Salesforceが統合『AgentExchange』を日本で提供開始
ベストカレンダー編集部
2026年6月8日 12:03
AgentExchange提供開始
開催日:6月8日
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Salesforceが示す“ひとつの入口”――AgentExchangeの発表と基本情報
株式会社セールスフォース・ジャパンは2026年6月8日 09時00分に、AppExchange・Slack Marketplace・AgentExchangeを統合した新しいマーケットプレイス「AgentExchange」の提供開始を発表しました。発表は同社本社(東京都千代田区)より行われ、代表取締役会長 兼 社長は小出 伸一氏です。
今回の発表は、エンタープライズ向けのアプリ、AIエージェント、Slackソリューションといった要素を横断的に探索・購入・導入できる単一の体験を目指すもので、企業におけるAI導入の利便性向上を意図しています。公式情報の詳細は salesforce.com/jp および salesforce.com/jp/news/ に掲載されています。
- 発表日
- 2026年6月8日 09:00
- 発表会社
- 株式会社セールスフォース・ジャパン(本社:東京都千代田区)
- 代表者
- 代表取締役会長 兼 社長:小出 伸一
- 関連マーケットプレイス
- Salesforce AppExchange、Slack Marketplace、Agentforceエコシステム
- 公式リンク
- https://www.salesforce.com/jp/
統合で変わる業務フロー:主要機能の詳細解説
AgentExchangeは既存のマーケットプレイスを統合することで、プラットフォームの切り替えを不要にし、探索から導入・管理までを一貫して行えるように設計されています。企業は信頼できるAIエージェントやアプリを、SalesforceとSlackの双方にまたがって扱うことが可能になります。
以下に、プレスリリースで示された主な新機能とその意味合いを整理します。各機能は企業の導入負荷の軽減、契約フローの短縮、検索精度の向上などを狙いとしています。
単一の統合マーケットプレイス
Salesforce AppExchange、Slack Marketplace、Agentforceエコシステムを統合。これにより利用者はプラットフォームを切り替えずに、エージェントやアプリを見つけ、購入し、導入し、管理ができます。
統合は、複数チャネルやシステムにまたがる“コンテキストの切り替え”による生産性低下を解消することを目標にしており、企業がエージェンティック・エンタープライズへ移行する際の操作負担を軽減する手段となります。
ワークフロー内での発見と有効化
Agentforce BuilderやSlack上のAgentExchangeインターフェースから、数クリックで信頼できるサードパーティ製のエージェント、サブエージェント、ツール、MCPサーバーを検索・評価・導入できます。導入フローはフロー内で完結することを重視しています。
この仕組みにより、従来は別個に行っていた検証→試用→承認→導入といった一連作業が、より短時間で行えるようになります。特に開発チームや事業部門が即座に試用できる点は導入スピードを左右します。
シームレスな購入体験とISV向け支援
企業向けの特別価格や統一請求、自動プロビジョニングを含むプライベートオファーをマーケットプレイス上で直接リクエストし、購入できるように設計されています。調達プロセスは迅速かつ安全になることが想定されています。
ISV(独立系ソフトウェアベンダー)向けには、AgentExchange Go-To-Market Appが提供され、オファー・請求・ライセンス・フルフィルメントの一元管理拠点として機能します(現時点では一部機能が米国のみ対応)。
よりスマートな会話型検索(Data 360基盤)
Data 360を基盤とするセマンティック検索により、単なるキーワードではなく“意図”に基づいて最適なエージェントやアプリを発見できます。各組織固有のSalesforce/Slack設定に合わせた推奨を提示する点が特徴です。
さらに2026年秋には会話型検索が導入され、フォローアップの質問で検索結果を絞り込み、ソリューションを比較できる機能が提供される予定です。なお、日本語でのData 360を用いたセマンティック検索の提供は現時点で未定とされています。
Slack連携による業務効率化
SlackbotとAgentforceは2,600のSlack MarketplaceアプリおよびSlack MCP経由で提供される6,000以上のアプリと連携します。これにより、チームは一つの会話から詳細調査、契約締結、会議調整、コード作成・レビューなどを行えるようになります。
Slack上でのワークフロー統合は、コミュニケーションの中心である会話から直接アクションに移せる点で、業務効率化に直結します。エージェントを通じた操作は承認フローやプロビジョニングと組み合わせることが可能です。
現在の提供状況と今後のロードマップ
プレスリリースでは、現在利用可能な機能と今後提供予定の機能について具体的に示されています。企業は現時点の提供状況を確認し、導入判断を行う必要があります。
以下に「現在利用可能な機能」と「今後の提供予定」を整理します。特に地域差や対応言語、米国限定の機能などは導入計画に影響します。
現在、利用可能な機能
- SalesforceおよびSlack向けの統合型AgentExchangeマーケットプレイス
- Data 360を活用した、セマンティックかつコンテキスト認識型の検索機能(日本語提供は未定)
- Agentforce Builder内でのAgentExchange製品内検索機能
- 調達を効率化するプライベートオファーおよびAgentExchange Go-To-Marketアプリ(現在、米国のみ対応)
- Vercel・Lovable・Replitに対応したワンクリックエージェントSDK、およびSlackへのデプロイ機能
今後の提供予定(スケジュール)
プレスリリースで明示されたロードマップは以下のとおりです。時期は現時点の予定であり、遅延または変更される可能性があります。
| 時期 | 予定される機能 |
|---|---|
| 2026年秋 | AgentExchangeおよびAgentforce Builderに組み込まれたエージェント型検索(会話型ディスカバリー、ハイパーパーソナライズ推奨、インテリジェントなアプリ比較機能); ISV向けのAI搭載パブリッシングツールおよび強化されたリストページ |
| 2026年冬 | Agentforce Builderにおける簡素化された新インストーラーとシームレスなインストールフロー; Agentforce BuilderおよびSlackbotにおける文脈に応じたAgentExchangeエージェント発見機能; AgentExchange Go-To-Marketアプリ連携によるパブリックオファーのチェックアウト機能 |
なお、AgentExchange Go-To-Marketアプリの一部の調達関連機能は現時点で米国のみの対応となっています。Data 360を用いた検索の日本語提供についても未定であるため、導入スケジュール策定時にはこれらの制約を確認する必要があります。
企業への影響、注意点、まとめ
AgentExchangeは、企業がエージェント型の業務を拡張・統合する上での手間を下げることを目指しています。これまでAppExchangeやSlack Marketplaceが生み出してきた価値は大きく、プレスリリースではこれらのマーケットプレイスとAgentforceの統合により、合わせて数十億ドル規模の顧客価値とパートナー収益が生み出されてきたことが言及されています。
また、これまでに数千社の顧客に向けて、データ整合性の維持、契約承認の自動化、業界固有のワークフロー導入など、数千に及ぶ課題を解決するツールを提供してきた旨も明示されています。こうした背景は、企業が導入の費用対効果を判断する際の重要な参考情報となります。
- 留意点
- 本プレスリリースに記載されたサービスや機能のうち、未提供のものは予定どおりに、または全く提供されない可能性があります。購入判断は現在利用可能な機能に基づいて行う必要があります。
- 言語・地域対応
- Data 360を利用したセマンティック検索の日本語提供は現時点で未定。AgentExchange Go‑To‑Marketアプリの一部機能は米国のみ対応。
さらに、Slackとの連携範囲としては2,600のSlack Marketplaceアプリ、及びSlack MCP経由の6,000以上のアプリとの連携が明記されており、既存エコシステムとの親和性が高い点も強調されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年6月8日 09:00 |
| 発表元 | 株式会社セールスフォース・ジャパン(代表:小出 伸一) |
| 統合対象 | Salesforce AppExchange、Slack Marketplace、Agentforceエコシステム |
| 主な新機能 | 統合マーケットプレイス、ワークフロー内有効化、シームレス購入(プライベートオファー)、セマンティック検索(Data 360)、Slack連携 |
| 現在提供中 | 統合マーケットプレイス、Agentforce製品内検索、Data 360ベース検索(日本語未定)、ワンクリックエージェントSDK等 |
| 今後予定 | 2026年秋:会話型検索・ISV向けツール、2026年冬:インストーラー改善・文脈発見・チェックアウト機能 |
| 注意事項 | 未提供機能は予定どおり提供されるとは限らない。導入判断は現状の機能で行うこと。 |
| 参照 | https://www.salesforce.com/jp/ |
この記事は、発表資料に基づきAgentExchangeの概要、主要機能、提供状況、スケジュール、影響範囲を整理したものです。導入や購買を検討する際は、現時点で提供されている機能と地域・言語対応の状況を確認のうえ判断することが適切です。