7月7日刊行 クラリッセ遺作『星の時』河出文庫版で再読
ベストカレンダー編集部
2026年7月6日 20:46
星の時 文庫刊行
開催日:7月7日
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クラリッセ・リスペクトルの遺作『星の時』が文庫で甦る
株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、クラリッセ・リスペクトルの名作『星の時』を、2026年7月7日に河出文庫として刊行すると、2026年7月6日10時00分に発表しました。本稿では刊行の詳細、収録内容、訳業の改訂点、関連する映画情報など、プレスリリースの全情報を整理してお伝えします。
刊行は河出文庫で、文庫判176ページ、税込定価990円(本体900円)です。刊行に先立つ発表は同社から出され、電子書籍は2026年8月に発売予定である旨も明記されています。以下に、刊行に関する基本情報と付帯情報を順を追って示します。
刊行に至る背景と版元の発表
河出書房新社は本件発表の中で、訳者の全面的な訳文見直しや関係者による寄稿を収録した点を強調しています。訳者や解説者、遺族によるエッセイが加わることで、本書が単なる再刊ではなく、新たな読みのための版であることが明らかにされています。
プレスリリース原文では、同社の公式サイトへの案内として関連リンクが示されています。販売情報や書誌情報の確認は、出版社の案内ページを参照するよう案内されています。
- 発表日(プレスリリース)
- 2026年7月6日 10時00分
- 刊行日(文庫版発売日)
- 2026年7月7日
- 出版社
- 株式会社河出書房新社(東京都新宿区)
作品の位置づけと収録内容:訳者改訂と寄稿を含む新文庫版
『星の時』はクラリッセ・リスペクトルの遺作であり、同時に最高傑作と評されることが多い作品です。プレスリリースは本作を「ブラジルのヴァージニア・ウルフ」として紹介し、カフカやペソアと並び称される20世紀の巨匠として位置づけています。2022年には第8回日本翻訳大賞を受賞したことも明記されています。
今回の河出文庫版では、訳者・福嶋伸洋氏が訳文を全面的に見直したこと、リスペクトルの息子パウロ・グルジェウ・ヴァレンチ氏によるエッセイ「現実とフィクションの交錯」、文筆家・水上文氏による解説が収録されることがアナウンスされています。これにより、読者は原作文学としての魅力に加え、訳業の背景や家族の視点、専門家による解説をあわせて得ることができます。
収録される主な追加章と執筆者
- 訳者による訳文全面見直し:福嶋伸洋(ふくしま・のぶひろ)
- エッセイ「現実とフィクションの交錯」:パウロ・グルジェウ・ヴァレンチ(リスペクトルの息子)
- 解説:水上文(文筆家)
これらの付帯文章は、原著の来歴や作者個人史、翻訳の問題意識などを補完する役割を持ちます。河出文庫版は本文の再提示だけでなく、読解を深めるための注記的な構成も目指しています。
クラリッセ・リスペクトルと訳者の紹介
クラリッセ・リスペクトル(Clarice Lispector)は1920年にロシア内戦下のウクライナで生まれ、生後間もなくブラジル・リオデジャネイロへ移住しました。その後、成人期には欧米で計16年間を過ごし、1959年にリオデジャネイロへ戻ります。1977年に57歳で没しました。代表作として『Perto do Coração Selvagem(野生の心の近くに)』などがあります。
日本では『星の時』のほか、『ソフィアの災難』『水の流れ』(いずれも河出書房新社)、『G・Hの受難/家族の絆』(集英社)の計4冊が刊行されており、『星の時』は第8回日本翻訳大賞受賞作としての評価が付されています。
訳者プロフィール:福嶋伸洋
福嶋伸洋は1978年新潟県生まれで、共立女子大学文芸学部の教授です。リスペクトルの『星の時』で第8回日本翻訳大賞を受賞しており、訳書には『ソフィアの災難』(共訳)や『水の流れ』、アントラーヂ『マクナイーマ』などがあります。著作として『リオデジャネイロに降る雪』『ニコの海』などを持ち、翻訳と研究の両面で活動しています。
今回の文庫化に際して福嶋氏は訳文を全面的に見直しており、その結果が河出文庫版の本文として反映されています。訳者自身の見直しにより、日本語での読解可能性や文体再現の精度が高められている点が注目されます。
原作映画『星の時 4K』の日本公開情報と作品の受賞歴
本書原作の映画『星の時 4K』は、2026年8月21日(金)から日本で全国公開されます。公開開始日は新宿武蔵野館とBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下を皮切りに、全国の映画館で順次公開される予定です。映画は1985年にブラジルで制作された作品の4K修復版で、日本では40年を経ての日本初公開となります。
映画の監督はスザーナ・アマラウ(Susana Amaral)で、ブラジルの女性映画監督の先駆者と位置づけられています。作品は国際的にも高い評価を受けており、ブラジル映画史上の名作として認知されています。
映画の受賞歴と選出状況
プレスリリースには映画の受賞歴が詳述されています。1986年のベルリン国際映画祭で銀熊賞(Silver Bear)を受賞し、1985年のブラジリア映画祭では最優秀作品賞を含む合計6部門を受賞したと記載されています。さらに、1986年のアカデミー賞外国語映画賞ではブラジル代表作品に選出されています。
| 年 | 賞/選出 | 備考 |
|---|---|---|
| 1985 | ブラジリア映画祭 最優秀作品賞ほか5部門(計6部門) | ブラジル国内での高評価 |
| 1986 | ベルリン国際映画祭 銀熊賞(Silver Bear) | 国際的評価の獲得 |
| 1986 | アカデミー賞(外国語映画賞) ブラジル代表選出 | アカデミー賞出品 |
さらに本作は、英国BFIの企画『The female gaze:女性監督による、見過ごされてきた100本の映画』にも選出されており、近年においても評価が継続していることが示されています。4K修復版の日本公開は、原作小説の文庫化と合わせて作品世界を再検証する機会となります。
刊行物の詳細情報と関連リンクのまとめ
以下は刊行に関する書誌情報、登場人物・著者情報、関連するウェブリンクを整理した一覧です。プレスリリースに記載されたすべての情報を網羅しています。
電子書籍版に関しては2026年8月発売予定で、詳細は各電子書籍ストアでの案内を参照するよう明記されています。紙の文庫版と電子版での発売時期が異なる点にも留意が必要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | 星の時(河出文庫) |
| 著者 | クラリッセ・リスペクトル(Clarice Lispector) |
| 訳者 | 福嶋伸洋(ふくしま・のぶひろ) |
| 仕様 | 文庫判/176ページ |
| 発売日 | 2026年7月7日 |
| 定価 | 税込990円(本体900円) |
| ISBN(本文記載) | 978-4-309-46834-1 |
| URL(出版社掲載) | https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309209197/ |
| 装丁 | 佐々木暁 |
| 電子書籍 | 2026年8月発売予定(詳細は各電子書籍ストア) |
| 映画 | 『星の時 4K』 2026年8月21日より新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国公開 |
| 映画の主な受賞歴 | 1985年 ブラジリア映画祭 最優秀作品賞ほか5部門(計6部門)/1986年 ベルリン国際映画祭 銀熊賞/1986年 アカデミー賞外国語映画賞 ブラジル代表作品に選出 |
| 出版社(連絡先) | 株式会社河出書房新社(東京都新宿区) |
| 関連リンク(プレスリリース掲載) | https://www.kawade.co.jp/np/index.html |
以上がプレスリリースの内容を整理した要約と詳細の一覧です。刊行情報、収録内容、関係者の寄稿、映画の公開・受賞歴、電子版の予定、出版社の案内ページなど、発表文に含まれるすべての情報を網羅してまとめました。