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万博の木材がよみがえる GREEN×EXPO 2027の92mゲート

万博資材再生プロジェクト

開催日:6月8日

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万博資材再生プロジェクト
何が具体的に再利用されるの?
アイルランドパビリオンの米松ルーバー約1,000本をはじめ、木材や鉄骨部材、ORAの建築資材、2階天井のTMトラス、さらにFLEXPANUSモジュール等が再利用されます。
いつどこで見に行けるの?
GREEN×EXPO 2027会場で展示される予定で開催は2027年ですが、具体的な開催日や展示場所の詳細は未公表のため、TSP太陽の公式サイトやSNSで続報を確認してください。

大阪・関西万博の建築資材がGREEN×EXPO 2027の顔として再生される

大阪・関西万博の2つのパビリオンがGREEN×EXPO 2027のメインゲート・レストランとして再生 画像 2

発表の要旨と日付

2026年6月8日11時00分、TSP太陽株式会社は、2027年に開催される国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」にて、大阪・関西万博で使用された2つのパビリオンから建築資材を継承し、メインゲートとレストランとして再構築する計画を発表しました。

継承対象となるのは、アイルランドパビリオンとORA外食パビリオン「宴〜UTAGE〜」の建築資材です。TSP太陽はこれまでアイルランドパビリオンに関して設計手続きや施工を担当しており、今回の資材リユースに際してはアイルランド側の意向である「可能な限り木材を再利用してほしい」という要望を受けて提案を行ったとしています。

大阪・関西万博の2つのパビリオンがGREEN×EXPO 2027のメインゲート・レストランとして再生 画像 3

関係者と役割

アイルランドパビリオンの意匠設計はアイルランド政府・公共事業局の下で進められ、TSP太陽は設計手続きやパビリオン全体の施工を担いました。今回の再構築に際しては、TSP太陽がGREEN×EXPO 2027側のメインゲートとレストランの設計・施工を担当します。

また、ORA外食パビリオン「宴〜UTAGE〜」に関しては、建築や外構工事の設計・施工(展示工事・ファサードを除く)を担当していた経緯があり、その際に用いられた建築資材もGREEN×EXPO 2027のパビリオンにリユースされます。

メインゲートとレストラン:素材と意匠の具体的設計

メインゲートの構成とデザイン意図

メインゲートは木材と鉄骨部材を組み合わせた構造で、全長は約92メートルに及びます。外装には大阪・関西万博でアイルランドパビリオンに使用された、アイルランド産の米松で作られたルーバー状の木材約1,000本をリユースする計画です。

木材は長さや角度をあえてランダムに配置することで、光や風が通り抜けるような“木の温もり”を感じさせるデザインを目指しています。TSP太陽が基本設計・実施設計業務を担当し、本博覧会のマスターアーキテクトを務める隈研吾氏からアドバイスを得て実現した設計です。

ここで使われる「ルーバー」については、プレスリリースの補足に従い、細長い板材を一定の間隔で平行に並べて構成する建材を指します。原型をできる限り活かした形でリユースされ、来場者を最初に迎える象徴的な役割を担います。

レストランの構造と資材再利用の工夫

レストランはTSP太陽が設計・施工・外壁装飾を担当し、アイルランドパビリオンとORA外食パビリオン「宴〜UTAGE〜」で使用された建築資材を取り込んで再構築されます。外壁の一部にはアイルランドパビリオンで使用された木材を配置する計画です。

また、建物全体はORA外食パビリオンと同じ構造形式で設計され、2階天井部分に使用された建材である「TMトラス」をリユースすることで、平屋建ての柱のないシームレスな大空間を実現します。これにより、構造的な効率を保ちながら既存部材の有効活用を図ります。

GREEN×EXPO 2027でのサステナブル建築とTSPの取り組み

リユースと「GREEN サーキュラー建築」概念の導入

TSP太陽はGREEN×EXPO 2027において、建築資材のリユースや「GREEN サーキュラー建築」の考え方を取り入れた空間づくりを推進すると明示しています。廃棄物の抑制とイベントのレガシー継承を両立させる方針です。

同社はリユース型建築代行サービス「GX House サプライヤー」に認定されており、この認定を通じて持続可能性を前提とした建築手法の普及に取り組みます。資材を循環利用することで環境負荷を低減することが狙いです。

独自開発のモジュールと実装予定

TSP太陽は、ほぼ100%再利用が可能な木造モジュールユニット「FLEXPANUS」をGREEN×EXPO 2027向けに独自開発しました。すでに9棟の建設が決定しており、協会が整備する公式ショップやカフェなど多様な用途で活用される予定です。

これらの取り組みは、同社が横浜市SDGs認証制度の認定事業者として活動していることと整合性を持ち、SDGs達成に向けた具体的な行動と位置づけられています。TSP太陽は今後もGREEN×EXPO 2027のサステナブルな開催に寄与する姿勢を示しています。

企業情報とプロジェクト関係データの整理

TSP太陽の概要

企業概要は以下の通りです。社名はTSP太陽株式会社、本社は東京都目黒区、代表取締役社長は池澤嘉悟氏。従業員数は290名(2025年6月末時点)で、2025年に設立70周年を迎えた企業です。

事業内容は各種イベントの企画制作、会場の設計施工、運営管理、関連設備のレンタル等を含む総合的な空間ソリューションの提供です。国際的なビッグイベントの実績を持ち、企画・制作から建築設計・施工、運営までを一貫して手掛けています。

関連リンクと連絡先の情報

公式の情報はTSP太陽のウェブサイトおよびSNSで確認できます。公式サイトは https://www.tsp-taiyo.co.jp、公式SNSはInstagram(https://www.instagram.com/tsptaiyo_pr/)およびX(旧Twitter)(https://x.com/TSPtaiyo_pr)です。

これらの公式チャネルでは、プロジェクトの進捗や関連する取り組みが随時案内される見込みです。企業の長年のノウハウやSDGs・ESGへの取り組みも同じく言及されています。

要点の一覧とまとめ

以下の表は、本記事で触れた主要な事実と数値を整理したものです。プロジェクトの目的、対象資材、設計・施工の役割、関連する技術や認証などを網羅しています。

項目 内容
発表日 2026年6月8日 11:00
発表元 TSP太陽株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:池澤嘉悟)
対象イベント 2027年 国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)
継承元パビリオン アイルランドパビリオン、ORA外食パビリオン「宴〜UTAGE〜」
再利用対象 アイルランド産米松ルーバー約1,000本、木材、鉄骨部材、ORAで使用の建築資材、TMトラス等
メインゲート 木材と鉄骨の組合せ、全長約92m、ルーバー約1,000本をリユース
レストラン 外壁にアイルランド材を使用、TMトラスを再利用し柱のない大空間を実現
技術・認証 「GREEN サーキュラー建築」導入、GX House サプライヤー認定、横浜市SDGs認証認定事業者
独自開発 木造モジュールユニット「FLEXPANUS」(ほぼ100%再利用可能)、9棟の導入決定
従業員数 290名(2025年6月末時点)
公式サイト・SNS https://www.tsp-taiyo.co.jp
Instagram: https://www.instagram.com/tsptaiyo_pr/
X(旧Twitter): https://x.com/TSPtaiyo_pr

今回の取り組みは、大阪・関西万博で生まれた資材を次のイベントに受け継ぐものであり、物理的なレガシーを活かしながら廃棄物削減に配慮する設計手法の実践例です。メインゲートの92メートルというスケールや約1,000本のルーバーの継承、TMトラスを用いた大空間化、FLEXPANUSの導入など、具体的な数値と技術をもとに持続可能な展示空間を目指す点を整理して締めくくります。