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6/25発表 ソラリス由来フコキサンチンがSASP抑制

フコキサンチン学会発表

開催期間:6月25日〜6月26日

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フコキサンチン学会発表
ソラルナエキスって何?どんな効果があるの?
Fistulifera solaris由来のソラルナ®エキスに含まれるフコキサンチンが、炎症性SASP因子(IL-6/MCP-1)を抑制し、Involucrin増加で表皮バリア改善の可能性を示しました。
発表はいつどこでやるの?一般でも行けるの?
日本香粧品学会で6月25日・26日に発表。ポスターは6/25 12:20−13:20(有楽町朝日ホール)、11階22番ブースで説明とサンプル配布があります。参加条件は学会案内を確認してください。

海洋性微細藻類ソラリス由来フコキサンチンが示した表皮に対する抗老化作用

2026年6月15日に公表されたプレスリリースによれば、circuRE act株式会社(本社:東京都千代田区、代表:塩原祥子)は、Fistulifera solaris(以下「ソラリス」)由来の抽出物であるソラルナ®エキス中のフコキサンチンが、表皮細胞におけるSASP(老化細胞随伴分泌現象)関連因子の発現を抑制することを、東京工科大学 応用生物学部 皮膚生理学研究室(吉田雅紀教授)との共同研究で明らかにしたと発表しました。

プレスリリース本文には研究の背景、結果、考察、結論、用語解説、原料の特性や生産体制、学会発表の情報、会社概要とサステナブル活動まで詳細が記載されています。本稿では発表内容を整理し、研究の意義と実験で得られた具体的データを丁寧に伝えます。

海洋性微細藻類ソラリスに含有されるフコキサンチンでSASP(老化細胞随伴分泌現象)を抑制することを東京工科大学(応用生物学部 皮膚生理学研究室 吉田雅紀教授)との共同研究で発見いたしました。 画像 2

発表の日時と公開元について

本研究成果はcircuRE act株式会社(文中に「サキュレアクト株式会社」の表記もみられます)が2026年6月15日 12時00分に公表しました。詳細は日本香粧品学会での発表が予定されています。

学会での発表は以下の日程・会場で行われます。発表・展示の情報も合わせて案内されていますので、研究の詳細を確認する機会が設けられています。

  • 学会:日本香粧品学会
  • 開催日:2026年6月25日(木)、26日(金)
  • 会場:有楽町朝日ホール(東京都千代田区有楽町2-5-1)
  • 発表場所:11階 展示会場 P03(ポスターセッション:有効成分・メカニズム・皮膚・毛髪応答)
  • ポスター発表日時:2026年6月25日(木)12:20-13:20(演題:フコキサンチンによる表皮細胞のSASP抑制)
  • 展示:11階 22番ブースでソラルナエキスの説明とサンプル配布
海洋性微細藻類ソラリスに含有されるフコキサンチンでSASP(老化細胞随伴分泌現象)を抑制することを東京工科大学(応用生物学部 皮膚生理学研究室 吉田雅紀教授)との共同研究で発見いたしました。 画像 3

研究背景と評価した指標 ─ なぜSASPに着目したのか

SASP(老化細胞随伴分泌現象)は、老化した細胞がサイトカイン等の炎症性物質を分泌し、周囲の細胞の老化を促進したり慢性的な炎症を引き起こしたりする現象です。皮膚においてはこれが組織破壊やバリア機能低下を招き、しわやたるみといった外観上の老化を進行させます。

特に紫外線(UVB)はSASP因子の産生を促進し、光老化の主要因の一つとされています。本研究では、ソラルナ®エキスに豊富に含まれるフコキサンチンが表皮細胞におけるSASP因子に及ぼす影響を評価することを目的としました。

海洋性微細藻類ソラリスに含有されるフコキサンチンでSASP(老化細胞随伴分泌現象)を抑制することを東京工科大学(応用生物学部 皮膚生理学研究室 吉田雅紀教授)との共同研究で発見いたしました。 画像 4

実験で評価した主な因子

研究では以下の因子を指標として評価しています。これらは皮膚の炎症、組織分解、バリア形成に直接関連する分子です。

IL-6 / MCP-1
炎症を引き起こすサイトカイン。SASPの代表的な分泌因子として、周囲細胞に影響を与える。
MMP-3 / MMP-1
コラーゲンや皮膚基質を分解するマトリックスメタロプロテアーゼ。組織の分解を通じてしわやたるみの進行に関与する。
Involucrin
角化・皮膚のバリア形成に寄与するタンパク質。成熟した表皮機能の指標となる。

実験結果とその解釈

プレスリリースでは、紫外線照射によりIL-6、MCP-1、MMP-3が増加した一方で、フコキサンチン添加によりこれらの増加が抑制されたと報告されています。抑制の効果は紫外線の有無に関わらず観察され、特にIL-6およびMCP-1に対する抑制効果が顕著であったとしています。

一方でMMP-1に対する影響は限定的であったと明記されています。加えて、Involucrin(表皮の成熟とバリア形成に関与するタンパク質)は増加傾向が確認され、バリア機能改善の可能性が示唆されました。

データの要点

  • 紫外線(UVB)照射により、IL-6・MCP-1・MMP-3が増加。
  • フコキサンチン添加により、IL-6・MCP-1・MMP-3の増加が抑制(UVBの有無にかかわらず)。
  • IL-6・MCP-1に対する抑制効果が特に顕著。
  • MMP-1への影響は限定的。
  • Involucrinは増加傾向で、皮膚のバリア形成に寄与する可能性。

これらの結果から、フコキサンチンはSASP因子の発現を抑制することにより、老化の連鎖的進行を抑え得ること、さらに表皮バリアに関連するタンパク質の増加を通じて肌の健常性維持に寄与する可能性があると結論づけられています。

原料特性、製造体制、企業の取り組み

プレスリリースは原料特性と生産体制についても詳細に触れています。ソラリス(珪藻類)は大型藻類に比べてフコキサンチン含有量が非常に多いのが特徴で、従来は希少原料として量産が難しいとされてきました。

circuRE act株式会社(文中にサキュレアクトの表記も含む)は国内での培養から抽出・精製までをワンストップで行う体制を構築可能であると説明しています。また、サステナブルで環境負荷の低い国産原料としての生産体制を整えていく予定であることが明記されています。

会社概要と事業内容

プレスリリースに記載された会社の事業内容、使命、活動は次の通りです。環境負荷低減を掲げ、微細藻類を活用した代替素材の開発・提案を行う点が強調されています。

  1. 海洋性微細藻類を活用した環境負荷の低い原料の製造と販売
  2. 藻由来原料を使用した消費財の企画、製造販売
  3. J-POWERが保有する培養技術の活用による国産原料の製造

また、サステナブルアクションとしてteam530によるビーチクリーン活動や、インスタグラムでの環境問題に関する情報発信も行っていると記載されています(https://www.instagram.com/team530_japan/)。

用語解説と技術的な留意点

プレスリリースは主要用語の説明も付しています。SASP、UVB、フコキサンチン、IL-6/MCP-1、MMP、Involucrinの解説があり、研究結果の理解に役立つ情報が整理されています。

SASP
老化細胞が炎症物質を出す現象。
UVB
肌老化の原因となる紫外線。
フコキサンチン
藻類由来の機能性成分。抗酸化や抗炎症などの機能が報告されている成分の一つ。
IL-6 / MCP-1
炎症を引き起こす物質(サイトカイン)。
MMP
肌のコラーゲンを分解する酵素。MMP-1、MMP-3などが報告される。
Involucrin
肌のバリア形成に関与するタンパク質。

学会発表と展示の情報、研究の意義を整理したまとめ表

以下の表は、本稿で取り上げた発表内容、実験結果、発表会場・日程、企業情報を整理したものです。主要な数値や日程、観察された分子応答を一目で確認できます。

項目 内容
プレス発表日 2026年6月15日 12:00(circuRE act株式会社による公表)。文中にサキュレアクト株式会社の表記あり。
研究テーマ ソラルナ®エキス(Fistulifera solaris由来)中のフコキサンチンによる表皮細胞のSASP因子抑制効果の評価。
共同研究機関 東京工科大学 応用生物学部 皮膚生理学研究室(吉田雅紀教授)
主要評価指標 IL-6、MCP-1(炎症性サイトカイン)、MMP-3・MMP-1(基質分解酵素)、Involucrin(バリア形成関連)
主な結果 IL-6・MCP-1・MMP-3の増加はフコキサンチンで抑制(UVB有無にかかわらず)。IL-6・MCP-1の抑制が顕著。MMP-1への影響は限定的。Involucrinは増加傾向。
学会発表 日本香粧品学会(2026年6月25日・26日)、有楽町朝日ホール、ポスター発表:6月25日 12:20-13:20(演題:フコキサンチンによる表皮細胞のSASP抑制)。展示ブース:11階22番(サンプル配布あり)。
原料の特性・生産 ソラリスはフコキサンチン含有量が高い。従来は希少で量産が難しかったが、国内培養から抽出精製までワンストップで行う体制を整備し、サステナブルな国産原料として生産体制を構築予定。
企業の事業内容 微細藻類を活用した環境負荷低い原料の製造・販売、藻由来消費財の企画・製造・販売。J-POWERの培養技術を活用。
サステナブル活動 team530(ビーチクリーン活動)、環境情報の発信(Instagram: https://www.instagram.com/team530_japan/)。

本稿ではプレスリリースに記載された情報をもとに、実験の目的・評価指標・得られた知見および企業側の生産・環境に関する取り組みを整理しました。研究はフコキサンチンがSASP関連因子の発現を抑制し、バリア形成関連タンパク質の増加を示した点で、内因性老化および光老化に対する新たな抗老化素材としての可能性を示しています。学会発表および展示で提供される追加情報をもとに、さらなる知見の蓄積が期待されます。