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梅田の老舗カプセル×サウナ、改装で国際デザイン賞2冠獲得

国際デザイン賞2冠

開催日:6月26日

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国際デザイン賞2冠
どんな賞を取ったの?
MUSE Hotel Awards 2026で最高賞のPlatinum Winner、ASIA ARCHITECTURE DESIGN AWARDS 2026でインテリア最高賞(ASIA'S BEST HOSPITALITY INTERIOR DESIGN)を受賞。審査は6月26日の授賞式で行われ、和とサウナの意匠的結合や既存資産の保存と付加価値化が高く評価されました。
改装で具体的に何が変わったの?
1Fはサウナアイテムと大きな暖簾で街に開くファサードに、3Fはベンガラ色のカプセルとワークラウンジ、5Fは黒川紀章設計のカプセルを原形保全し鏡面で展示的に再提示するなど、保存と新価値付与で滞在体験を再定義しました。

梅田に甦った「サウナ×カプセル」の原点とその再定義

2026年7月7日13時42分に発表されたプレスリリースによると、株式会社ハイジクリエイティブパートナー(本社:東京都新宿区、代表:横井慎一郎)が改装を手掛けた大阪・NEW JAPAN UMEDA(ニュージャパン梅田)の改装プロジェクトが、国際的なデザイン賞で2冠を達成しました。受賞は「MUSE Hotel Awards 2026」での最高賞(Platinum Winner)と、「ASIA ARCHITECTURE DESIGN AWARDS 2026」でのインテリアデザイン最高賞(ASIA’S BEST HOSPITALITY INTERIOR DESIGN)です。授賞式は2026年6月26日に行われました。

NEW JAPAN UMEDAは、世界初のカプセルホテルと複数の大浴場・サウナを併せ持つ、日本の温浴・宿泊文化のルーツとも言える男性専用の複合施設です。本プロジェクトは、そうした文化的背景を踏まえながら「和」と「サウナ」の意匠的共通性に着目し、施設全体を通じて日本的な感性や価値観を表現することを目指しました。大阪らしい驚きやユーモアを織り交ぜつつ、既存資産の保存と新たな価値付与を両立した点が国際審査で高評価を受けました。

  • プレスリリース発信元:株式会社ハイジクリエイティブパートナー
  • 発表日時:2026年7月7日 13:42
  • 受賞:MUSE Hotel Awards 2026(Platinum Winner)、ASIA ARCHITECTURE DESIGN AWARDS 2026(ASIA’S BEST HOSPITALITY INTERIOR DESIGN)
  • 授賞式:2026年6月26日
日本発祥の「サウナ×カプセル」文化をアップデート。大阪「NEW JAPAN UMEDA」改装プロジェクトが国際的なデザイン賞2冠を達成 全国のホテル・温浴施設へのブランディング支援強化 画像 2

受賞を導いたデザインの核 — フロアごとの設計意図と表現

本改装の設計は「和とサウナの共通性」を出発点に、多層的な体験価値を設計することに重きが置かれています。各フロアで異なる表現と機能を持たせることで、街に開かれた顔から宿泊・滞在の深い体験までを繋げています。

ここでは1F、3F、5Fそれぞれの主要な設計意図と表現手法を整理します。各項目はプロジェクトの具体的な施策と、それが果たす役割を明示するものです。

日本発祥の「サウナ×カプセル」文化をアップデート。大阪「NEW JAPAN UMEDA」改装プロジェクトが国際的なデザイン賞2冠を達成 全国のホテル・温浴施設へのブランディング支援強化 画像 3

1F:ファサード — サウナの記号性と和の佇まいを街に提示する

1階ファサードでは、温度計・タオル・薪・ラドル・ストーブなどサウナを象徴するアイテムを効果的にディスプレイし、外観に大きな暖簾を採用することで古い外壁の刷新にも寄与しています。商店街の並ぶ街並みの中で一目で「温浴施設」であることが伝わる構成です。

外装と内装の連続性により「商店街の中にいきなりサウナがある」という驚きと、見慣れると納得するユーモアが同居するデザインを実現しています。これにより通行者や来訪者を直感的に上層階の体験へと誘導するプロローグとしての役割を果たします。

主な手法
サウナアイテムのディスプレイ、暖簾による外壁演出、外観から体験への導線設計
効果
街に溶け込みつつも一目で施設の性格が伝わるファサードの確立
日本発祥の「サウナ×カプセル」文化をアップデート。大阪「NEW JAPAN UMEDA」改装プロジェクトが国際的なデザイン賞2冠を達成 全国のホテル・温浴施設へのブランディング支援強化 画像 4

3F:カプセル&ワークスペース — ベンガラ色による地域文脈の再解釈と現代的機能

3階は元の北欧風デザインをベースに、日本の伝統色である「ベンガラ色(紅殻色)」でカプセル客室を統一し、隣接空間にはグリーンを基調としたワークスペース兼ラウンジを設けています。ベンガラ色は江戸期の商人文化に由来する景観との親和性を念頭に置いた選色です。

このフロアは「梅田東通り商店街の裏路地」を見立てた設計を行うことで、地域の歴史感や商人の美意識を現代の宿泊体験へと翻案しました。ワークスペースは温浴後もリラックスした状態で作業に没頭できる配慮を備えています。

  • 色彩:ベンガラ(客室)、グリーン(ラウンジ/ワークスペース)
  • 機能:宿泊(カプセル)+ワーク機能(ラウンジ兼用)
  • 狙い:地域文脈と現代的滞在価値の両立
日本発祥の「サウナ×カプセル」文化をアップデート。大阪「NEW JAPAN UMEDA」改装プロジェクトが国際的なデザイン賞2冠を達成 全国のホテル・温浴施設へのブランディング支援強化 画像 5

5F:カプセル&ラウンジ — 黒川紀章氏のレガシーの保全と新たなアート体験

5階には1979年開業時から使われている黒川紀章氏設計のカプセルが残されており、「生きた建築ミュージアム大阪」のコレクションとしての価値があります。本プロジェクトではカプセルを完全保全(クリーニングのみ)し、周囲の天井全面にミラー効果のある建材を貼る手法で展示的に再提示しました。

ミラー効果により空間は多層的な視点を獲得し、視覚的に迷路のような没入感を生むことで宿泊体験自体を「アートの中に入る体験」へと昇華させています。併設ラウンジではカプセルをオマージュした映像を投影し、滞在の時間を一層特別なものにしています。

保存手法
カプセル本体のクリーニングと原形保全、周囲に鏡面建材を貼付けることで展示的価値を増強
体験効果
美術館的な見せ方による再評価と没入型の宿泊体験の提供
日本発祥の「サウナ×カプセル」文化をアップデート。大阪「NEW JAPAN UMEDA」改装プロジェクトが国際的なデザイン賞2冠を達成 全国のホテル・温浴施設へのブランディング支援強化 画像 6

受賞の背景とプロジェクトが生む三つの社会的価値

本改装は単なる内外装の刷新にとどまらず、クライアント、街、時代に対する包括的な貢献を提示しています。以下では、プレスリリースで明示された三つの視点に基づき、その内容を整理します。

プロジェクトが評価された点は、歴史的価値の保存と商業的価値の両立、街区景観への寄与、そしてリノベーションの新たなモデル提示という側面です。これらは国際的な審査基準にも合致する要素でした。

クライアント(施主)への貢献:文化継承と収益性の向上

施主に対しては、世界初のカプセルという歴史的資産を尊重しつつ、1階から5階まで異なる滞在価値を付与することで、多様な顧客層(地元住民、ビジネス客、インバウンド、高感度な若年層)を取り込む「多様な宿泊スタイル」を確立しました。これにより施設の収益性と持続可能性の向上に貢献しています。

具体的には、ファサードで通行者を引き込む導線、3Fのワークスペースで現代のビジネスニーズに対応、5Fで歴史的価値を保存しつつ新たな付加価値を提供する設計となっています。

街への貢献:都市文化の保存と景観の更新

梅田東通り商店街の文脈を継承しながら、外観と内観をトータルにアップデートしたことは、街の歴史的資産を次世代へ繋ぐことにつながります。周辺エリアへの洗練された景観と新たな賑わいの創出は、国際観光都市としての梅田・大阪の魅力を底上げする役割を果たします。

カプセル自体が「生きた建築ミュージアム大阪」の構成要素である点は、都市全体の文化的魅力を高める事例となっています。

時代への貢献:リノベーションのロールモデル提示

本プロジェクトは「スクラップ&ビルド」ではなく既存の資産を活かすサステナブルなアプローチを示しました。既存ストックを選美眼で再編集することで、新たな価値を生み出す試みは、今後の建築・都市設計にとって参照可能なモデルとなります。

この手法は、保存と革新を両立させることで環境負荷の低減にも寄与する点が評価され、アワード審査でも高く評価されました。

プロジェクトの体制・受賞実績・今後の展開と要点整理

改装プロジェクトの主要メンバーや施工・協力企業、受賞実績、施設概要などの基本情報を整理します。プレスリリースにはプロジェクトに関与した企業と役割が明記されていますので、そのまま記載します。

また、代表・デザイナーの横井慎一郎氏は、受賞を契機に全国のホテル・温浴施設へのブランディングやトータルデザイン支援を一層強化する意向を表明しています。以下に事実関係を一覧で示します。

項目 内容
施設名 NEW JAPAN UMEDA / CAPSULE INN OSAKA(ニュージャパン梅田/カプセルイン大阪)
所在地 大阪府大阪市北区堂山町9-5
施設特性 世界初のカプセルホテル、複数の浴場、サウナ、サロンを擁する男性専用の複合宿泊施設
改装対象エリア ファサード・エントランス・ロビー(1F)、カプセルホテル・ワークスペース(3F)、ロッカーエリア(4F)、カプセルホテル・ラウンジ(5F)等
受賞実績 MUSE Hotel Awards 2026(Platinum Winner:最高賞)
ASIA ARCHITECTURE DESIGN AWARDS 2026(ASIA’S BEST HOSPITALITY INTERIOR DESIGN:インテリアデザイン最高賞)
授賞式日 2026年6月26日
発表日 2026年7月7日 13:42(株式会社ハイジクリエイティブパートナー発表)
プロジェクトメンバー(主な担当)
  • クリエイティブディレクション・インテリアデザイン・インテリアコーディネート・サインデザイン:HiGe creative partner(株式会社ハイジクリエイティブパートナー)
  • 施工:KIKUSUI
  • 家具設計・製作:seia
  • 照明計画:DAIKO ELECTRIC
  • 映像制作:THANK
  • 音響設計:Sound System
  • カプセル:コトブキシーティング(3F・5F)
  • 写真:AKTGraphy / HiGe creative partner
運営会社 ニュージャパン観光株式会社
施設公式WEB https://www.umedasauna-newjapan.jp/
発表元会社名 株式会社ハイジクリエイティブパートナー(HiGe creative partner)
代表者 代表取締役 / デザイナー 横井 慎一郎
会社所在地 東京都新宿区新宿5-18-20 ルックハイツ新宿803号
事業内容 ホスピタリティ空間(宿泊施設・クリニック・美容等)・商業施設・住宅等のクリエイティブディレクション・インテリアデザイン・設計
会社URL https://www.hige-cp.com/

以上がプレスリリースに基づく事実の整理です。受賞は国際的な審査を経た結果であり、デザイン面では「和」と「サウナ」という文化的要素の結びつきを起点に、保存と創造を両立させる具体的な手法が評価されました。横井氏は今後、全国のホテル・温浴施設に対するブランディングや改装プロジェクトへの関与を強化する方針を示していますが、ここでは発表された事実のみを記載しました。

この記事の最後に、主要な情報を再度表形式で整理しました。上記の表と本文で示した各フロアの設計意図、受賞情報、プロジェクト体制などを総合的に把握いただけます。