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尿で15分判定するNB-200が本格発売、救護袋と連携

NB-200本格発売

開催日:7月1日

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NB-200本格発売
これって医療現場で使う診断キットなの?
NB-200は研究用の尿中L‑FABPキットで、診断・治療目的ではありません。採血不要で現場の重症化リスクの参考情報を得る補助ツールです。症状がある場合は医療機関受診を優先してください。
いつから買えて、誰が導入すればいいの?
NB-200は2026年6月にテスト販売、2026年7月から本格発売。建設現場やスポーツ大会、学校、自治体など救護体制の整備が必要な現場での導入が想定されています。

増え続ける熱中症搬送と、法改正が突きつける「発症後の初動」必要性

総務省消防庁の集計によると、2025年5月から9月にかけての熱中症による救急搬送人員は100,510人に達し、2008年の調査開始以降で初めて10万人を超えました。搬送直後に死亡が確認されたのは117人で、特に2025年6月の搬送者数は月別で過去最多の17,229人となっています。こうした数字は、従来の「予防中心」の対応だけでは不足する現実を示しています。

加えて、2025年6月に改正された労働安全衛生規則により、職場における熱中症対策の法的義務が強化されました。企業、自治体、教育機関などで単に予防策を整えるだけでなく、発症後の初動体制を整備することが求められています。外見や本人の訴えだけでは臓器障害の有無を判断しにくい事例が存在する点が、初動対応の重要性を高めています。

  • 2025年5月~9月:救急搬送人員 100,510人
  • 2025年6月:搬送者数 17,229人(単月過去最多)
  • 搬送直後の死亡:117人
  • 2025年6月:労働安全衛生規則改正により義務化強化

外見上は意識清明であるにもかかわらず、臓器がすでにダメージを受けている可能性がある点は重要です。研究では、中等度(グレードII)と判断された患者の一部に血清クレアチニン上昇を伴う腎機能障害が確認されており、見かけだけで安心することのリスクが指摘されています(Nephrology Dialysis Transplantation 2022の前向き観察研究など)。

【熱中症対策の義務化強化】「冷やして終わり」にしない、熱中症対策へ。尿15分で“隠れ重症化”を防ぐ「初動救護パッケージ」販売開始!企業・自治体・教育機関の導入急務に対応 画像 2

「冷やす」と「見る」を組み合わせた初動救護パッケージの全体像

ナインバード株式会社は、救急隊到着までの間に現場で行うべき初動対応を「予防→救護→確認」の3ステージで定義し、既存の熱中症救護袋(NB-001)に、尿中バイオマーカーを用いた検査キット(熱中症リスクPro NB-200)を組み合わせたパッケージを提案します。目的は、冷却だけで終わらせず、現場で重症化リスクの参考情報を得ることです。

この提案は「冷却(浸漬冷却など)」と「測定(尿中L-FABPによる重症化リスクのサイン確認)」を一体化するもので、救急搬送前の空白時間を埋めることを意図しています。NB-200は採血不要で、屋外現場やスポーツ会場、学校など医療機関以外の場所でも運用できる点が特長です。

3ステージの役割と製品対応

提案する3ステージの役割と対応製品は以下の通りです。各ステージを明確に分けることで、現場対応の標準化と情報伝達の質向上を目指します。

ステージ 役割 製品・対応
1:予防 水分・塩分補給、休憩、WBGT管理 既存の暑熱対策を徹底
2:救護 救急隊到着前の初動冷却 熱中症救護袋(NB-001)
3:確認 尿で重症化リスクのサインを確認 熱中症リスクPro(NB-200)

従来はステージ1が中心でしたが、本提案はステージ2と3を現場に導入することにより、救急搬送までの間に得られる情報を充実させる点が特徴です。

製品詳細:NB-001(救護袋)とNB-200(熱中症リスクPro)

ここでは両製品の仕様、価格、使い方、注意点を網羅的に示します。発表内容に基づき、寸法や重量、測定原理、所要時間などの具体的な数値を含めて紹介します。

NB-200はタイムウェルメディカル株式会社が開発・製造する研究用キットであり、ナインバードは導入販売を行います。NB-200は研究用であり、診断・治療目的ではない旨の注意書きがあります。NB-001は医療機器ではなく、救急隊到着までの補助ツールとして位置づけられています。

熱中症救護袋 NB-001(製品概要)

NB-001は即時の浸漬冷却と搬送補助を目的とした物理的ツールです。現場での迅速な冷却を想定して設計されています。

製品名 熱中症救護袋
型番 NB-001
使用サイズ 1960×580×300mm
収納サイズ 700×550×60mm
重量 2.0kg
材質 ナイロン・PVC
必要水量 80L~130L
耐荷重 100kg
特許 出願中
希望小売価格 50,000円(税抜)/55,000円(税込)

NB-001は現場での注水による浸漬冷却が可能で、搬送補助や写真・映像によるデモンストレーションが行える設計です。救急隊到着前の一次対応を物理的に支援することを目的としています。

熱中症リスクPro NB-200(製品概要と測定原理)

NB-200は尿中L-FABP(Liver-type Fatty Acid Binding Protein)を用いた迅速イムノクロマト法による研究用測定キットです。採血を必要とせず、現場で15分程度で結果確認ができる点が最大の特長です。

製品名 熱中症リスクPro
型番 NB-200
測定方法 尿を用いた迅速イムノクロマト法(L-FABP)
所要時間 最短15分
操作 3ステップ(採尿→滴下→確認)
特徴 採血なし・非侵襲/機器不要・現場完結
梱包 1箱10個入り(10回分)
希望小売価格 29,800円(税抜)/32,780円(税込)
位置づけ 研究用キット(診断・治療を目的とはしない)
開発・製造 タイムウェルメディカル株式会社

L-FABPは腎臓の近位尿細管に特異的に発現する分子量約14kDaの脂肪酸結合タンパク質で、腎臓がストレスを受けると尿中に排泄されるため、急性腎障害(AKI)の早期バイオマーカーとして注目されています。尿中L-FABPの測定は、現場で迅速に腎臓への負担のサインを把握する手段として有用です。

現場での運用手順と救急隊への引き継ぎ情報

実際の運用は、発見から救急隊への引き継ぎまでを6ステップで想定しています。各ステップの中で必要な記録や、NB-200の採取条件、冷却の運用判断基準を示します。

また、現場で得た情報を救急隊へ的確に伝えることで、受診先医療機関での診断・治療につなげやすくなることが期待されます。NB-200の結果はあくまで参考情報であり、診断を確定するものではない点に留意が必要です。

現場での6ステップ(詳細)

  1. 熱中症が疑われる方を発見:意識状態、呼びかけへの反応、ふらつき、けいれん、体温感覚などを確認する。
  2. 涼しい場所へ移動し、救急要請:日陰や屋内へ移動し、必要に応じて#7119や119番へ通報する。
  3. 衣服をゆるめ、冷却準備を開始:熱中症救護袋を広げ注水準備を行う。経口補水が可能なら実施する。
  4. 熱中症救護袋に注水し、浸漬冷却を実施:必要水量は80L~130Lを目安に使用し、呼吸・意識・寒さの訴えを観察する。
  5. 状態を見守りながら安全に排水と採尿:自力採尿が可能な状態であればNB-200で採尿→滴下→結果確認を行う(所要時間:最短15分)。
  6. 救急隊へ状況を引き継ぐ:発見時の状態、冷却開始時間、注水量、経口補水の有無、症状の変化、NB-200の結果(ラインの有無)を伝える。

引き継ぎ例として、次のような具体的記述が想定されます。「14時15分に発見、14時20分に冷却開始、注水80L、経口補水後、意識清明だが嘔気あり、尿キットでラインあり(重症化リスクのサインあり)」といった形で、時刻や注水量、検査結果を明文化することが望まれます。

エビデンスと専門家のコメント

尿中L-FABPに関する研究は複数の研究グループにより蓄積されており、Scientific Reports 2025、Nephrology Dialysis Transplantation 2022、Journal of Applied Physiology 2022などを含む13本以上の査読付き論文が存在します。これらは自衛隊員、マラソン大会参加者、中高齢者など多様な対象で検証された研究です。

ナインバード代表取締役・千田泰史氏は、大阪大学との3年間の共同研究の成果を背景に、「救急隊到着前の空白時間を埋める」という視点でNB-001とNB-200の組み合わせを導入する意義を説明しています。聖マリアンナ医科大学 客員教授・菅谷健氏も、労作性熱中症における急性腎障害リスクの過小評価を指摘し、本キットが現場で重症化リスクのサインを察知する参考になることを期待しています。

導入スケジュール、出展情報、会社概要と連絡先

ナインバードはNB-200を2026年6月からテスト販売し、2026年7月より本格発売を開始します。導入対象は建設業、スポーツ業界、教育機関、自治体などで、2026年夏季から本格導入を始める計画です。さらに展覧会等での出展を通じて周知を図ります。

以下に公表された出展日程、導入時期、会社連絡先を列挙します。製品はそれぞれの用途や導入規模に応じた検討が必要です。

  • 2026年6月:NB-200 テスト販売開始
  • 2026年7月:NB-200 本格発売開始
  • 2026年7月15日~17日:猛暑対策展(東京ビッグサイト)出展
  • 2026年8月20日~22日:第34回日本運動生理学会 出展
  • 2026年夏季:建設業、スポーツ業界への本格導入開始
  • 2026年9月16日~18日:緑十字展(札幌市スポーツ交流施設つどーむ)出展
  • 2027年度~:教育機関、自治体防災計画への組み込み推進
  • 2030年度目標:全国の暑熱現場への広範な導入
会社名
ナインバード株式会社(大阪市中央区)
代表
代表取締役 千田 泰史
所在地
〒541-0052 大阪市中央区安土町3-4-14 マツダビル6階
電話
TEL 06-7777-1550
お問い合わせ(報道機関)
担当:千田 泰史/E-mail:senda@n-bird.com
関連サイト
https://www.n-bird.com

注意事項として、NB-200は研究用キットであり診断・治療を目的としたものではありません

本記事の要点まとめ

以下の表に、本記事で取り上げた製品、発売時期、主要スペック、価格、出展予定、連絡先などを整理しました。現場での導入検討や情報共有に役立つように主要情報を一つにまとめています。

項目 内容
発表日 2026年7月8日 11時10分(ナインバード株式会社)
製品(冷却) 熱中症救護袋(NB-001)/使用サイズ1960×580×300mm/必要水量80L~130L/価格50,000円(税抜)/55,000円(税込)
製品(測定) 熱中症リスクPro(NB-200)/尿中L-FABP測定/所要時間最短15分/1箱10回分/価格29,800円(税抜)/32,780円(税込)/研究用キット(診断目的ではない)
発売スケジュール NB-200:2026年6月テスト販売、2026年7月本格発売
開発・製造 NB-001:ナインバード(開発・製造・販売)/NB-200:タイムウェルメディカル(開発・製造)
エビデンス L-FABPに関する査読付き論文13本以上(例:Scientific Reports 2025、Nephrology Dialysis Transplantation 2022 等)
出展予定 2026年7月15~17日 猛暑対策展(東京ビッグサイト)、2026年8月20~22日 日本運動生理学会、2026年9月16~18日 緑十字展 等
導入対象 建設業、スポーツ業界、教育機関、自治体など暑熱現場全般
連絡先 ナインバード株式会社/TEL 06-7777-1550/E-mail senda@n-bird.com/URL https://www.n-bird.com

本稿では、救急搬送数が増加する現状と法改正に伴う初動対応の必要性、ナインバードによる「冷却」と「測定」を組み合わせた初動救護パッケージの構成・仕様・運用手順・エビデンス・出展予定・連絡先までを整理しました。NB-200は研究用キットであり、現場での運用はあくまで重症化リスク把握の参考情報として位置づけられるため、症状がある場合は医療機関への受診や救急通報を最優先する必要があります。