttps://coi.hirosaki-u.ac.jp/ に詳細が掲載されています。明治安田総合研究所、明治安田生命についてはそれぞれhttps://www.myri.co.jp/、https://www.meijiyasuda.co.jp/index.html を参照するよう明記されています。

関係機関の位置情報とカテゴリ

プレスリリースでは、関連するビジネスカテゴリやキーワード、拠点所在地の情報も明示されています。これにより、研究の対象領域や地域連携の範囲が整理されています。

主なカテゴリはフィットネス・ヘルスケア、生命保険・損害保険であり、キーワードにはQOL、京都大学、明治安田、弘前大学、健診、AIなどが挙げられています。拠点所在地としては青森県弘前市、京都府京都市、東京都千代田区などが明記されています。

記事内容の要点整理(表形式)

項目 内容
発表日 2026年6月5日 10時00分(株式会社明治安田総合研究所 発表)
参加機関 明治安田総合研究所、明治安田生命保険相互会社、京都大学(奥野恭史研究室)、弘前大学(COI‑NEXT代表機関)
研究拡充開始 2026年度(研究期間:2026年4月〜2027年3月、1年ごと更新)
主な研究テーマ 将来健康状態予測モデル、QOL健診の高度化、健康アドバイスAIの開発
中核拠点 弘前大学COI‑NEXT、明治安田 × 弘前大学 QOL共創研究所(2025年4月設置)
主要メンバー 奥野恭史(京大 教授)、内野詠一郎(京大 特定准教授)、玉田嘉紀(弘前大 教授)、加藤大策(明治安田 シニア・フェロー)、杉下智子(明治安田 経営企画部長)、森本律子(明治安田総合研究所 代表取締役社長)
関連URL・参考 京都大学 奥野研究室: https://clinfo.med.kyoto-u.ac.jp/ / 弘前大学 COI‑NEXT: https://coi.hirosaki-u.ac.jp/ / 明治安田健活: https://www.meijiyasuda.co.jp/brand/kenkatsu/ / 明治安田地元の元気: https://www.meijiyasuda.co.jp/brand/jimotonogenki/ / 明治安田総研: https://www.myri.co.jp/

本稿は、明治安田総合研究所および明治安田の発表内容に基づき、京都大学奥野恭史研究室および弘前大学COI‑NEXTとの共同研究拡充の内容を整理して伝えたものである。今後の研究進捗や社会実装の段階で、具体的な成果や実施スケジュールの更新が公表されることが想定されるため、関係各所の公式発表を参照されたい。