ITER人材公募が始動 若手ポテンシャル採用を強化
ベストカレンダー編集部
2026年6月25日 14:43
ITER人材公募開始
開催期間:6月25日〜3月31日
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地上に“太陽”をつくるITER──プロジェクトの全体像と意義
南フランスで進む超大型国際プロジェクトITER(イーター)計画は、地上で太陽が行っている核融合反応を再現するための世界最大規模の核融合実験炉の建設・組立を目的としています。目指すのは次世代のクリーンエネルギーである核融合エネルギーの実用化であり、安全性や環境負荷の低さ、燃料となる重水素・三重水素が海水からほぼ無尽蔵に確保できる点などが特徴です。
ITER計画には日本を含む30ヶ国以上、1,000名以上の専門家が参画しており、国際的な協力体制のもとで建設・研究が進められています。現時点で日本人職員は約60名ほど在籍しており、日本側の知見を国内に持ち帰ることで将来的な実用化につなげることが重要視されています。
核融合エネルギーが持つ技術的・社会的価値
核融合エネルギーは、二酸化炭素を排出せず高レベル放射性廃棄物を生じにくいこと、異常時に反応が自然停止する特性により事故リスクが極めて低い点などが挙げられます。これらは発電インフラの安全性と持続可能性を同時に高める要素です。
ITERは単なる研究施設ではなく、実用化に向けた技術蓄積と人材育成の場でもあります。複数国が密に連携する環境での経験は、日本の研究開発力と運用ノウハウを高めるうえで重要です。
エンの“ソーシャルインパクト採用プロジェクト”が担う役割と今回の公募
エン株式会社は2026年6月25日付で、ITERの人材募集を支援する『ソーシャルインパクト採用プロジェクト』を開始しました。採用支援サービスを通じて複数職種を公募し、ITER日本国内機関(量子科学技術研究開発機構)と連携して日本人職員の増加を目指します。特設ページはhttps://www.enjapan.com/project/iter_2026/です。
今回の公募では若手ポテンシャル層の採用を強化し、実務経験の浅い層を対象とした育成プログラムも新たに開始します。対象は修士課程修了者(または修了予定者)向けのポジションで、専門性に合わせてエンジニアから人事まで幅広い分野での採用が想定されています。
募集の背景と目的
ITER計画の成功と将来の国内実用化に向け、日本側の人材を増やす必要があります。エンは『アンビ(AMBI)』などのサービスを通じて、若手ハイキャリア層へのスカウトや広報を行い、ITERに適した人材を日本から送り出す支援を行います。
募集はプロジェクトの状況に応じて順次公開され、年間を通じて多様なポジションが公募される予定です。また、現時点で該当求人がない場合でも「オープンポジションのプレエントリー枠」からの応募が可能とされ、最新情報の受け取りながら求人開始のタイミングを待つことができます。
募集内容・応募条件とサポート体制
募集職種は主に「Postgraduate Opportunities」が掲示されています。なお、プレスリリース内では「上記以外のポジションも、2026年3月まで順次公開予定」との記載があり、公開スケジュールはITER側の状況に応じて変動することが示されています。
応募受付期間は2026年6月25日(木)~2027年3月31日(水)です。応募受付サイトは『アンビ(AMBI)』となります。詳細は特設ページ https://www.enjapan.com/project/iter_2026/ を参照してください。
応募対象と待遇・支援内容
- 対象:修士課程修了者(または修了予定者)向けのポジション。注記として、一般企業での就労経験が原則2年以内の方が対象となるポジションがあります(*1)。
- 待遇:手取り年俸で1000万円相当の提示があるポジションも含まれる旨が示されています。
- 応募者サポート:英語の応募書類添削や面接対策などのサポートが提供されますが、これらはITER日本国内機関の「ITER職員公募会員」への登録が必要です。面接対策は書類選考通過者に限るとの注記があります(*2)。
- 採用後の支援:フランスでの生活を支援する「現地支援デスク」等によるバックアップ体制が整備されています。
支援サービスとしては、プレスリリースや特設ページ、Web広告での告知に加え、各求人サイトでの集客支援を行い、『アンビ(AMBI)』とターゲットが異なる求人サイトを活用することで幅広い層へ求人を届ける仕組みが構築されています。
採用責任者の考えと運用上の注意点、問い合わせ先
ITER日本国内機関(量子科学技術研究開発機構)ITERプロジェクト推進部・部長の松本太郎氏は、ITER機構が若い力を求めていることを強調しています。松本氏は、若手に個別の機会を提供し、前向きな応募を後押しする取り組みを進めていると述べています。
松本氏のコメントでは、ITERがフランスにありながら30ヶ国以上の人々が隣り合わせにデスクを並べる環境であり、日本人は既に60名を超えて活躍の場を広げている点が示されています。AMBI利用者をITERの求める若く力のある人材の対象と位置づけ、フュージョンの力で将来のエネルギー問題を解決する仲間を求める旨が伝えられています。
応募にあたっての注意点
- 会員登録
- ITER職員公募会員への登録が必要となる支援があるため、応募を検討する際は登録要件を確認してください。
- 面接対策の提供条件
- 面接対策は書類選考通過者に限定されます。英語書類添削などのサポートを受けるための事前準備が求められます。
- 求人公開タイミング
- 求人はITER計画の状況に応じて順次公開されるため、希望ポジションが現在公開されていない場合はプレエントリー枠の活用が可能です。
取材やプロジェクト参画の相談、セミナー登壇依頼などの問い合わせは、エン株式会社ソーシャルインパクト採用プロジェクトの窓口(MAIL:social_impact@en-japan.com)および広報(TEL:03-3342-6590、E-mail:en-press@en-japan.com)にて受け付けています。メディア用電話番号である旨の表記もあります。
この記事の要点まとめ
以下の表に、今回のプレスリリースで示された主な情報を整理します。応募を検討する際の基本的なポイントを一目で確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト名 | ITER(核融合エネルギー実用化を目指す国際プロジェクト) |
| 支援主体 | エン株式会社(ソーシャルインパクト採用プロジェクト)とITER日本国内機関(量子科学技術研究開発機構) |
| 公募開始 | 2026年6月25日(木) |
| 応募受付期間 | 2026年6月25日(木)~2027年3月31日(水) |
| 募集職種 | Postgraduate Opportunities(ほかポジションは2026年3月まで順次公開予定) |
| 対象 | 修士課程修了者(または修了予定者)。一部ポジションは一般企業での就労経験が原則2年以内の方が対象(*1) |
| 待遇 | 手取り年俸1000万円相当の提示があるポジションを含む |
| 応募サポート | 英語応募書類添削、面接対策(ITER職員公募会員登録が必要。面接対策は書類選考通過者が対象)(*2) |
| 採用後サポート | フランスでの生活支援(現地支援デスク等) |
| 応募受付サイト | 『アンビ(AMBI)』/特設ページ:https://www.enjapan.com/project/iter_2026/ |
| 問い合わせ | MAIL:social_impact@en-japan.com TEL(メディア用):03-3342-6590 E-mail:en-press@en-japan.com |
上記はプレスリリースに記載されたすべての主要情報を整理したものです。応募や詳細確認を行う際は、特設ページおよび提供されている問い合わせ先を通じて、正確な募集要項や条件を確認してください。