南仏プロヴァンスにNARUTO没入型エリアが開業
ベストカレンダー編集部
2026年6月23日 12:42
NARUTO 木ノ葉ランド開業
開催日:4月4日
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南仏プロヴァンスに再現された「木ノ葉隠れの里」——欧州初のNARUTO没入型エリアが開業
フランス・プロヴァンスのテーマパーク「Parc Spirou Provence(パルク・スピルー・プロヴァンス)」内に、人気アニメ『NARUTO-ナルト-』の世界観を体験できる新エリア『NARUTO – 木ノ葉ランド(Konoha Land)』が開業しました。開業日は2026年4月4日で、エリア面積は1.5ヘクタール、南仏最大級のテーマパーク内に設けられた常設の体験型エリアです。
『NARUTO – 木ノ葉ランド』は原作・アニメの象徴的な要素を多数再現しています。エリア入口、火影岩、火影屋敷をモチーフにしたショップ、等身大立像の展示、そして複数の体験型アトラクションを通じて、来場者が作品世界に没入できる設計となっています。運営はフランスの大手メディア企業Média-Participations(以下MP社)が行っています。
主なアトラクションと施設の詳細
エリア内にはスリル系から体験系まで多様なアトラクションが用意されています。代表的なアトラクションのスペックや趣旨を具体的に列挙します。
- 九尾アンチェインド(コースター):九尾をテーマにした大型コースター。全長1km以上、最高時速75km、30メートルの急上昇、フィナーレに250メートルの逆走を含む構成。
- 螺旋丸チャクラ・ローテーション:ナルトの術「螺旋丸」を体感する旋回型アトラクション。回転によるダイナミックな体験演出が特徴。
- 火影屋敷(ショップ):火影屋敷を模した限定グッズショップ。パルク・スピルー・プロヴァンスでしか手に入らないアイテムを取り揃える。
- 火影岩モニュメント:等身大立像(ナルト、サスケ、サクラほか計10体)や、里を見守る火影の顔岩をランドマークとして設置。
- 飲食施設:作中の世界観を反映したメニューや内装で作品世界の雰囲気を補強。
これらはパーク来場者に対して、単なる展示や商品販売にとどまらない“体験”を提供するために設計されています。アトラクションのスペックや演出は、原作の世界観に準拠しつつ欧州の運営基準に合わせた安全対策が施されています。
Média-Participationsの歩みと日本IPとの30年にわたる関係
MP社は1986年創業、パリ本社を拠点とする家族経営のメディア・エンタテインメントグループです。4大陸・14カ国で事業を展開し、従業員は2,300人を超えます。出版、映像、ゲーム、ライセンシング、テーマパーク運営を柱に60社以上の子会社を擁する欧州最大級の独立系グループです。
1990年代から日本の漫画やアニメに関わり、傘下の漫画専門出版社「KANA」は『NARUTO-ナルト-』を含む400シリーズ以上の日本作品を欧州に展開してきました。2024年にはKADOKAWAとの合弁会社VEGAをフランスで設立し、フランス語圏市場向けの翻訳出版体制を強化しています。
主要データと事業領域
MP社の事業上の特徴や実績を整理すると、欧州市場における日本IPの流通・展開に関する広範なインフラを保有している点が目立ちます。
- 設立
- 1986年
- 従業員数
- 2,300人超
- 展開地域
- 欧州・米州・アジア・アフリカの4大陸14カ国
- 出版シェア
- コミック・グラフィックノベルで欧州第1位(年間2,000万部)
- 傘下事業
- 出版、映像制作・配信、ライセンシング、ゲーム、テーマパーク運営など
- 配信プラットフォーム(ADN)
- 日本アニメ17,000話以上を配信、有料会員40万人超
これらの実績は、言語・商習慣・法規制が異なる欧州市場で日本のクリエイターや権利者が展開する際の実務的な支援能力に直結します。MP社は出版からテーマパークまでの「360°メディアミックス戦略」を掲げ、一つのIPを多角的に展開する体制を提示しています。
開業記念式典と日本向けPR始動の狙い
『NARUTO – 木ノ葉ランド』の開業を受け、2026年6月4日には開業記念式典が行われました。同日、MP社は日本との協業開始30周年を機に日本国内でのPR活動を本格化させることを発表しています。式典には日本の出版・放送・商社関係者を含む約900名が出席しました。
MP社は今回の発表を通じて、これまでの30年にわたる協業実績を改めて示すとともに、今後日本市場での情報発信や広告展開を強化する方針を明示しました。日本語公式サイト(2026年6月に公開)や日本在住チームの増員、問い合わせ窓口(日英仏対応メール:japan@media-participations.com)を整備しています。
式典でのスピーチと要点
式典ではMP社 CEO Julien Papelier氏、Parc Spirou Provence代表取締役 Hervé Lux氏がスピーチを行いました。両者は長年にわたる日仏のパートナーシップと、文化的・経済的な架け橋としての意義を強調しました。
Julien Papelier氏(MP社 CEO)のコメント:過去30年にわたり日本のパートナーと文化の架け橋を築いてきたこと、そして本エリアが日仏の創造的世界を結びつける唯一無二の具現化であることを述べました。
Hervé Lux氏(Parc Spirou Provence代表取締役)のコメント:本エリアのオープンにより来場者数とブランドイメージの向上に具体的な成果が出ており、日本IPが国際市場で収益を生む力を実証している旨を述べました。
また、今回の取り組みは日本政府が掲げるIP産業の国策的な推進(アニメ・漫画・ゲーム等のIP輸出を基幹産業化、海外市場規模を2033年までに20兆円へ)という政策背景とも整合しています(出典:内閣府「新たなクールジャパン戦略」令和6年6月4日)。
パーク概要と今回の主要データ(要点整理)
Parc Spirou Provenceはプロヴァンスに位置する7ヘクタールのテーマパークで、2018年の開園以降、家族向けレジャー施設として地位を確立してきました。直近の2025年シーズンには年間31万5,000人の来場者実績があり、累計来場者数は200万人を突破しています。
MP社はウォーターパーク「ウェーブ・アイランド」を買収し、アミューズメント、ウォーターパーク、宿泊施設「ウェーブ・ヴィレッジ」を組み合わせた包括的なレジャー体験を展開し、年間60万人来場の達成を目指す計画です。『NARUTO – 木ノ葉ランド』はその一環として欧州における日本IPの新たな展開モデルとなることが期待されています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| エリア名称 | 『NARUTO – 木ノ葉ランド』(Konoha Land) |
| 開業日 | 2026年4月4日 |
| 開業記念式典 | 2026年6月4日(約900名が参加) |
| 所在地 | Parc Spirou Provence, 1 Rue Jean-Henri Fabre, 84170 Monteux, France |
| エリア面積 | 1.5ヘクタール(『NARUTO』エリア) |
| 代表的アトラクション | 九尾アンチェインド(全長1km以上、最高時速75km、30m急上昇、250m逆走)、螺旋丸チャクラ・ローテーション、等身大立像(計10体) |
| Parc Spirou Provence概要 | 敷地7ヘクタール、29アトラクション、2025年年間来場者31万5,000人、累計来場者200万人超 |
| 運営会社 | Média-Participations(本社:57 Rue Gaston Tessier, 75019 Paris, France、CEO:Julien Papelier、設立:1986年) |
| MP社の主要実績 | 従業員2,300人超、4大陸14カ国展開、コミック・グラフィックノベル出版で欧州第1位(年間2,000万部)、KANAで400シリーズ以上の日本IP展開、ADNで日本アニメ17,000話以上配信(有料会員40万人超) |
| 日本向け情報 | 日本語公式サイト:https://www.media-participations.com/jp/、問い合わせ:japan@media-participations.com |
| 参照 | 内閣府「新たなクールジャパン戦略」(令和6年6月4日)他、NARUTO公式サイト等(https://naruto-official.com/) |
上の表は本件の要点を整理したものです。開業日、場所、主要アトラクション、運営主体の基本情報、そしてMP社の日本における役割や実績を含めて一覧化しています。本稿はプレスリリースの内容を忠実にまとめ、事実関係(日付・数値・組織名・引用)を正確に伝えることを主眼としています。
コピーライト表記などの原文情報も本文に含めています:©岸本斉史 スコット/集英社、©岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ。公式の詳細情報は各公式サイトを参照してください。