ジブリパークで新企画始動 パノラマボックス展と短編上映
ベストカレンダー編集部
2026年7月8日 07:50
パノラマボックス展&短編
開催日:7月8日
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ジブリパークに並ぶ新しい“のぞく絵”──パノラマボックス展の詳細
ジブリの大倉庫の企画展示室では、2026年7月8日(水)より企画展示「パノラマボックス展」が始まります。ポスタービジュアル表記は「パノラマボックス展」ポスタービジュアル © Studio Ghibli で、会場はジブリパーク(愛知県長久手市)のジブリの大倉庫内です。展示は宮﨑駿監督がジブリパークのために描き下ろした31点のパノラマボックスを中心に構成されています。
パノラマボックスとは、箱の中をのぞくと多層に重ねられた紙や絵の断片が織りなす奥行きある風景が現れる仕掛け絵箱です。本展は『風の谷のナウシカ』から『君たちはどう生きるか』(2023年公開)まで、長編アニメーション作品をはじめ短編やオリジナルを含む題材で構成された31点が並びます。展示空間は『君たちはどう生きるか』に登場する“時の回廊”をモチーフにし、窓の列からそれぞれの箱の世界をのぞくかたちで鑑賞します。
展示の技術的背景と鑑賞のポイント
パノラマボックスは、セルアニメ制作で用いられる「マルチプレーンカメラ」の考え方に近く、キャラクターや背景を別々に描き、層を分けて配置することで二次元の絵に奥行きを与えます。宮﨑監督が制作中に語った通り、今回はガラス板を用いず、紙に描いた絵を切り抜いて幾層にも重ねる手法が採られています。紙工作としての質感や、見る角度によって表情が変わる点が特徴です。
宮崎吾朗監督は鑑賞方法について、「小さなお子さんや車いすの方でも見られるように低めの高さに設定している。大人は中腰になったり、しゃがんだり、窓の中に頭を突っ込むようにのぞくと空間が広がって見える」と説明しています。鑑賞時は一つ一つの窓を腰をかがめてじっくり見ることが推奨されます。
- 展示点数:宮﨑駿描き下ろしの31点
- 題材:『風の谷のナウシカ』~『君たちはどう生きるか』ほか長短編と新作
- 会場:ジブリの大倉庫 企画展示室
- 開始日:2026年7月8日(水)
- 制作手法
- 紙に描き切り抜き、複数の層を重ねて奥行きを出す手法(ガラス板不使用)。
- 展示モチーフ
- 『君たちはどう生きるか』の“時の回廊”。子ども目線の窓列で構成。
ジブリパーク初のオリジナル短編『魔女の谷の夜』──物語と上映情報
映像展示室オリヲン座では、スタジオジブリがジブリパークのために新たに制作した初のオリジナル短編アニメーション映画『魔女の谷の夜』の上映が同じく2026年7月8日(水)から始まります。ポスタービジュアル表記は『魔女の谷の夜』ポスタービジュアル © 2026 Goro Miyazaki, Akihiko Yamashita/Studio Ghibliです。
作品の原案は宮崎吾朗、監督は宮崎吾朗・山下明彦の共同監督体制。上映時間は約14分で、声の出演にジェシー(SixTONES)、アイナ・ジ・エンド、音楽は武部聡志が担当、制作はスタジオジブリが務めます。物語はジブリパークで働く“新人くん”が閉園後の夜に魔女の谷で体験する出来事が描かれます。
あらすじと鑑賞上の観点
あらすじは、新人くんに次々と舞い込む修理依頼や建物の不思議な出来事から始まります。先輩のキクエさんが「私は魔女だ」と明かし呪文を唱える場面が重要な転機となり、閉園後の深夜0時に魔女の谷へ向かう流れがクライマックスへとつながります。劇中ではジブリパークの空間を活かした演出が施されています。
宮崎吾朗監督は作品について「ジブリが携わっているのでアトラクションを作るよりも、映画を作ることが一番のアトラクションになるのではないかと考えた」と述べ、短編を“アトラクション”と位置づける意図を示しています。山下明彦監督は制作の経緯として、最初に浮かんだ別案では絵が湧かなかったが、吾朗監督のスケッチを見て一目で「面白い」と判断し制作が進んだと振り返りました。
- 上映時間:約14分
- 原案:宮崎吾朗
- 監督:宮崎吾朗、山下明彦
- 声の出演:ジェシー(SixTONES)、アイナ・ジ・エンド
- 音楽:武部聡志
- 制作:スタジオジブリ
- 上映場所:ジブリの大倉庫 映像展示室オリヲン座
- 上映開始:2026年7月8日(水)より当面の間
- 鑑賞にはジブリの大倉庫に入場できるチケットの予約・購入が必要。
- チケット種別は「ジブリパーク 大さんぽ券プレミアム」「ジブリパーク 大さんぽ券スタンダード」「ジブリパーク ジブリの大倉庫」の3券種。
- 販売はBoo-Wooチケット(https://l-tike.com/bw-ticket/ghibli/ghibli-park/)ほか。
7月7日(火)に行われた記者会見の内容と展示更新点
2026年7月7日(火)、ジブリの大倉庫の映像展示室オリヲン座で記者会見が開催されました。会見は第1部「パノラマボックス展」をテーマに宮崎吾朗監督が登壇し、第2部「『魔女の谷の夜』」のテーマでは宮崎吾朗監督と山下明彦監督が登壇して作品や制作意図を説明しました。
第1部で宮崎吾朗監督はパノラマボックスの魅力を「のぞくと面白い。平面の要素を重ねて実は立体の空間を作っていることがよくわかる展示になっている」と語りました。また、宮﨑駿監督がジブリパークに爪痕を残したいと述べ「作ってやる!」と制作を決めた経緯が紹介されました。
第2部の発言と追加展示
第2部では宮崎監督が「短編映画を作ったというよりアトラクションを作ったという気持ちが大きい」と制作意図を述べ、山下監督は原案スケッチを一目で気に入り製作に至った経緯を明かしました。山下監督は舞台となる魔女の谷が現地と近接している点を鑑賞の魅力として挙げ、映画を見る順序による体験の違いに触れました。
あわせて、企画展示室で行われている「ジブリがいっぱい展」についても展示のリニューアルが発表され、鈴木敏夫プロデューサーにまつわる展示が新たに加わったことが明示されました。これにより展示の幅が広がり、制作やプロデュースに関する背景理解が深まる構成になっています。
ジブリパークの基本情報、チケットとアクセス、まとめ
ジブリパークはスタジオジブリ作品の世界を実際の公園施設として表現した場所で、5つのエリア(ジブリの大倉庫、青春の丘、どんどこ森、もののけの里、魔女の谷)が愛・地球博記念公園(愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1)にあります。施設情報は公式ウェブサイト(https://ghibli-park.jp/)で案内されています。
ジブリの大倉庫内の展示「パノラマボックス展」「ジブリがいっぱい展」および映像展示室オリヲン座での『魔女の谷の夜』の鑑賞には、ジブリの大倉庫に入場できるチケットが必要です。チケットは予約制で、販売はBoo-Wooチケットほかの取扱いがあります。公式の情報発信はX(@ghibliparkjp、https://x.com/ghibliparkjp)でも行われます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| パノラマボックス展開始日 | 2026年7月8日(水) |
| 展示点数 | 宮﨑駿描き下ろし31点(長編・短編・新作を題材) |
| 展示会場 | ジブリの大倉庫 企画展示室(ジブリパーク) |
| 『魔女の谷の夜』上映開始 | 2026年7月8日(水)より当面の間(映像展示室オリヲン座) |
| 『魔女の谷の夜』上映時間 | 約14分 |
| 原案・監督・音楽など | 原案:宮崎吾朗/監督:宮崎吾朗、山下明彦/音楽:武部聡志/制作:スタジオジブリ |
| 声の出演 | ジェシー(SixTONES)、アイナ・ジ・エンド |
| ジブリパーク住所 | 愛・地球博記念公園(愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1) |
| チケット種別 | ジブリパーク 大さんぽ券プレミアム、ジブリパーク 大さんぽ券スタンダード、ジブリパーク ジブリの大倉庫の3券種(要予約) |
| チケット販売 | Boo-Wooチケット(https://l-tike.com/bw-ticket/ghibli/ghibli-park/)ほか |
| 公式情報 | 公式サイト:https://ghibli-park.jp/ / 公式X:@ghibliparkjp(https://x.com/ghibliparkjp) |
本稿では、ジブリパーク(愛知県長久手市)で2026年7月8日から始まる企画展示「パノラマボックス展」とオリジナル短編『魔女の谷の夜』の内容、7月7日に行われた記者会見での監督発言、ジブリがいっぱい展のリニューアル点、チケットや会場情報について整理しました。詳細な施設案内や最新のチケット情報は公式サイトおよび公式Xアカウントで確認することができます。