『イミディエイト ファミリー』公開 特別映像と音の証言
ベストカレンダー編集部
2026年6月20日 16:02
劇場公開開始
開催日:6月19日
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ウエストコースト・サウンドを支えた“もうひとつの家族”の肖像
映画『イミディエイト ファミリー』(原題:Immediate Family)は、ジェイムス・テイラー、キャロル・キング、リンダ・ロンシュタット、ジャクソン・ブラウンらの作品を陰で支え、数々の名曲の録音やツアーで重要な役割を果たしてきたセッション・ミュージシャンたちに焦点を当てた音楽ドキュメンタリーである。米ウエストコースト・サウンドを象徴する4人、ダニー・コーチマー(ギター)、ワディ・ワクテル(ギター)、リーランド・スクラー(ベース)、ラス・カンケル(ドラム)を中心に、その音楽的軌跡と人間関係を証言と映像で立体的に描いている。
本作は2023年製作、監督はデニー・テデスコ、上映時間は100分。劇中には彼らが関わった楽曲が98曲も使用され、演奏の舞台裏やスタジオワーク、ツアー時の交流など、音楽史の重要な断面が丁寧に記録されている。提供はMalibu Corporation、Osakana LLC.、WADO WINGX Co.,Ltd、配給はサンタバーバラ・ピクチャーズで、字幕監修は朝日順子が担当している。
映画の主題と描かれ方
本作は、一般に表舞台に立たないセッション・ミュージシャンたちの“家族”としての関係性に着目している。スタジオワークを通じて歌を支え、楽曲のドラマ性を高める彼らの連携が、作品全体を通して強調される。
ドキュメンタリーは、当時の現場関係者やアーティストの証言、リハーサルやライブの映像、そして録音の過程に迫る場面を織り交ぜることで、彼らが残した音の痕跡と人間関係の豊かさを浮かび上がらせる構成になっている。作品の音源使用数(98曲)からも、関わった楽曲の密度の高さがうかがえる。
初日トークイベント――現場を知るゲストが語る“音の魅力”
6月19日(金)に恵比寿ガーデンシネマで行われた初日上映では、トークゲスト登壇付き上映が実施された。登壇したのはKEIKO WALKER(Country Singer)、白井英一郎(ミュージシャン/音楽ライター)、前むつみ(通訳・翻訳家/音楽ライター)の3名で、司会は笹峰愛が務めた。会場には公開初日を見届ける観客が集まり、登壇者たちが劇中のエピソードと自身の体験を交えて4人のレジェンドを語り尽くした。
トークは19:15開始、19:45上映スタートの回で行われ、登壇者全員がラス・カンケルを「世界で一番好きなドラマー」と評価するなど、出演ミュージシャン個々人の演奏の魅力に焦点が当てられた。登壇者の発言は、作品の理解を深める貴重な補足となった。
登壇者の証言とエピソード
KEIKO WALKERはラス・カンケルについて「ラスのスネアの音、タイミング、そしてスティックが落ちる速度が本当に素晴らしい」と述べ、具体的な演奏の描写で聴覚的な魅力を伝えた。白井英一郎は1979年のリンダ・ロンシュタット来日公演を回想し、「ラスのドラムの音は特別で、お腹にズドンと響く。そこにワディのワイルドなギターが聞こえてきて、日本にいながらロサンゼルスに連れて行かれたような感覚になる」と当時の臨場感を語った。
前むつみは1980年のジャクソン・ブラウン来日公演での体験を明かし、「武道館に響き渡ったラスのドラムの音に感動したのが最初だと思います」と述べた。また、ダニー・コーチマーについては「キャロル・キングの横で名曲をさらりと弾く姿や、ジャクソン・ブラウンの曲に合わせて弾く姿が最高」と言及し、4人の関係性を“ファミリー”として表現した。
特別映像の解禁と公開・上映情報
公開を記念して、本編未収録の特別映像が到着した。故デヴィッド・クロスビーによる、ビートルズのコンサートでの秘話を語る映像であり、ビートルズ伝説のすごさを示す内容になっている。この特別映像は本編には含まれていないレア映像として解禁され、映画の補完的な価値を高める。
映画『イミディエイト ファミリー』は6月19日(金)より全国公開中で、公開劇場は複数地区にわたる。公開劇場や今後のトークゲスト登壇付き上映の日程は公式サイトで随時案内されているため、鑑賞希望者は購入前に確認することが推奨される。
今後のトークゲスト登壇付き上映スケジュール
6月26日(金)20:30開始(18:30の上映回終了後)には、東京・TOHOシネマズ シャンテにて登壇者にジョージ・カックル(ラジオDJ、プロデューサー)と朝日順子(翻訳家、音楽ライター)を迎えた回が予定されている。登壇イベントの観覧には、該当上映のチケット購入が必要である。
トークイベントや特別映像の公開に関する追加情報は、公式サイト(https://malibu-corp.com/immediatefamily)および公式SNS(X: https://x.com/ImmediateF26、Facebook: https://www.facebook.com/immediatefamilyjp/)で案内されている。
劇場上映情報と参加者が語った「音」の証言
トークイベントで紹介された細部の証言は、映画本編で描かれる音楽的事情をより具体的に理解する助けとなる。白井氏は、70年代後半から80年代にかけて来日した海外アーティストの公演や楽器店でのエピソードを通じて、リーランド・スクラーやラス・カンケルの実像を伝えた。KEIKO氏や前氏の発言も、楽曲のサウンドがどのように形成されたかを聴き手に想像させる材料となる。
以下に、公開中および順次公開の上映劇場を地域別に整理する。各劇場の公開開始日は原資料に基づく。
劇場リストは注釈としての説明を含めて示す。単日限定上映の情報や、公開期間の区切りがある劇場も含まれているため、来場前に各館の上映スケジュールを併せて確認することが望ましい。
- 関東(東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木)
- TOHOシネマズ シャンテ(東京) 6月19日~
- kino cinema新宿(東京) 6月19日~
- YEBISU GARDEN CINEMA(東京) 6月19日~
- kino cinema 立川高島屋SC館(東京) 6月19日~
- アップリンク吉祥寺(東京) 6月26日~
- 109シネマズ二子玉川(東京) 6月22日(1日のみ)
- 109シネマズグランベリーパーク(東京) 6月25日(1日のみ)
- kino cinema 横浜みなとみらい(神奈川) 6月19日~
- 109シネマズ港北(神奈川) 6月23日(1日のみ)
- T・ジョイ蘇我(千葉) 6月19日~
- MOVIX川口(埼玉) 6月19日~
- 小山シネマロブレ(栃木) 7月3日~7月9日
- 宇都宮ヒカリ座(栃木) 7月10日~7月16日
- 東北
- フォーラム仙台(宮城) 7月17日~
- 中部・東海
- 岡谷スカラ座(長野) 7月10日~
- センチュリーシネマ(愛知) 6月26日~
- シネプラザサントムーンシネマ(静岡) 6月26日~
- 関西・中国・九州
- 大阪ステーションシティシネマ(大阪) 6月19日~
- kinocinema心斎橋(大阪) 6月19日~
- アップリンク京都(京都) 6月19日~
- シネマKOBE(兵庫) 6月20日~
- TOHOシネマズ岡南(岡山) 6月19日~
- kino cinema 天神(福岡) 6月19日~
- TOHOシネマズ はません(熊本) 6月19日~
- 原題
- Immediate Family
- 監督
- デニー・テデスコ
- 上映時間
- 100分
- 製作年/国
- 2023年(米)
- 字幕監修
- 朝日順子
- 提供
- Malibu Corporation・Osakana LLC.・WADO WINGX Co.,Ltd
- 配給
- サンタバーバラ・ピクチャーズ
- 著作権表記
- © 2023 THUNK ENTERPRISES, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
関係者の言葉や劇中で扱われるエピソードからは、4人がいかにして歌手に寄り添い、楽曲を共に作り上げてきたかが伝わってくる。作品は過去の記録にとどまらず、当事者たちが現在も語り合う生きた記録としての価値を持つ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 邦題 | イミディエイト ファミリー |
| 原題 | Immediate Family |
| 監督 | デニー・テデスコ |
| 上映時間 | 100分 |
| 製作年/国 | 2023年(米) |
| 主題となるミュージシャン | ダニー・コーチマー(ギター)、ワディ・ワクテル(ギター)、リーランド・スクラー(ベース)、ラス・カンケル(ドラム) |
| 使用楽曲数 | 98曲(劇中使用) |
| 公開開始 | 2026年6月19日(金)より順次公開(主要劇場を含む) |
| 提供/配給 | 提供:Malibu Corporation・Osakana LLC.・WADO WINGX Co.,Ltd / 配給:サンタバーバラ・ピクチャーズ |
| 特別映像 | 故デヴィッド・クロスビーによるビートルズのコンサートでの秘話(本編未収録) |
| 公式情報 | https://malibu-corp.com/immediatefamily、X: https://x.com/ImmediateF26、Facebook: https://www.facebook.com/immediatefamilyjp/ |
以上が本作に関する主要な情報の整理である。初日トークイベントの証言は、作品が描く音楽の実像を補強し、特別映像の解禁は本編の外側にある追加の歴史的な断片をもたらす。上映劇場やトークイベントの詳細は公式サイトで確認できる。