7月15日選考会へ、講談社の芥川賞・直木賞候補2作
ベストカレンダー編集部
2026年6月11日 08:01
第175回 芥川・直木選考会
開催日:7月15日
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講談社から2作品が並ぶ、第175回芥川龍之介賞・直木三十五賞の候補名簿
公益財団法人日本文学振興会は、2026年6月11日に第175回芥川龍之介賞と直木三十五賞の候補作を発表しました。その発表において、株式会社講談社からは二つの作品がそれぞれ芥川賞候補、直木賞候補に選出されています。発表日時はプレスリリース上で2026年6月11日 05時00分となっており、選考会の開催日時も公表されています。
今回ノミネートされたのは、芥川賞候補に小砂川チト氏の短編「ゾンビ回収婦」、直木賞候補に凪良ゆう氏の長編『多類婚姻譚』です。以下では両作品のあらすじ、刊行情報、著者プロフィール、選考会の予定など、発表された情報をすべて網羅して整理します。
発表の背景と選考日程
発表は講談社によるプレスリリースとして配信され、候補作は日本文学振興会が選定したものです。選考に関するスケジュールも明示されており、結果の発表に至るまでの流れが示されています。
第175回芥川賞・直木賞の選考会は以下の日時と場所で行われます。選考会の場で最終受賞者が決定されます。
- 選考会日時:2026年7月15日(水)午後4時より
- 開催場所:築地・新喜楽
候補作の詳細――あらすじと刊行情報を丁寧に紹介
各候補作について、掲載媒体・刊行日・価格情報とともにあらすじを掲載します。作品の読みどころがわかるように原文に沿って要点を整理しています。
ここでは芥川賞候補作品と直木賞候補作品を分けて紹介します。両作ともテーマや文体、刊行形態が異なり、現代文学シーンにおける注目点がそれぞれに存在します。
第175回 芥川龍之介賞候補:小砂川チト「ゾンビ回収婦」
掲載情報と発売予定日は以下の通りです。掲載号は雑誌掲載の形での発表となっています。
- 作品名:小砂川チト「ゾンビ回収婦」
- 掲載誌:「群像」2026年5月号
- 単行本発売予定:2026年7月9日(予定)
あらすじ(プレスリリースに基づく):
AIに浸食された世界で、ある日夫とともに職を失った主人公。「夫は書き置きを残して失踪」し、主人公は何かから逃れるようにVRゲーム機のヘッドセットを装着する。ヘッドセットの先に見えたのはゾンビが蔓延るホテルで、主人公は「もうひとつの現実」のなかで、たった一人の掃除婦として働き始めるという物語です。
第175回 直木三十五賞候補:凪良ゆう『多類婚姻譚』
刊行情報と定価は次の通りです。単行本として市販される長編作品としての発表です。
- 作品名:凪良ゆう『多類婚姻譚』
- 刊行日:2026年5月27日(講談社刊)
- 定価:本体1,900円(刊行情報はプレスリリースに基づく)
あらすじ(プレスリリースに基づく):
物語は27歳の佐々木律とその婚約者朱里を中心に展開する。律は発言する前に保険をかけるようになり、誰も傷つけないように行動する人物として描かれる。婚約を目前にしながら「一緒に生きる。わかりあえないあなたと。」というテーマのもと、セクシュアリティ/ジェンダー、金銭感覚、世代間格差、成育環境など多様な価値観の対立が浮かび上がる作品であり、現代を生きる人々の祈りと叫びを描くと紹介されています。
作家プロフィールと経歴――受賞歴や過去作の情報
両作者の略歴と主な受賞歴、過去作についてプレスリリースに基づいて整理します。受賞歴や代表作は、各作家の文学的評価を示す重要な指標です。
ここでは小砂川チト氏と凪良ゆう氏の略歴をそれぞれ掲げ、過去の受賞や代表作を年代とともに列挙します。
小砂川チト(こさがわ・ちと)プロフィール
- 出生・出身
- 1990年、岩手県盛岡市生まれ。
- 学歴
- 慶應義塾大学文学部卒業。慶應義塾大学大学院社会学研究科心理学専攻修了。
- デビューと受賞歴
- 2022年に「家庭用安心坑夫」で第65回群像新人文学賞を受賞してデビュー。同作で第167回芥川龍之介賞候補に。
- 2024年に「猿の戴冠式」で第170回芥川龍之介賞候補、同作の単行本が第37回三島由紀夫賞候補、第46回野間文芸新人賞候補となる。
- 著書
- 『家庭用安心坑夫』『猿の戴冠式』いずれも講談社刊。
小砂川氏は短編・中編の秀作で注目を集めており、群像新人文学賞受賞後、芥川賞候補に複数回挙がっている経歴を有しています。
凪良ゆう(なぎら・ゆう)プロフィール
- 居住地
- 京都市在住。
- 経歴とジャンル
- 2007年に初著書を刊行して本格的にデビュー。BLジャンルを主軸にしながら文芸作品でも高い評価を得ている作家です。
- 主な作品と受賞歴
- 代表作に「美しい彼」シリーズ(TVドラマ化・映画化)など。
- 2017年に『神さまのビオトープ』を刊行し支持を得る。2019年に『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。
- 2020年『流浪の月』で本屋大賞を受賞。同作は2022年5月に実写映画が公開された。
- 2020年刊行の『滅びの前のシャングリラ』で2年連続本屋大賞ノミネート。
- 2022年刊行の『汝、星のごとく』は第168回直木賞候補、第44回吉川英治文学新人賞候補などに選ばれ、翌年に本屋大賞を受賞。『汝、星のごとく』は2026年に実写映画化される。
- 2023年、『星を編む』(『汝、星のごとく』の続編)を発表。
- 本作に関する位置づけ
- 『多類婚姻譚』は著者にとって約2年半ぶりの文芸新刊として発表された作品です。
凪良氏はジャンルを超えた作品群で幅広い読者を獲得しており、文学賞での評価や映像化の実績も多くあります。
今回の発表内容を整理した表とまとめ
以下の表は、本記事で取り上げた発表情報を分かりやすく整理したものです。日付、媒体、作者、作品名、選考会情報など、プレスリリースに含まれている全ての情報を網羅しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表元(プレスリリース) | 株式会社講談社(プレスリリース掲載日:2026年6月11日 05時00分) |
| 選考発表者 | 公益財団法人日本文学振興会(第175回芥川龍之介賞、直木三十五賞の候補作発表) |
| 芥川賞候補 | 小砂川チト「ゾンビ回収婦」 (「群像」2026年5月号掲載、単行本発売予定 2026年7月9日) |
| 芥川賞候補 あらすじ | AIに浸食された世界で職を失った主人公が、夫の失踪を受けVRゲームのヘッドセットを装着。ゾンビが蔓延るホテルで一人の掃除婦として働き始める物語。 |
| 直木賞候補 | 凪良ゆう『多類婚姻譚』 (講談社刊、2026年5月27日、定価:本体1,900円) |
| 直木賞候補 あらすじ | 27歳の佐々木律と婚約者朱里の関係を軸に、セクシュアリティ/ジェンダー、金銭感覚、世代間格差など価値観の衝突を描く長編。共同生活と理解の困難さが主題。 |
| 選考会日時・場所 | 2026年7月15日(水)午後4時より、築地・新喜楽にて選考会を実施 |
| 小砂川チト 主な経歴 | 1990年生、慶應義塾大学文学部卒。2022年群像新人文学賞受賞(『家庭用安心坑夫』)。過去に芥川賞候補歴あり。 |
| 凪良ゆう 主な経歴 | 京都在住。2007年デビュー。『流浪の月』で本屋大賞受賞等多数の受賞・ノミネート実績。『汝、星のごとく』は本屋大賞受賞作で2026年に実写映画化予定。 |
上の表は、発表された全項目を網羅して簡潔に提示しています。選考結果は2026年7月15日の選考会で決定されるため、候補として選ばれた両作がどのような評価を受けるかは、該当日時以降に確定情報として伝えられることになります。掲載・刊行の各日付や価格、作者の経歴などは本文中に記載された通りです。
本稿は講談社のプレスリリースに基づき、発表された情報を編集的視点で整理して伝えています。