ポケモンカードでAIエージェント対戦、ポケカABCが始動
ベストカレンダー編集部
2026年6月17日 09:12
ポケカABC第一ラウンド
開催期間:6月16日〜8月17日
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ポケモンカードゲームを舞台にしたAI開発コンテストが始動
ポケモンカードゲームの対戦を対象としたAIエージェント開発コンテスト「ポケモンカードゲーム AI Battle Challenge」(英語名:Pokémon Trading Card Game AI Battle Challenge、略称:日本語=ポケカABC、英語=PTCGABC)が、2026年6月16日(火)20:00(日本時間)に開始された。主催・共催にはKaggle、株式会社ポケモン、株式会社松尾研究所、HEROZ株式会社が名を連ね、世界規模での参加を想定した大会として立ち上げられている。
本大会は、16言語、90以上の国と地域で遊ばれているポケモンカードゲームを対象とし、参加者は対戦を行うAIエージェントを開発し、その強さを競うことを目的としている。開幕に合わせ大会のPVも公開されており、視聴は以下のURLから可能である:https://youtu.be/EXOEDkPNoGI。
開催趣旨と背景
チェスや将棋、囲碁などの完全情報ゲームにおけるAI研究は長年にわたってAI技術の発展に寄与してきた。一方でポケモンカードゲームは、山札や相手の手札が非公開となる不完全情報ゲームであり、カード効果の多様性や乱数要素(カードの引きやコイントスなど)も絡むため、AIによる意思決定学習の適用が難しい分野である。
主催側はこの特性を踏まえ、ポケモンカードゲームの戦略性を新しい形で体験させること、ならびに不完全情報下での意思決定を学習するAIの研究・開発の促進をねらいとして本大会を企画したと説明している。
大会の構成とルール詳細
大会は二段階構成で、第一ラウンド(Kaggle上)と、第一ラウンド上位による第二ラウンド(トーナメント)が予定されている。第一ラウンドはさらに「シミュレーション部門」と「ストラテジー部門」の二部門で実施される。
各部門のルールや期間、提出方法などはKaggle上の各大会ページに詳細が掲載されているため、参加前に必ず規約とルールを確認する必要がある。規約の内容が本記事の概要と異なる場合は、規約が優先される。
第一ラウンド:シミュレーション部門(Kaggle)
シミュレーション部門の期間は2026年6月16日(火)20:00(日本時間)~ 2026年8月17日(月)8:59(日本時間)となる。参加チームは開発したAIエージェントをKaggleに提出し、自動対戦を通じてKaggleの独自レーティングシステムにより順位がリアルタイムに決定される。
シミュレーション部門の出場にはKaggleアカウントが必要で、詳細はシミュレーション部門のページで確認できる:https://www.kaggle.com/competitions/pokemon-tcg-ai-battle。
第一ラウンド:ストラテジー部門(Kaggle)
ストラテジー部門の提出期間は2026年6月16日(火)20:00(日本時間)~ 2026年9月14日(月)8:59(日本時間)。ストラテジー部門では、シミュレーション部門での成績に加えて、デッキの独創性やAIエージェント開発における工夫などが評価基準に入る。
ストラテジー部門に参加するためには、事前にシミュレーション部門へ参加していることが必須条件となる。最終提出後、約2週間の評価期間を経て公式の最終順位が確定し、上位8チームが第二ラウンドに招待される。ストラテジー部門のページ:https://www.kaggle.com/competitions/pokemon-tcg-ai-battle-challenge-strategy。
第二ラウンド:トーナメント(2026年末以降予定)
第一ラウンドのストラテジー部門上位8チームによるトーナメントを第二ラウンドとして実施する。第二ラウンドの開催時期は2026年末以降が予定されており、トーナメントの模様はYouTubeで配信される見込みである。
第二ラウンドの最新情報や日程、配信に関する詳細は公式サイトで随時案内されるため、参加者・視聴者は公式サイトでの確認が推奨される。公式サイト:https://ptcg-abc.pokemon.co.jp/
試合ルールの要点
本大会の全試合は基本的にポケモンカードゲームの対戦ルール(大会用に調整あり)に基づいて行われる。大会専用に調整されたルールの詳細は主催側が提供するドキュメントに従う必要がある。
主なルールのポイントは次の通りである:
- 使用可能なカードは主催者が提供する指定リストのカードのみ。
- 各プレイヤーの持ち時間は最大10分。制限時間を使い切ったプレイヤーはその試合で敗北となる。
- 不完全情報(山札や相手手札の非公開)やランダム要素(カードの引き・コイントス等)がゲームの特徴として存在する。
賞金・支援・運営体制
本大会は賞金や開発支援も設けられ、参加者の研究開発を後押しする仕組みが準備されている。第一ラウンドおよび第二ラウンドでの賞金配分や支援内容は以下の通りである。
合わせて、大会運営はKaggleを主軸に行われ、共催・協力各社がサポートする体制が整えられている。
賞金と開発支援の内訳
- 第一ラウンド
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- シミュレーション部門:賞金は提供されない。
- ストラテジー部門:上位1位から8位まで、各チームに$30,000(各チーム)が授与される。さらに上位8チームは第二ラウンドへの出場権を獲得する。
- ストラテジー部門への参加はシミュレーション部門参加が必須。
- 第二ラウンド
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- 優勝チーム:$50,000
- 2位チーム:$30,000
- 第二ラウンド出場者全員:個人あたりGoogle Cloudクーポン$3,000分が付与される(出場者各個人に対して)。
運営・協力体制
第一ラウンドはKaggleが主催し、株式会社ポケモン、HEROZ株式会社、株式会社松尾研究所が共催として企画運営を行う。協力としてGoogle、Google Cloud、NVIDIAが名を連ねる。
第二ラウンドは株式会社ポケモンが主催し、HEROZ株式会社、株式会社松尾研究所が共催、同様にGoogle、Google Cloud、NVIDIAが協力する体制で準備される。
参加方法・問い合わせ先と関係団体の紹介
参加は個人または最大5名までのチームで可能であり、参加費用は無料である。提出やコミュニケーションはKaggleの大会ページを通じて行われるため、Kaggleアカウントが必要になる。
Kaggleアカウントは無料で作成でき、詳細な参加手順やルール、規約は以下のページで案内されている。参加前に必ず大会ページの規約を全文確認することが求められる。
主要リンク(参加・問い合わせ)
- ポケカABC公式サイト:https://ptcg-abc.pokemon.co.jp/
- Kaggle プラットフォーム:https://www.kaggle.com/
- シミュレーション部門(提出・規約):https://www.kaggle.com/competitions/pokemon-tcg-ai-battle/rules
- シミュレーション部門(メインページ):https://www.kaggle.com/competitions/pokemon-tcg-ai-battle
- ストラテジー部門(提出・規約):https://www.kaggle.com/competitions/pokemon-tcg-ai-battle-challenge-strategy/rules
- ストラテジー部門(メインページ):https://www.kaggle.com/competitions/pokemon-tcg-ai-battle-challenge-strategy
- シミュレーション部門 問い合わせ(Kaggleディスカッション):https://www.kaggle.com/competitions/pokemon-tcg-ai-battle/discussion
- ストラテジー部門 問い合わせ(Kaggleディスカッション):https://www.kaggle.com/competitions/pokemon-tcg-ai-battle-challenge-strategy/discussion
共催・協力団体の紹介
主催・共催・協力各社は以下の通りである。各社の役割は運営、技術支援、協力体制の提供など多岐にわたる。
- 主催(第一ラウンド):Kaggle(Kaggle Inc.)
- 共催:株式会社ポケモン、HEROZ株式会社、株式会社松尾研究所
- 協力:Google、Google Cloud、NVIDIA
各企業の簡単な紹介は以下の通りである。株式会社ポケモンは『ポケットモンスター』ブランドのマネジメントを行い、カードゲームや映像、イベント等をプロデュースしている。HEROZは将棋AI開発などで培った機械学習技術を用いる企業であり、松尾研究所は大学発の研究成果を実装し社会実装を推進する組織である。
大会から読み取れるポイントと総括
本大会は、不完全情報かつ多様なカード効果・ランダム性を含むポケモンカードゲームを対象にAIを適用する挑戦的な試みである。参加者はアルゴリズムの設計だけでなく、デッキ構築や限られた情報下での意思決定戦略を含めた総合的な工夫が求められる。
大会の仕組みとしては、まずKaggleの自動対戦を通じてスケール感のある比較評価を行い、その上位を実地のトーナメントへと招待する二段階方式により、理論的な強さと実戦での表現力を両立させる狙いがある。大会は無料で参加でき、個人・チーム(最大5名)での参加が可能である。
以下の表に本記事で触れた主要な情報を整理する。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名(日本語/英語・略称) | ポケモンカードゲーム AI Battle Challenge / Pokémon Trading Card Game AI Battle Challenge(ポケカABC / PTCGABC) |
| 発表日 | 2026年6月16日 20:00(日本時間) |
| 第一ラウンド開始日時 | 2026年6月16日(火)20:00(日本時間) |
| シミュレーション部門期間 | 2026年6月16日(火)20:00 ~ 2026年8月17日(月)8:59(日本時間) |
| ストラテジー部門提出期間 | 2026年6月16日(火)20:00 ~ 2026年9月14日(月)8:59(日本時間) |
| 第二ラウンド予定 | 2026年末以降(トーナメント、YouTube配信予定) |
| プラットフォーム・主催 | Kaggle(第一ラウンド主催)、株式会社ポケモン(第二ラウンド主催) |
| 共催・協力 | 共催:株式会社ポケモン、HEROZ株式会社、株式会社松尾研究所 協力:Google、Google Cloud、NVIDIA |
| 賞金(第一ラウンド) | ストラテジー部門 上位1位~8位:各チーム $30,000(シミュレーション部門は賞金なし) |
| 賞金(第二ラウンド) | 優勝:$50,000、2位:$30,000、出場者全員:Google Cloudクーポン $3,000/人 |
| 参加条件・費用 | 個人またはチーム(最大5名)、参加費無料。Kaggleアカウント必須。 |
| 公式サイト・関連リンク | 公式:https://ptcg-abc.pokemon.co.jp/ Kaggle:https://www.kaggle.com/ |
| 問い合わせ(ディスカッション) | シミュレーション部門:https://www.kaggle.com/competitions/pokemon-tcg-ai-battle/discussion ストラテジー部門:https://www.kaggle.com/competitions/pokemon-tcg-ai-battle-challenge-strategy/discussion |
| 著作権表記 | ©Pokémon/Nintendo/Creatures/GAME FREAK |
本記事は大会の公表情報を基に整理したものである。大会に関する詳細な規約やルール、スケジュールの最新情報は必ず公式サイトやKaggleの大会ページで確認されたい。